豊橋市老人ホーム・介護施設・高齢者住宅胃ろうに対応できる施設から探す

1件の老人ホーム・介護施設・高齢者住宅が見つかりました

地域

施設種別

併設
サービス

特徴

病気対応

月額費用

胃ろうを受け入れ可能な老人ホーム・介護施設・高齢者住宅豊橋市から探す

1件中 1〜1件目

ココファン豊橋大手町とよはしおおてまち

サービス付き高齢者向け住宅

アクセス

①JR東海道線「豊橋」駅より徒歩15分 ②豊鉄東田本線「札木」駅より徒歩3分

2018年1月オープン!最寄り駅の札木駅下車徒歩3分、259号線に近く車でのお越しに便利なサービス付き高齢者住宅(サ高住)です。豊橋駅から徒歩15分。利便性の高い場所に位置しています。 【お問い合わせ・資料請求・内覧のご予約受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ お1人部屋・お2人部屋をご用意しています。安全に留意したバリアフリー設計の個室です 【Aタイプ】 洗面台・トイレ・を備えた1人部屋です(18.04㎡) 【Bタイプ】 洗面台・トイレ・クローゼット・ミニキッチン・浴室を備えた2人部屋です(25.36㎡) 【Cタイプ】 Aタイプにクローゼットとミニキッチンを備えた2人部屋です(33.26㎡) 【Dタイプ】 Bタイプの設備で更に広々とした2人部屋です(37.43㎡) ※お2人ご一緒に「1人部屋×2室」にご入居される場合、「生活支援サービス費」がお得になります! <詳しくはこちらをご覧ください> ◆24時間365日介護スタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆お食事◆ お食事は栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。ご希望に応じて注文いただけます(召し上がった分だけお支払いいただきます)。ご自分でご用意いただくことや、外食も可能です。 ◆併設サービス◆ ・訪問介護 介護職員がお部屋に訪問し、身体のケアや生活支援を行います ・デイサービス 要支援・要介護認定を受けている方が、食事や入浴などの介護や介護予防 プログラムを受けることができる通いの介護サービスです。 ※学研のデイサービスは認知症予防「脳元気タイム」や運動、レクリエーションなどをご提供しています。詳しくは <こちら>をご覧ください ※要支援・要介護度合いに応じて、必要なサービスを受けることが可能です、また外部の事業所のご利用が可能です ◆医療・看護連携◆  ・「さかとクリニック」を併設 ・外部医療機関や訪問看護と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます。

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介護型居室の空室状況

1人用

満室

2人用

満室

月額費用 110,000円〜177,700円
入居時費用
  • 敷金:賃料2ヶ月分
  • 住所 愛知県豊橋市大手町101
    併設する
    介護サービス
    訪問介護、デイサービス(通所介護)、クリニック
    特徴 介護・認知症タイプ、自立・支援タイプ、2人で住める、デイサービス併設、徒歩圏内

    豊橋市の老人ホームの種類ごとの施設数と空室数

    施設の種類
    施設数
    空室
    サービス付き
    高齢者向け住宅

    1

    0

    グループホーム
    -
    -
    介護付き
    有料老人ホーム
    -
    -
    住宅型
    有料老人ホーム
    -
    -

    よくある質問

    A

    豊橋市で最も月額費用が安い介護施設は「ココファン豊橋大手町」です。

    月額費用は110,000円です。

    有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどの民間施設は、施設ごとに費用プランが様々です。予算や利用したいサービスなどに合わせて、最適な施設を選択することが重要です。

    月額費用が安い豊橋市の介護施設を探す

    A

    豊橋市で認知症対応ができる施設は1件です。

    民間施設の中でも、グループホームは認知症患者の方を主な対象としています。

    介護・医療のサービスが充実している介護付き有料老人ホームでも、認知症対応ができる施設が多いです。

    また近年では、軽度の認知症であればサ高住や住宅型有料老人ホームにも受け入れ可能な施設が多く、学研ココファンでもこうした施設を多数取り扱っています。

    A

    豊橋市で自立・要支援向けの施設は1件です。

    民間施設の中でも、要支援・自立の方に特におすすめなのはサービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームの2種類です。

    いずれも幅広い介護度の方に対応可能な施設です。

    豊橋市の自立から介護までの複合型施設を探す

    A

    豊橋市でデイサービス併設の施設は1件です。

    最新の住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、訪問介護やデイサービスなどを併設している場合が多いです。

