【例文付き】看護師の自己PRの書き方|長所の伝え方や転職・新卒などケース別も紹介
この記事は看護師に監修されています
看護師
城戸あき(しろと あき)
「転職を考えているけど、自己PRには何を書けばいいの?」
「採用される自己PR文の書き方が知りたい!」
就職・転職での提出書類で特に工夫したいのが自己PR欄です。転職を考えている看護師の方や新卒で就活している方は、自己PRをどう書けばよいのか悩んでいるのではないでしょうか。
この記事では、自己PRとはどのようなものか注意点も含めて解説します。
また、協調性などの性格面、新卒や転職回数が多いなど経歴面など、アピールしたい内容別に自己PRの例文もご紹介します。
自己PRに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
看護師の自己PRは、自己紹介ではなく、自分の長所が職場にどう貢献できるかを書く
新卒の場合、学生時代の部活などでのエピソードを書くのもよい
経歴を羅列するだけでは職務経歴書になってしまうので注意する
看護師の自己PRの書き方
前のトピックでは、自己PRを書く目的について簡単に説明しました。このトピックでは、看護師の自己PRはどのような内容を書けばよいのか説明します。
自己PRでは、冒頭で自分の長所、中盤で長所を活かすことができたエピソード、終盤で長所を仕事でどう活かせるのかを書きます。以下で、冒頭、中盤、終盤のポイントをそれぞれ紹介します。
【STEP1】自分の長所を述べる
自己PRの冒頭は、現在(自分がどのような人間なのか)に焦点を当てたパートです。
自己PRの最初の文章では、まず自己PRの結論であるアピールしたい自分の強みを述べます。冒頭部分で「性格」や「経験」を強みとして記入すると、好印象を与えやすいでしょう。
性格の強みとして挙げられるのは、「責任感があること」「冷静さがあること」「協調性があること」などです。
経験の強みとしては、「急性期病棟や大病院での経験」「役職を勤めた経験」「新人教育経験」などを書きましょう。
自分の強みの決め方
まずは、自分のどの強みをアピールするか決めましょう。これまでの印象的な経験や経歴と、それに対して自分はどのような対応をしたのかを紙に書き、まとめてみると決めやすくなります。
経験については、看護師としての経験以外の、学生時代の印象深い経験やマネジメント経験でも構いません。
自分が経験したことについての対応や、そこから得た新たな学びについてをまとめてみると、自分の性格や考え方の癖などが把握できます。
自分でまとめてみる他にも、友人や家族に自分がどのような人間なのか聞いてみるとよいでしょう。
【STEP2】強みに関連するエピソードを述べる
次のパートは、過去(自分がどのような経験をしてきた人間なのか)に焦点を当てたパートです。
最初のパートで自分の強みを述べたあと、このパートでは、最初のパートで書いた自分の強みの根拠となる具体的なエピソードについて書きましょう。
このとき、自分の強みを活かしてどのようにその出来事に貢献できたのかを書く点に気を付けてください。
エピソードを長々と書くだけで自分の強みがどのように活かせたのかわからない文や、エピソードをいくつも書くだけで強みが活かせたことが書かれていない文などはNGです。
ただ経験を述べるだけではなく、あくまでも強みを活かしたエピソードを書くことが必要です。
【STEP3】強みが仕事にどう活かすのか述べる
最後のパートでは、未来(自分がこれから職場にどう貢献できる人間なのか)に焦点を当てます。つまり、自分の強みが仕事にどう活かせるのかを書くパートです。
前のパートで書いたエピソードを踏まえ、自分がこの職場でどのように貢献できるのかをはっきり主張しましょう。
曖昧な主張では、貢献度がわかりにくくなり、必要な人材だと伝わりません。
前のパートでのエピソードと看護師の仕事を関連付け、強みをどう職場で活かせるのかを具体的に書きましょう。
看護師の自己PRをより良くするための注意点
前のトピックでは、自己PRの書き方についてご紹介しました。
ここでは、よい自己PRを書くための注意点について解説します。
志望動機とは違うことを理解する
先に述べたように、志望動機書は自分が何故その職場で働きたいと思っているのかを書くものです。
