介護士の夜勤あるある26選|一人での対応や夜勤明け・眠気への対処法などを紹介

「介護の夜勤って地獄みたいに忙しいって噂は本当なの・・・?」

「介護の夜勤にもワンオペってあるのかな?」

介護の仕事がしたくても、夜勤のことがよくわからず、応募をするか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そこで、この記事では介護の夜勤あるあるをご紹介します。

「地獄」とも表現される忙しい日、ワンオペ夜勤、夜勤明け、寝不足・体調不良のときなど、さまざまな「あるある!」と思えるエピソードをご紹介します。

ストレスを感じている現役介護士さんは、ぜひ夜勤あるあるで共感し、ストレス発散してください。

また、夜勤ありの介護職に就きたい方は、夜勤がどのようなものなのか参考にしてみてください。

介護の夜勤あるあるについてざっくり説明すると
  • 静かな日勤のあと、地獄のような忙しさになることもある
  • 寝ない利用者を廊下で見つけて、ヒヤリとすることはよくある
  • 寝不足・体調不良のときに限って忙しくなることがある
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夜勤あるある【定番編】

夜勤あるある

介護士は激務であることから地獄というイメージがある人もいるでしょう。しかし、介護の仕事は、仲のよいスタッフと会える時間が少ないため、日々の勤務について語り合い、ストレスを発散できる機会はそう多くはありません。

そこで、この見出しでは「夜勤あるある」を紹介します。「あるある!」と共感することで、ストレス発散になるでしょう。

また介護士ではない方が「あるある」なエピソードを読むと、普段知ることがない夜勤のリアルがわかります。

介護の仕事をしたことがない方でも、介護士の本音や仕事への姿勢を知ることで、介護士の仕事に興味を持てるのではないでしょうか。

静かな日勤の後ほど地獄のように忙しい

夕方、日勤の人からの申し送りでは「皆さんいつも通りで、特に何もなかったです」と言われて安心していたのに、そういう日の夜勤に限って事故や急変が起きることも多いです。

入居者さんが転倒して大怪我をしたり、急変で病院に搬送されたりと、介護の仕事を続ける中でこのような緊急事態は必ずと言っていいほど経験することなんです。

私も何度か緊急事態を経験していますが、何度経験しても慣れることはありません。対応中はずっと精一杯なので、対応が終わった瞬間どっと疲れが襲ってきますね。

日勤帯では入居者さんたちが落ち着いていたからといって、夜勤帯でもそうとは限りません。

入居者さんの突然の事故や体調の急変があるかもしれないことを念頭においていなければなりません。

実際に緊急事態が起き、緊急事態への対応と通常業務が続き、非常に忙しくなる夜勤のことを「地獄」と表現する介護士もいます。

いつも同じスタッフの夜勤が荒れる

朝、夜勤担当者からの申し送りでは、いつも同じスタッフが「夜は大変でした」と伝えてきます。

他のスタッフが夜勤のときは、トラブルや緊急対応が起こることはあまりありません。

そのスタッフが夜勤のときに限って頻繁にトラブルが起こるので「○○さん、また夜勤でトラブルがあったらしいよ」と職場では噂になっています。

仕事ができるスタッフが夜勤を担当すると「問題ありませんでした」と申し送りをして帰っていきます。

担当する夜勤でトラブルがよく起こる人は、その人自身に介護士としてのスキルが足りないからこそトラブルが起こるのでしょう。

同僚と仲良くなれる

普段からあまり話さず仲が良くはない同僚や、苦手な先輩と夜勤で一緒になったときは、嫌だと思っても一緒に働くしかありません。

でも、夜勤は2人体制のことが多いので、苦手意識を持つスタッフとも声を掛け合って協力したり、一緒に夜食を食べたりする中で、仲がよくなることが多いです。

はじめは夜勤を一緒にする相手のことを嫌だなと思っても、夜勤中ずっと一緒にいるとプライベートの話や世間話をする機会もあり、だんだん打ち解けていきます。

そのうちに、今までのイメージとは違う人だとわかり「思ったよりいい人なのかも」と思えてきます。

夜勤では、日勤のときにはわからない、他のスタッフの内面の部分が見えやすくなり、苦手だと思っていたスタッフとも距離が縮まることがよくあります。

思った以上に夜勤好きがいる

介護職を経験したことがない人は、夜勤は大変なイメージがあり「きっと夜勤はみんな嫌なんだろう」と思っているかもしれません。でも、実は夜勤が好きな介護士は少なくないんですよ。

