重度訪問介護の仕事はきつい?仕事内容やヘルパーが大変な理由を現場の声も含めて紹介

「重度訪問介護ってどんなところが大変?」

「重度訪問介護を続けるためのポイントを知りたい!」

このような疑問をお持ちの方も多いと思います。

重度の障がいがある人を対象にサービスを行う重度訪問介護は、一般的な高齢者介護とは異なる介助が必要になることから、大変な仕事と言えます。

特に慣れるまでは辛いと感じることが多く、新人の離職が多い業界です。

この記事では、重度訪問介護の辛いところや、続けるための対処法などを詳しく解説しています。

重度訪問介護が大変な理由についてざっくり説明すると
  • 重度訪問介護は一定の条件を満たした重い障がいがある人を対象にサービスを提供する
  • 人を相手にする仕事であるため、辛いと感じる部分がある
  • 訪問介護を続けることにメリットが多い
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重度訪問介護って何?

介護の様子

重度訪問介護とは、重度の知的障がい・精神障がい、重度の肢体不自由の方など、心身に重度の障がいがある人を対象とした公的サービスです。

常に介護を必要とする、重度障がいがある人を対象に、ホームヘルパーが基本的に利用者宅を訪問して必要な介護を行います。

住み慣れた環境で、入浴や排せつ、調理や洗濯といった生活全般のサポートを受けることができます。

重度訪問介護サービスを利用するためには、一定の条件を満たす必要がありますが、住み慣れた環境で生活全般のサポートを受けられ、要件を満たせば24時間必要な介護を受けることが可能です。

重度訪問介護の仕事内容・ルーティンは?

仕事内容

重度訪問介護の仕事内容について、詳しく解説していきます。

重度訪問介護の勤務時間

重度訪問介護は、基本的に24時間対応でサービス提供が行われ、1日8時間の利用者宅への訪問を3交代制で行います。

正社員の場合は、3交代制となる場合がほとんどで、パート勤務やスポット勤務などの場合は週1日のみ勤務したり、1時間程度の勤務など、様々な働き方に対応している場合が多いです。

基本的には3交代制での支援となるため、夜間の利用にも対応していますが、家族がいる場合には、夜間の介護サービスは利用しない場合もあります。

細かい仕事内容

重度訪問介護の細かい仕事内容は、以下のようなものがあります。

  • 着替えのサポート
  • 食事の準備、片付け
  • 排泄介助・トイレのサポート
  • 歯磨き
  • 移動の介助、付き添い
  • 体位変換
  • 日常の買い物の代行
  • 入浴介助

以上のような、利用者の生活全般を細かいところまでサポートします。

しかし、全てをサポートするのではなく、利用者が1人で出来ることは見守り、いざという時の援助を行うため、近くで待機するといったことも仕事内容として行います。

喀痰吸引など医療的援助が必要なら、その場で処置を行うこともあります。

援助は自宅以外でも可能になった

2018年以前は、自宅で生活を続けている人のみ利用できるサービスだったため、入院した場合などはサービスの利用が終了になっていました。

しかし、2018年4月に施行された改正障がい者総合支援法では、医療機関に入院した訪問介護の利用者にも、継続して訪問介護サービスを提供できるようになりました。

入院中の利用者へのサービス提供時は、病室の環境を整えることや、医療従事者への介護方法の伝達なども仕事内容として含まれます。

重度訪問介護の仕事をする条件は?

介護士

2016年時点で、重度訪問看護の事業所は、全国に約7,300ヵ所あります。

重度訪問介護の事業所では、サービス提供責任者を介護福祉士や実務者研修修了者などの有資格者、もしくは、居宅介護職員初任者研修修了者で3年以上の実務経験がある人という条件のもと、1人選出し設置が義務付けられています。

事業所の運営には、勤務するヘルパーのうち常勤が2.5人以上必要になります。

重度訪問介護のヘルパーになる要件は、

  • 介護福祉士、介護職員初任者研修などの資格所有者
  • 重度訪問介護従事者養成研修修了者

というのが条件になります。

無資格で勤務する場合には、重度訪問介護従事者養成研修や、強度行動障害支援者養成研修などを受講することが求められます。

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重度訪問介護は主に障がい者が対象

介護士と利用者

重度訪問介護サービスを利用できる人の条件を詳しく解説します。

厚生労働省によると、重度訪問介護の対象になる人は、「重度の肢体不自由者または重度の知的障がいもしくは精神障がいにより、行動上著しい困難を有する者であって、常時介護を要する障がい者」としています。

