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看護師が円満に退職するためには?辞めるまでの流れと納得される伝え方を徹底解説

2025年09月07日
待遇

この記事は看護師に監修されています

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看護師

城戸あき(しろと あき)

「看護師を退職したいんだけど、どうやれば円満退職できるんだろう・・・」

「退職の伝え方や、退職までの流れが知りたい!」

看護師の方の中には、退職を考えつつも、どう動けばよいかわからない方が少なくないのではないでしょうか。

そこで、この記事では看護師が円満に退職するために、退職までの流れを詳しく解説します。

退職を伝える時期、退職理由の伝え方、円満退職をするために気を付けることなどもお伝えします。

現在退職を検討中の看護師の方は、ぜひ参考にしてください。

看護師の退職についてざっくり説明すると
  • 退職や転職を検討している看護師は多い

  • 円満に辞めるためには、前向きな退職理由を伝えることが重要

  • 退職するか迷っているような伝え方では引き止められる可能性があるので、退職するとはっきり伝えることが大切

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看護師の退職状況

悲しい看護師

看護師は、退職・転職が多い職業だと言われています。平成24年のデータなので少し古いデータではありますが、厚生労働省「看護職員の現状と推移」によると実際の看護職員の約16万人は転職や離職をしています。

また、全日本自治団体労働組合が2025年3月に行った発表によると、離職を検討している医療従事者は全体の77%に上りました。

なお看護職員の現状と推移では、在職中に転職活動をしている看護師は、24.3%いました。

このように、転職は多くの看護師が抱える悩みであり、実際に行動に起こしている人も多いのです。

看護師のよくある退職理由とは

退職の意思を職場に伝えるときは、退職する理由を伝える必要があります。しかし、理由が曖昧だと納得してもらえないどころか、引き止められて辞められないこともあります。

納得がいくような、明確な退職理由を伝える必要があります。そこで、看護師によくある退職理由をご紹介します。

結婚・育児

令和5年に厚生労働省が発表した看護師等(看護職員)の確保を巡る状況によると、退職・離職理由で一番多かったのは結婚のためで、割合は11.6%でした。次いで子育てのためのためが10.5%と僅差で続きました。

今もなお女性の割合が非常に多い看護業界では、納得の理由だと言えます。看護の仕事は非常にハードなので、結婚・育児の時期になると、看護師は仕事から離れることが多いのだと考えられます。

心身の不良

看護師は、夜勤があるなど生活リズムが変則的になるので、体調を保つのが難しくなってしまいます。

そんな中、休日出勤や残業などが重なり、体力の限界を感じて看護師を辞めてしまう人も少なくありません。

看護師は人の命にかかわる仕事なので、責任を重く感じてしまうため、精神的にも大きな負担がかかり、精神面の不調から退職する人もいます。

人間関係

人間関係の問題から退職する看護師もいます。ただ、人間関係といってもいじめやパワハラだけではなく、職場の性質や一緒に働いている看護師たちの様子が自分の理想と違うため、周囲に対して不信感が生じ始める場合もあります。

働き続けるには、理想を貫きすぎるのもよくありません。職場の性質をよく理解できること、自分の理想をある程度妥協することも必要です。

他施設への興味

先に紹介した「看護職員就業状況等実態調査結果」では、退職理由の2位が他施設への興味で、割合は15.1%でした。

看護師として同じ病院・施設で定年まで働くのもよいですが、スキルを上げたり、キャリアアップをしていったりするためには、他の病院・施設で働くのもよい方法です。

このようなポジティブな理由であれば、職場と揉めることもなく、退職を認めてもらえるでしょう。

家族の介護

家族の介護のために退職したいという理由は、致し方ない理由であるためスムーズに退職まで進めることができるでしょう。

看護師を続けながら家族の介護をすることはかなり体力的にも精神的にも負担がかかるため、両立は非常に難しいと言えます。

そのため、たとえ職場が人手不足でも、家族の介護に専念したいという理由の場合は理解してもらえ、退職は受理されるでしょう。

看護師が退職するまでの流れは?

話し合う看護師

退職をするには、いくつかの手順があります。手順を大きく間違えたり、自分の都合で急いで手続きを進めたりすると、職場の方たちに迷惑をかけ、関係に亀裂が走る場合もありますので、注意してください。