日勤はいろんな専門職員や事務職員たちと一緒に働きます。夜勤はそうではないので「夜勤は自分のペースで働けるし、静かだから好き」という人は結構いるんです。

上記のような理由に加えて、深夜割増賃金や夜勤手当がもらえて給与が上がるため、夜勤が好きだという人も少なくありません。

ワンオペの時ほどナースコールが同時に鳴る

ナースコールは、なぜか鳴るタイミングが重なることが多いんです。

ナースコールが鳴った順番に入居者さんの元に伺うのですが、ワンオペで夜勤をするときは特に大変です。

特にきつかったのは、転倒リスクが高い方々のナースコールが数人同時に鳴ったときです。全ての方に素早く対応しなければ危険なので大変でした。

ワンオペのときにナースコールを鳴らした入居者さんを全て対応しようとすると、勤務時間内に業務が終わらないことも多々あります。

夜勤がワンオペで行われる施設は少なくありません。そのような施設では、ワンオペでできる業務量を超えてしまい、入居者さんへの対応に苦労する介護士もいます。

いっぱい介護士がいる時間には、ナースコールはあまり鳴らないのに、ワンオペで回している時に限ってナースコールが鳴り止まないということも大いにあり得ます。

寝不足・体調不良の日ほど忙しい

夜勤は眠気との戦いです。特に、寝不足や体調不良のときに限ってナースコールが何回も鳴ったり、トイレ介助が重なったりして忙しくなる気がします。眠気や体調不要に耐えながら忙しく働かなければならないのは辛いです。

夜勤はたくさんの記録業務がありますが、記録業務に専念できることはあまりありません。

記録業務の途中でおむつ交換をしたりトイレ介助に行ったりするので、寝不足や体調不良のときは特にしんどいです。

一人で介助をしていると、他の入居者さんが部屋を出ていくことがあります。

体調不良のときなどは特に両方の対応を同時にはできないので「一人ではとても対応できない!」「地獄だ…」と思ってしまいます。

部屋を出ていく入居者さんについ「そっちに行かないで!」と大声を出してしまい、反省することもよくあります…。

夜勤は自分のペースでできるメリットがありますが、利用者さんへの対応が立て込み大変な日もあります。

特に、入居者さんのトイレ介助をしているときは、トイレ介助中の気配や物音で起きてしまう入居者さんもいるため、一度に複数の入居者さんへの対応が求められることも少なくありません。

求人情報を見がち

夜勤は、介護の仕事の中でも特に辛いと言われることが多い勤務帯なんです。

夜勤でかかる心身の辛さから、夜勤中のスキマ時間に、仕事中であるにもかかわらず求人情報を見てしまうこともあります…。

夜勤中は他のスタッフの目線がないので、つい求人情報を検索してしまいます。

特に一人での夜勤の際は、他のスタッフが全くおらず、スマホを自由に触ることができるので、求人情報を検索することが多いですね。

夜勤中は、他のスタッフの目がないことや夜勤の辛さから、ついスマホで求人サイトを閲覧してしまうこともあるあるです。

日勤のみの施設や、夜勤があってもよりよい条件の施設の求人を検索し、転職を考える介護士も少なくありません。

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夜勤あるある【ヒヤリ編】

夜勤中、ヒヤリとした経験を持つ介護士は多いでしょう。そこで、この見出しでは、ヒヤリとした夜勤あるあるエピソードを紹介します。

寝ない利用者が幽霊のように歩いている

私がヒヤリとしたのは、入居者さんたちが就寝したあとの巡回業務で通路を曲がったとき、目の前に入居者さんが立っていたときです。

まだ寝ない利用者の方が廊下を歩いていたんです。これにはさすがにビクっとしてしまいました。

いくら夜勤業務に慣れても、こういうヒヤリとする経験に慣れることはないと思います。

施設によっては、真っ暗な中で物音がしたり、何かが動いたように見えたりしたときには「幽霊を見た」と噂が立つこともあるようです。

巡回業務は夜勤では必須の仕事の一つです。寝ない利用者が部屋から出ていないか、寝ない利用者が他の部屋に入ってしまっていないかなど利用者の様子をチェックするのはもちろん、施設内の異常がないか確認する業務です。巡回業務では多くの介護士がヒヤリとした経験があります。