上記の要件を具体的に示すと、

  • 二肢以上の麻痺があり、障がい者支援区分の認定調査項目で、歩行・移乗・排尿・排便の全てに「支援が不要」以外が認定されている
  • 障がい者支援区分の認定調査項目のうち、行動関連項目等(12項目)の合計点数が10点以上である

これらのどちらかに該当する必要があります。

出典:重度訪問介護に係る報酬・基準について|厚生労働省

上記に該当する具体例としては、

  • 筋ジストロフィー
  • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
  • 脳性麻痺
  • 強度行動障害

このような難病などを抱えている方が、重度訪問介護を利用しています。

重度訪問介護がきついと感じた理由

困る介護士

重度訪問介護は、慣れればやりがいを強く感じられる仕事です。

しかし、仕事の特性上、対象が重度の障がいがある方になるため、慣れないうちはきついと感じてしまうことも多いです。

この項目では、現役の訪問介護従事者が運営するヘルパー会議室のコラムを参考に、重度訪問介護がきついと感じる理由を紹介します。

利用者に対応するのが難しい

利用者が理想としている介助と、現実のヘルパーの介助が違っていると、怒り出してしまうといった、気難しい利用者も中にはいらっしゃるようです。

対応の難しさを感じることもありますが、怒ってしまうのにも理由があり、

  • 自分で体位変換をすることが難しいため、座り方が違うと次のヘルパーが来るまで痛みに耐えるしかない
  • コップの位置が違うと、水分摂取を上手く行うことが出来ない
  • 移乗介助の手順が違うことで、転倒の恐怖がある

といったように、身体が不自由な方に接することがほとんどなので、利用者自身のしたいことと、それに対する実際は出来ないというストレスを感じていることもあります。

利用者が恐怖に感じることや、不安に思っていることを取り除けるよう介助を行えば、気難しい方とも通じ合えるため、コミュニケーションを取りながら経験を重ねることが大切です。

介助者と利用者との協力と理解が、良い介助とサポートの基盤となります。

長時間のサービスがきつい

介護保険で行われている訪問介護よりも、重度訪問介護のサービス時間は長く設定されています。

重度訪問介護の場合は、24時間途切れることなくサービスを利用している方も多く、1回の訪問では、サービス時間が2時間~10時間となっています。 8時間勤務の3交代制としている場合もあります。

短時間のサービスに慣れている人や、準夜勤や夜勤がある場合もあり、長時間のサービスが負担に感じている人は多いです。

入浴介助など技術面で難しい

重度訪問介護を利用する人は、文字通り重度の障がいをお持ちの方になり、一般的な介護技術以上に、利用する方に配慮した介護スキルが必要になるため、高齢者介護で行う身体介助の技術が通用しないことも多いです。

利用される方の中には、臓器に疾患を抱えている方も多いため、デリケートかつ繊細な介助が必要になります。

そのため、入浴介助などの身体介助が必要になる場合には、技術的に難しいこともあり、特に経験年数の低い人は1人で対応することが難しい場合もあります。

重度訪問介護には、同行支援という加算サービスがあり、6ヵ月以内の新人に対して、ベテランが同行して支援を行うことが出来ます。

移動がきつい

訪問する利用者宅への移動は、原則自力で行く必要があります。

自動車で移動することが多いですが、場所次第では自転車を使ったり、徒歩で行ったりすることもあります。

天候が悪くても訪問はしなくてはならないので、移動が辛いと感じることもあります。

慣れていない場合や、長距離の移動では、体力的な負担を感じることもあります。

施設介護とは異なり、サービス提供側が出向く形となるサービスなので、移動の辛さは訪問看護特有のデメリットでもあります。

トラブルなど緊急時の対応が難しい

訪問介護は1人で利用者宅に行くことが多く、介護も1人で行います。

施設介護の場合は、先輩や同僚など一緒に働くスタッフが近くにいるので、緊急時やトラブルの対応にも心強いですが、1人で対応する訪問介護の場合は、トラブルや緊急時の対応が難しいことがあります。

