廿日市市老人ホーム・介護施設・高齢者住宅胃ろうに対応できる施設から探す

1件の老人ホーム・介護施設・高齢者住宅が見つかりました

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胃ろうを受け入れ可能な老人ホーム・介護施設・高齢者住宅廿日市市から探す

1件中 1〜1件目

ココファン廿日市はつかいち

サービス付き高齢者向け住宅

アクセス

広島電鉄「JA広島病院前」駅より徒歩2分

2022年3月オープン!広島電鉄「JA広島病院前」駅より徒歩2分、廿日市市地域医療拠点等整備事業の一環で整備された「介護付き」のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。介護や認知症でお困りの方も、「介護度に応じた一定金額」「24時間介護サポート」「看護体制・医療連携が充実」で安心です。 敷地内にコンビニエンスストアやクリニックといった医療モール、デイサービスや保育園、学習塾を併設しており、多世代が地域のなかで安心して暮らし続けられる街の拠点となっています。 【お問い合わせ・資料請求・内覧のご予約受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ 全71室5タイプをご用意しています Aタイプ(18.00㎡) 定員:1名 室数:36室 居室設備:トイレ・洗面台・クローゼット・エアコン・照明・ スプリンクラー・ナースコール Bタイプ(25.20㎡) 定員:1名 室数:10室 居室設備:トイレ・洗面台・クローゼット・エアコン・照明・ スプリンクラー・ナースコール・リズムセンサー・ミニキッチン・ 浴室・室内洗濯機置場 Cタイプ(33.33㎡) 定員:2名 室数:8室 居室設備:トイレ・洗面台・クローゼット・エアコン・照明・ スプリンクラー・ナースコール・リズムセンサー・ミニキッチン Dタイプ(36.00㎡) 定員:2名 室数:11室 居室設備:トイレ・洗面台・クローゼット・エアコン・照明・ スプリンクラー・ナースコール・リズムセンサー・ミニキッチン・ 浴室・室内洗濯機置場 Eタイプ(54.41㎡~54.90㎡) 定員:2名 室数:6室 居室設備:トイレ・洗面台・クローゼット・エアコン・照明・ スプリンクラー・ナースコール・リズムセンサー・ミニキッチン・ 浴室・室内洗濯機置場 ◆安心のサポート体制◆ 日中看護師駐在 24時間365日介護スタッフ常駐 ◆お食事◆ お食事は栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。ご希望に応じて注文いただけます(召し上がった分だけお支払いいただきます)。ご自分でご用意いただくことや、外食も可能です ※食事形態として主食は、常食・おかゆ・ミキサー食、副食は常食・一口大・きざみ・ミキサー食まで対応可能です ◆医療・看護連携◆  外部医療機関と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます。 ※介護付き有料老人ホームと同様の「特定施設入居者生活介護(以下、特定施設)」の指定を受けた「介護付き」のサ高住です 特定施設は、一般的なサ高住と異なり、「介護サービスが住宅内で包括的に提供される介護保険制度」で、介護保険の自己負担金も介護度に応じた一定金額となっています 介護が頻繁に必要など、介護保険の区分支給限度基準額が気になる方におすすめです(当該事業所のケアマネージャーをご利用いただきます) ※機能訓練としてレクリエーションや学研オリジナルの脳活性プログラムを実施しています

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自立型居室の空室状況 介護型居室の空室状況

1人用

満室

2人用

満室

1人用

満室

2人用

満室

月額費用 118,600円〜227,200円
入居時費用
  • 敷金:賃料2ヶ月分
  • 住所 広島県廿日市市地御前1-3-28
    併設する
    介護サービス
    デイサービス(通所介護)、クリニック、特定施設入居者生活介護
    特徴 介護・認知症タイプ、自立・支援タイプ、自立から介護までの複合型、2人で住める、デイサービス併設、安い・低価格、徒歩圏内

    廿日市市の老人ホームの種類ごとの施設数と空室数

    施設の種類
    施設数
    空室
    サービス付き
    高齢者向け住宅

    1

    0

    グループホーム
    -
    -
    介護付き
    有料老人ホーム
    -
    -
    住宅型
    有料老人ホーム
    -
    -

    よくある質問

    A

    廿日市市で最も月額費用が安い介護施設は「ココファン廿日市」です。

    月額費用は118,600円です。

    有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどの民間施設は、施設ごとに費用プランが様々です。予算や利用したいサービスなどに合わせて、最適な施設を選択することが重要です。

