介護職のキャリアアップ方法|経験年数や資格の有無に応じたキャリアパスモデルも紹介
「介護職のキャリアアップはどうしたらいい?」
「収入アップを目指してキャリアアップするためにはどうすればいいの?」
このように考えている介護職員も多いのではないでしょうか?
介護職は、資格がなくても就ける仕事もあります。
介護職の中には国家資格を所持して活躍する職種もあり、介護職のキャリアアップを考えると様々な方法があります。
この記事では、介護職のキャリアアップについて、様々な業種から考えられるキャリアアッププランを紹介していきたいと思います。
現在キャリアアップを目指している方や、そうでなくても、キャリアアップに興味のある方は是非参考にしてみてください。
キャリアアップにも様々な選択肢がある
経験年数や保有資格で挑戦出来る職種が異なる
転職サイトを活用することでキャリアアップの近道になる
介護業界におけるキャリアアップとは
キャリアアップとは、現状よりもさらに専門的な知識や技術を身に付けて、自身が持っている能力をより向上させて、経験を高めていくことを言います。
介護業界におけるキャリアアップには、
新たな資格取得を目指す
より高度な資格を取得する
管理職などの役職を目指す
といったキャリアアップがイメージされます。
最近ではデジタル技術の進歩により、介護業界でもICTスキルの習得が求められてきています。そのため、ICT研修を受けることや、デジタルヘルスケア関連の資格を取得することも、キャリアアップのための新たな選択肢となっています。
介護業界で活躍する職種には、資格がいる専門職と、資格が不要な職種があり、これらを区別し理解しておくことで、資格取得後のモチベーションを維持することが出来ます。
介護業界で代表される国家資格の1つである介護福祉士の資格を例にあげると、
無資格から介護福祉士の資格取得を目指すキャリアパス
介護職を5年以上経験して介護福祉士の資格を取得している人が、新たな資格取得に挑戦するキャリアパス
このようなキャリアアッププランが考えられます。
今回の記事では、こうした介護業界で働く人のキャリアアップについて、代表的な資格所持者や、未資格者などそれぞれの立場から詳しく解説していきます。
介護未経験職員のキャリアアップモデル
介護業界では、資格がなく働ける業種もあるため、資格を所持していない職員や、未経験で始める職員も多くいます。
資格を所持していない場合には、まずは資格取得を目指したり、上の立場になるあがるための手段を検討したりすることで、比較的キャリアアップの道筋が分かりやすいともいえます。
介護未経験の職員のキャリアアップモデルを詳しく紹介します。
1 介護職員初任者研修の取得
介護職員初任者研修は、資格を所持していない介護職員や、未経験で介護職を始めた人がまず目指したい資格です。
以前は「ヘルパー2級」という名称でしたが、2013年から現在の介護職員初任者研修という名称に変更されました。
介護職員初任者研修は、厚生労働省が認定している資格で、介護の基礎を学ぶことが出来る内容です。
介護未経験の方でも、介護全般の知識を学ぶことが出来る内容になっているため、日々の業務に十分生かせる内容です。
また、この初任者研修を修了すると、介護保険制度のサービスを提供する事業所で働くことが可能になります。そのため、初任者研修は介護職への第一歩とも言える重要なステップとなります。
まずは基礎知識を身に付けるという意味でも、取得を目指したいものです。
取得には、所定のスクールにて通学、もしくはオンラインの併用で、130時間の座学と実技を受講し、修了試験を受けることで取得できます。
介護職員初任者研修の取得で得られるもの
介護の基礎知識全般を学ぶことが出来ます。
身体介護と、生活介護のそれぞれを学ぶことが出来て、資格取得後はホームヘルパーとして勤務することが出来ます。
ホームヘルパーとして勤務を考えていない場合でも、介護の基礎知識全般を学ぶことになるため、資格を所持していることで知識を証明することにも繋がり、勤務にスムーズに取り組めたり、転職に有利になったりします。
2 介護福祉士実務者研修の取得
介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修よりも、さらに幅広い介護分野の知識や技術の習得が求められる資格です。
以前まではヘルパー1級とされていましたが、現在の介護福祉士実務者研修は、ヘルパー1級と介護職員基礎研修が一本化されたものです。