1人でサービスを提供するため、介護サービスに関する責任は自分自身にあり、プレッシャーに感じることもあります。

人間関係が悪い

訪問介護の場合は、職場での人間関係というのはほとんど感じることなく勤務が出来ます。

その代わり、利用者やその家族との人間関係に悩むことがあります。

利用者からのセクハラがあったり、相性がどうしても合わなかったりする人がいる、というのが現場の声としてあります。

現場となるのが利用者の自宅であり、上司に相談したとしても解決出来ないこともあります。

収入が安定しない

訪問介護は、実際に働いた時間分しか収入にならず、移動時間なども考慮すると1日に回れる件数には限界があります。

稼ぐためには、いかに効率よく仕事をこなすかが重要です。

また、個人でどんなに頑張ったとしても、仕事の単位が決まっており、事業所の裁量では給料を決めることが出来ないのです。

経営や加算単位の影響を受けるため、収入が不安定になります。

キャリアアップのため

十分なスキルや経験も、訪問介護では活かすことも出来ず、手当等で収入を得るのも難しいです。

新たな資格取得を目指した場合には、訪問介護のスケジュールから、資格取得に費やすための十分な時間を確保することが難しい場合もあります。

そのため、キャリアアップを目指している方は、訪問介護から離れる選択をする方もいます。

訪問介護を続ける場合は、登録制の職員ではなく、正社員を目指したり、他の介護職への転職を目指す方もいます。

正社員を目指すのか、他の介護職へ転職するのか、または新たな資格を取得するのかは、個人の状況や目標に応じて適切な道を選ぶことが大切です。訪問介護の経験は、介護分野での幅広いキャリアパスへの基盤となり得ます。

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訪問介護を続けるメリット

楽しそうな介護士

重度訪問介護の仕事は、仕事内容的にも楽とは言えない仕事です。

しかし、訪問介護を続けることにはメリットがあります。

この見出しでは、訪問介護を続けるメリットを紹介します。

何歳になっても仕事を続けられる

訪問介護の仕事は、スタッフの平均年齢が比較的高い場合も多く、50〜60代になってからスタートする方も珍しくない職種です。

これから訪問介護の仕事を始めようか考えている人は、体力的に難しいかもしれない、と不安に思うかもしれません。

しかし、身体介助だけではなく、料理や掃除といった家事のような生活援助もあるため、主婦の経験を活かすことが出来ます。

年齢制限を設けていない場合も多くあるため、何歳からでも働き始めることが出来るし、何歳になっても続けられるという点が、メリットです。

一人一人に合ったサービスを提供できる

訪問介護の仕事は、施設介護とは異なり、ご利用者さまの1人ひとりに合わせた介護を行うことが出来ます。

施設介護では、施設のルールや全体に合わせた介護を行うことになるため、自分のやりたい介護を実現することが難しい場合もありますが、訪問介護は、ご利用者さまの尊厳を守りながら、やりたい介護を実現させることが出来るのがメリットです。

1人ひとりに合わせて、丁寧なケアが出来るのは、訪問介護の魅力でもあります。

利用者と深い関係を築ける

上記の見出しでも紹介したように、訪問介護は1人ひとりの状態に合わせて、丁寧なケアを行うことが出来ます。

そのため、ご利用者さまや、その家族とは深い関係を築くことが出来ます。

ヘルパーの訪問が生きがいになっているご利用者さまも多く、信頼関係を築くことが出来れば、感謝されることも増えて、大きなやりがいと使命感が生まれるのが、訪問介護のメリットともいえます。

働き方が選びやすい

訪問介護は働き方が限定されておらず、正社員・パート・登録ヘルパーといった様々な働き方があります。

パートや登録ヘルパーの場合は、スケジュール管理もしやすく、比較的時間の融通が利きやすい働き方です。

子育てや家庭との両立もしやすいため、ライフワークバランスを重視したい方にもおすすめできます。

また、稼ぎたいときにはシフトを沢山増やすことも可能で、こうした調整がしやすいのがメリットです。

どんなことがやりがい?重度訪問介護の現場の声を紹介!

楽しそうな介護士

この見出しでは、重度訪問介護の現場で働く職員が、どんなことに魅力や、やりがいを感じているのかを紹介していきます。

1対1の介護が自分に向いている

訪問介護の仕事は、コミュニケーションを取りながら長時間介助を行うため、ご利用者さまと仲良くなることが出来ます。

ご利用者さまとの相性が不安に思う人もいると思いますが、現在担当しているご利用者さまは、みんないい人ばかりです。

私も普段の生活と変わらないような感じで、寄り添って働くようにしています。

1対1の介護が出来るからこそ、自分に向いていると感じる方もいます。

長時間一緒に過ごすことで、コミュニケーションを取る時間も長く、相手のことを思いながら仕事をすることで、必然的に仲良くなる方が多いです。

自分のペースで仕事ができる

訪問介護は自分のペースで仕事を調整できるのがいいです。

デイサービスなどの施設介護では、決められたタイムスケジュールを守らなくてはいけないので、ご利用者さまとコミュニケーションを取る時間が限られてしまいますが、訪問介護では、時間内での作業配分がしやすいため、言われたことをやってあげたり、雑談したりすることも出来ます。