退職を決意してから実際に退職できるまでは、ある程度の時間と労力がかかりますので、その基本的な流れを以下で説明します。

退職希望時期を決める

法律上は、退職日の14日前までに退職の意思を伝えれば問題ありません。しかし、退職希望日の一か月前には退職の意思を示しておくのが一般的です。

看護師の場合はシフトの調整や業務の引継ぎが大変なので、三カ月前を目安に退職の意思を伝えるのがよいでしょう。

病院の就業規則では、退職の手続きについて、具体的に何カ月前までと記載されていることが多いので、まずはそれを確認し、就業規則に従いましょう。

上司に退職の意志と理由を伝える

退職希望時期を具体的に決めたら、直属の上司に伝えましょう。伝えるときには、上司に話しかける時間帯や場所には気を遣い、口頭で伝えるようにします。

なお、メールやSNSで伝えるのはもってのほかなので、絶対に避けましょう。また、口頭で伝えるとしても、周りに他の職員がいるときは避けた方がよいでしょう。

この時点ではまだ退職届は出さず、退職意思と理由を伝えるようにします。

しかし、退職理由の言い方が曖昧な場合や、退職するか悩んでいるようなそぶりを見せると、上司は引き止める可能性があり、辞めにくくなる場合もあります。

退職の意思と理由を伝えるときには、もう退職は決めているという強い意志を示すようにしましょう。

退職の申し入れを病院に正式に行う

上司と退職についての話し合いが終わったら、上司から退職希望日があるか聞かれますので、相談して正式な退職日を決めます。

正式な退職日は、業務の引継ぎに関するスケジュール、シフト調整、有給消化などを考え、退職の意思表示から最低でも一か月、理想的には三カ月の余裕を持って伝えるのがよいでしょう。

上司と退職日で合意すれば、病院へ正式な退職申し入れをすることになります。

退職届を作成し提出する

正式な退職が決まり次第、退職届を作成し、上司に手渡しで提出しましょう。

職場によっては、独自のフォーマットが決められていることがあるので、これも就業規則で確認するようにしてください。

退職届にフォーマットがなく自分で用意する場合は、白い無地の便せんで退職届を書くことが常識です。

なお、退職願は提出したあとでも退職を撤回できますが、退職届は一度受理されると撤回することができません。

退職届は退職手続きにおける最終確認の意味があるので、提出前によく考え、退職する意志が完全に固まってから提出しましょう。

退職の際にやるべきこと

元気な看護師

退職が決まってから退職するまでにやるべきこともいくつかあるのでまとめました。

スムーズに退職できるよう、確認してみてください。

退職日・最終出社日を書面に残す

上司や病院との話し合いで決まった退職日と最終出勤日は、書面に残しておきましょう。

法律的には、口頭で退職日や最終出勤日を伝えても問題はありません。しかし、あくまでも口頭なので証拠は残らないため、一度決めた日付でも勝手に変更されるなどのトラブルが起こらないとも限りません。

そのようなことにならないために、退職日と最終出勤日が決まったらすぐに書面にしておくことが大切です。

業務の引継ぎ

退職前には、後任者を決定することと、これまで自分がやっていやっていた仕事を後任者に引き継ぐことは必ずするようにしましょう。

口頭での引継ぎも必要ですが、マニュアルを作り書面でも業務内容をまとめて後任者に渡した方がより丁寧です。

引き継ぎにかかる期間は、一か月はかかります。一か月で終わらない可能性もありますので、多めに見て一か月以上引継ぎの時間を取ってもよいでしょう。

備品の返却・重要書類の受け取り

退職当日には、それまで使っていた備品を返却します。返却漏れがないよう、事前にリストアップしておき、全て返すようにしましょう。

主な備品としては、

  • 健康保険証

  • 職員証

  • ユニフォーム

  • ロッカーや寮などの鍵

  • 病棟内で使用していた資料や書類

などがあります。

また、退職に伴って、離職票、雇用保険被保険者証、源泉徴収票などの重要書類も渡されます。

書類の性質によっては、退職日にもらうのではなく後日郵送で送られてくる場合もあります。それぞれの書類がどういうものかしっかり把握しておきましょう。

看護師におすすめの転職サイトは?

退職しても看護師を続けたい方は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

以下に、おすすめのサイトを3つご紹介します。

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看護師の退職についてまとめ

看護師の退職についてまとめ
  • 辞めることを伝える時期は、退職希望日の3ヶ月前くらいがよい

  • 退職を引き止められたら、職場には申し訳ないという気持ちを表しつつ、相手が納得できる退職理由を伝える

  • 退職するまでの流れは、職場や就業規則で決められた手順があるのでそれに従う

看護師が円満に退職するには、どのような流れで進めればよいのか解説しました。

円満に退職するには、退職希望日の3ヶ月ほど前に、直属の上司に退職したい旨を伝えましょう。

退職を伝えるときに退職理由が曖昧だったり、退職の意思が弱そうに見えると引き止められる可能性もあります。

「キャリアアップのため」などの前向きな理由や、「家族の介護に専念したい」など、致し方ない理由を伝え、退職の意志が固いことを示しましょう。

なお、転職を希望の方は、今回ご紹介した転職サイトや転職エージェントを使い、ぜひ希望の職場を見つけてください。


この記事は看護師に監修されています

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看護師

城戸あき(しろと あき)

国立病院・大学病院で消化器内科、整形外科、内分泌内科を経験。現在は子育てと両立できるようフリーランスに転身し、医療ライターとして活動中。