介護職は何歳まで続けられる?年齢制限の実態からシニアの転職のコツまで解説

「介護職って何歳まで続けられるの?」

「今60歳を超えているんだけど、介護職への転職には年齢制限ってあるのかな?」

今、定年を向けた方や、前職を早期退職した方のセカンドキャリアとして介護職は人気の職業の一つです。

しかし、気になるのは

  • 介護職はシニアにはきついという理由で採用されないのではないか
  • 介護職の転職には年齢制限があるのではないか
  • 介護業界はシニア世代の転職を歓迎しているのか

といった点です。そこで、この記事ではシニアの方が介護職に転職できるのか徹底解説します。

年齢制限の有無や、転職活動で成功しやすいコツなどもお伝えしますので、介護職に転職したいシニアの方はぜひ参考にしてください!

介護職は何歳まで続けられるかについてざっくり説明すると
  • 介護職には年齢制限がない
  • 介護職は、健康なら何歳まででも続けられる仕事
  • 介護職は、60歳以上の方にもおすすめできる仕事
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介護職は何歳まで続けられる?

介護の年齢制限

介護業界の人材には若い世代が多いイメージがある方もいるかもしれません。しかし、実際には60歳以上のシニア世代も多く働いています。

この記事では、介護職は何歳まで働くことができるのか、介護職員の平均年齢、シニアの介護就活・転職のコツなどを徹底解説していきます。

介護職に年齢制限はない!

介護職には年齢制限はありません。働くのに支障がある持病があるわけではなく健康な方であれば、何歳まででも働くことができます。これは、介護業界が現在深刻な人材不足であることも関係しています。

厚生労働省の調査では、2019年には介護職員の人数は211万人確保できていればよかったのですが、高齢化社会が進んでいる現在、2025年末には、約245万人の介護職員が必要になります。

介護を受ける方は増えていく一方であるにもかかわらず、介護職員の人数が圧倒的に追い付いていない状況です。

そのため、介護業界では年齢を問わず介護職員を採用しているということなのです。つまり、介護職員には年齢制限がなく、何歳まででも働ける業界だと言えます。

出典:厚生労働省『介護人材確保に向けた取り組み』

定年は一般的に60歳~65歳

正規雇用の介護職員には定年があるのが一般的で、定年の年齢は60歳~65歳としている介護施設があります。

しかし、介護業界では人材不足のため、定年制度を設けていない事業所や、定年した職員を再雇用したり、臨時職員の形態で雇用しているところも多いです。

そのため、介護業界では、60歳や65歳で一旦定年になっても、同じ職場や、定年前に働いていたグループの他の施設で働き続ける人がたくさんいます。

つまり、介護業界においては、本人が働き続けられる限り、定年はあってないようなものと考えてよいでしょう。

非正規雇用の場合は定年制度がない

派遣社員やアルバイトといった非正規雇用の場合は、基本的に定年制度がありません。そのため、非正規雇用なら、健康であればなおさら何歳まででも働くことが可能なのです。

そのため、定年までは他の業界で働いていた人も、セカンドキャリアとして介護業界に入り、派遣社員やアルバイトとして働く人も多くなっています。

介護業界では、どの事業所でも介護職員の確保が課題になっているため、健康であれば介護職員の年齢にはこだわらないところが多いと言えます。実際に、50代~70代で介護職に挑戦する人も少なくありません。

介護職の平均年齢は?