    これらのサービスを利用すれば、常に介護スタッフがそばで見守ってくれるため、より安心な暮らしを送ることができます。

    またこのような施設では、施設に併設された事業所だけでなく、外部の居宅サービスを利用することも可能ですので、利用するサービスの自由度が高い点も魅力です。

    豊橋市の特集から探す

    認知症対応が可能な施設特集

    認知症対応が可能な施設一覧はこちら。認知症の方の介護は、ご自宅ではなかなか難しいもの。快適に暮らせる住環境を備えた、認知症の方向けの老人ホームをご紹介します。

    胃ろう対応ができる施設特集

    胃ろうの対応が可能な施設一覧はこちら。認知症同様、胃ろうのケアも自宅では難しい場合が多いでしょう。胃ろう対応可能な介護・看護体制を整えた施設を集めました。

    自立・要支援の方におすすめな施設特集

    自立・要支援の方向けの施設一覧はこちら。元気な方が活気のあるシニアライフを送れるような、レクリエーションなどが充実した施設をご紹介します。

    夫婦で入居可能な施設特集

    夫婦で入居が可能な施設の一覧はこちら。二人用の居室は需要が高く、すぐに満室になってしまうため、夫婦での入居を希望する場合は早めの情報収集が必要です。

    訪問介護併設の施設特集

    訪問介護を併設している施設の一覧はこちら。サ高住などの施設内で訪問介護を併用することで、より充実した身体介護サービスを受けられます。

    豊橋市の周辺地域一覧

    豊橋市の老人ホームの特徴と動向

    豊橋市の様子

    愛知県豊橋市は愛知の東側にあり、三河湾に面する都市です。

    愛知は関東・関西を繋ぐ橋渡し的な位置にあり、中でもJRなど大きな鉄道やバイパスなど大きい道路が利用できる豊橋市は交通アクセスも良好です。

    今回は、豊橋市における介護と老人ホーム事情について解説しましょう。

    豊橋市の地理的特徴と介護施設の特徴

    昔から交易や流通で栄える愛知県豊橋市は、国に莫大な収益をもたらしてきた日本の重要な都市のひとつです。

    交通も便利で名古屋・東京などの中心地にもアクセスしやすい豊橋市は、2000年以降も人口減少の波に乗らず人口増加し続けてきました。

    人口は、令和3年11月1日現在で373,104人。

    今後は人口減少していくものと推測される豊橋市ですが、現時点では人口・経済性の面で豊かであることもあり、介護施設においてはかなり充実しています。

    具体的には、サービス・種類ともに幅広い選択肢があり、数も充実しているため個々のニーズに合った施設が利用可能です。

    とくに豊橋市では高齢者住宅が豊富で、他の都市と比較しても多くの施設があります。

    サービス付きのものなど多様なニーズに合わせた高齢者住宅があるほか、費用面でも幅広い選択が可能です。

    また、豊橋の介護施設は全体的に費用は安めの傾向で、安心して利用することができます。

    豊橋市の介護利用における費用については、以下で詳しく解説しましょう。

    豊橋市の介護施設価格概観

    豊橋市におけるココファン介護施設の入居金・月額費用それぞれの平均値・中央値は以下になります。

    <入居金>

    地域 平均値 中央値
    豊橋市 175,500円 175,500円
    全国平均 297,256円 194,500円

    <月額費用>

    地域 平均値 中央値
    豊橋市 143,850円 143,850円
    全国平均 169,518円 158,250円

    ココファン施設で提供されるサービスは信頼でき、安心して利用できます。

    表をみてわかるように、豊橋市は、全国のココファン施設の中でも入居金・月額費用共に安めの費用で済む傾向です。

    豊橋市の介護施設は、全国平均よりも月々約1~2万円ほど安い金額で利用できるので介護費用の捻出が難しいという家庭でも利用しやすいと言えるでしょう。

    施設の種類も幅広いため、予算に合わせた施設選びも可能です。

    豊橋市の高齢者人口

    豊橋市の高齢者人口推移

    豊橋市の高齢者人口は、令和3年度10月時点で96,901人と発表されています。

    高齢者人口は全国的に年々増加していますが、とくに豊橋市では高齢化率が26%となり上昇し続けており、高齢化による影響が深刻です。

    近年まで人口が増え続けていた豊橋市ですが2008年以降は人口減少が著しくなり、高齢者増加だけでなく子供や働き盛りの世代の減少も問題となっています。

    豊橋市では、今後も生産人口の減少に伴い高齢化率は増加する見込みであり、高齢者向けの施設の増設や介護人材の育成など高齢者増加における対応が急がれます。

    ::出典:豊橋市公式ホームページ::