介護業界での上位資格でもあり、国家試験の介護福祉士取得を目指すなら取得しておきたい資格です。
介護職員初任者研修よりも上級の資格となりますが、初任者研修を取得していなくても受験することが出来ます。
取得条件は、所定のスクールに通学をするか、通学とオンライン受講との併用で、20科目450時間のカリキュラムを終える必要があります。
介護福祉士実務者研修の取得によって得られるもの
介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修よりも幅広い介護分野での知識取得が求められます。
実地研修を積むことで、医療的ケアを行うことが出来るようになるので、活躍の場が広がります。
介護福祉士実務者研修を所持していることで、サービス提供責任者として働くことも可能になります。
幅広い分野の知識を所持している証明にもなるため、介護業界での転職に有利になります。
介護福祉士の受験資格が得られるため、介護福祉士を目指す人にとって必須の資格です。
3 介護福祉士の資格を取得
介護福祉士は、介護職の唯一の国家資格です。「ケアワーカー」と混同されますが、資格を持っているのが介護福祉士です。
介護福祉士を所持していることで、専門的知識を所持している証明にもなり、他の資格よりも国家資格であることで、平均給与が高く設定されていることも多く、給料アップや転職に有利になります。
介護福祉士であることで、管理職に就けたり、新人研修を任されたり、仕事の幅が広がります。
介護福祉士の受験には、筆記と実技があります。
介護福祉士実務者研修を所持している場合、実技試験が免除になります。ただし、実務者研修を所持していることが受験の前提となるため、大抵の受験者は実技が免除されています。
国家試験は筆記試験が11科目、全125問を制限時間220分で解きます。
合格率は60%ほどで、比較的合格率も高い国家資格です。
しっかり対策をとり勉強すれば合格を目指せるため、キャリアアップのために挑戦するのもおすすめです。スキルアップ研究所の調査によれば、医療福祉・心理系資格を取得した方の満足度は77.5%と高いので、資格取得による効果も実感しやすいでしょう。
給料について
下記の表は、資格の有無による給料の違いを表したものです。
保有資格 | 平均給与 |
---|---|
介護職員初任者研修 | 300,240円 |
実務者研修 | 302,430円 |
介護福祉士 | 331,080円 |
資格なし | 268,680円 |
引用:厚生労働省 「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」
令和4年に厚生労働省が発表したデータによると、未資格で勤務する職員に対して、資格取得者は30万円以上を上回る給与で勤務していることがわかります。
初任者研修と実務者研修よりも、国家資格である介護福祉士のほうが2万円程度収入が高い傾向があることがわかります。
本格的な資格取得は悩んでいる、という方でも、まずは初任者研修の取得から目指してみることで、給与アップに繋がることがわかります。
介護福祉士取得後のキャリアアップモデル
介護福祉士は国家資格でもあり、介護業界では上位資格となりますが、取得したところがキャリアの終着点ではありません。
介護福祉士取得を目標として勤務していたり、介護福祉士をすでに取得していたりして経験を積むと、介護職経験5年ほどでベテランと呼ばれる域に入ります。
この頃になると、さらなるスキルアップを目指して新たな職種に転職したり、環境を変えて勤務したいと考える人も増えていきます。
介護福祉士の資格を活かして、自身で介護事業所を開業するという選択肢もあります。
介護職は人手不足なのが現状にあり、転職時期は気にせずいつでも大丈夫なことが多いです。
ここからは介護福祉士としてのキャリアアップの選択肢について、詳しく紹介していきます。
ケアマネージャー(介護支援専門員)
ケアマネージャーとは、「ケアマネ」と略され、要介護者や家族からの相談に応じて、どのような介護をするのがよいかを検討する専門職です。
検討したサービスは、ケアプラン作成し、要介護者と介護サービスの仲介を行う職種です。
ケアマネージャーになるためには、介護支援専門員実務者研修の試験を受験し、合格する必要があります。
合格率は10~20%と言われており、国家資格ではありませんが、合格率が低く、難関資格とされています。