夜中に転倒事故の対応

夜間は部屋や足元が暗いので、転倒して怪我をしてしまう利用者さんもときどきいらっしゃいます。あるときは、利用者さんが頭から出血しており動揺しましたが、何とか対応できました。

夜間の事故は、スタッフの人数が少ないためか特にパニックになりやすいと思います。パニックになりながら対応すると危険なので、施設の方針では、事故があったときは自分一人で何とかしようとせず、他の階にいるスタッフに連絡し、協力して解決することになっています。

夜間には、特に入居者さんの転倒などの事故が起こった際の対応に注意が必要です。事故が起きたときには、一人ではなく複数のスタッフで対応するのがよいでしょう。

高齢者の方の場合は、軽症に見えても実は脳にダメージがあった、などの可能性もあるので医師や入居者さんのご家族への連絡は忘れないようにしましょう。

入居者が違うベッドで寝ている

居室巡回をしていると、ベットで就寝しているはずの入居者さんの姿がないことはときどきあり、毎回ヒヤリとします。

入居者さんがいなくなっていると気付いたときは「転倒してしまった?」「徘徊している?」など、あらゆるリスクを考えドキドキしてしまいます。

しかし、次の瞬間、その入居者さんのベットではなく、同室の他の入居者さんのベットで寝ているのを発見し、笑ってしまうことも夜勤あるあるだと思います。

入居者さんがベットを間違えるのはしばしばあることなので、巡回時には注意深いチェックが必要です。

夜勤あるある【イラっと編】

夜勤では、イラっとしてしまうこともよくあります。そこで夜勤あるある【イラっと編】をご紹介します。

急変時に看護師と連絡が取れない

入居者さんの体調が急変したときに、看護師や医師と連絡がつかないとイラっとしてしまいます。このようなとき、介護士も医療の知識が必要だと実感します。

夜間、看護師が電話当番として自宅待機しているので、緊急時に連絡が取れないと、「なんで当番の看護師に電話しても連絡が取れないの?」とイラっとします。当番の看護師に連絡が取れないことは少なくありません。

施設によっては医療従事者が夜勤をしないところもあります。そのときには電話での指示になりますが、連絡が取れないときには介護士はイラっとしてしまいます。

なぜか自分一人だけいつも忙しい

シフトメンバーによっては勤務態度が悪い人が揃ってしまい、私以外は仕事をしないので自分だけが忙しくなってしまうときイラっとしてしまいます。

ナースコールが鳴ったとき、夜勤の介護士は数人いるのに誰も出ないので、私がナースコールに出て対応することがよくあります。

結局私だけがナースコールに対応しているので、他のメンバーとの忙しさが全く違います。

勤務態度が悪いのが先輩だと余計言い出しにくく、自分だけで仕事に対応せざるを得ない場合も少なくありません。

あまりにも酷い状況が続く場合は、他の上司に相談したり、それでも改善されない場合は転職などを視野に入れるのも良いでしょう。

業務の遅れで早番に責められる

夜勤中に緊急の対応が重なったため、夜勤での業務が終わらないまま早番(6時~)の職員が出勤することがあります。

でも、ある早番の職員は夜勤をしたことがないので「なんで仕事が終わっていないの!?」と怒られてしまい、イラっとしました。

緊急対応が多いと通常の業務が遅れていくことが早番の職員に理解してもらえず、結局仕事ができない職員と決めつけられ辛かったです。

夜勤未経験者は夜勤の仕事を理解していないことがあるため、このような職員間のトラブルが起こる可能性もあります。

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夜勤あるある【嬉しかった編】

夜勤はヒヤリとしたりイラっとしたりすることもありますが、嬉しい思いをすることもあるあるの一つです。

「ありがとう」はいつでもうれしい!