    豊橋市の介護施設の状況

    豊橋市における令和2年9月時点の介護施設状況は以下の通りです。

    <豊橋市中央区の種類別施設数>

    種類 施設数 75歳以上千人あたりの施設数(豊橋市) 75歳以上千人あたりの施設数(全国)
    訪問型介護施設数 95 2.31 3.25
    通所型介護施設数 149 3.62 3.43
    入所型介護施設数 60 1.46 2.17
    特定施設数 7 0.17 0.32
    居宅介護支援事業所数 73 1.77 2.41
    福祉用具事業所数 37 0.90 0.80
    介護施設数(合計) 422 10.25 12.40

    出典:日本医師会 豊橋市

    豊橋市の介護施設状況を全国平均と比較すると、全体数としては数が少ない傾向になります。

    中でも、とくに施設数が少ないのは訪問型介護施設で、続いて老人ホームなどの入所型介護施設も全国平均と比較すると数が少ないです。

    一方で、デイサービスなどの通所型介護施設は全国平均を上回っており、需要が多いことが伺えます。

    豊橋市の要介護認定者数

    豊橋市の要介護認定者数推移

    2015年時点では、豊橋市における要介護認定者数は13,461人と発表されました。

    豊橋は高齢化の勢いに則って要介護認定者数は年々増加の一途を辿っています。

    増加の推移としては、2015年度に新たに認定された人が13,461人、2020年には認定者数15,055人と増えており、また今後としては2025年には17,081人、2030年には18,799人と、さらに1000人前後単位で増加していく予想です。

    介護を要する高齢者の増加に伴って、さまざまな介護サービス需要も増加しており、豊橋市では介護サービス・施設の増設が急がれます。

    豊橋市の今後の課題としては、

    • グループホーム増設
    • 認知症対応のデイサービス充実

    などが挙げられ、早急に対応していかなければいけません。

    出典:豊橋市

    豊橋市の高齢者相談窓口は?

    豊橋市では、高齢者向けのサービスを利用する方とその家族が相談できる窓口を設けています。

    • 高齢者向けの総合的な相談窓口
    • 金銭管理などの代行についての相談窓口
    • 心と体の健康についての相談窓口
    • 薬物・アルコールなどの悩み相談窓口
    • 法律に関する相談窓口

    高齢者の権利を守る活動や介護予防を呼びかける講習を行っている地域包括センターでは、総合的な相談窓口ともなっており、介護サービス利用をはじめとしたさまざまな相談を受け付けています。

    また、認知症などによって金銭管理・預金管理・高齢者向けサービスの契約などが難しくなった際に相談できるのが成年後見支援センターで、管理の代行サービスなどが利用可能です。

    さらに、不眠症・うつなどで辛い日々を送っている方とそれを支える家族のためのこころの健康相談では、臨床心理士と話をすることで心を軽くする方法を探っていきます。

    その他にも法律・薬物・アルコール依存症などに悩む高齢者とその家族のための相談窓口が設置され、高齢者が抱える悩みに対して幅広く対応可能です。

    豊橋市独自の介護サービスについて

    豊橋市では、将来介護生活になる高齢者を予防する目的で、以下のような独自の介護サービス事業を行っています。

    • ええじゃないか豊橋 ほの国体操
    • 体操で若返り教室
    • 高齢者向けスポーツ大会
    • とよはし健康マイレージ

    中でも地元の大学と市が協力で作ったええじゃないか豊橋 ほの国体操は、用途や難易度によって7つに構成された5~15分の簡単な体操で、高齢者が無理なく楽しんで健康づくりに取り組むのに一役買っています。

    また豊橋市では、高齢者が運動習慣について学べる無料の教室高齢者向けスポーツ大会などを開催するなどし、シルバースポーツの普及を推進中です。

    さらに市ではとよはし健康マイレージという独自のポイント制度を設け、健康に関するイベントや教室への参加・健康診断受診などでポイントがたまることで高齢者が積極的に事業に参加できるような仕組みを作っています。