介護職はシニアからでも始められますが、実際の介護職員の平均年齢はどのくらいなのでしょうか。データを用いて、平均年齢を紹介します。

介護職の平均年齢は50.0歳

以下が、介護職の性別や年齢の割合を表にしたものです。

20歳未満 20~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60歳以上
性別 男性 0.3% 11.8% 26.0% 28.8% 16.3% 12.9%
女性 0.2% 5.4% 11.8% 22.8% 26.4% 28.5%
職種別 介護職員(施設等) 0.5% 10.2% 18.3% 24.1% 21.6% 20.3%
訪問介護員 0.1% 4.1% 9.3% 17.7% 24.7% 38.1%

出典:介護労働センター『令和4年度介護労働実態調査』

介護職に従事する人の平均年齢は、令和4年時点で50.0歳とされており、全産業の労働者の平均年齢が43.5歳であることからみても、介護職は特に若い人が多い産業というわけではありません。

(出典:介護労働安定センター『令和4年度介護労働実態調査』

また、女性の介護支援専門員の平均年齢は53.4歳との結果も出ています。介護職は、40代・50代の方が多く活躍している業界なのです。

出典:令和4年総務省統計局『賃金構造基本統計調査』

介護福祉士も40歳~59歳が一番多い

介護福祉士は若い人が多いイメージがある方もいるかもしれませんが、実際には40代~50代が最も多いことがわかっています。以下が、年齢別の介護福祉士の割合です。

  • 20~29歳・・・6.5%
  • 30~39歳・・・18.5%
  • 40~49歳・・・26.6%
  • 50~59歳・・・25.5%
  • 60歳以上・・・19.2%

(出典:総務省「令和4年度介護労働実態調査)

このように、40歳~59歳が全介護福祉士の過半数を占めています。また、60歳以上でも、19.2%もの人が介護福祉士として働いています。

40~50代歓迎の事業所は多い

20~30代の介護職員は意外と少ないことが調査でわかっています。実際には、40代以降の職員がたくさんいるということなのです。

介護現場では、入浴介助・排泄介助や着替えの補助など、体力・筋力を必要とする場面が多いことから、若い人材が必要とされています。一方、介護では成熟している社会人の社会経験も求められています。

若くて体力があり、介助ができれば介護の仕事はそれでよいというわけではありません。

利用者様とスムーズにコミュニケーションができることや、利用者様のご希望を察知できる能力・知識なども必須です。

これらの能力・知識については、40代・50代以降の職員の方が得意であるケースが多いです。そのため、多くの事業所では、40代・50代の介護職員を積極的に採用しています

40代が介護職を目指すメリット

介護業界では、特に30代・40代であれば、未経験者でも雇用される可能性が高いと言えます。

30代・40代なら、介護未経験で入職しても、働き始めれば比較的早い段階でスキルアップが目指せるからです。

30代・40代なら、実務経験を重ねて受験資格を得て、介護福祉士やケアマネージャーの資格を目指すことは十分可能なため、30代・40代でセカンドキャリアでキャリアアップをしたい方には、介護業界は人気になっています。

特に40代の介護職員は多いため、40代で入職しても同年代の職員たちが多く働いていることから、仕事や職場にいち早く馴染みやすいのも40代が介護職に転職する魅力の一つです。

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【2024年版】介護職向けのおすすめ転職サイト20選|求人数・評判を基に徹底比較