一方、自己PRは自分がその職場でどのように貢献することができるのかをアピールするものです。履歴書や職務経歴書だけでは伝えきれない、仕事に対する自分のモチベーションの高さ、性格、今までの経験などを採用担当者に伝えるために書くことが求められています。
自分の経験やスキルは職場でどのように活かせそうか、自分がどうしてその職場で働くのに向いているのかなどを、具体的に書いてください。
そのため、自己PR文に志望動機を混ぜてしまうと、自己PRも志望動機も同じような内容になってしまうので、自己PRと志望動機書を分ける意味がなくなってしまいます。
自己PRと志望動機は違うものであることを正しく理解し、自己PR、志望動機書それぞれで書くべきものをしっかり書き分ける必要があります。
自己PRでは、自分のスキルや経験などが職場にどのようなメリットを与えるかを強調して書くようにしましょう。
職務経歴を羅列する自己紹介にしない
自己PRは「自分の経歴や性格の強みが、その職場でどのように活かせるのか」を書くものです。
自分の経歴を羅列するだけでは、職務経歴書と同じになってしまいます。
職務経歴書は自己紹介のようなものであり、自分の経歴を伝えるためのものです。
経歴を羅列すると、確かに採用担当者には経歴に関する強みが伝わります。しかし、あなたが何故この職場にその経歴が活かせると考えているのかまでは伝わりません。
自己PRでは、職務経歴書のようにならないよう、経歴から得た強みがどのように職場で活かせるのかを具体的に書きましょう。
何が求められているか考える
自己PRを書く前に、その職場の特徴や方針などをあらかじめ調べ、どのような人材が求められているのかを理解しておきましょう。
職場で必要とされている人材像と合った自分の長所をアピールすると、自分がその職場に貢献できることがより伝わりやすくなります。
例えば、患者さん一人ひとりに寄り添ったケアをする方針の病院の場合、協調性やコミュニケーション能力をアピールすると、採用担当者に好印象を与え「一緒に働きたい」と思ってもらえるでしょう。
求められている人材像に合致し、職場の特徴や方針に対する理解を示す自己PRが大事です。
採用担当者に、自分がその職場でどのように貢献できるのかを具体的に伝えることで、良い印象を与えることができるでしょう。
オリジナリティのある文章を書く
よい自己PR文を書きたいからといって、ネットに載っている例文をそのまま書くことや、ありふれた文章を書くことはしないようにしてください。
このような文章は、採用担当者に「どこかで見たことがある表現だ」と気付かれる可能性が高いためです。
ありふれた表現では、あなたの長所もありきたりなものとして伝わり、採用担当者の印象に残らない恐れがあります。
オリジナリティのある文章は、自己PRを独自の視点で表現することができます。
個人の経験や成果に焦点を当て、具体的な事例や取り組みを交えながら自己PRを書くことで、採用担当者に強い印象を与えることができます。
オリジナリティのある文章にすれば、採用担当者にあなたの印象を強く残すことができるので、採用される可能性が高まると言えるでしょう。
自己PRの欄は8割以上埋める
自己PR欄を少ない文章で終わらせることは避けるようにしてください。自己PR欄の適切な文章の目安としては、自己PR欄の8割以上を埋める必要があります。
8割以上埋まっていないと、アピールすることがあまりない人、もしくはやる気がない人と判断され、最悪の場合は不採用になる恐れがあります。
ただし、書きたいことがたくさんあるからといって、小さい字でぎっしり自己PR欄を埋め尽くすことは避けましょう。
採用担当者が読みやすい適度な文章量で、仕事への意欲が伝わる自己PR文を書く必要があります。
長期的な勤務への意欲をアピールする
採用担当者は、採用する看護師には長く働いてほしいからこそ慎重に採用を行っています。
そのため、すぐに仕事を辞めそうな印象を抱かせる人は採用しにくいです。採用してもらうためには自分は長期的にこの職場で働きたいと思っていると強くアピールしましょう。
例えば、妊娠・出産・子育て・家族の介護などのライフステージに変化があっても引き続き働きたいなど、長期的に働きたい意欲を具体的に伝えると好印象です。