    その他にも、事業推進を手伝う人材育成に力を入れるなどし、豊橋市では高齢者がいつまでも健康的で介護がいらない生活が送れるよう独自の事業を推進中です。

    豊橋市の地域包括ケアシステム

    地域包括ケアシステム

    豊橋市では、市が一体となって高齢者福祉に取り組むための地域包括システムの構築を推進中です。

    地域包括ケアシステムとは、高齢者を支えるサービスを地域で一体的に提供するシステムのことを指し、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるケアシステム構築が国をあげて取り組まれています。

    地域包括システムは、団塊世代が75歳以上となる2025年を目途に全国的に設置が進められており、要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最期まで続けることができるよう、市町村や都道府県が地域の自主性に基づいて地域の特性に応じて作り上げていくことが必要です。

    豊橋市では、70歳以上の高齢者に対して

    • 電車やバスの乗車券
    • タクシー料金助成乗車券の交付 などを行っています。

    豊橋市は、高齢者が住みよい街づくりのための福祉事業として、高齢者が公共交通機関の利用をしやすい環境を作り市民全体が高齢者を見守る体制を構築中です。

    胃ろうの方の老人ホーム選びのポイント

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長

    矢野 大仁 先生

    胃ろうを行っている方が、老人ホームを選ぶ際に重視すべきポイントについて解説します。

    そもそも胃ろうでも老人ホームに入れるの?

    相談の様子

    2012年頃までは、老人ホームの約70%で胃ろうの方の受け入れを制限していました。

    その要因は、胃ろう対応出来る環境が整っている老人ホームが少なかったためです。

    しかし、2012年に行われた介護保険法の改正により、現在は胃ろう対応が出来る老人ホームが増加してきています。

    とはいえ、胃ろうのケアは看護師や医師が行う医療行為であるため、どこの老人ホームでも受け入れられるわけではないのです。

    胃ろうの方の老人ホームへの入居は、近隣の医療機関との連携や、介護職員の人員体制、看護師等医療職員の配置、老人ホームの設備といった、老人ホームの受け入れ体制が整っていることが条件になります。

