高齢者に多い疾患とは|介護が必要になる病気や死因をランキングで解説

この記事は専門家に監修されています

介護支援専門員、介護福祉士

坂入郁子(さかいり いくこ)

「歳を取ると身体にどんな変化が起こるの?」

「高齢者に多い疾患や介護が必要になる疾患って何がある?」

高齢化社会が進み、現在の日本では65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が介護を受けている現状があり、こうした疑問をお持ちの方も多いと思います。

今回の記事では、加齢に伴う身体的変化や、高齢者の病気の特徴など、加齢による変化を把握し、高齢者に多い疾患や、死因の原因となるもの、注意したい疾患について詳しく紹介していきます。

高齢者に多い疾患・介護が必要になる疾患や死因についてざっくり説明すると
  • 加齢に伴い身体的変化が起こる
  • 高齢者の疾患にはいくつか特徴がみられる
  • 高齢によって起こる疾患を理解する

高齢者の病気の特徴

昭和初期の日本では、平均年齢を過ぎた人のことを高齢者と呼んでいました。

現在はWHOの定義で、65歳以上の人のことを高齢者として、65歳~74歳の方を前期高齢者、75歳以上の方を後期高齢者と分類しています。

高齢者の病気の特徴としては、下記のようなものが挙げられます。

現代の日本では平均寿命は延びつつありますが、高齢になることで様々な変化が生じます。

高齢者の身体的特徴

まずは高齢者の身体的特徴について解説していきます。

予備力・免疫力・回復力の低下

なんらかのストレスが加わったときに対応する予備力が低下することで、機能低下が起こったり、病気になりやすい状態になります。

また、病気などにかかったときに平常時に戻る回復力の低下が起こったり、風邪などウィルスに対抗する免疫力が低下したりします。

ストレス管理や心身の健康維持のためには、正しい休息やリラックス方法、健康的な生活習慣の確保、社会的なサポートの活用などが効果的です。

複数の病気を抱えやすい

同時に複数の病気をもつ人も少なくありません。

病気同士の相互作用や治療が複雑になってしまうことにより、健康への影響が相乗的に増大する場合があります。

例えば、障害が残ったり、慢性化したりする可能性も高くなります。

恒常性維持機能が低下する

外部環境の変化や、体調によって平常な状態を維持する能力が低下することで、下記のようなことが起こる可能性があります。

  • 体温調整能力が低下する
  • 発熱や下痢などにより脱水症状が起こりやすくなる
  • 血糖値のコントロールが難しくなる
  • 血圧が安定しにくくなる

症状がはっきりしない

病気や症状の兆候など、一般的な状態に当てはまらないことが多くなります。

たとえば、心筋梗塞の痛みは一般的に胸部に出ることが多いですが、腹部に出たり、肺炎であっても微熱程度であったりすることがあります。

症状がはっきりとしないことから、病気の発見が遅れることも考えられます。

高齢化に伴い体の機能低下が起こっている状態であるため、症状が急変したり、重篤化しやすい特徴があります。

病気の特徴

高齢者の疾患に対する特徴は、下記のようなものがあります。

  • 慢性疾患が多い
  • 同じ病気でも症状の出かたに個人差がある
  • 疾患が治りにくい
  • 合併症を続発することがある
  • 多臓器に疾患をもつことがある
  • 症状が一般的な状態にあてはまらないことがある
  • 代謝異常を起こしやすい