介護職は50代・60代にもおすすめできる仕事

上記の見出しでは、30代・40代の方に介護職をおすすめする理由を解説しましたが、介護職は50代・60代の方でもおすすめできます。その理由を解説します。

セカンドキャリアにもおすすめできる理由

介護業界で働く魅力は、何と言ってもやりがいと社会貢献度の高さにあります。

利用者様にさまざまなケアをすることで、誰かの役に立てることを実感できると共に、社会に貢献できることにもやりがいを感じる人が多いです。

チームで協力して高齢者や障害者の生活をサポートすることで、自分の能力や人間性をさらに向上させることができるでしょう。

また、今までデスクワークをしていた人はセカンドキャリアとしてこれまでと全く違う仕事に挑戦ができるので、人気があるのです。

さらに、介護職をしていると、自分の家族が介護を必要とすることになった場合にも、仕事で身に付けた介護スキルを活かすことができます。

その他にも、今までの社会人経験を活かして、施設の管理者や施設長になることが可能です。

施設改革・サービス向上のため、異業種の人材を施設の管理者に置くことが、多くの事業所で行われているためです。

50・60代が介護業界で働くメリット

50代・60代が介護業界で働くと、今までの社会人経験・人生経験を活かしつつ、両親・親戚などへの介護をするにあたってのスキル・知識が身に付きます。

特に、50代以上となると、家事・子育て・これまでの仕事で得た経験といった、若い世代にはないものがたくさんあります。

これらが、介護サービスを受ける高齢者とのコミュニケーションに役立つのです。

50代・60代の介護職員は、年齢を重ねたからこその接し方ができるため、高齢者やその家族によいサービスを提供しやすく、喜ばれる傾向にあります。

また、50代・60代だと同世代で活躍している介護スタッフが多いので、職場になじみやすいことや、定年後も長く働ける職場が多いことから、仕事を続けやすいのも大きなメリットです。

50・60代が介護業界で働くデメリット

50・60代が介護業界で働くデメリットとしては、まず体力の問題があります。特に、前職が事務仕事だった方は、介護の仕事に慣れるまで時間が必要です。

しかし、はじめはきついと思っても、経験や知識を得て正しい介護方法を学べば体への負担は減るため、介護の資格を取得するなど、介護の技術を学んでから介護業界に就職・転職するのもよいでしょう。

また、高齢者や障害者と接する機会が多いため、精神的なストレスを感じることも少なくなく、自分のメンタルの強さや精神的な耐久性も必要とされます。

なお、前職に長く勤めていた方に多いデメリットは、介護業界に転職した際に年収が下がることが多いことです。特に、年齢が40・50代でも未経験者可の職場なら、イチからのスタートとなるため、給料は低めになってしまいます。

介護業界は比較的給料が高くはありません。高い給料を狙う人には向いていない業界だと言えます。

シニアが介護職として働く際に気をつけるポイント5選

シニアが介護職として働く時のポイント

近年、シニアの介護職員が増えていますが、シニアが介護現場で働く際に気を付けるべきポイントを5つご紹介します。

年功序列の価値観を捨てる

シニア世代がこれから介護職に就くなら、先輩スタッフや管理者はほとんどが年下になります。

年下の先輩から指示されたり、意見をされたりすることに対して、はじめは嫌な気持ちがするかもしれません。

しかし、自らの豊富な知識や人生経験があるからといって年下の上司や先輩と衝突してしまうと、良好な関係を築けないのでそれは避けましょう。

現場のキャリアや介護のスキル・知識は年下の上司の方が豊富ですので、教わることはたくさんあります。

年功序列の考え方をまずは捨て、年下の上司でも素直に指導を受けることを心がけましょう。

職場のルールをしっかり守る

どの業界・職種でも共通していることですが、入職したら、まずは職場のルールやマナーを覚えることが重要です。

特にシニア世代の場合、前職での仕事のやり方が確立されているので、今までと違う仕事内容やルール、マナーに慣れることができず、初めは苦労するケースがよく見られます。

仕事中に「これは違うと思うな」と思ったときも、すぐに意見するのではなく、まずは一旦受け止めて、職場でのルールやマナーなどを思い出してから考えるように心がけてみましょう。

新しい環境での適応は時間がかかることもあるかもしれませんが、柔軟性と協調性を持ちながら、職場文化に適応していくことが成功への鍵となるでしょう。

スタッフ・職員の顔と名前を覚える

介護施設に入職したら、まず一緒に働くスタッフと利用者さんの顔と名前を覚えましょう。

そうすることで会話が弾み、コミュニケーションがスムーズに行えるようになります。

スタッフ間で仲が深まっていけば、気になることは他のスタッフに気軽に聞くこともできるようになります。

また、利用者様に対して介護をする際の声がけなども、次第にスムーズにできるようになるでしょう。

不安な方は、仕事を始めたばかりのときはメモを常に持っておくことをおすすめします。一人ひとりの名前や特徴をメモし、スムーズに覚えられるよう工夫しましょう。

きついときは無理しない

これから初めて介護職に挑戦するシニア世代は、20代をはじめとした若い世代とも一緒に働くこといなります。すると、体力的に若い職員についていけないことが多々起きてきます