    胃ろうの方や、体調に不安がある方は、希望する老人ホームの医療の連携、介護体制について十分に確認した上で入居を検討しましょう。

    胃ろうの基本情報

    胃ろう

    胃ろうについて、詳しく解説していきます。

    胃ろうが必要な状態

    胃ろうが必要になるには、下記のような状態にあることが考えられます。

    • 床ずれ(褥瘡)対策の栄養確保をしたい場合

    寝たきりの状態で起こる床ずれの原因の1つとなるのが、栄養不足があります。

    胃ろうで足りない栄養を補うことで、床ずれの悪化を防いだり、場合によっては体の機能回復に繋がることがあります。

    • 口からの栄養確保が出来ない場合

    認知症や意識障害、脳血管疾患や神経筋疾患などの影響で口から食べることが難しい場合や、点滴では栄養が不足するときに胃ろうで対応することがあります。

    • 嚥下機能の低下している場合

    加齢や病気の影響で、嚥下機能が低下した場合に、誤嚥を防ぐ目的の1つとして胃ろうで対応することがあります。

    腸ろうの場合

    腸ろうは、お腹に小さな穴を開けて、そこから小腸まで栄養を通す管(カテーテル)を通し、直接小腸まで栄養を送る処置です。

    本来は胃ろうで対応することが多いですが、胃がんなどの理由で胃ろうを作ることが出来ない患者さんへの処置として、腸ろうを作ることが多いです。

    介護的なケアは胃ろうと同じように行うことが多いですが、腸ろうの場合は胃ろうよりゆっくりと栄養を流さなくてはならず、時間と手間がかかります。

    人員確保の面で、受け入れが難しい施設が多いのが現状です。

    その他の経管栄養の場合

    経管栄養は、口からの食事が難しくなった場合、胃までカテーテルを通して栄養を送る方法です。

    胃ろうも経管栄養の1つです。

    胃ろう以外では、鼻から胃までカテーテルを通す、経鼻経管栄養などが代表的です。

    経鼻経管栄養の場合は、手術をすることなく行えるので、身体機能の回復により取り除くことも可能です。

    胃ろうも経管栄養の1つですが、経管栄養の方の受け入れを容認している施設でも、胃ろうの方の受け入れをしていない場合があるため、注意が必要です。

    胃ろうの方の在宅介護は非常に大変

    胃ろうは誤嚥の心配がなくなり、介護が楽になると言われることがあります。

    楽になる部分ももちろんありますが、家族による胃ろうの管理は、非常に大変です。

    管理が不十分だと、感染症などのリスクもあります。

    本人の状態を悪化させてしまう可能性も考えられます。

    そのため、介護サービスを利用するなどして、プロに任せることも必要です。

    胃ろうのメリット

    胃ろうのメリット・デメリット

    胃ろうのメリットとして、主に以下のようなものが挙げられます。

    栄養素の確保がしやすい

    胃ろうの最大のメリットともいえるのが、栄養素の確保がしやすいという点です。

    口から食べることが困難になると、必要な栄養素が不足しがちです。

    胃ろうの場合は、胃に直接送り込むことが出来るため、必要な栄養素を確保したり、必要なカロリーを摂取することに役立ちます。

    口から食事もできる

    口から食べることが困難になった方が胃ろうの処置をすることが多いですが、胃ろうの方も口から食事をすることが出来ます。

    胃ろうは腹部にあるため、喉や食道にカテーテルが通っていない分、経鼻経管栄養などと比べると口からの食事はしやすいと言えます。

    また、嚥下訓練もしやすい特徴があります。

    洋服で隠すことができる

    胃ろうは腹部についているため、洋服を着てしまえば見た目では胃ろうがあるかどうか分からない点がメリットといえます。

    鼻からカテーテルを通す経鼻経管栄養は、隠すことが難しく、違和感などから引き抜いてしまう方もいますが、胃ろうは目立ちにくく、引き抜く心配が少ないというところがメリットです。

    運動やリハビリへの影響が小さい

    胃ろうがあっても、基本的な運動やリハビリで体を動かすことは可能です。

    胃ろうは洋服で隠すことが出来る点や、カテーテルが見えていないことからも、運動やリハビリに支障が少ないことも特徴です。

    また、口からも食べることが出来るため、嚥下訓練を行うことも可能です。

    入浴可能

    医師の許可があれば、入浴することも可能です。

    入浴の際は特別な処置をすることなく、普段通り入浴をすることが出来ます。

    カバーをすることなく入浴が出来るため、介護する人の負担軽減にも繋がります。

    清潔を保つことは皮膚トラブルの防止にもなりますし、胃ろうが付いている周辺の化膿防止にも繋がります。

    誤嚥性肺炎の予防に効果がある

    胃ろうは胃に直接栄養を送るため、誤嚥性肺炎の予防に繋がります。

    嘔吐物などの胃酸による化学性肺炎の防止にも効果があります。

    ただし、唾液等の誤嚥による細菌性肺炎はリスクが上がる可能性がありますが、口腔ケアを行ったり、口から少量でも食事を摂ることで細菌性肺炎のリスクを予防することに繋がります。