病気の特徴は1つのみ当てはまることより、複数の症状の特徴が同時に当てはまるようなことも考えられます。

高齢化による変化

高齢化によって起こる変化を解説します。

加齢による呼吸の変化

  • 呼吸筋の筋力が低下する

加齢にともない、身体の筋力低下が認められますが、呼吸に必要な横隔膜などの呼吸筋も筋力低下します。

そのため、十分な呼吸運動が難しくなり、特に吐き出す作業が困難になります。

その結果、息苦しさを感じることもあります。

  • 胸壁が硬くなる

呼吸によって肺が膨張するときに、胸壁が硬くなった状態では肺の動きを制限してしまいます。

そのため、低酸素血症が進行することになります。

加齢による感覚の変化

  • 視力が低下する

高齢化にともない、目がかすく・視界に幕がかかって見える・二重に見える、といった視力の低下は代表的な身体的変化の1つです。

色彩感覚に変化がみられることもあります。

  • 嗅覚が低下する

嗅覚の低下は疾患によって起こることもありますが、加齢にともなって機能低下がみられることがあります。

  • 味覚が鈍くなる

味覚が鈍くなることで、味の感じ方が変わる方もいます。

特に塩味(えんみ)を感じにくくなる方が多く、濃い味のものを好むようになったり、甘いものを求めたりする傾向が出る方もいます。

  • 消化液の分泌が減る

消化器官は一般的に付属の臓器ともよばれ、加齢による大きな変化は少ないとされていますが、加齢によって消化能力が衰えるとともに、消化液の分泌が減少します。

その結果、食べ物の消化スピードが減少し、胃もたれが起こりやすくなったり、空腹を感じにくくなったりすることがあります。

  • 運動機能が低下する

加齢に伴い、下肢や体幹の筋力が低下します。

持久力、体力の低下も伴い、身体活動が減少することで、歩行能力の低下等にも繋がることもあります。

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高齢者に多い疾患一覧

高齢者に多くみられる疾患を紹介します。

  • 脳血管疾患

脳梗塞、くも膜下出血、水頭症、てんかんなど

  • 心疾患

心筋症、不整脈、狭心症、心筋梗塞、低血圧など

食道がん、胃がん、前立腺がん、肺がんなど

  • 認知症

アルツハイマー病、ピック病、前頭側頭型認知症など

  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 肺炎
  • 帯状疱疹
  • 慢性腎不全
  • 骨粗しょう症
  • 変形性膝関節症

入院や介護が必要になる病気ランキング

介護が必要になった原因

厚生労働省が2019年に発表した国民生活基礎調査の結果から、入院や介護が必要になる病気を紹介します。

  • 第1位:認知症(17.6%)

認知症には複数ありますが、中でも多いのがアルツハイマー型認知症で、アルツハイマー型認知症の発症が介護のきっかけになったと回答する人が多い疾患です。

  • 第2位:脳卒中(16.1%)

脳内の血管に、血栓や塞栓などなんらかの異常が起きて生じる疾患の総称です。

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などが代表的です。

  • 第3位:高齢による衰弱(12.8%)