    月額費用が安い廿日市市の介護施設を探す

    A

    廿日市市で認知症対応ができる施設は1件です。

    民間施設の中でも、グループホームは認知症患者の方を主な対象としています。

    介護・医療のサービスが充実している介護付き有料老人ホームでも、認知症対応ができる施設が多いです。

    また近年では、軽度の認知症であればサ高住や住宅型有料老人ホームにも受け入れ可能な施設が多く、学研ココファンでもこうした施設を多数取り扱っています。

    A

    廿日市市で自立・要支援向けの施設は1件です。

    民間施設の中でも、要支援・自立の方に特におすすめなのはサービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームの2種類です。

    いずれも幅広い介護度の方に対応可能な施設です。

    廿日市市の自立から介護までの複合型施設を探す

    A

    廿日市市でデイサービス併設の施設は1件です。

    最新の住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、訪問介護やデイサービスなどを併設している場合が多いです。

    これらのサービスを利用すれば、常に介護スタッフがそばで見守ってくれるため、より安心な暮らしを送ることができます。

    またこのような施設では、施設に併設された事業所だけでなく、外部の居宅サービスを利用することも可能ですので、利用するサービスの自由度が高い点も魅力です。

    廿日市市の特集から探す

    認知症対応が可能な施設特集

    認知症対応が可能な施設一覧はこちら。認知症の方の介護は、ご自宅ではなかなか難しいもの。快適に暮らせる住環境を備えた、認知症の方向けの老人ホームをご紹介します。

    胃ろう対応ができる施設特集

    胃ろうの対応が可能な施設一覧はこちら。認知症同様、胃ろうのケアも自宅では難しい場合が多いでしょう。胃ろう対応可能な介護・看護体制を整えた施設を集めました。

    自立・要支援の方におすすめな施設特集

    自立・要支援の方向けの施設一覧はこちら。元気な方が活気のあるシニアライフを送れるような、レクリエーションなどが充実した施設をご紹介します。

    夫婦で入居可能な施設特集

    夫婦で入居が可能な施設の一覧はこちら。二人用の居室は需要が高く、すぐに満室になってしまうため、夫婦での入居を希望する場合は早めの情報収集が必要です。

    廿日市市の周辺地域一覧

    広島県の老人ホームの特徴

    広島県の魅力

    広島県の老人ホームの特徴や、高齢者人口などについて紹介していきます。

    広島県の地理的特徴と介護施設の特徴

    まず、広島県の地理的特徴や、広島県に存在する介護施設の特徴についてご紹介します。

    広島県の地理的特徴

    広島県は、中国地方最大の面積を誇る県です。

    令和3年9月1日時点での広島県の人口は、2,776,287人で、中国地方では最も人口が多い県でもあります。

    広島県は瀬戸内海に面して広がっている一方で、島根県や鳥取県に隣接する北側は、山間部が多く、自然と都市部のバランスがいいと言われる地域です。

    瀬戸内海が大きく広がる県であるため漁業が盛んですが、山間部や農村部の面積も広いため、農業も盛んにおこなわれています。

    そのため、広島県は日本の縮図ともいわれているほどバランスのとれた地域です。

    介護施設の特徴

    広島県は中国地方最大の人口を誇る県ですが、人口と比例して高齢化も進んでいる地域です。

    2030年には、広島県の高齢化率は30%を超えると予想されています。

    広島県は老人ホームなどの介護施設も、他の県と比べて設置数が多いのが特徴です。

    広島県高齢者住居安定確保計画の推進によって、介護サービス付きの高齢者住宅も増加傾向にあります。

    しかし、現時点では特別養護老人ホームや、介護老人保健施設が中心となっています。

    広島県の介護施設は、月額費用がやや高い水準にありますが、地域によって差があるのも現状です。

    また、広島県は都市部では温暖な気候が続く中、山間部では冬の降雪量が多くなる地域もあり、地域によって気候の特徴が異なります。

    施設選びでは、実際に現地に足を運んでみてから決定するこがおすすめです。

    広島県の介護施設価格概観

    広島県にあるココファンの介護施設の、入居金と月額費用を、平均値と中央値で下記のように比較しました。

    <入居金>

    地域 平均値 中央値
    広島県 250,000円 250,000円
    全国 297,256円 194,500円

    <月額費用>

    地域 平均値 中央値
    広島県 171,400円 171,400円
    全国 169,518円 158,250円