利用者さんやご家族からの「ありがとう」の言葉は、何よりも嬉しいのは、どの介護士も同じなのではないでしょうか。特に思い出に残っているのは、お亡くなりになった利用者さんのご家族からの言葉です。

「父は、いつもあなたの話をしてくれました。あなたが夜勤の日を選んで旅立ったのだと思います」

「あなたが夜勤を担当していた日だからこそ、母は旅立つとき安心できたんだろうと思います。ありがとうございました」

などの言葉をいただいたことが深く心に残っています。

このような言葉をいただけるのは、介護士として誇りであると言えるでしょう。

「あなたがいる日は安心できる」

利用者さんが「あなたがいる日は安心できるよ」と言ってくださるのは何よりも嬉しいことです。利用者さんから嬉しい言葉をいただき、励みになることは多いです。

本当は自宅での介護をご希望されている利用者さんがいらっしゃり、普段はあまり深く眠れないのですが、私には「あなたがいてくれると安心するわ」とおっしゃって、私が夜勤のときはゆっくり寝てくださるので嬉しく思いますし、やりがいを感じます。

利用者さんから嬉しい言葉をいただくことは、介護の仕事にやりがいを感じる理由の一つです。

朝食をいつも完食してくれる

夜勤では、利用者さんの朝食を毎回作るのですが、いつも完食してくださる方が多く、とても嬉しいです。朝食作りは、夜勤で楽しみにしている仕事の一つです。

いつもは朝食を残してしまう利用者さんがいらっしゃいましたが、ある日完食していただいたときは、嬉しすぎてガッツポーズをしてしまいました。

朝食の盛り付けや彩りが綺麗だと、味以外のことでも褒めてくださる利用者さんもいらっしゃり、やりがいを感じます。

夜勤では朝食作りや、朝食介助までが仕事の場合もあります。利用者さんの朝食に関して、喜びややりがいを感じる介護士も多いです。

夜勤あるある【心が和んだ編】

夜勤では思わぬ緊急事態が起こることや、眠気が辛いなど大変なこともありますが、入居者さんたちとの触れ合いの中で、心が和むことも多々あります。

普段言えない気持ちを伝えてくれた入居者さん

夜勤で事務作業をしていたとき、ある入居者さんがお菓子を持って話しかけに来てくれました。

その方は日中あまり話さない方なのですが、日中はたくさんの職員たちが忙しく動き回っているので、なかなか声をかける勇気が出ないし、仕事の邪魔をしてしまうのではないかと思っていたそうです。

でもその夜勤の日、私に話しかけに来て下さり「本当はいつもありがとうと言いたいんだけど言えなくて…ごめんね」と謝られ、感謝の気持ちで涙が出てしまいました。

入居者さんが介護士を励ましてくれたり、言葉やお菓子などでお礼をしてくれることも多いです。そのやり取りに心が和み、励みややりがいを感じる介護士は多いです。

お礼のお菓子や手紙をくれる

消灯で各部屋を訪れるとき、多くの入居者の方々が「今日も一日ありがとう」などの労わりの言葉をくださいます。

お菓子やお手紙をお礼にいただくこともよくあり、とても嬉しく思います。

お手紙を見ると、私の似顔絵を描いてくださる方も多く、感謝や嬉しさもありますが、普段から私のことを考えてくださっているのだなと思い、とても暖かい気持ちになりました。

