【看護師】結婚を機に転職するのは不利?職場の選び方やタイミングなど注意点を徹底解説
この記事は看護師に監修されています
看護師
城戸あき(しろと あき)
「結婚を機に転職するのは不利?」
「結婚する前と後、どちらで転職した方が良いの?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
結婚を機に「現職をやめたい」「家庭との両立が目指せる仕事がしたい」と考える看護師の方は多くいます。
結婚転職は不利になることもありますが、看護師は慢性的な人手不足の状況にあるので、そこまで不安に思う必要はありません。
こちらの記事では、看護師の結婚転職に関する事情について詳しく解説していくので、ぜひ最後までお読みください!
経験不足でも結婚転職は可能である
転職を決めるタイミングは、結婚前と結婚後のどちらでも構わない
転職先の残業の有無や育休の有無などを調べておくことが重要
【看護師】結婚を機に転職するのはあり?

結婚を考えている看護師・実際に結婚を控えている看護師の方は、仕事を辞めた方が良いのか、辞めた後に転職できるのかなど不安に思っている方も多いでしょう。
結論からお伝えすると、仕事と家庭のバランスを上手に取りたいと考えているのであれば、理想を実現できる転職を目指すのがおすすめです。
特に、結婚後に子どもが欲しいと考えている方は、育児休暇が取れるのかなど、気にするべきポイントも多くあります。
自身のライフステージや価値観に合わせた転職選択が、充実したバランスの取れた人生を築く一歩となるでしょう。
経験不足でも結婚転職はできる
看護師の方の中には、就職後2~3年目のような看護師として伸び盛りである時期に結婚が決まる人も多くいます。
いざ結婚というライフイベントが自分の身に起こることを考えると、「仕事と両立できるか不安」という人も多いですが、実際にはそこまで不安に思わなくても大丈夫です。
その理由としては、看護師の仕事は、そもそも看護師資格を必要とする資格であり、また慢性的な人手不足の状況であるためです。
看護師は経験が少ない状態でも転職しやすいので、逆に仕事を優先して結婚を躊躇してしまう方がもったいないと言えるでしょう。
結婚はタイミングが重要であることはもちろん、子どもが欲しいという方は若い方が流産リスクが低いことを考えると、結婚は早い方がメリットが大きいと言えるでしょう。
結婚転職は不利になるのも事実ではある
結婚を経て転職することは可能ではありますが、条件面で不利になってしまうことが多いのも事実です。
実際、ナース転職の教科書では、「結婚予定の転職は不利になる?」という質問に対して、実際に結婚直前に転職した方からの体験談として下記の回答が挙げられています。
不利になると思います。面接に行くと分かりますが「子供の予定は?」「子育ては?」「いつまで働く予定?」と結構ツッコまれます。独身時代は面接全勝でしたが、結婚予定だと2勝3敗でした。人事さんいわく「採用後すぐに妊娠されるのが一番困る」とのことです(^^;)「子供の予定は無い」と言っていたのに、入職後2ヵ月で妊娠した看護師もいたそうで。今はそうした事例が多いらしく、かなり警戒していました。ナース転職の教科書より
ただし、不利になるとは言っても一度採用をもらえれば問題なく働けるので、結婚というライフイベントを優先して動いた方が良いでしょう。
子どもはいつ授かることができるか分からないものである上に、もし無事に授かれば産休や育休などの社会保険の制度に則った休暇は取得できるので心配は不要です。
育児休業の取得条件にも注意
育児休業法という法律において、育児休業を取得できる労働者は定められています。
原則として、「1歳に満たない子どもを養育する労働者」であれば適用となりますが、派遣看護師など期間を定めて雇用されている場合は下記の条件をクリアしなければなりません。
子が1歳6カ月に達する日までに、労働契約(更新される場合には、更新後の契約)の期間が満了することが明らかでない
出典:厚生労働省 有期雇用労働者の育児休業や介護休業について
また、労使協定で定めがある場合、下記労働者は育児休業を取得できないため注意しましょう。
雇用された期間が1年未満
1年(1歳以降の休業の場合は、6カ月)以内に雇用関係が終了する
週の所定労働日数が2日以下
正規雇用であれば問題ないケースがほとんどですが、転職して間もないタイミングだと「雇用された期間が1年未満」に引っかかってしまう可能性があるため、要注意です。
結婚前と結婚後はどちらが転職におすすめ?