看護師が自己PRでやってはいけないこと
ここでは、自己PRを書く際にやってはいけないNG行為について解説していきます。
ネガティブな内容を書いてしまう
自己PRは、採用担当者に好印象を与えるために書くものです。全体的にポジティブな印象を与えることを意識しましょう。
例えば、以前の職場の不満や愚痴などを書くと、採用担当者に悪い印象を与えてしまいますのでネガティブな内容は避けましょう。
また、謙虚さを意識するあまり「○○はできませんが」「○○の経験はありませんが」などと自分を卑下するような内容を書くことも、自信がない人という印象を与えかねませんので、避けた方がよいと言えます。
経歴や長所を誇張してしまう
いくら自分の長所をアピールしたいからとはいえ、自分の経験やスキルなどを誇張してはいけません。
自己PRで誇張しても、履歴書の内容や面接での受け答えと矛盾が生じたり、誇張したことが発覚したりすると、却って印象が悪くなってしまいます。
誇張した自己PRでは、採用される可能性は限りなく低いと言えます。自己PRの内容が薄いと思っても、決して虚偽の内容を書くのではなく、自分の実際の経験やスキルをアピールするべきです。
素直な自己紹介は信頼性を高め、履歴書や面接での受け答えとの一貫性も保ちます。
自己PRが内容的に薄く感じられる場合でも、創造的な表現や具体的な事例を交えて自分のポテンシャルを的確に伝えることが求められます。
信頼性と自己の実績を示すことに重点を置いた自己PRは、採用される可能性を高めるでしょう。
アピールポイントを複数書いてしまう
たくさんアピールしたいことがあっても、全部書くのではなく、アピールポイントは一つに絞るようにしましょう。
アピールポイントを複数書くと、どれをアピールしたいのかがぼやけてしまい、あなたの良さが伝わりにくくなってしまいます。
採用担当者に強い印象を与えるためにも、自分の最もアピールしたい点一つを詳しく書き、その点についてしっかりアピールするようにしましょう。
アピールポイントを一つに絞ることで、採用担当者に強い印象を与えるチャンスを最大限に活かすことができます。
自分の最もアピールしたい点を選び、それについて具体的かつ詳しく書くことで、その魅力を十分に伝えることができるでしょう。
【例文集】看護師の自己PR18選
ここまでは、自己PRの書き方について詳しく見てきました。
ここからは、看護師の自己PR作成に役立つ実践例文を18文紹介していきます。責任感やコミュニケーション能力などの強み別の表現から、急性期病棟やクリニック勤務の経験を活かした具体例まで紹介していきます。
ただし、例文をそのまま使うことは決してしないようにしてください。あなた自身の経歴や性格の長所を活かした、オリジナリティのある文章にしましょう。
性格・姿勢をアピールする自己PR集
看護師の自己PRで性格や姿勢を効果的に伝えるには、具体的なエピソードと医療現場で求められる資質を結びつけることが重要です。
責任感やチームワーク力といった強みを、患者さんとの関わりや業務改善の実例を通して示すことで、採用担当者に「現場で活躍できる人材」という印象を強く与えられます。
本セクションでは、多様な性格タイプ別に効果的な表現例をご紹介します。
責任感があることを伝えたい場合
私は責任感があり、与えられた業務をやり遂げるために努力することができます。
前職では回復期病棟に7年間勤めており、患者様が1日でも早く回復するために最適な業務をすることを常に心掛け、受け持ちの患者様はもちろん、受け持ちではない患者さんについてもどのような病状であるのかを把握していました。
多くの患者様の状態を把握している甲斐があり、同僚から患者様への対応のアドバイスをよく求められていました。貴院でもこの責任感を活かし、患者様に合った働き方をしたいと考えております。
コミュニケーション能力が高いことを伝えたい場合
私はコミュニケーション能力があり、すぐに他人と打ち解けることができます。
私は以前、慢性期病棟で働いていました。そこでは多くの患者さんが長い間入院していたため、私は患者様とのコミュニケーションを重視して働いていました。
多忙な中でも患者様の考えていることや望んでいることに耳を傾け、患者様の入院生活が少しでも辛くなくなるように努力していました。