お菓子などを介護士に渡し、普段の感謝を伝えてくれる入居者の方は少なくありません。

介護士と入居者とのこのような交流は介護士にとって働くモチベーションになります。

夜勤あるある【女性ならでは編】

介護士は女性が多い職業ですが、女性介護士だからこそ経験する夜勤あるあるのエピソードもあります。

男性利用者からのセクハラを何度も経験

入浴介助、排泄介助、移動介助など、利用者さんの体に触れる機会は多いです。

利用者さんが男性の場合、体に触れたときにセクハラされることもときにはあります。

利用者さんにセクハラされても「いちいち気にしていられない」と気を強く持たなければならないのは女性介護士ならではだと思います。

上司に相談しても「仕方ない」と言われ、話を聞いてもらえないので改善しないのが現状です…。

厚生労働省の調査では、約半数の介護職員がセクハラを受けたことがあると答えています。

厚生労働省では、利用者や利用者家族からのセクハラを含めたハラスメント対策を進めているところです。

汗で落ちないメイクに詳しくなる

女性介護士のあるあるネタで外せないのが「メイクが汗ですぐ落ちる」と実感することです。

すぐにメイクが落ちてしまうので、仕事の日はベースメイクだけで済ませ、ほぼスッピンの状態で働いている女性介護士は多いです。

ベースメイクも落ちてしまうと困るので、特に夏場に必要な、汗に強いウォータープルーフの下地やファンデーションに詳しくなるのもあるあるです。

介護は体力を使うので汗をかきやすいですが、特に入浴介助の際は、暑さで汗だくになってメイクが落ちてしまうことがよくあります。

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夜勤あるある【夜勤明け編】

夜勤明けのとき特有のあるあるも存在します。

夜勤明けの解放感がたまらない

夜勤をした職員が帰る頃は、午前の業務が始まって施設が忙しく動き始めるときです。

日勤の職員たちが忙しくしている中「お疲れ様でした!」と挨拶をして帰るときの解放感は最高です。

居室移動や大きなイベントがあって施設が大忙しの日に夜勤明けで帰宅できるときは、職員たちが忙しくしている中帰れることに、優越感を抱いてしまいます。

また、退勤時にナチュラルハイになっていることも多く、帰宅せずにそのままショッピングモールなどに行ってしまうこともあります。

夜勤明けは、特有の解放感や優越感、爽快感が感じられます。日勤のみの勤務では、このような気持ちにはならないでしょう。

帰宅後にもナースコールが聞こえる

帰宅してシャワーを浴びているとき「ビー、ビー、ビー…」とナースコールが聞こえた気がすることがあります。

日頃ナースコールには敏感になっており、ナースコールに対する責任も感じているので、聞こえるわけがないとわかっていても、聞こえた気がすると反応してしまいます。

自宅など、プライベートのときにナースコールが聞こえる気がしたときは疲れている証拠だと思うようにし、いつもより睡眠時間を多くとるように心掛けています。

介護士の中には、夜勤終了後もナースコールが聞こえる気がした経験を持つ人が少なくありません。

いつもナースコールに神経を研ぎ澄ませているからこそ、このような経験をするのでしょう。

夜勤明けのコンビニでの無駄遣いがやめられない

業務を何事もなく終えた夜勤明けは、退勤後そのままコンビニへと向かい、お酒、おつまみ、スイーツなど、目に入った食べたいものをどんどんカゴに入れていくとき、人生で一番充実しているときではないかと思います。コンビニから出て家に帰る途中は、夜勤明けの爽快感と、コンビニでのストレス発散でスッキリしています。

夜勤明けにコンビニで無駄遣いをしてしまうのでやめようと思っても、夜勤明けはハイになっているので、いつもコンビニに向かいいろいろ買ってしまって、あとで後悔します。

ストレス発散や自分へのご褒美として、夜勤明けにコンビニでたくさん買い物をする介護士は少なくありません。ただし、夜勤明けの解放感から、買いすぎてしまうことはあるあるです。

早番スタッフが神様に見える

夜勤の職員は、少人数で朝イチの洗面介助や排泄介助を担当しているので大忙しです。

「このまま日勤に引き継ぎたい…」と思いながらも必死で介護しているとき、早番スタッフが「おはようございます!」と出勤してくるのを見ると、救いの神にすら見えてきます。