    広島県は、入居金・月額費用ともに、全国の中央値の比較してやや高い水準となっています。

    特に月額費用では、平均値・中央値ともに全国と比較して高い傾向があります。

    広島県の高齢者人口

    広島県の高齢者人口推移

    広島県が公表したデータでは、2021年3月31日時点での高齢者人口は、305,712人でした。

    また、高齢化率についても上のグラフのように、徐々に高くなっている傾向にあります。

    高齢化率は2021年の段階で28.1%、2025年には31.4%、2035年に33.6%になるなど、今後も上昇傾向が続く見込みです。

    全国平均と比べても高齢化率が高い傾向があり、2045年には10人に4人が高齢者になるという見込みがあります。

    このように、高齢者人口の増加に対応するため、広島県では介護施設の増設や、介護サービスの増加などの対策を行っています。

    広島県の介護保険事業者・施設の状況

    <広島県の種類別施設数>

    種類 施設数 75歳以上千人あたりの施設数(広島県) 75歳以上千人あたりの施設数(全国)
    訪問型介護施設数 1,335 11.89 11.31
    通所型介護施設数 1,348 3.19 3.09
    入所型介護施設数 1,016 2.41 1.96
    特定施設数 114 0.27 0.30
    居宅介護支援事業所数 925 2.19 2.17
    福祉用具事業所数 261 0.62 0.73
    介護施設数(合計) 5,020 11.89 11.31

    広島県の介護施設数は上記のような結果になります。

    施設数の合計を全国平均と比較すると、同程度です。

    訪問介護数と通所型介護数は全国平均と同等になりますが、入所型施設は広島県が全国平均よりやや多いという結果があります。

    広島県の要介護認定者数

    広島県の要介護認定者数推移

    広島県が4月時点での核燃の要介護者数をまとめたグラフを見ると、要介護認定者数は年々増加傾向にあります。

    2020年4月には56,369人だった要介護認定者数が、2021年には58,904人とかなり増加していることがわかるでしょう。

    要介護認定者数の増加に伴い、介護保険サービスの利用者も増加します。

    現在、広島県では介護サービスの充実化が急務となっています。

    広島県の福祉サービス運営適正委員会とは?

    広島県では、介護や福祉のサービス利用時に感じた不満や、疑問などの苦情や意見などを受け付ける機関として、広島県福祉サービス運営適正化委員会を設置しています。

    広島県の福祉サービス運営適正委員会は、サービスの利用者や関係者であれば、電話やメールなどを利用し、匿名で相談をすることが出来ます。

    相談役となる委員会の構成員は、弁護士や医師など、中立公正な手続きで選ばれた人であり、公正な調査や摘発に繋げることが可能です。

    広島県の地域包括ケアシステム

    地域包括ケアの詳細

    地域包括ケアシステムとは、高齢の方が本来の生活圏で、できるだけ普段通りの環境で、ご本人の能力に応じて自立した生活を続けられるよう、地域の資源を活用しながら高齢の方を支えていく仕組みづくりを指します。

    この地域包括ケアシステムという考え方は、1980年代に広島県の公立総合病院から始まりました。

    広島県では、

    • 医療
    • 介護
    • 保健・予防
    • 住まい・住まい方
    • 生活支援・見守り

    これら5つの要素を基本として、最適な組み合わせで提供できるよう、地域ごとに取り組みが実施されています。

    また、地域ごとの取り組みに関しては、地域包括ケアシステム指標として、定期的に評価しブラッシュアップする取り組みもされています。

    地域包括ケアシステムの一例

    広島県の地域包括ケアシステムでは、医療・介護・地域の結びつきから、大きなネットワークを構築することを目的としています。

    • 地域との繋がり

    自治会への参加や、地域のボランティア活動に、高齢の方でも積極的に参加できるような取り組みを実施しています。

    また、高齢の方がいつでも利用できるサロンなど、活動の場を提供している地域もあります。

    • 住まいの充実

    広島県では、高齢者向けのサービス付き住宅を増やしたり、公営住宅のバリアフリー化を促進させたり、といった高齢者の住まいの充実を図っています。

    少子化・認知症を含めた対策

    広島県では、少子化も年々深刻化しています。

    こうした少子高齢化の現状に対して、福祉的ニーズは多様化していくことが想定されます。

    そのため、広島県では高齢者・障がい者・子ども・子育て中の方・認知症をお持ちの方、といった様々なニーズを持つ方たちに、単独で対応するのではなく、包括的な相談支援体制をとり、断らない相談支援を実践しています。