そのおかげか、とある患者様が退院する際に「あなたに話を聞いてもらえたおかげで終わりが見えない入院生活でも希望を持てた、ありがとう。」と声をかけてくださったことがありました。
このコミュニケーション能力を活かして貴院でも患者様1人1人に寄り添って働きたいと考えています。
協調性があることを伝えたい場合
私の強みは協調性です。協力し合うことを大切にし、チームでの円滑な連携を築くことに自信を持っています。
以前の勤務先で、ある日、緊急の状況が発生し、患者様の状態が急変しました。その際、私は即座に周囲の同僚と協力し、患者様に最善のケアを提供するために努力しました。医師、看護師、および他の関連職種との円滑なコミュニケーションを図り、迅速な対応を実現しました。
貴院でも、チームでの協力を通じて、患者様に最高の看護ケアを提供するために積極的に貢献します。また、協調性を活かし、同僚との協力や情報共有を通じて、効果的なケアプランの実施に貢献します。
柔軟に動けることを伝えたい場合
私は柔軟に働くことができます。前の職場では救急科に勤めていました。そこでは運ばれてくる患者様は一刻を争う病状であるため、常に臨機応変に考え行動することが求められました。
その患者様の命を救うために何が必要なのかを考え、状況によってはマニュアル通りではない行動をするなど柔軟に対応することで多くの患者様の命を救うことに協力してきました。貴院でも状況に合わせた柔軟な対応をしたいと考えています。
向上心の高さを伝えたい場合
私は向上心があり、より良い看護をするにはどうしたらいいかを常に考えながら働くことができます。
看護学生時代、実習先において看護師の先輩方の仕事のサポートをする業務を任されていました。
その際、言われたことだけでなく自分で考えて動くように心がけ、指導してくださった先輩に積極的に質問するようにしていました。
その結果実習では良い成績を得ることができ、先輩にも「その向上心を活かして看護師になっても頑張ってほしい。」と言っていただくことができました。
貴院でも積極的に学ぶように努め、仕事に取り組んでいきたいと考えています。
【転職・復帰者向け】看護経験を伝える自己PRの例文集
看護師としての経験を活かし、転職や復帰を目指す方々に向けた自己PRの例文を紹介します。
急性期看護の経験がある場合
私の強みは、急性期看護における冷静な判断力と迅速な行動です。
以前の職場では、ある日、救急患者のケアにおいて緊急の状況に遭遇しました。交通事故から運ばれた患者は意識を失い、外傷が深刻でした。
私は即座にCTスキャンとX線の予約を取り、医師と緊密な協力をし、正確な診断を立てました。同時に、患者の家族とのコミュニケーションを維持し、情報提供と支えを提供しました。その後、患者の手術が成功し、安定した状態になりました。
貴院でも、緊急の状況に冷静に対応し、患者の安全を最優先に考えながら協力して働きます。
慢性期看護の経験がある場合
私の強みは、慢性期看護において患者との信頼関係を築き、長期的なケアと支援を提供することです。
以前の職場では、ある糖尿病患者のケースで、高血糖危機に瀕したことがありました。患者との緊密な連携を通じて、食事療法や血糖モニタリングを実施し、治療計画を調整しました。
また、患者とその家族に糖尿病管理に関する教育プログラムを提供しました。結果として、患者の血糖値は安定し、合併症のリスクが軽減しました。
貴院でも、患者との信頼関係を築き、継続的なケアを提供し、彼らの健康を向上させるお手伝いをします。
回復期看護の経験がある場合
私の強みは、回復期看護において患者の自立をサポートすることです。
以前の職場では、ある脳卒中患者のケースで、患者は部分的な麻痺と言語障害を抱えていました。私はリハビリテーションチームと協力し、言語療法と物理療法を提供し、患者のリカバリープランを調整しました。
患者とのコミュニケーションを通じて、彼の目標と希望を理解し、リカバリーに向けた計画を立案しました。患者は徐々に機能を回復し、自立生活への道を歩み始めました。
貴院でも、患者の自己実現をサポートし、新しい生活へのステップアップに向けて共に歩みます。
単科看護の経験がある場合
私の強みは、単科看護での専門的なスキルと知識です。