夜間サービスが多いため、収入にも満足が出来ています。

訪問介護の働き方は多用で、自由にスケジュール調整をすることが出来ます。

多く働きたいときには、そのように調整することが出来たり、手当がつく夜勤を中心に働くことも出来ます。

自分にしかできないことにやりがいを感じる

重度訪問介護を始めるまでは、障がいのある方の生活は未知でした。訪問介護を始めてから、固定概念がなくなり、やりがいを感じています。

訪問介護は重度の障がいがある方を対象にしているため、時に理不尽なことがあったり、介護が辛かったりすることもあります。

しかし、誰かの役に立てる仕事であり、やりがいを十分に感じることが出来る職種です。

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重度訪問介護の仕事を続けるためのコツ4選!

やる気ある介護士

重度訪問介護の仕事は、慣れれば業務をスムーズにこなすことが出来ますが、新人のうちは辛いと感じることが多いと思います。

そのため、新人ヘルパーが慣れる前に辞めてしまう傾向が強い職種です。

この見出しでは仕事に慣れてストレスなく続けることが出来るように、現役の訪問介護従事者が運営するヘルパー会議室のコラムを参考に重度訪問介護の仕事を続けるコツを紹介します。

利用者とのちょうど良い距離感をはかる

サービスの利用者とは、1対1での介護となるため、深く関わることになり、距離感が保てなくなることもあります。

親密になりすぎず、ちょうどいい距離感を保つことが重要です。 ちょうどいい距離感を保つことで、介護中のストレス軽減に繋がります。

距離感が近くなりすぎてしまうと、友達のように感じてしまい、ヘルパーになんでもお願いすればいい、と思ってしまったり、なんでもしてあげたくなってしまったりします。

このような関係性での介護は、ヘルパーもストレスが溜まってしまうこともあります。

利用者が出来ることは見守り、近くですぐに手助け出来るようサポートすること、利用者のためには大切なことです。

しかし、利用者と仲がいいのは悪いことではなく、会話を通して相手の興味があることなどを引き出して、利用者が話しやすい雰囲気を作ることや、会話することで利用者のストレスの軽減となるよう、支援することは重要です。

ヘルパー自身が休む時間を作る

重度訪問介護は、一般的な高齢者介護とは違った知識やスキルが必要となり、時には体力が必要となる場合も多く、ヘルパーは身体的にも疲労がたまりやすいです。

全てやってあげようとするのではなく、出来るところは見守りをするのも大切な支援であり、このような時間を持つことで、適宜身体を休ませることも出来ます。

最初から全て行おうとすると、心身の疲れが溜まってしまうので、余裕が持てるようになるまでは、無理をせず仕事をするのがおすすめです。

休むときはしっかり休むようにするなどして、メリハリを付けることが大切です。

相談相手を見つける

重度訪問介護は1人で勤務することが多いので、分からないことや困ったことなどが沢山出てくると思います。

訪問先によっても、独自のルールや気遣いがあり、判断に迷うこともあるでしょう。

このように勤務する中で困ったことや、不安に思うこと、悩んでいることなどを抱え込んでしまうと、ストレスになります。

1人で抱え込まず、相談出来る相手を見つけておきましょう。

相談体制を確立している職場では、積極的に利用しましょう。

また、重度訪問介護は、仕事中こそ1人での対応になりますが、利用者1人に対しては他のヘルパーも複数関わっていることがあるので、比較的相談はしやすい環境があります。

我慢し過ぎずに利用者を変更してもらう

人を相手に仕事をする仕事であるため、どうしても相性が合わない場合もあります。

仕事なので、我慢することも必要ですが、理不尽な要求やセクハラなどがある場合など、どうしても通常の介護を行えないと判断したら、我慢しすぎず担当を変えてもらうことを事業所に相談するのも大切です。