結婚転職を考えている人の中には、タイミングとして結婚前と後結婚のどちらにするか迷っている方も多いでしょう。
結論としては、どちらにもメリット・デメリットがあるので、自分の考えに近い方を選べば良いでしょう。自身のライフスタイルやキャリア目標に合わせて選択することが大切です。
結婚前に転職する
まずは、結婚前に転職決めておくメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
安心して結婚ができる
家庭との両立がしやすい
産休に入りやすい
結婚前に転職を決めておくことで、その後の収入の安定という大きな安心感を得ることができます。
ストレスなく働くことができ、また産休や育休に入りやすいメリットもあります。
また、先に結婚予定であることを先方に伝えておけば、シフトも配慮してもらえることもあるので、安心して働きたいと考えている場合は結婚前に転職を決めておくと良いでしょう。
デメリット
現職を退職しづらい
未婚として採用されると残業や夜勤の負担もある
結婚予定を伝えていないとよく思われないことも
結婚の前に転職をする場合は、結婚を理由とした退職はしづらくなってしまうことから、引き止められてしまう可能性が高いデメリットがあります。
また、結婚を控えていても「未婚の看護師」として採用されるので、夜勤や残業の負担も当然のように求められるでしょう。
そのため、結婚後に夜勤や残業を減らしてもらう交渉などが面倒になる点にも注意が必要です。
さらに、結婚予定を伝えずに転職すると、転職先としては「蓋を開けてみたら夜勤や残業を期待できないスタッフだった」と思われてしまい、よく思われない可能性もあります。
結婚後に転職する
続いて、結婚後に転職する場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
実際の生活に合わせられる
現職の退職がスムーズ
転職先にも分かってもらいやすい
結婚後に転職することで、自分の生活との兼ね合いを見ながら「生活スタイルに合わせられる転職先」を見つけやすくなります。
近年は「寿退社」という言葉が使われることは減りつつありますが、それでも現職を退職する際に理解を得やすく、苦労せずに済む場合が多いです。
また、転職先からも理解を得やすいメリットもあるので、働きやすくなることが期待できます。
デメリット
すぐに出産すると印象が悪い
転職活動で不利になることも
1年以内の育休取得ができない場合も
結婚したら、「出産を控えている」と考える人が多いので、育休を取得するタイミングが考慮される可能性が高いです。
実際に、転職してすぐに産休育休に入られてしまうと、病院としても困ってしまう都合があるので、転職時の面接でも出産予定について聞かれることは多いです。
そのため、すぐにでも子どもが欲しいと考えている方は注意が必要でしょう。
結婚する看護師の転職先選び