試験に合格したあとは、1年以内に合計87時間の介護支援専門員実務研修を終了することで、資格を取得することが出来ます。
ケアマネージャーは介護職員からのスキルアップとして人気が高い職種で、介護職員の中でも給料が高いのが特徴です。
管理者・施設長
管理者や施設長は、介護に関わる施設や事務所の責任者という立場として、運営や管理を任される仕事です。
施設や事務所の運営に関わる手続き全般や、収支の管理なども業務に含まれます。
また、サービスを利用する方の情報を管理したり、ケアマネージャーへの営業や連携、職員の人事なども担当するため、仕事は多岐に渡り、責任が伴う重要な役職です。
施設や事務所で管理者や施設長の設置人数は異なりますが、大きな施設や事務所だと2~3名、小規模デイサービスなど小さな施設では1名程度の設置になるため、役職に就きたくても就けない場合もあります。
管理者や施設長候補としての求人募集もされる場合がありますが、介護業界で経験を積むことで、経営側から打診される場合もあります。
生活相談員
生活相談員は、利用者や家族と、介護施設の仲介役となり、様々な相談に応じたり、各種手続きを代行したりするのが主な仕事内容です。
無資格でも出来る仕事ですが、専門的な知識が必要になる場合が多く、介護業界で経験を積んでいる職員に向いています。
また、社会福祉士や社会福祉主事任用資格を所持していることを、生活相談員の要件としている施設や事務所も多くあります。
ケアマネージャーも利用者や家族と各サービスを繋ぐ役割をしていますが、ケアマネージャーはケアプランを作成することが主な仕事になり、その点が生活相談員とは異なる部分です。
生活相談員は利用者の精神的な支えとなる存在でもあります。例えば、利用者の心情を理解し、孤独感を和らげるための対話を提供することも重要な役割となっています。このため、コミュニケーション能力や共感力も必要とされる職業です。
生活相談員はケアマネージャーも含めて、様々な介護福祉施設やその関係者と利用する人をつなぐ役割を担っています。
独立・開業
自分で独立・開業して、介護福祉事務所などを作ることもキャリアアップの一つの選択肢です。
介護の知識や技術を十分に持っていれば、独立・開業というのも十分可能です。
独立・開業となると、介護の知識や経験だけではなく、経営についても学ぶ必要がある上に、開業にあたっての膨大な資金も必要になります。
しかし、経営理念やサービスの提供内容など、自分の理想を形に出来るため、やりがいは十分にあります。
また、少子高齢化が進む中で、介護の需要は高まっています。
宣伝次第では集客も十分に見込めるため、独立・開業をキャリアアップとするのもおすすめです。
給料について
下記の図は職種による給与の違いを表したものです。
職種 | 平均給与(常勤の場合) |
---|---|
介護職員 | 317,540円 |
生活相談員 | 342,330円 |
介護支援専門員 | 361,770円 |
事務職員 | 307,960円 |
引用:厚生労働省 「令和4年度 介護従事者処遇状況等調査結果」
上記の図からもわかるように、介護業界ではキャリアアップによって給料の上昇にも繋がることがわかります。
役職ごとに手当がついたり、資格手当がついたりする場合もあるため、収入アップの手段として、より上位の役職についたり、資格を取得することがおすすめ出来ます。
ケアマネのキャリアアップモデル
ケアマネージャーは、介護職の中では最上クラスの資格にあたるため、そこを目指して努力している方も多いと言えるでしょう。
しかし、ケアマネージャーになっても、さらなるキャリアアップを目指すケアマネの方もたくさんいらっしゃいます。
以下では、そのような、キャリアアップを目指すケアマネのキャリアアップモデルを紹介していきます。
認定ケアマネージャー
質の高いケアマネージャーを育成することを目的として、2004年に認定ケアマネージャーという民間資格が創設されました。
認定ケアマネージャーは、ケアマネージャーの上位資格として位置づけられており、受験にはケアマネージャーの資格をすでに所持していることと、ケアマネージャーとしての実務経験が必須となります。
主任ケアマネージャーを目指す上で、所持しておきたい資格でもあり、ケアマネージャーとしてのスキルアップが望めるのはもちろん、キャリアアップとして取得を目指すべき資格です。
主任ケアマネージャー(主任介護支援専門員)
主任ケアマネージャーは、2006年に行われた介護保険法の改正で誕生しました。