以前の職場では、心臓外科の単科で働いており、ある患者が大動脈瘤の手術後に合併症を発症しました。患者は非常に危険な状態にあり、急な対応が必要でした。私は医師とチームで即座に手術室に戻り、患者を再度手術台に載せ、命を救いました。
この経験から、単科看護においては専門的なスキルと素早い対応が不可欠であり、患者の安全を確保するお手伝いをする自信があります。
貴院でも、専門的なスキルを駆使し、患者の命を守ります。
クリニック・診療所経験がある場合
前職では眼科クリニックで2年間勤務し、短時間での信頼構築を重視しました。
待合室の環境整備(季節の花飾り・リラックス音楽)を通し、患者様から「来院が楽しみ」との声を頂きました。貴院でも地域に根差した温かいケアを提供します。
療養型・介護施設での経験がある場合
療養型病棟で5年間従事し、褥瘡予防委員会を主導。患者様の些細な変化(表情・体温変動)を見逃さず、重度化を防いだ経験があります。
貴施設でも「毎日の観察力」を活かし、安心できる環境づくりに尽力します。
訪問看護での経験がある場合
訪問看護で3年間活動し、患者様の生活様式に合わせたセルフケア指導を実施した経験があります。
ある糖尿病患者様には調理デモンストレーションを行い、症状の改善に貢献しました。
貴ステーションでも生活に即した支援を展開します。
小児科・産婦人科での経験がある場合
小児病棟で4年間従事し、子供の非言語サインを読み取る観察力を養ってきました。
プレパレーションに絵本を使用し、術前不安を軽減した事例があります。貴院でも「子ども目線」のケアを提供します。
管理者・教育役の経験がある場合
チームリーダーとしてプリセプター制度を改善してきました。
新人看護師の早期戦力化を実現し、離職率を20%低下させました。
貴院でもスタッフの能力最大化に向け、指導経験を活かします。
手術室・特殊分野の経験がある場合
手術室で7年間勤務し、年間200症例以上の術前準備を担当した経験があります。
チームの円滑な連携を図るため、事前ブリーフィングを制度化し、手術時間の15%短縮を実現しました。貴院でも安全性向上に貢献します。
経歴別の自己PRの例文
ここからは、看護師としての経歴をアピールする自己PRとして、新卒・転職・復帰のケース別に例文をご紹介します。
新卒の場合
私の長所はコツコツと努力できるところです。学生時代、私はバスケットボール部に所属していました。
部員の多くはバスケットボール経験者である一方で私は未経験であり、入部した当初実力の違いに驚きました。
2年生の内にレギュラーになって大会に出場したいと思った私はランニングやドリブルなどの基礎練習を自主的に毎日行いました。
その結果2年生の夏に初めてレギュラーになることができ、その後も継続してレギュラーに選抜されました。
貴院でも1日でも早く先輩方の働きぶりに追いつけるように粘り強く努力したいと思います。
病院や診療科の転職が多い場合
私は様々な経験があり、その経験をもとに臨機応変に対応することができます。
私は看護師として15年ほど働いております。その中で、内科、小児科、循環器内科など様々な科で働いてきており、多くのことを経験してきました。
貴院に採用されましたらこの豊富な経験を活かして即戦力となれるように努めます。
ブランクがあり復帰する場合
私はより良い働き方のために努力することができます。私は出産のために前職を退職し、5年ほど子育てに集中しておりました。
しかし子育ての合間に時間を見つけてセミナーに参加したり専門書を読んだりと、仕事に関する知識を取り入れることは欠かさず行っていました。
貴院でも仕事をただこなすのではなくより良く働けるように常に努力したいと思います。
自己PRはエージェントの助けを借りるのもおすすめ
看護師の自己PR作成に悩む方へ、転職エージェントの活用は強力な解決策となります。
エージェントは「応募先の求める人物像」を分析した上で、経験や強みを効果的に伝える構成を提案してくれます。例えば、急性期病棟での迅速な判断力やクリニックでのコミュニケーションスキルなど、職場特性に合わせたアピールが可能です。
他にも具体的な支援内容は多岐にわたり、履歴書添削では「結論→エピソード→展望」の3段構成で整合性をチェック、面接対策では想定質問への回答策を共同で練ります。さらに非公開求人の情報や職場のリアルな雰囲気を教えてもらえるため、自己PRと志望動機の整合性を高められるのが特徴です。