    広島県の介護予防事業

    広島県では、高齢の方向けに、積極的な地域参加を促す取り組みを行っています。

    広島県の介護の特徴の1つとして、ほとんどの人が在宅サービスを利用しているという結果があります。

    そのため、地域でのつながりを意識しながら、慣れ親しんだ地域のコミュニティの中で、自立した生活を続けるというスタンスで行われています。

    介護予防事業の一例

    • 転倒骨折予防のストレッチ
    • 口腔衛生、栄養指導

    これらは通所型の介護施設などで、転倒による骨折を予防するストレッチや運動指導、栄養相談や口腔衛生の指導などが行われています。

    • 認知症を予防するコミュニケーション機会を作る

    訪問型の介護予防サービスでは、認知症を防止するための取り組みとして、コミュニケーション機会を増加させる取り組みを行っています。

    こうした取り組みに参加した高齢者の約8割が、介護予防事業への参加後に体調がよくなったと回答をしました。

    こうした実績から、広島県で行われている介護予防事業は、一定の効果が出ていることがわかります。

    胃ろうの方の老人ホーム選びのポイント

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長

    矢野 大仁 先生

    胃ろうを行っている方が、老人ホームを選ぶ際に重視すべきポイントについて解説します。

    そもそも胃ろうでも老人ホームに入れるの?

    相談の様子

    2012年頃までは、老人ホームの約70%で胃ろうの方の受け入れを制限していました。

    その要因は、胃ろう対応出来る環境が整っている老人ホームが少なかったためです。

    しかし、2012年に行われた介護保険法の改正により、現在は胃ろう対応が出来る老人ホームが増加してきています。

    とはいえ、胃ろうのケアは看護師や医師が行う医療行為であるため、どこの老人ホームでも受け入れられるわけではないのです。

    胃ろうの方の老人ホームへの入居は、近隣の医療機関との連携や、介護職員の人員体制、看護師等医療職員の配置、老人ホームの設備といった、老人ホームの受け入れ体制が整っていることが条件になります。