慢性的な疾患が原因となり衰弱に繋がることもあります。

ここで紹介した3位までの疾患については、別の項目で詳しく紹介をします。

男女間の違い

男女別の疾患の割合

介護や入院が必要となる疾患では、男女でも異なります。

疾患に性差が見られるのは、主に生活習慣の違いや、ホルモンが関係しているとされています。

男性の第1位は脳血管疾患で、25.7%

の割合です。

女性の脳血管疾患は5位で少なく、11.8%と男性の半分以下となっています。

女性で多くみられるのは、骨折や転倒です。

ホルモンの影響から、男性より女性のほうが骨粗しょう症になりやすいリスクが大きいことも骨折に繋がる要因として関係しています。

1位:認知症

認知症の推定者の推移

入院や介護が必要になる原因の第1位としてあげられるのが、認知症です。

認知症は、脳の病気や障害などによって起こり、認知機能の低下が主な症状となる疾患の総称です。

  • アルツハイマー型認知症(脳が委縮することが原因で起こる)
  • 脳血管性認知症(脳の一部に障害が起こる)
  • ピック病

このように、認知症は発症原因が異なるいくつかの種類に分けられます。

中核症状と周辺症状がある

認知症の主な症状は認知機能の低下や、それに伴って日常生活に様々な支障をきたします。

認知症は症状によって、中核症状と周辺症状として分類されます。

中核症状は患者の本来の性格や、本人を取り巻く環境などに影響して現れる、記憶障害・判断力や理解力の低下、実行機能障害といった症状です。

こうした症状によって起こる、妄想や抑うつ、興奮状態、徘徊、不眠といった症状が周辺症状として考えられています。

認知症の症状には多様性があり、個人によって異なる経過をたどるため、丁寧なアセスメントと個別にケアプランを策定することが大切です。

治療方法

認知症の治療では、主に薬物療法やリハビリが行われています。

しかし、認知症そのものを根治する方法はありません。

薬物療法やリハビリは、対症療法として行われるものです。

薬物療法では主に、飲み薬が処方されますが、近年は貼り薬なども流通しています。

老人性うつとの違いとは

老人性うつは65歳以上の方が発症する、うつ病の総称です。

認知症の症状と老人性うつは、同じような症状もあることから、見極めがつかない場合もあります。

また、併発している可能性も十分に考えられるため、医療機関で相談することがおすすめです。

老人性うつ 認知症
初期症状 食欲不振・体の不調・やる気(意欲が湧かない)・不眠 記憶障害(物忘れなど)
発症~進行 何かきっかけになることがあり発症し、進行する 長い期間をかけて発症、ゆっくり進行していく
精神症状 貧困妄想、心情に対する妄想 物盗られ妄想など、特殊な妄想
気分の落ち込み 多い 少ない

2位:脳卒中

脳卒中

第2位の脳卒中は脳内の血管に障害をきたす疾患です。

代表的なものに、血栓によって血管がつまる脳梗塞、脳内の血管が破裂する脳出血、動脈瘤が破れて硬膜と軟膜の間にあるくも膜に出血が見られる、くも膜下出血があります。

脳卒中の要因は様々ですが、糖尿病や高血圧などが原因になることもあります。

症状

脳卒中の主な症状の特徴は5つあります。

  • 体の片側(片手・片足・顔半分など)にしびれや麻痺がおこる
  • 言葉が出にくくなる、呂律が回らない、他人の言うことを理解出来ない
  • 見え方が変わる(片方の目が見えない、物が二重に見える、視野がかけるなど)
  • 立てない、歩けない、ふらつく
  • 激しい頭痛が起こる(主にくも膜下出血の場合)