転職回数が多い場合や未経験職種への挑戦時にも、エージェントは経歴の弱点をカバーする表現法をアドバイスしてくれます。自己分析ツールを使った強みの抽出支援や、他者評価を基にした客観的なフィードバックを受けられるため、説得力のあるPR文が作成できるでしょう。
ここからは、看護師が転職先を探すのにおすすめのサイトを3つ紹介します。
レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
相談のしやすさNo.1
求人数は159,518件で日本有数の充実度 ※2024年10月時点
LINEでも転職相談ができる
レバウェル看護(旧:看護のお仕事)は、相談のしやすさNo.1(※)に選ばれています。
※出典:看護師転職サイトを対象としたインターネット調査(株式会社エクスクリエ)
また2022年度のオリコン顧客満足度調査では、アドバイザー対応、紹介求人の質、条件交渉力の項目でNo.1を獲得しており、利用者の満足度が非常に高い転職サイトだと言えます。
求人数は15万件以上(2024年10月時点)と求人数が揃っており、希望の働き方なども細かく指定できるので、自分に合った職場が見つかる可能性が高いと言えます。
また、診療科も内科、外科、心療内科、美容皮膚科などさまざまな診療科から選べるため、希望の求人が見つかりやすいでしょう。
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)
※画像出典:ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)公式サイト
全国で累計100万人以上の看護師が利用
求人数20万件以上(2024年10月時点)
2025年 オリコン顧客満足度®調査 看護師転職 3年連続 No.1(※)
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)は、2005年の創設から累計100万人以上の看護師が利用している人気の転職サービスの一つです。
求人数は20万件以上(2024年10月時点)であり、提供するサービスの質がとても高い点が主な利用メリットとなっています。
さらに、ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)では、看護師専門・地域専任のキャリアパートナーによる条件交渉も可能なので、好条件での転職を目指したい方にも適しています。
転職サポートを行ってくれるキャリアパートナーが、専門的知見から助言をくれるため、転職後に後悔したくない方や、信頼度の高い転職支援サービスを利用したい方におすすめのサイトです。
※2025年 オリコン顧客満足度®調査 看護師転職
マイナビ看護師
※画像出典:マイナビ看護師公式サイト
求職者と医療機関の双方から厚い信頼
業界トップクラスの求人数
美容クリニックやトラベルナースまで幅広い選択肢
マイナビ看護師は、看護師の転職サイトとして5年連続認知度No.1(※)を誇る看護師専門の転職サイトです。
※出典:看護師を対象とした人材紹介サービス14ブランドにおける調査結果(GMOリサーチ株式会社)(2021年7月)
大手というだけあって、独占求人・非公開求人を含めて69,335件(2024年現在)という豊富な求人数を誇ります。
公開求人は全体の70%、非公開求人は全体の30%を占めていますので、求人数全体は10万件程度になります。
マイナビ看護師で探せる求人では、診療科目に一般的な診療科目の他に、スポーツ整形外科や血液内科などもあるのが特徴です。
その他にも、担当業務やこだわり条件など、細かいところまで条件指定できる項目もあります。
マイナビ看護師は、豊富な求人数と詳細な求人条件で検索できるので、自分の希望する条件の求人が見つかりやすいと言えます。
看護師の自己PRに関するQ&A
ここまでは、自己PRをどのように書くとよいのかについて、いくつかのポイントに分けて見てきました。
ここからは、自己PRを書く際に多くの人が疑問に思う点に答えていきます。
面接の時も同じ内容を伝えるべき?