看護師が結婚転職する際の転職先の選び方としては、大きく分けて下記の4つが挙げられます。
残業があるか
休みは取りやすいか
育休の取得率は高いか
結婚は歓迎されるか
こちらのトピックで詳しく解説していくので、参考にしてください。
残業があるか
結婚すると、家庭での時間も大切になることから、残業があるかどうかは事前に確認しておきましょう。
もし結婚後に残業に追われてしまうと、家事などとの両立ができなかったり家族との時間が取れずに、パートナーからも快く思われません。
また、残業が多いと体力面でも精神面でも追い込まれてしまうので、過度な残業時間が常態化している職場は敬遠することをおすすめします。
残業の有無や残業時間の目安などを確認しておき、自分がどの程度の残業を許容できるかも決めておきましょう。
休みは取りやすいか
結婚転職の場合は、休みの取りやすさの確認はとても重要です。
転職する大きな理由として挙げられるのが「休みやすさ」「ワークライフバランスの実現」ですが、実際に転職してみて休めないと本末転倒です。
そのため、年間休日数や休みに関して融通が利くかどうかなど、実態を含めて確認しておくことをおすすめします。
面接時や訪問時に質問したり、口コミサイトなどで情報収集すれば実態を把握できるでしょう。
育休の取得率は高いか
出産希望や出産予定がある場合は、産休・育休の取得率が高い職場を選ぶことも大切です。
最近では、福利厚生の一環として育児支援制度を導入している施設や病院も増えていますが、制度の有無と取得実績の有無は別の話です。
そのため、実際の取得実績について調べておき、安心して働けるかどうかをしっかりと確認しましょう。
他にも、育児に関連した手当や支援もある病院もあるので、支援制度に関してもチェックしておくと良いでしょう。将来の家庭計画を考えながら、安心して働ける環境を見極めることが重要です。
結婚は歓迎されるか
そもそも、病院の雰囲気として結婚に対して歓迎してくれる雰囲気かどうかも確認しておきましょう。
メンタル的な面や人間関係の面で、安心して働き続けられるかが重要なポイントとなるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
確かめる方法としては、面接時や転職エージェントに「既婚看護師の割合」を聞いたり、病院に訪問して実態やリアルな声を聞くのがおすすめです。
また、大規模な病院であれば院内に託児所を設置している場合もあるので、このような支援体制に関してもチェックしておくことをおすすめします。
小規模病院・夜勤なしの職場がおすすめ
結婚を機に転職する場合、小規模な病院や夜勤なしの職場を選ぶことが非常に多い傾向にあります。
時間の融通が効きやすさや「長時間の拘束を避けたい」という意識からこのような傾向になっていますが、やはり家庭での時間を確保したいと考えている看護師が多いことが分かります。
具体的には、外来やクリニック・デイサービスなどであれば、家庭との両立がしやすいので、選択肢として検討してみてください。
家から近い職場を選ぶべき
結婚を機に転職をする場合は、家からの近さも重要なポイントです。
家から近い職場を選ぶと通勤時間という無駄を省くことができ、仕事と家庭の両立がしやすくなります。
実際に、転職にあたっての最優先事項が「家から近いこと」である看護師も少なくないので、重視するべきポイントの一つと言えるでしょう。
看護師が結婚からの転職を成功させるポイント