体力的にきついと思ったことは「できない」としっかり伝えることも社会人としては必要です。

働き続けていると、自分ができることとできないことがはっきりしてきます。できない仕事はできないと職場に伝え、代わりに自分の得意分野を伸ばしていくのが長く働くコツです。それが自分と周囲の働きやすさに繋がります。

職場での適切な役割分担は、年齢や体力に関係なく、全ての職員が効率的に業務を遂行するために重要な要素です。

タブレットやスマホの操作に慣れておく

デジタル化が遅れていると言われていた介護業界でも、スマートフォンやPC、タブレットで利用者様の情報を記録・管理する施設が増えてきています

今の時代、どの業界においても今後働き続けるには、スマートフォンやPC、タブレットなどの電子機器の扱いが得意でない方も、デジタルデバイスを使える能力は必要です。

高度な電子機器を使いこなすスキルは求められないので、就職・転職前に、まず自宅でメールやLINEを利用し、スマートフォンやPC、タブレットの簡単な操作には慣れておくことをおすすめします。

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シニア世代が介護の優良求人と出会うポイント7選

介護求人は年齢不問としているものが多く、近年では定年を迎えた方も対象として求人を増やしてきています。

特に「年齢不問」や「シニア応援」という条件が記載されている求人は、年齢を気にせずに応募しやすいのでおすすめです。

この見出しでは、シニア世代が介護業界での就活・転職を成功させるコツを紹介します。

大規模な事業所がおすすめ

初めて介護業界で働くシニアの方は、できるだけ規模の大きな事業所・施設がおすすめです。

小規模の施設では、職員への教育に時間をかけられない上に一人あたりの業務量が大きいので、即戦力を求めていることが多いです。

そのため、シニアの方が初めて働く職場としては、仕事が覚えられず大変な思いをしたり、職場に馴染めなかったりする可能性が高いです。

一方、規模が大きな事業所・施設では、職員の人数が多く年齢層も幅広いため、馴染みやすい傾向があります。

かつ、職員への教育体制が整っているところが多いので、初めて介護の仕事をする職場としてはピッタリです。

資格取得などで業務への意欲を見せる

介護業界へ未経験で転職をしたい場合は、面接ではまずやる気と誠意を見せましょう。

面接での質問にスムーズに答えられるように、

  • なぜ介護の仕事をしたいのか
  • どのようなスタッフになりたいのか
  • 数ある事業所の中で、なぜこの事業所を希望するのか

特にこの3点については自分の言葉で伝えられるよう、事前に紙に書いて内容をまとめておくなど準備しておきましょう。

介護未経験者の場合は、介護資格を取得しておくと、職場選びの選択肢が広がります。また、資格を取得したことにより、介護への熱意も伝えられます。

介護の資格には「介護職員初任者研修」をはじめ、「介護福祉士実務者研修」「介護福祉士」など上位資格がいくつかあります。

待遇のよい求人の多くは、この初任者研修以上の資格を持っていることが必須であることが多いので、まず初任者研修を取得しておくとよいでしょう。

取得がおすすめの資格について、こちらの記事で紹介しています。是非参考にしてください。

介護資格の種類一覧|スキルアップのために取るべき資格などを徹底解説!