このような症状が単体で起こることもありますが、複数の症状が同時に起こる場合もあります。

特徴的なのは、身体の両側に出ることは少なく、片方の手や足、顔の半分、片方の目など、片側に起こることにも症状の特徴があります。

治療方法

脳卒中の治療は、出来るだけ早期に発見し、早い段階から治療を開始することが重要です。

発症後すぐは、カテーテルを使用し血栓を回収する治療や、血栓を溶かすt-PA静注療法が行われることがあります。

また、再発を防止するため、服薬を続けたり、生活習慣を見直したりすることが必要になります。

脳卒中の治療には緊急性と長期的なケアの両面があり、早期発見と迅速な治療のみならず、持続的なケアと予防策の重要性も強調されます。

3位:衰弱

第3位の衰弱は、老化により体が衰え弱ることを指します。

衰弱の定義は、

  • 筋力の衰え
  • 歩行速度の低下
  • 活動量の低下
  • 疲労
  • 体重減少

これらのどれか3つが当てはまることで、衰弱とします。

衰弱の原因として、加齢による身体的変化が中心となり、骨格筋の使用が減少したり、慢性疾患などによって起こるものです。

4位:転倒による骨折

4位は転倒による骨折です。

高所からの転落というより、比較的低い位置からの転倒が多く、立った高さからの転倒が8割を占めています。

こうした転倒により骨折では、大腿骨近位部の骨折、脊椎圧迫骨折、手首付近の橈骨骨折、上腕骨骨折などが多いです。

また、転倒による骨折は性差が大きく表れるのが特徴で、女性のほうが割合が高くなっています。

根本的な要因とは

高齢者に転倒による骨折が多い根本的な要因としては、下記のようなことが考えられます。

  • 身体的要因

身体の感覚器官の衰え、身体機能の低下、体力の低下、視力低下など

  • 環境要因

家の中の段差、外出時のちょっとした段差など

このようなことが、転倒による骨折の原因となることがあります。

5位:関節疾患

第5位の関節疾患は、身体の関節に異常をきたす疾患の総称で、ひざ関節や股関節に多く症状がみられます。

特に多い疾患としては、変形性膝関節症があげられ、膝の軟骨に負荷がかかることが原因で発症します。

加齢に伴い、軟骨そのものが弱くなることで生じる疾患で、患者の半数が女性です。

続いて多い関節疾患は、変形性股関節症です。

膝関節と同様、負荷がかかりやすい骨盤に支障をきたす疾患です。

変形性股関節症は他の病気と併発して起こる二次性であることが多い疾患で、歩行時に痛みが出たり、可動域に制限が出たりします。

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その他注意すべき病気と状態

高齢者が注意すべき他の病気と、状態について解説します。

糖尿病

糖尿病は、膵臓から出されるインスリンが十分な作用をせず、慢性的な高血糖が続く疾患です。

目立つ初期症状がないため、病気の進行に気づくことが難しい疾患です。

糖尿病に罹患すると、血管がもろくなったり、血液がつまりやすくなったりする特徴があり、脳梗塞や心筋梗塞といった他の病気を誘発する原因になることがあります。

パーキンソン病

パーキンソン病は、中脳から発せられるドーパミンという物質が減少することで起こる疾患です。

ドーパミンは体を動かす指令を出す物質であることから、ドーパミンが不足することで、運動調整機能が不全となり、身体に障害が出ます。

パーキンソン病は幻覚などの症状が出ることもあり、認知症との関連にも注意が必要です。

視覚聴覚障害

加齢に伴い、視覚や聴覚といった感覚器官にも機能低下が起こります。

視覚の低下には様々な疾患もありますが、主な症状は視力の低下や色の識別が困難になることがあります。

聴覚では、聞こえにくくなる症状が多くみられます。

こうした視覚や聴覚の障害に対し、介護者はハキハキと喋りかけたり、筆談を用いたり、具体的な表現を使ってコミュニケーションを図る工夫が必要で、場合によっては手話も有効です。