看護師が結婚での転職を成功させるためには、下で解説する6つのポイントを意識することが重要です。
転職の条件を明確にする
激務でない職場を選ぶ
正直に結婚について伝える
最初は働く意思を明確に伝える
パートでの勤務も検討する
転職のプロを活用する
転職の条件を明確にする
まずは自分の中で転職先に求める条件をリストアップして、中でも譲れない条件をはっきりさせておきましょう。
実際のところ、自分の希望をすべてクリアした職場が見つかることはあまり無いので、条件ごとに優先順位を付けて妥協できる部分も決めておくことをおすすめします。
具体的には、下記のポイントを押さえながら決めることをおすすめしますが、自分だけで考えるのではなくパートナーとも話し合いながら決めると良いでしょう。
家から近いか
土日休みか
夜勤の有無
転勤の有無
残業時間の程度
福利厚生の内容
時短勤務制度の有無
職場の人間関係
スキルを活かせるか
激務でない職場を選ぶ
一般的に、医療機関という括りの中でも、激務になりがちな職場とそうでない職場が存在します。
例えば、クリニックや外来などは土日休みで夜勤なしという条件で働けるところが多い一方で、小規模な施設や訪問看護などは激務になりやすいと言われています。
また、看護師は人手不足の状況にあるため、求人数も多いです。
自分の生活スタイルに合わせて、業務量の負担が重すぎない職場を探すことも意識しましょう。
正直に結婚について伝える
転職先に対して、結婚について隠さずに正直に伝えることも重要なポイントです。
結婚予定があることが先行で不利になることもありますが、結婚予定を隠して採用されたとしても、後に問題が起きてしまうリスクを高めてしまい職場にとっても自分にとっても幸せにはならない結末を迎えてしまいます。
そのため、結婚については正直に伝えておき、受け入れてくれる職場を探す方が建設的です。
出産については時期が分からないことが一般的なので、あくまでも希望や家庭の話という形で伝えても問題ありません。
最初は働く意思を明確に伝える
職場が重要視するのは「長く働いてくれるかどうか」なので、採用にあたって「長く働く意思を示す」ことも大切です。
すぐに辞められてしまうと、採用コストや育成コストが無駄になってしまうので、長く働く予定であるということを具体的な根拠を示しながらアピールしましょう。
特に、既婚女性に対して抱かれやすい懸念として
出産の予定もあるのでは?
旦那の転勤で辞めたりするのでは?
適当に働きにきていないか?
上記のようなものが挙げられるので、面接で聞かれた際の回答も用意しておくと良いでしょう。(下記参照)
<家事との両立について>
家事と仕事の両立は、慣れるまでに苦労するであろうことは覚悟しています。しかし、仕事に早く慣れることができれば、家事もスムーズにこなせるようになると考えているので、まずは仕事に慣れることを優先して頑張っていきます。主人とも分担について話し合い、仕事をすることの理解を得られているので問題ないと考えています。
ココファン編集部作成
<旦那の転勤について>
主人が転勤することになったら、場所次第では退職せざるを得ない可能性は否定できません。しかし、転勤辞令が来なければ働き続ける気でいるのはもちろん、通える範囲での転勤でも働き続けたいと考えています。
ココファン編集部作成
パートでの勤務も検討する
選択肢を広げるという意味でも、正社員に拘らずにパートでの勤務も検討してみるのもおすすめです。
クリニックなどではパートの看護師も多く、自分の理想の働き方を実現できるケースは多くあります。
もちろん、待遇面では正社員に劣ってしまいますが、責任領域は狭く生活スタイルに合わせて働けるので、柔軟な働き方が可能になるメリットがあります。
現職の病院でパート勤務に変更するという選択肢もあるため、併せて検討してみてください。
転職のプロを活用する
結婚を機に転職を検討するというのは、誰もが初体験のことで慣れないことばかりなので、転職のプロの力を借りて求人を探すこともおすすめです。
プロは結婚転職の事例も多く見ている上に、職場の人間関係や既婚者の割合などの内部情報にも精通している強みがあります。
また、応募書類の添削や条件交渉、日程調整などを含めて無料でサポートしてくれるので、積極的に利用することをおすすめします。
結婚転職にもおすすめの看護師専門転職サイト
最後に、結婚転職にもおすすめの看護師専門の転職サイト・エージェントを紹介していきます。
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レバウェル看護(旧:看護のお仕事)

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※看護師転職サイトを対象としたインターネット調査(株式会社エクスクリエ)
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)

※画像出典:ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)公式サイト
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マイナビ看護師

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看護師の結婚転職まとめ
看護師は人手不足の状況にあるので、すぐに転職先は見つかる
転職の条件を明確にしておくことが重要
結婚を控えていて「現職をやめたい」と考えている場合は転職を検討しよう
看護師の方は、そもそも転職がしやすい強みがあるので、結婚を機に転職することは十分に可能です。
経験不足でも結婚転職は可能で、過程との両立も可能な求人は多くあるので、不安に思う必要はありません。
転職を進める際には、本記事で紹介した転職サイトを利用しながら、自分の希望に合う求人を探していきましょう!
この記事は看護師に監修されています
看護師
城戸あき(しろと あき)
国立病院・大学病院で消化器内科、整形外科、内分泌内科を経験。現在は子育てと両立できるようフリーランスに転身し、医療ライターとして活動中。