主任ケアマネージャーは、ケアマネージャーの上位に立つ役職となり、ケアマネージャーをまとめる立場となる専門職です。
通常のケアマネージャー業務に加えて、新人研修や、各ケアマネージャーへの支援や相談、地域課題への取り組みなどが職務となります。
主任ケアマネージャーになるためには、特に試験などはなく、資格としては取得しやすいものになります。
ケアマネージャーとしての経験年数や、スキルなどが総合的に判断されるため、キャリアアップとして目指すのがおすすめです。
社会福祉士
国家資格である社会福祉士は、ソーシャルワークを深く掘り下げたい方におすすめの資格です。
国家試験に合格することが条件ですが、国家試験であるため、年収が高く設定されていることが多いです。
ケアマネージャーよりも、対象となる人の幅が広がるため、様々なニーズを理解した上で、必要となる社会福祉サービスに繋げる手助けを行います。
勤務先も多岐に渡り、病院(医療ソーシャルワーカー)、学校(スクールソーシャルワーカー)として勤務することも可能です。
介護士の経験を生かして他の職へキャリアアップ
介護業界でのキャリアアップ以外にも、経験を活かして他業種へ転職し、キャリアップを目指すという選択もあります。
介護の経験が活かせる、他業種を紹介します。
看護師
病院や福祉施設など様々な勤務先がある看護師ですが、介護士としての経験を活かすなら、介護施設での看護師勤務がおすすめです。
介護士としての知識を活かすことで、服薬管理や衛生状態の確保といった、利用者さまのニーズに合わせた判断をすることが出来ます。
近年は新型コロナウィルスの影響もあり、介護施設内での看護師の需要は高まっています。
感染症対策が求められる職場環境となるため、介護と看護の両面から現場を見ることが出来るスキルは非常に重要です。
ただし、看護師になるためには文部科学省が指定する学校等で3年以上のカリキュラムを終了し、国家試験に合格することが条件となります。
作業療法士
作業療法士は、人々が生活する上で行う、様々な「作業」に着目して、治療を行う専門職です。
身体の機能に対してのアプローチはもちろん、精神面でのサポートも行うのが作業療法士です。
作業療法士が活躍する場は、病院や介護施設など多岐に渡りますが、近年需要が増えているのが、認知症患者や精神病患者に対してです。
作業療法士は国家資格になり、受験のためには所定の学校にてカリキュラムを終了することが必要になりますが、合格率は80%台と比較的高く、しっかり対策をすることで合格が見込める資格です。
理学療法士
なんらかの事情によって運動機能が低下した状態にある人に対して、運動機能の維持や改善を目的に治療を行うのが、理学療法士です。
介護施設ではリハビリを行ったり、デイサービスなどでは機能訓練士として勤務しています。
理学療法士は、福祉機器など専門的な器具を扱うことも多くあります。
理学療法士は国家資格であり、所定の学校等でカリキュラムを履修し、国家試験に合格する必要があります。
給料について
各専門職の平均給与をまとめました。
職種 | 平均給与(常勤の場合) |
---|---|
介護職員 | 31万7,540円 |
看護職員 | 35万1,000円 |
理学療法士・作業療法士 | 36万6,560円 |
出典:厚生労働省「令和4年度 介護従事者処遇状況等調査結果」
この項目で紹介した、看護職員や理学療法士・作業療法士は、国家資格となるため、一般の介護職員と比べると給料が高い傾向があります。
キャリアアップとして、知識やスキルを広げることはもちろん、収入面でも良い影響があります。
介護福祉士にとっての最上位資格とは
介護福祉士は国家資格であり、介護職の中では上位資格となりますが、さらにキャリアアップを考えている場合は、認定介護福祉士の資格取得がおすすめです。
認定介護福祉士は、2015年に認証・認定が開始された資格です。
認証されてまもない資格であるため、2020年9月時点での取得者はまだ60名ほどと、知名度も低い資格ですが、所持していることで知識を証明できるものであり、転職に有利になります。
認定介護福祉士の習得可能知識の例
認定介護福祉士は、介護福祉士よりも、広範囲にわたり、個々の利用者対応や、多くの環境で活躍できる知識やスキルを身に付けます。
介護福祉士にはない知識
医療、リハビリ、福祉用具、住環境、社会的支援に関して、といった新しい分野や、広範囲に渡る知識とあわせて、介護実践力を身に付ける