    胃ろうのデメリット

    一方で、胃ろうには以下のようなデメリットも存在します。

    手術の必要がある

    胃ろうは腹部に小さな穴を開けて設置するため、穴をあける外科手術が必要です。

    手術には抵抗がある人も多く、その点がデメリットといえます。

    ただ、胃ろうの手術は内視鏡を使って行うため、30分程度の短い時間で終わります。

    合併症のリスクも

    胃ろうで起こる可能性がある合併症には、汎発性腹膜炎や創部感染症などのリスクがあります。

    合併症に関しては胃ろうに限らず、他の経管栄養法でも発生する可能性はあります。

    むしろ、胃ろうの場合には合併症のリスクが他の経管栄養法よりも少ないとされています。

    口腔ケアが必要

    口から食べる機会が減少することで、口臭や細菌の増加など、口腔トラブルが発生しやすくなります。

    こうした口腔トラブルは、食べる機会が減ることで唾液の分泌が減り、自浄作用が低下することで起こります。

    口腔内のトラブルを防ぐためにも、適切な口腔ケアを行うことが大切です。

    逆流することがある

    胃に注入する栄養剤は液体のため、逆流する可能性があります。

    逆流してしまうと誤嚥に繋がることもあるので、栄養剤を注入している最中と、注入後は30度以上上半身を起こしておく必要があります。

    また、体質的に胃に入れたものが逆流しやすい症状を持っている人もいます。

    このような場合は、とろみのついた栄養剤で症状が抑えられる場合があります。

    胃ろうの設置は本人の意思確認も重要

    日本の胃ろう利用者は25万人以上とも言われており、世界的に見ても日本は胃ろう患者が多いことが知られています。

    ただ、日本では胃ろうを望まないとする人が8割以下と少ない傾向があり、本人の意思と尊厳の重視に注目されています。

    胃ろう設置の最大の目的は生命維持であることが大半ですが、決して胃ろうが延命治療とは断言できません。

    胃ろう患者の介護施設受け入れも増えてきたため、介護施設入居にあたって胃ろうの選択肢を辞めるという必要性はほぼ無くなりました。

    そのため、本人の意思をしっかり確認し、家族も納得した上で検討することが大切です。

    胃ろうが必要な方の介護施設の入居条件

    胃ろうは医療行為のひとつで、2012年までは主に看護師が行うケアでした。

    現在は、看護師などの医療従事者以外に、家族や所定の研修を受けた介護職員が胃ろうの対応が出来るようになりました。

    とはいえ、どの介護施設でも受け入れられるわけではありません。

    胃ろう患者が断られる理由には、

    • 看護師が日中、もしくは24時間常駐がない
    • 介護職員への研修が進んでいない
    • 胃ろう患者のための設備が整っていない

    このような理由から断られることがあります。

    胃ろうの方が施設を探す場合には、検討段階から胃ろうを使用していることを伝え、入居後安心して暮らせる環境かどうかをしっかり確認することが大切です。

    胃ろう対応可能な介護施設選びで重視する点

    それでは実際に、胃ろうの方が施設選びをする場合、どのような施設を選ぶべきか紹介していきます。

    口腔ケアに精通している

    口腔ケア

    胃ろうの方で、口から食べる機会が減ると、口腔内の状態が悪くなりがちです。

    口から食べる機会が減ることで、口の中を清潔に保つ重要な役割を持っている唾液の分泌が減るためです。

    口の中に細菌が繁殖すると、虫歯や口内炎になったり、口臭の原因になったりします。

    肺炎にかかる可能性などもあります。

    そのため、口腔ケアによって口腔内を清潔な状態に保つ必要があります。

    口腔ケアをしっかり行っている施設を選ぶ基準にしましょう。

    入居者の体を清潔に保とうとしている

    胃ろうを設置していると、入浴が出来ないイメージがあります。

    実際には胃ろうに特別な保護をしなくても、普段通り入浴をすることが出来ます。

    入浴後も、胃ろうを入れ替えたり、消毒をしたりすることなく、普段通りのケアで充分です。

    むしろ、胃ろうが不潔な状態になると、感染症などの心配もあります。

    そのため、身体を清潔な状態に保つ必要があり、入浴や清拭によって体を清潔に保とうとしているかどうかは、必ず確認が必要です。

    栄養剤にこだわっている

    胃ろうで使われる栄養素には、タンパク質が分解された状態で含まれる「消化態栄養剤」と、分解前のタンパク質がそのまま含まれている「半化態栄養剤」の2種類あります。

    この2種類の栄養剤から、胃ろうを設置している方の消化能力などを見て、どの栄養剤を使用するか、医師や看護師と連携をとりながら選択してくれる施設が望ましいです。

    また、胃ろうの方にとって栄養剤等の補給は健常者の食事と同じです。

    胃ろうのチューブに詰まらないように注意して調理されたものであれば、医師の診断の元、何を入れても大丈夫です。

    普通の食事を作るように調理したものや、野菜ジュース、スポーツドリンクなども入れることが出来ます。

    こうした胃ろうの方の"食事"にも気を配っている施設であれば、安心することが出来ます。

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長
    中部療護センター長
    岐阜大学連携大学院脳病態解析学分野 教授(客員)

    矢野 大仁(やの ひろひと) 先生

    1990年岐阜大学医学部卒業、医学博士。大雄会病院などの勤務を経て、学位取得後、2000年から岐阜大学医学部附属病院脳神経外科助手。2010年 准教授、2013年 臨床教授・准教授、2020年4月 中部療護センター入職、2024年4月から現職。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医。脳卒中の他、脳腫瘍、機能的脳神経外科など幅広い診療を行っている。患者さんが理解し納得できるようにわかりやすい説明を心がけている。

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