夜勤といっても、夜間の業務をするだけではありません。朝の起床介助や排泄介助、朝食の準備なども業務に含まれます。

そのため、早番・日勤者の出勤時間次第で、夜勤終盤のきつさが変わってしまうんです。早番や日勤の人が来るとホッとします。

夜勤は楽というイメージがある方も少なくないでしょう。しかし、夜間だけでなく、朝にもいくつかの業務が残っています。

朝の業務を一緒にしてくれたり、引き継いでくれたりする早番は、夜勤の人にとってありがたい存在なのです。

夜勤あるある【眠気への対処編】

夜勤は、眠気に耐えながら働かなければならないこともあります。そこで、夜勤での眠気に関するあるあるをご紹介します。

目薬に詳しくなる

夜勤中に眠気に襲われたらよく目薬をさします。介護の仕事に就いた当初は、どの目薬がいいのかわかりませんでしたが、勤務経験が長くなって、目薬には詳しくなりました。

特に眠気がスッキリするのは、メントール配合の目薬です。メントール配合の目薬は、さしたときに清涼感が感じられるので、眠気を覚ますにはピッタリなんです。

夜勤初心者の職員には、メントール配合の目薬を買うようにおすすめしています。

目薬に詳しくなるのも、夜勤あるあるの一つです。メントール配合の目薬は、眠い目をスッキリさせてくれます。

エナジードリンクを飲むようになる

夜勤では、眠気覚ましのために、コーヒーやエナジードリンクといったカフェインを含む飲み物を飲みがちになります。

エナジードリンクを摂取しすぎると体に負担がかかることはわかっているのですが、飲むと元気になったような気がするのでやめられなくなりました。

それまでエナジードリンクを飲んだことがなかった人でも、夜勤に入るようになってからエナジードリンクを飲むようになった介護士は多いです。

夜勤を始める前はエナジードリンクを飲んだことがなくとも、夜勤をするようになりエナジードリンクを飲むのが習慣になった介護士は少なくありません。

少しでも仮眠をとる

仮眠に入るとき、横になってもすぐには眠らず、ついスマホを触って時間を過ごしてしまっていました。

でも、10分くらいの短時間でも仮眠をとると、体の疲れが回復していると感じました。そのため、今は仮眠に入るときスマホを触らないように心掛けています。

夜勤中の状況によっては、仮眠が取れない場合もあります。そのときは、立ったまま数分目をつぶっています。目を閉じると目から情報が入ってこないので、頭が休まる感じがします。

夜勤は、長時間の拘束や本来寝ている時間に働くきつさから、体に負担がかかってしまいます。仮眠が取れるなら少しでも仮眠を取っておきましょう。

早朝の強烈な眠気がきつい

夜勤をするときは、あらかじめ睡眠時間のリズムを調整して夜勤に臨む人も多いので、夜勤が開始されたときはそれほど眠くなくても、朝方にはどうしても猛烈な眠気がやってきてしまいます。朝方の眠気はみんな経験することだと思います。

夜勤のときは早朝に眠気を感じることが多いですが、眠気を感じたら一緒のシフトの人と話すようにしたり、カフェイン入りの飲み物を飲んだりして、何とか眠気を覚ますようにしていますが、早朝の眠気にはいつまでも慣れません。

夜勤は深夜帯に眠気が来るイメージがある人もいるかもしれませんが、実は早朝の眠気が一番辛いという介護士は多いです。

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介護の夜勤におけるメリット

夜勤終わり嬉しそう

夜勤はしんどいというイメージを持っている人も多いでしょう。しかし、夜勤にはメリットも多いです。

夜勤をするか決めるときには、しんどく感じる部分とメリットを比べ、よく考える必要があります。

介護の夜勤におけるメリット

夜勤の大きなメリットは、給料が高くなることです。労働基準法では、22時から5時までの間の労働には、は深夜割増賃金として、基本給の25%を支払う義務があります。

一方、夜勤手当は法で定められておらず、施設の任意で支払われます。日本医療労働組合連合会による「2021年介護施設夜勤実態調査」の結果、正規職員の場合、2交代時の夜勤手当は平均5,976円、3交代の夜勤手当は4,325円でした。