呼吸器疾患

呼吸器疾患の代表的なものは、萬世気管支炎や肺炎などがあります。

加齢にともない、肺の収縮を促す筋力も低下し、様々な疾患が起こったり、呼吸がしづらくなったりします。

症状が悪化することで、寝たきり状態になることもあります。

呼吸器疾患を予防するために、禁煙をしたり生活習慣を改善したりすることや、散歩などで体力をつけること、適切な体重管理が大切です。

脊髄損傷

脊髄損傷は骨折や頚椎の変形によって起こります。

高齢者の場合、転倒など軽度な外力で損傷することもあり、脊椎の直接的な骨折を伴わない頚椎変形が原因となるものが、6~7割とされています。

脊椎損傷の場合、介護は褥瘡(床ずれ)の予防、排泄管理が重要になります。

脱水

脱水は、体内の水分量が減少している状態のことを指します。

水分の摂取不足や発熱、下痢などが原因となって起こることが多く、水分の他にナトリウムやカリウムといった電解質も失われて起こります。

高齢者の脱水は、生理機能が低下して起こることが多く、自覚症状がく早期発見が難しいことが特徴です。

脱水を防ぐために、水分は少量を小まめに摂取することを心掛け、むせてしまう場合にはゼリー飲料を用いることも有効です。

また、食べ物からも水分は摂取することが出来るため、味噌汁やスープなども水分補給として有効です。

排尿障害

排尿障害は、尿を溜めることが出来なかったり、排出することが困難になったりする障害の総称です。

加齢に伴う筋力の低下なども要因として排尿障害のきっかけになることがあります。

他にも、前立腺肥大、認知症、尿路感染症などが原因となることがあります。

高齢者の死因ランキング

65歳~84歳 85歳~89歳 90歳~
1位 悪性新生物 悪性新生物 心疾患
2位 心疾患 心疾患 肺炎
3位 脳血管疾患 肺炎 老衰

65歳以上の高齢者の死因では、第1位が悪性新生物、第2位に心疾患、第3位に脳血管疾患があげられます。

65歳以降の年代によって死因は若干違いが見られます。

悪性新生物

悪性新生物はいわゆる癌で、高齢者の死因の1位にあげられます。

高齢者に癌が多い理由は、遺伝子の異常を積み重ねることで、高齢期に癌を発症するリスクが増加することがあげられます。

若年層に見られる癌と比べると、高齢期の癌は進行が遅く、早期発見が難しいこともあります。

性別によって癌の種類は異なり、男性では肺がん、大腸がん、前立腺がんが多い傾向があります。

女性では、子宮がん、乳がん、卵巣がんといった女性特有の癌の発症が目立ちます。

肺炎

肺炎は高齢者の死因の3位~5位にランクインする非常に多い死因の1つです。

肺炎は、単体で発症するよりも、他の疾患と併発することが多くあります。

また、高齢者の場合には、肺に異物が混入することで起こる、誤嚥性肺炎が最も多くみられます。

加齢によって、嚥下機能に障害がみられることで誤嚥性肺炎と繋がることが多く、嚥下訓練や口腔ケアなどで予防することも有効です。

心疾患

心疾患は高齢者の死因の第2位になります。

心筋梗塞や狭心症、虚血性心疾患といった疾患が代表されますが、心筋症や心臓弁膜症といった病気が見られることもあります。

突然死が起こる可能性も高く、注意が必要です。

また、心疾患は動脈硬化や生活習慣病が原因となって起こることもあり、生活習慣の見直しも重要です。

具体的には、禁煙、バランスの取れた食事、適度な運動、適切な体重管理など、健康的な生活習慣を維持することが重要です。

高齢者の介護状況

高齢者の介護状況について解説します。

要介護者は増加傾向

要介護者は、介護保険制度によって要介護もしくは要支援と認定を受けた方のことを指します。

高齢化社会が加速し、平均寿命が延びていることもあり、要介護者は年々増加傾向にあります

令和5年3月末時点で694.4万人とされ、うち男性が220.6万人、女性が473.9万人となっています。現在は高齢者の5人に1人が要介護者として認定されています。

出典:厚生労働省「介護保険事業状況報告月報(暫定版)令和5年3月分」

サ高住の定員が増加

サ高住とは、サービス付き高齢者向け住宅の略で、高齢者の方が安心して暮らせるよう配慮された住宅で、入居しながら介護サービスなどのサービスを受けられる住居です。

介護施設では、介護老人保健施設や有料老人ホームの利用者が多いですが、近年はサービス付き高齢者住宅が増加傾向にあります。

サ高住ならココファンがおすすめ

増加傾向にあるサ高住の中でもおすすめしたいのが、ココファンが運営するサ高住です。

平均的なサ高住の入居金は、数十万円程度必要なところが多いですが、ココファンのサ高住は入居一時金が0円です。

24時間365日ケアスタッフが常駐しており、介護サービスの充実度は十分です。

安心して高齢者が暮らせる環境が整っているため、費用を抑えて安心して暮らせる住環境としておすすめ出来る施設です。

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健康的な暮らしを送るために出来ること

加齢に伴う身体的変化は、自然の摂理として重要なところではあります。

なるべくQOLを下げずに生活を続けるために重要なのは、

  • 自己管理をしっかり行う

日々の体調、生活習慣、食生活をしっかり整え、規則正しい生活を意識する

  • ストレスを溜めない

生涯続けられる趣味、適度に体を動かすといったストレス発散方法を見つける

  • 病気の早期発見を心掛ける

体調の変化に目を向け、気になることは早めに病院を受診する。

こうした日々の生活に目を向け、過ごすことが大切です。

高齢者に多い疾患・介護が必要になる疾患や死因についてまとめ

高齢者に多い疾患・介護が必要になる疾患や死因についてまとめ
  • 加齢によって身体機能の低下が起こる
  • 高齢者がなりやすい疾患があり、認知症などが代表的
  • 死因の原因の1位は悪性新生物で、心疾患や脳血管疾患が上位にランクインする

加齢による身体の変化や、病気の特徴について、イラストを交えながら解説していきました。

こうした身体的変化なども加わり、高齢者にはかかりやすい疾患や症状などがあることが分かったと思います。

高齢者は病状の進行が遅いこともあり、早期発見が難しい場合が多いです。

早い段階から治療を開始することが有効な疾患も多くあるため、家族や周りの人に気になる違和感や不安があれば、早めに医療機関の受診を進めるなど、対応を検討しましょう。

この記事は専門家に監修されています

介護支援専門員、介護福祉士

坂入郁子(さかいり いくこ)

株式会社学研ココファン品質管理本部マネジャー。介護支援専門員、介護福祉士。2011年学研ココファンに入社。ケアマネジャー、事業所長を経て東京、神奈川等複数のエリアでブロック長としてマネジメントに従事。2021年より現職。

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