これまで培ったスキル・ノウハウを活かす

シニア世代は、年齢では体力的なデメリットを感じはしますが、一方で年齢がメリットになることもあります

施設の利用者には「自分に年が近い職員の方が話しやすい」「近い年齢の職員には安心して話せる」と感じる方も多いのです。

また、シニアの方の場合、介護職の経験がなくとも、前職などこれまでのキャリアで得たスキルや知識を活かしやすいのもメリットです。

例えば、人材育成やマネジメントなどの仕事をしてきた人は、その経験を活かして、若い職員たちをまとめる役割を任されることも考えられます。

その他にも、前職が販売職だった方は、前職で得たコミュニケーション能力を活かし、利用者様やスタッフたちとスムーズに関わることができるでしょう。

謙虚さを忘れない

介護職の面接では、応募者の「人柄」が非常に重要視される傾向があります。利用者様やスタッフには謙虚に接する姿勢が求められているからです。

重要なポイントとしては

  • 20代の先輩からの指導を素直に受け入れられるか
  • 今までの自分の考え方にこだわらず、人の意見を聞くことができるか
  • 年上だからと威張った態度を取らず、職場に馴染むことができそうか

といったポイントがよく見られます。特に介護スタッフは、他の介護スタッフたちとの連携が求められます。

そのため、職場でよい人間関係を築きつつ、和やかな雰囲気で働ける人材が求められる傾向にあります。

訪問介護やデイサービスなどを狙う

介護業界に入りたいものの、初めての仕事が不安な方は、いきなり有料老人ホームなどで働くのではなく、まずは訪問介護やデイサービスで働いてみることをおすすめします。

理由としては、まず夜勤がないことが挙げられます。さらに、訪問介護やデイサービスは勤務時間が少ないため、未経験者でも働きやすい職場です。

また、訪問介護やデイサービスは、日曜日が休みであることが多い職場でもあります。

仕事とプライベートのバランスが取りやすいため、日曜日には勉強やリフレッシュなど好きなことをする時間がしっかり取れるので、長期間働きやすい職場だと言えます。

希望条件を予め決める

介護職への就職・転職の準備をする際には、まず希望条件を洗い出すのが大事です。

  • 体力的にはどの程度働けるのか
  • 職場の雰囲気はどのようなものがよいのか
  • 希望する休暇日数

など、希望の条件を洗い出すことによって、自分に合った事業所・施設がwかあってきます。

例えば、訪問介護やデイサービスは夜勤がなく日中のみの仕事です。

また、有料老人ホームなどの施設では、はじめからさまざまな業務を担当できます。まずはどのような働き方がよいのかハッキリさせることから始めましょう。

プロに相談する

特に初めての転職活動をする方は、一人で転職活動を進めるとなかなか上手くいかないケースがよくあります。転職活動は、転職事情に詳しい人に話を聞きながら行うようにしましょう。

相談してみることで「今転職すべき状況なのか」「どこに転職すれば満足できるか」「自分の経験やスキルは、介護現場でどのくらいの価値があるのか」といったことが客観視できます。そのため、冷静に判断しながら転職活動を行うことができます。