出典:日本医療労働組合連合会「2021年介護施設夜勤実態調査」

日勤よりも忙しくない

夜勤は、日勤の忙しさと比べるとさほど忙しくはないと言えます。日勤は身体介助や利用者との触れあい、レクリエーションなどさまざまな仕事があります。

夜勤は、日勤と比べると、緊急事態のときに職員が一人もしくは数人で対応しなければならないという大変さはあります。

しかし、利用者に接する仕事は日勤より少ないので、その点ではあまり忙しくないと言えるでしょう。

正社員となるために有利

夜勤ができる方は、正職員になるのに有利だと言えます。介護職に応募する方の中には「しんどいから」といった理由や家庭の事情により、夜勤を断る方が少なくありません。

夜勤ができる方は採用側が求めている人材なので、採用される可能性は高いと言えます。

また、夜勤ができる方は多くの求人に応募できるので、希望の職場に入職しやすくなります。

通勤が楽

夜勤に出勤するときは、混雑していない時間帯なので通勤が楽であることもメリットです。

最近では、新型コロナウイルス感染防止のため時差通勤する方針の企業が多いですが、日勤で時差通勤をするとなると、始業が早い日は朝早く出勤しなければなりません。

一方、夜勤は混雑を気にする必要がないのでいつもの時間帯で通勤できるため、通勤は非常に楽です。

日中にプライベートの時間を作りやすい

2交代制の場合は拘束時間が16時間なので、多くの施設では夜勤明けの翌日は休日扱いとなります。

そのため、夜勤明けの日とその翌日は実質2連休になるので、プライベートの時間を作りやすくなります。

また、夜勤があると生活リズムが崩れがちですが、この2連休の間に体内リズムを戻せば、次の夜勤でも疲れにくくなります。

未経験者でも夜勤は可能

施設によっては、緊急時に素早い対応ができるベテラン職員や、日中の利用者の様子や体調をよく知っている職員が夜勤にあたる施設もありますが、未経験でも夜勤、または夜勤専従になることが可能です。

夜勤専従とは夜勤専門の働き方のことです。面接では、未経験でも夜勤または夜勤専従ができる教育体制があるのか、どのような仕事をするのかなど、詳しく確認しましょう。

介護士の夜勤求人を探すときのポイント5選

夜勤がある求人を探すときには、以下の5つのポイントに気を付けましょう。

スタッフの人数

日勤では多くの職員が働いている施設でも、夜勤帯の職員は一人で業務にあたる施設があります。

つまり、求人票で全職員数がわかっても、夜勤はワンオペだというケースもありますので、全職員数だけでは施設の実態はわかりません。

また、夜勤は一人で仕事をするのが好きな方には向いているとも言えますが、ワンオペ時に入居者の事故や急変などの緊急事態が起きたときは、一人で責任を負わなければなりません。

夜勤が不安な方は、夜勤は何人体制で行うのかなど、施設に質問してみましょう。

勤務形態

介護施設の勤務形態は、主に2交代制と3交代制があります。2交代制は、日勤が8時~17時、夜勤が16時~翌9時の2つの時間帯があります。

一方、3交代制は、早番(6時~14時)、遅番(14時~22時)、夜勤(22時~翌6時)の3つの時間帯です。

2交代制か3交代制かで、仮眠の有無や一か月の夜勤回数などの違いがあります。

例えば、2交代制の場合拘束時間が16時間と長いため、仮眠の時間があります。2交代制が合わなかったら、3交代制の施設を検討しましょう。

深夜の割増賃金

労働基準法により、22時~翌5時までの深夜帯に労働した場合、深夜割増賃金を支払うことが定められている点も注目すべき点です。

深夜割増賃金は、一般的には基本給の25%を割り増しすることになっていますが、施設によっては50%など割増率を高く設定しているところもあります。

求人情報で、割増率が高い施設を探してみましょう。ただし、22時~翌5時まで働けるのは18歳以上なので、18歳以上の方でないと夜勤はできない点には注意が必要です。

夜勤手当

介護の夜勤の場合、夜勤手当の相場は4,000円~9,000円ほどです。ですから、月に4回夜勤をすれば、基本給に夜勤手当が16,000円~36,000円ほど上乗せされることになります。