変更を申し出ることで、次の仕事を貰えないのではないか、と不安に感じる人もいるかもしれません。

しかし、重度訪問介護は人手不足が深刻なため、次の仕事も比較的簡単に見つかるでしょう。

辞めたいと思った場合の解決策

辞めたい介護士

これまでの見出しで、重度訪問介護のメリットややりがいを紹介してきましたが、それでも辞めたいと思うこともあるかもしれません。

辞めたいと感じたときの解決策を紹介します。

事業所に掛け合う

利用者に関することや、仕事内容に関することであれば、まずは事業所に相談をしてみましょう。

担当を変更してもらうことで解決する場合もあります。

事業所の運営に不満がないのであれば、仕事内容を変えてもらい、解決する可能性もあります。

重度訪問介護は人手不足が深刻な業界であり、人材確保が重要です。 そのため、事業所に相談することや交渉したいことも、まずは相談することでいい環境に変わる可能性も考えられます。

他の仕事と掛け持ちする

登録ヘルパーの場合は、掛け持ちで他の仕事もしやすくなります。

登録ヘルパーは出勤回数や出勤時間の調整がしやすいため、掛け持ちの勤務もやりやすいです。

1つの事業所にしか登録をしていない場合は、辞めてしまうと働かない期間が出来てしまう場合もありますが、複数の事業所に登録をしていれば、空白の期間を回避することが出来ます。

また、登録ヘルパーは自由にスケジュール管理が出来るのが魅力ですが、それ故収入が少なくなるのがデメリットです。

しかし掛け持ちで勤務をして、上手にスケジュール管理をすれば、収入を増やすことが可能です。

働く事業所を変える

運営方針などは働く事業所によって異なります。

仕事の負担や、移動が辛いと感じたら、1人体制の事業所ではなく、2人体制での勤務を義務化している事業所にしたり、社用車での移動しか行わない事業所を選んだりするなど、事業所の運営方針にも注目してみましょう。

また、収入面に不満がある場合は、事業所の規模や算定加算を確認して、別の事業所を検討するのもおすすめです。

転職する

上記のような解決策を講じても、環境の改善が難しい場合は、転職も視野に入れましょう。

自分の希望に合う職場が見つかれば、働きやすかったり、新たなやりがいを感じられたりします。

また、転職することで給料のアップが見込めたり、キャリアアップに繋がる可能性もあります。

転職におすすめのサイト2選!

転職したいと思ったときに、利用がおすすめの転職サイトを2つ紹介します。

介護ワーカー

介護ワーカー

※画像出典:介護ワーカー公式サイト

介護ワーカーの特徴
  • 年間転職成功実績1万件以上
  • 面接対策や条件交渉などサポートも充実
  • 求人数も9万件以上と豊富

介護ワーカーは、実績・評判ともに優れている転職サイトです。

申し分のない評判の良さや、年間転職実績が1万件という実績からも、信頼性が高い転職サイトです。

求人数が豊富で、正社員への転職や、未経験でも働ける職場探しなど、自分のニーズや希望に合った職場を探すことが出来ます。

「面接の日程調整や労働条件の交渉、履歴書の書き方や面接練習までサポートしてくれる」という口コミもあるように、手厚いサポートを受けられることに定評があります。

幅広い求人の中から、転職を成功させたいと考えている人におすすめの転職サイトです。

項目 内容
求人の数 9万件以上
対応エリア 47都道府県
特徴 口コミ・実績共に優れた転職サイト
登録がおすすめの人 豊富な選択肢から求人を選びたい人
手厚い転職サポートを希望する人
介護ワーカーを利用して転職!

カイゴジョブ

カイゴジョブ

※画像出典:カイゴジョブ公式サイト

カイゴジョブの特徴
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カイゴジョブは介護業界専門の転職サイトで、介護職や介護福祉士の求人を専門的に取り扱っています。

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提出書類の確認や、面接対策といった、転職において必要となるサポートも手厚く行ってもらえるので、転職サイトの活用がおすすめできます。

重度訪問介護の仕事内容・大変な理由についてまとめ

重度訪問介護の仕事内容・大変な理由についてまとめ
  • 重度訪問介護は生活のサポートの他、利用者が出来ることはそばで見守ることも大切
  • 重度訪問介護は長時間勤務や技術面の難しさなどがきついと感じる
  • 続けることのメリットや、やりがいも多い仕事

重度の障がいがある方などを対象としてサービス提供される重度訪問介護は、仕事の特性上、辛いと感じることや、負担になることも多いです。

しかし、利用者から感謝されたり、働き方が選びやすかったりする点など、メリットも多い仕事です

もし辛いと感じたときは、事業所を変えたり、他業種への転職も検討しましょう。

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