指導力や実践力
介護職のチームに対して、そのリーダーに対する指導、実践力を身に付ける
サービス管理に関する分野
サービス管理に必要なツールとその活用、指導力を養う
地域活動
生活支援、地域の介護力を高める能力。地域マネジメントを展開する力。
認定介護福祉士を取得することで、上記のような能力が身につくので気になる方は是非取得を前向きに考えてみると良いでしょう。
キャリアアップのためのおすすめの研修制度
キャリアアップを目指すのは、資格の取得だけでは終わりません。
現在の状況よりも、より知識やスキルを身に付けることがキャリアアップにも繋がります。
そのための研修制度について紹介します。
キャリアアップ研修
キャリアアップ研修は、日本介護福祉会に登録することで受けられる研修です。
介護福祉士のファーストステップ研修も、このキャリアアップ研修の1つとしてあります。
民間団体が運営していますが、市町村などが主催しているものなどもあり、最短で半日で終了するものもあります。
費用も手ごろで、定期開催していることも多く、比較的参加しやすい研修です。
介護福祉士ファーストステップ研修
介護福祉士のファーストステップ研修は、介護福祉士を取得してから2年ほど実務経験を積んだ人が対象となる研修です。
介護ケア、業務における連携について、運営管理の基礎についてを3つの軸として学びます。
全15回の構成で、合計232時間に及ぶボリュームのある研修ですが、この研修を受けることで介護に関する基礎知識や、技術を網羅することが可能で、自信のスキルを証明するものになります。
キャリアアップに有利になる転職方法
転職をするときに注目する求人情報といえば、
ハローワーク
フリーペーパーなどの求人情報
直接応募
転職サイト
などがイメージされると思います。
それぞれにメリットやデメリットがありますが、キャリアアップのために転職をするなら、1人1人に専任の担当者がつき、転職をサポートしてくれる転職サイトの活用がおすすめです。
マンツーマンでじっくり対応してもらえるため、希望する求人や転職先に求めること、職場の雰囲気などもアドバイスしてもらえます。
必要書類の書き方をレクチャーしてもらえたり、面接対策をしてもらえたりする場合もあります。
転職サイトは、手厚いサポートが受けられることが魅力ですが、中には紹介料を目当てとして運営しているサイトもあるため、見極めが非常に重要です。
キャリアアップのためのおすすめ転職サイト
介護職でキャリアアップを目指すなら、転職も1つの手段です。
以下では介護転職に有利になるおすすめの転職サイト、転職エージェントを2つ紹介します。
今回紹介する転職サイト、転職エージェントは、専任の担当者がつき、転職のサポートをしてくれます。
専任の担当者と、転職時期やタイミングなども相談しながら決めることが出来るので、よりよい転職をするきっかけになります。
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それだけにとどまらず、エントリーシートなどの必要書類の書き方の指導や、面接対策の実施も用意されているなど、サポートを抜かりなくしてくれる点も大きなメリットです。
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キャリアアップのポイント
介護業界でキャリアアップを目指す場合、将来自分がどのように勤務をしたいのかをまず検討するのがおすすめです。例えば、
管理職としてマネジメントをして活躍したい
専門知識を高めて、専門職として活躍したい
といったように、どちらの方向性でキャリアアップを目指すかが重要です。
マネジメント職をキャリアアップとして考えるなら、管理職や施設長などを目指すのがおすすめです。
専門職として活躍するなら、様々な研修をクリアし、資格取得を目指すことでキャリアアップに繋がります。
介護職のキャリアアップ方法についてまとめ
国家資格を取得するとキャリアアップと同時に収入アップも見込める
様々な職種によって適したキャリアアップ方法を実践することが重要
将来を見据えてどのような道に進みたいかによってキャリアアップの最善策が異なる
介護職のキャリアアップ方法について紹介しました。
介護職は、資格を所持していなくても就ける仕事が多いですが、各職種に応じて最適なキャリアアップ方法を検討することが重要です。
この記事を参考に、今後のキャリアアップについて検討してみてください。