1回あたりの夜勤手当が他の施設と数千円しか違わなかったとしても、月に複数回夜勤をすることを考えると、数万円の差になります。

少しでも給料を上げたい場合、夜勤手当や深夜割増賃金の条件がよいのはもちろん、交通費、住宅手当、家族手当などの各種手当が支給される施設をおすすめします。職場を選ぶ際、手当はしっかり比較しましょう。

必須スキル

夜勤の求人を探すときには、自分のスキルと、施設側で必要としているスキルに違いがないかをしっかり確認しましょう。

デイサービスと特別養護老人ホームとでは必要とされる介護スキルのレベルが全く違うように、夜勤における自分のスキルと施設側が想定しているスキルは、大きな差がある可能性があります。

また、要介護度が高い入居者さんが多い施設では、必要な介護スキルの度合いは高くなります。

自分のスキルが施設側のニーズに合っているか不安な方は、未経験可の施設を選びましょう。

また、介護経験が浅い方は、複数の職員で夜勤業務をする施設を選び、スキルを磨いていきましょう。

介護職の夜勤を探す際のおすすめ転職サイト

ここからは、介護職の夜勤を探す際に利用することがおすすめな転職サイトを2つご紹介します。

介護ワーカー

介護ワーカー

※画像出典:介護ワーカー公式サイト

介護ワーカーの特徴
  • 年間の転職実績1万件以上
  • 面接対策から条件交渉まで手厚いサポート
  • 9万件以上の求人に対応

介護ワーカーは、評判、実績ともに優れた介護職専門の転職サイトです。

求人数は9万件以上掲載されており、登録すれば非公開求人も見られるので、まずは登録してみるに越したことはありません。

非公開求人は、公開求人よりもさらに好条件であることも多いので、前職より給与や福利厚生などの待遇がよい職場をお探しの方は、まずは登録してみることをおすすめします。

質の高いキャリアアドバイザー

介護ワーカーはキャリアアドバイザーの質が高いことも特徴です。介護ワーカーのキャリアアドバイザーは、経験が豊富であることだけではなく、介護業界のさまざまな職場を訪問し関係性を築いているので、あなたにピッタリの求人を提案することができます。

また、介護ワーカーのキャリアアドバイザーは、転職を成功させるためのサポートもしっかり行います。

エントリーシートの書き方や面接対策といった基本的なサポートはもちろん、面接日の調整や労働条件の交渉など、自分ではなかなかしにくい応募先との連絡を代わりにしてくれます。

面接同伴などの手厚いサポート体制

キャリアアドバイザーは面接にも同伴し、自分一人ではなかなかできない面接中の雇用条件確認・条件交渉まで行うという非常に手厚いサポートがあるので、転職活動をしたことがない方でも、介護ワーカーなら安心して転職活動が始められます。

介護ワーカーは、年間転職成功実績が10,000件と驚異の実績を持っていますが、このような手厚いサポートが転職成功に繋がっているのだと言えるでしょう。

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カイゴジョブ

カイゴジョブ

※画像出典:カイゴジョブ公式サイト

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介護の夜勤あるあるについてまとめ

介護の夜勤あるあるについてまとめ
  • 夜勤明けに、日勤の職員が働く中帰宅できる解放感はたまらない
  • 夜勤の人数が複数か一人かは施設による
  • 介護の夜勤でのメリットは深夜割増賃金、夜勤手当がもらえることなど

夜勤の職員だけでは、対応しきれないほど忙しくなることがまれにあり、それを地獄と感じることがあります。

しかし、必死に対応している最中は地獄だと思っても、入居者やご家族から感謝の言葉をいただくと「介護の仕事をしていてよかった」「また次の夜勤も頑張ろう」と思えます。

今回の記事を参考に、夜勤に興味が出たらぜひ夜勤ありの求人に応募してみてください。その際は、介護専門の転職サイトを利用するのがおすすめです。

また、現役介護士の方で、どうしても今の職場での夜勤は辛すぎると感じる方も、介護専門転職サイトを使っての転職を検討してみてはいかがでしょうか。

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