    胃ろうの方や、体調に不安がある方は、希望する老人ホームの医療の連携、介護体制について十分に確認した上で入居を検討しましょう。

    胃ろうの基本情報

    胃ろう

    胃ろうについて、詳しく解説していきます。

    胃ろうが必要な状態

    胃ろうが必要になるには、下記のような状態にあることが考えられます。

    • 床ずれ(褥瘡)対策の栄養確保をしたい場合

    寝たきりの状態で起こる床ずれの原因の1つとなるのが、栄養不足があります。

    胃ろうで足りない栄養を補うことで、床ずれの悪化を防いだり、場合によっては体の機能回復に繋がることがあります。

    • 口からの栄養確保が出来ない場合

    認知症や意識障害、脳血管疾患や神経筋疾患などの影響で口から食べることが難しい場合や、点滴では栄養が不足するときに胃ろうで対応することがあります。

    • 嚥下機能の低下している場合

    加齢や病気の影響で、嚥下機能が低下した場合に、誤嚥を防ぐ目的の1つとして胃ろうで対応することがあります。

    腸ろうの場合

    腸ろうは、お腹に小さな穴を開けて、そこから小腸まで栄養を通す管(カテーテル)を通し、直接小腸まで栄養を送る処置です。

    本来は胃ろうで対応することが多いですが、胃がんなどの理由で胃ろうを作ることが出来ない患者さんへの処置として、腸ろうを作ることが多いです。

    介護的なケアは胃ろうと同じように行うことが多いですが、腸ろうの場合は胃ろうよりゆっくりと栄養を流さなくてはならず、時間と手間がかかります。

    人員確保の面で、受け入れが難しい施設が多いのが現状です。

    その他の経管栄養の場合

    経管栄養は、口からの食事が難しくなった場合、胃までカテーテルを通して栄養を送る方法です。

    胃ろうも経管栄養の1つです。

    胃ろう以外では、鼻から胃までカテーテルを通す、経鼻経管栄養などが代表的です。

    経鼻経管栄養の場合は、手術をすることなく行えるので、身体機能の回復により取り除くことも可能です。

    胃ろうも経管栄養の1つですが、経管栄養の方の受け入れを容認している施設でも、胃ろうの方の受け入れをしていない場合があるため、注意が必要です。

    胃ろうの方の在宅介護は非常に大変

    胃ろうは誤嚥の心配がなくなり、介護が楽になると言われることがあります。

    楽になる部分ももちろんありますが、家族による胃ろうの管理は、非常に大変です。

    管理が不十分だと、感染症などのリスクもあります。

    本人の状態を悪化させてしまう可能性も考えられます。

    そのため、介護サービスを利用するなどして、プロに任せることも必要です。

    胃ろうのメリット

    胃ろうのメリット・デメリット

    胃ろうのメリットとして、主に以下のようなものが挙げられます。

    栄養素の確保がしやすい

    胃ろうの最大のメリットともいえるのが、栄養素の確保がしやすいという点です。

    口から食べることが困難になると、必要な栄養素が不足しがちです。

    胃ろうの場合は、胃に直接送り込むことが出来るため、必要な栄養素を確保したり、必要なカロリーを摂取することに役立ちます。

    口から食事もできる

    口から食べることが困難になった方が胃ろうの処置をすることが多いですが、胃ろうの方も口から食事をすることが出来ます。

    胃ろうは腹部にあるため、喉や食道にカテーテルが通っていない分、経鼻経管栄養などと比べると口からの食事はしやすいと言えます。

    また、嚥下訓練もしやすい特徴があります。

    洋服で隠すことができる

    胃ろうは腹部についているため、洋服を着てしまえば見た目では胃ろうがあるかどうか分からない点がメリットといえます。

    鼻からカテーテルを通す経鼻経管栄養は、隠すことが難しく、違和感などから引き抜いてしまう方もいますが、胃ろうは目立ちにくく、引き抜く心配が少ないというところがメリットです。

    運動やリハビリへの影響が小さい

    胃ろうがあっても、基本的な運動やリハビリで体を動かすことは可能です。

    胃ろうは洋服で隠すことが出来る点や、カテーテルが見えていないことからも、運動やリハビリに支障が少ないことも特徴です。

    また、口からも食べることが出来るため、嚥下訓練を行うことも可能です。

    入浴可能

    医師の許可があれば、入浴することも可能です。

    入浴の際は特別な処置をすることなく、普段通り入浴をすることが出来ます。

    カバーをすることなく入浴が出来るため、介護する人の負担軽減にも繋がります。

    清潔を保つことは皮膚トラブルの防止にもなりますし、胃ろうが付いている周辺の化膿防止にも繋がります。

    誤嚥性肺炎の予防に効果がある

    胃ろうは胃に直接栄養を送るため、誤嚥性肺炎の予防に繋がります。

    嘔吐物などの胃酸による化学性肺炎の防止にも効果があります。

    ただし、唾液等の誤嚥による細菌性肺炎はリスクが上がる可能性がありますが、口腔ケアを行ったり、口から少量でも食事を摂ることで細菌性肺炎のリスクを予防することに繋がります。