特に、転職エージェントのキャリアアドバイザーをはじめとした、転職のプロに相談するのがよいでしょう。

介護業界向けの転職サイトの利用方法

転職サイトの利用方法

ここからは、介護業界向けの転職サイト、特に転職エージェントを利用する方法を解説していきます。

公式サイトで利用登録

まず、インターネットで転職エージェントの公式ページにアクセスし、利用登録しましょう。

利用登録するときは、そのサイトが「転職サービス」なのか「派遣サービス」なのかを確認しておく必要があります。

同じ会社が転職サービスと派遣サービスを両方運営していることはよくありますので、必ず転職サービスを行っているサイトかどうか理解してから登録しましょう。

担当者からの連絡を受け取る

転職エージェントのサイトに登録すると、数日以内に転職エージェントサイトの担当者から電話もしくはメールで連絡が来ます

その際、転職するにあたり希望する条件を担当者から聞かれますので、転職希望時期・希望する職種・希望年収などについて答えましょう。

希望する条件は、はっきりでなくともよいので、大まかなことは考えておきましょう。

担当エージェントとのカウンセリングで対策を練る

転職サイトは自分の希望を第一に自分で転職を進めていくことができますが、転職について手取り足取り教えてもらいたいなら転職エージェントサービスの利用がおすすめです。

転職エージェントを利用すると、まず転職条件についてカウンセリングが行われます。

カウンセリングは、転職エージェントのオフィスに自分で行くケースと、あなたの担当コンサルタントがご自宅などに訪問してくれるケースもあります。

初回のカウンセリングでは、履歴書や面接でのPRポイントの整理や、本当に今転職すべきなのか、どの施設に内定がもらえそうかなど、転職への要望を深堀していきます。

なお、担当コンサルタントには長い期間お世話になるので、カウンセリングの際はできるだけ自分でオフィスに通うことをおすすめします。

求人紹介を受ける

初回のカウンセリングをすると、それをもとに担当コンサルタントがあなたの要望に沿った求人を5~20件ほど紹介してくれます。

大規模の事業所・施設から小規模の事業所・施設まで、さまざまな事業所・施設を紹介してくれるので、希望のところが見つかりやすいと言えます。

転職エージェントは、そのエージェントが独占的に募集先から預かっている独占求人もあることが特徴です。

複数の転職エージェントに登録すれば、HPでの公開求人、登録者のみが閲覧できる非公開求人、独占求人とさまざまな求人を知ることができます。複数の転職エージェントに登録すれば、よい求人に出会いやすいのです。

履歴書・職務経歴書などの作成・添削

紹介してもらった求人をもとに、自分の応募する事業所・施設を絞って、履歴書や職務経歴書など応募に必要な書類を書きます。

これらの選考書類を書くときは、担当コンサルタントがよりよいものになるよう添削してくれるので安心です。

ベストな応募書類を作り上げるため、担当コンサルタントは面談を設けてくれます。その中で、書類をさらによいものにするため何度も書き直しを行っていきます。

これは採用されるための第一段階として非常に大事な作業なので、担当コンサルタントを信じて、経歴や希望の条件、自己PRなど、オープンに伝えるようにしましょう。

応募求人に申し込み

履歴書・職務経歴書などの応募書類が完成したら、最後に担当コンサルタントがあなたの推薦文を加え、応募先に書類を送付してくれます

転職エージェントに頼らず、自分ひとりで選考書類を書く場合よりも、プロの添削が入ることで、あなたの魅力がより伝わるものになります。

また、転職エージェントからの推薦文が付いていることで、事業所・施設としては、あなたへの信頼が高まるでしょう。

面接対策

事業所・施設との面接日時は、多くの場合担当コンサルタントが応募先とやり取りをして決めてくれます。

転職エージェントでは、面接対策もしてくれ、さまざまなアドバイスをくれます。

面接当日は、面接対策で担当コンサルタントからもらったアドバイスを思い出し、自分がその事業所・施設に入りたい気持ちをしっかり伝えられるようにしましょう。

仮に面接に落ちてしまった場合でも、多くの場合面接担当者から転職エージェントに面接時のフィードバックをもらえています。

次の面接には、そのフィードバックをもとに臨めば、次の面接はよりよいものになるでしょう。

面接を受け合格すれば内定

面接を受けて合格となれば、内定先から内定通知が来ます。内定後は、担当コンサルタントと内定先がやりとりをし、給料の交渉や入社日の交渉などを進めていきます。

内定先になかなか言いにくいことをあなた自身が聞く必要はなく、担当コンサルタントが代わりに聞いてくれますので、気になることは担当コンサルタントに伝えましょう。

内定後、あなた自身がやることは現在働いている職場での退職手続きのみです。退職手続きが終われば、無事に転職が完了します。

シニアの介護業界転職にお勧めのサイト3選!