面接の時も、自己PR欄で書いたものと同じ内容を伝えるようにしましょう。
自己PRと面接での受け答えが違うと、一貫性がなくなってしまうので、何をアピールしたいのか伝わらなくなってしまいます。
ただし、自己PR欄で書いたものと全く同じ内容を伝えるのではなく、面接では自己PR欄で書いた内容をより詳しく伝えるとよいでしょう。
面接の際の対策方法などを、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
転職回数が多い場合はどう書くべき?
転職回数が多いことは一見ネガティブなイメージが浮かぶかもしれませんが、看護師の場合は悪いことではありません。転職回数が多いことはポジティブな内容に言い換えができます。
例えば「豊富な経験を活かして、臨機応変に対応できる」などに言い換えをすれば、即戦力であることがアピールできます。
また、勤めていた病院の特徴や経験を簡潔にまとめ、どのような職場であっても対応できることもアピールするとよいでしょう。
転職回数の多さをポジティブに捉えることで、経験と柔軟性を強調しています。また、勤務した病院の特徴や経験を簡潔にまとめ、どのような職場でも対応できる柔軟性をアピールしています。
これによって、採用担当者に対して自身の即戦力性や幅広い経験を伝えることができます。
看護師のスキルや経験がない場合は?
新卒の方や、別の職種から看護師に転職した方、看護師になってから日が浅い方などで、看護師としてアピールできる経験やスキルがない場合は、自分の性格がその職場でどのように活かせるのかをアピールしましょう。
また、看護師としてアピールできる経験はなくとも、高校・大学・看護学校時代の経験、部活・アルバイト・前職でのマネジメント経験など、看護師の仕事と関連付けてアピールできそうな経験があれば、それを書いてもよいでしょう。
看護師の自己PRの書き方についてまとめ
ネットなどでの自己PRの例文はそのまま写すのではなく、オリジナリティを出す
面接では、履歴書に書いた自己PRの内容をより詳しく伝える
転職回数が多いことは「経験が豊富」など長所として伝える
自分の性格や経歴などを、転職を希望する病院・施設でどのように活かして貢献できるのかについて書くのが自己PR文です。
経歴を羅列することや、長所を述べるだけでは自己紹介文になってしまいますので、自己PRで書くべきことをしっかり理解してから書きましょう。
また、構成は、冒頭で自分の長所について書き、次にその長所が活かせた具体的なエピソード、最後にその長所を職場でどう活かして貢献できるのかアピールするという三部構成で書くとわかりやすくなります。
この記事で紹介した自己PRの書き方のポイントや書いてはいけないことなども参考に、ぜひ採用担当者の印象に残る自己PR文を作成してください!
この記事は看護師に監修されています
看護師
城戸あき(しろと あき)
国立病院・大学病院で消化器内科、整形外科、内分泌内科を経験。現在は子育てと両立できるようフリーランスに転身し、医療ライターとして活動中。