    胃ろうのデメリット

    一方で、胃ろうには以下のようなデメリットも存在します。

    手術の必要がある

    胃ろうは腹部に小さな穴を開けて設置するため、穴をあける外科手術が必要です。

    手術には抵抗がある人も多く、その点がデメリットといえます。

    ただ、胃ろうの手術は内視鏡を使って行うため、30分程度の短い時間で終わります。

    合併症のリスクも

    胃ろうで起こる可能性がある合併症には、汎発性腹膜炎や創部感染症などのリスクがあります。

    合併症に関しては胃ろうに限らず、他の経管栄養法でも発生する可能性はあります。

    むしろ、胃ろうの場合には合併症のリスクが他の経管栄養法よりも少ないとされています。

    口腔ケアが必要

    口から食べる機会が減少することで、口臭や細菌の増加など、口腔トラブルが発生しやすくなります。

    こうした口腔トラブルは、食べる機会が減ることで唾液の分泌が減り、自浄作用が低下することで起こります。

    口腔内のトラブルを防ぐためにも、適切な口腔ケアを行うことが大切です。

    逆流することがある

    胃に注入する栄養剤は液体のため、逆流する可能性があります。

    逆流してしまうと誤嚥に繋がることもあるので、栄養剤を注入している最中と、注入後は30度以上上半身を起こしておく必要があります。

    また、体質的に胃に入れたものが逆流しやすい症状を持っている人もいます。

    このような場合は、とろみのついた栄養剤で症状が抑えられる場合があります。

    胃ろうの設置は本人の意思確認も重要

    日本の胃ろう利用者は25万人以上とも言われており、世界的に見ても日本は胃ろう患者が多いことが知られています。

    ただ、日本では胃ろうを望まないとする人が8割以下と少ない傾向があり、本人の意思と尊厳の重視に注目されています。

    胃ろう設置の最大の目的は生命維持であることが大半ですが、決して胃ろうが延命治療とは断言できません。

    胃ろう患者の介護施設受け入れも増えてきたため、介護施設入居にあたって胃ろうの選択肢を辞めるという必要性はほぼ無くなりました。

    そのため、本人の意思をしっかり確認し、家族も納得した上で検討することが大切です。

    胃ろうが必要な方の介護施設の入居条件

    胃ろうは医療行為のひとつで、2012年までは主に看護師が行うケアでした。

    現在は、看護師などの医療従事者以外に、家族や所定の研修を受けた介護職員が胃ろうの対応が出来るようになりました。

    とはいえ、どの介護施設でも受け入れられるわけではありません。

    胃ろう患者が断られる理由には、

    • 看護師が日中、もしくは24時間常駐がない
    • 介護職員への研修が進んでいない
    • 胃ろう患者のための設備が整っていない

    このような理由から断られることがあります。

    胃ろうの方が施設を探す場合には、検討段階から胃ろうを使用していることを伝え、入居後安心して暮らせる環境かどうかをしっかり確認することが大切です。

    胃ろう対応可能な介護施設選びで重視する点

    それでは実際に、胃ろうの方が施設選びをする場合、どのような施設を選ぶべきか紹介していきます。

    口腔ケアに精通している

    口腔ケア

    胃ろうの方で、口から食べる機会が減ると、口腔内の状態が悪くなりがちです。

    口から食べる機会が減ることで、口の中を清潔に保つ重要な役割を持っている唾液の分泌が減るためです。

    口の中に細菌が繁殖すると、虫歯や口内炎になったり、口臭の原因になったりします。

    肺炎にかかる可能性などもあります。

    そのため、口腔ケアによって口腔内を清潔な状態に保つ必要があります。

    口腔ケアをしっかり行っている施設を選ぶ基準にしましょう。

    入居者の体を清潔に保とうとしている

    胃ろうを設置していると、入浴が出来ないイメージがあります。

    実際には胃ろうに特別な保護をしなくても、普段通り入浴をすることが出来ます。

    入浴後も、胃ろうを入れ替えたり、消毒をしたりすることなく、普段通りのケアで充分です。

    むしろ、胃ろうが不潔な状態になると、感染症などの心配もあります。

    そのため、身体を清潔な状態に保つ必要があり、入浴や清拭によって体を清潔に保とうとしているかどうかは、必ず確認が必要です。

    栄養剤にこだわっている

    胃ろうで使われる栄養素には、タンパク質が分解された状態で含まれる「消化態栄養剤」と、分解前のタンパク質がそのまま含まれている「半化態栄養剤」の2種類あります。

    この2種類の栄養剤から、胃ろうを設置している方の消化能力などを見て、どの栄養剤を使用するか、医師や看護師と連携をとりながら選択してくれる施設が望ましいです。

    また、胃ろうの方にとって栄養剤等の補給は健常者の食事と同じです。

    胃ろうのチューブに詰まらないように注意して調理されたものであれば、医師の診断の元、何を入れても大丈夫です。

    普通の食事を作るように調理したものや、野菜ジュース、スポーツドリンクなども入れることが出来ます。

    こうした胃ろうの方の"食事"にも気を配っている施設であれば、安心することが出来ます。

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長
    中部療護センター副センター長
    岐阜大学連携大学院脳病態解析学分野 准教授(客員)

    矢野 大仁(やの ひろひと) 先生

    1990年岐阜大学医学部卒業、医学博士。大雄会病院などの勤務を経て、学位取得後、2000年から岐阜大学医学部附属病院脳神経外科助手。2010年 准教授、2013年 臨床教授・准教授、2020年4月から現職。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医。脳卒中の他、脳腫瘍、機能的脳神経外科など幅広い診療を行っている。患者さんが理解し納得できるようにわかりやすい説明を心がけている。

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