ここからは、シニアの方が介護業界に転職したいときに利用するのがおすすめのサイトを3つご紹介します。

介護ワーカー

介護ワーカー

※画像出典:介護ワーカー公式サイト

介護ワーカーの特徴
  • 年間の転職実績1万件以上
  • 面接対策から条件交渉まで手厚いサポート
  • 9万件以上の求人に対応

介護ワーカーは支持率の非常に高い介護職の転職サイトとして有名です。

求人の数は年間8万件以上で、これは転職サイトとしては多い件数となっています。

サイトの強みは「時短勤務希望」「勤務地固定」など、人それぞれの事情に合わせた細かい条件のニーズに対応しているところです。

介護ワーカーは、特に希望条件がさまざまであるシニアの就活にも寄り添ってくれると高い評判を得ています。

また、介護ワーカーは、担当者の手厚いサポートも評判が高いのが特徴です。エントリーシートの添削や面接対策はもちろん、面接の日程調整や条件交渉など、自分ではしにくい手続きの代行までしてくれます。

登録者の方は20代から60代以上の方まで幅広く、転職初心者の方や、前職の退職からブランクがある方におすすめできます。

介護ワーカーで求人を探す!

カイゴジョブ

カイゴジョブ

※画像出典:カイゴジョブ公式サイト

カイゴジョブの特徴
  • 専任のキャリアパートナーが転職を支援
  • 全国から求人を選べる
  • 充実した職場環境を選択可能

カイゴジョブは、東証プライム(旧東証一部)に上場している大手企業「株式会社エス・エム・エス」が運営する、介護職専門の転職サービスです。

カイゴジョブには、転職サイト「カイゴジョブ」と転職エージェントサービス「カイゴジョブエージェント」がありますが、おすすめは「カイゴジョブエージェント」です。

カイゴジョブエージェントでは一人ひとりに担当のキャリアアドバイザーが付き、給料や福利厚生だけではなく、職場の理念や職場の雰囲気なども調べ上げ、求職者と職場の相性にも考慮して求人紹介・転職サポートをしてくれます。

就職活動・転職活動にブランクがあるシニア世代の就職活動・転職活動でも成功しやすいと評判です。

カイゴジョブエージェントで求人探し!

リクルートエージェント

リクルートエージェント

※画像出典:リクルートエージェント公式サイト

リクルートエージェントの特徴
  • 大手企業「リクルート」運営の安心感
  • 非公開求人10万件以上
  • 丁寧なサポートが高評価

リクルートエージェントは人材派遣・転職サービス・求人広告などを手掛けるリクルートが運営しており、2019年度の転職実績でNo.1の結果を出している転職エージェントです。

リクルートエージェントの強みは運営元企業のリクルートが信頼性の高い企業であることにより、求人収集力が強いことにあります。非公開求人は10万件以上で、圧倒的な求人数が魅力です。

リクルートエージェントでは、各業界の専門的知識が豊富なキャリアアドバイザーが、シニア世代の希望に合った就活・転職を支えてくれます。

そのため、転職後に「転職に失敗した・・・」「思っていたところと違っていた・・・」などの悩みが生じにくいと評判です。

リクルートエージェントで転職する!

介護職は何歳まで続けられるかについてまとめ

介護職は何歳まで続けられるかについてまとめ
  • 定年後のセカンドキャリアとして介護職を選ぶシニアは多い
  • 50代や60歳以上の介護スタッフは多いので、職場や仕事になじみやすい
  • 介護職への転職には、転職エージェントの利用がおすすめ

介護職には年齢制限がなく、健康であれば何歳まででも働ける仕事です。シニアの方は、体力の面で本当に介護職が勤まるのか心配な方もいるでしょう。

しかし、できないことがあった場合、それを職場で共有すれば問題ありません。

また、介護に必要なのは体力だけではありません。これまでの社会人経験を活かし、利用者や職場のスタッフたちと良好な人間関係を築きやすい点は、シニアならではの強みです。

介護職に興味がある方は、ぜひ介護職に転職してみましょう。その際は、介護転職専門のエージェントの利用がおすすめです。

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