宇治市老人ホーム・介護施設・高齢者住宅胃ろうに対応できる施設から探す

1件の老人ホーム・介護施設・高齢者住宅が見つかりました

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特徴

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月額費用

胃ろうを受け入れ可能な老人ホーム・介護施設・高齢者住宅宇治市から探す

1件中 1〜1件目

ココファン宇治駅前うじえきまえ

サービス付き高齢者向け住宅

アクセス

JR奈良線「宇治駅」より徒歩1分

2021年7月オープン!JR奈良線「宇治駅」より徒歩1分のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。「京都駅」から20分圏内、車でのアクセスも良い、平等院鳳凰堂で有名な宇治市の便利な場所にあります。コンビニ、スーパーなども充実しており、生活していただきやすい住宅です。 【お問い合わせ受付中!ご入居ご検討の方はぜひお気軽にご連絡下さい】 ▶お部屋 お1人部屋・お2人部屋をご用意しています。安全に留意したバリアフリー設計の個室です Aタイプ18㎡(34戸):1人部屋。洗面台・トイレ・ミニキッチン・収納等を備えたシンプルな居室です。 Bタイプ25㎡(13戸):個浴・洗面台・トイレ・収納・ミニキッチン等を備えている自立タイプです。 Cタイプ36㎡(6室):個浴・洗面台・トイレ・収納・ミニキッチン等を備えている自立型2人用居室です。 ▶24時間365日介護スタッフ常駐 日々の生活をサポートします ▶お食事 栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。ご希望に応じて注文いただけます(召し上がった分だけお支払いいただきます)、ご自分でご用意いただくことや、外食も可能です ※館内にご自由に利用いただける食堂があります ▶併設サービス ・訪問介護 介護職員がお部屋に訪問し、身体のケアや生活支援を行います ※要支援・要介護度合いに応じて、必要なサービスを受けることが可能です、また外部の事業所のご利用が可能です ▶医療・看護連携 外部医療機関や訪問看護と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます ※宇治武田病院 徒歩3分 ▶周辺情報 ・京都信用金庫(宇治駅前)、郵便局(徒歩10分)

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自立型居室の空室状況 介護型居室の空室状況

1人用

満室

2人用

満室

1人用

満室

月額費用 119,900円〜194,600円
入居時費用
  • 敷金:賃料2ヶ月分
  • 住所 京都府宇治市宇治戸ノ内27番1
    併設する
    介護サービス
    訪問介護
    特徴 介護・認知症タイプ、自立・支援タイプ、自立から介護までの複合型、2人で住める、徒歩圏内

    宇治市の老人ホームの種類ごとの施設数と空室数

    施設の種類
    施設数
    空室
    サービス付き
    高齢者向け住宅

    1

    0

    グループホーム
    -
    -
    介護付き
    有料老人ホーム
    -
    -
    住宅型
    有料老人ホーム
    -
    -

    よくある質問

    A

    宇治市で最も月額費用が安い介護施設は「ココファン宇治駅前」です。

    月額費用は119,900円です。

    有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどの民間施設は、施設ごとに費用プランが様々です。予算や利用したいサービスなどに合わせて、最適な施設を選択することが重要です。

    月額費用が安い宇治市の介護施設を探す

    A

    宇治市で認知症対応ができる施設は1件です。

    民間施設の中でも、グループホームは認知症患者の方を主な対象としています。

    介護・医療のサービスが充実している介護付き有料老人ホームでも、認知症対応ができる施設が多いです。

    また近年では、軽度の認知症であればサ高住や住宅型有料老人ホームにも受け入れ可能な施設が多く、学研ココファンでもこうした施設を多数取り扱っています。

    A

    宇治市で自立・要支援向けの施設は1件です。

    民間施設の中でも、要支援・自立の方に特におすすめなのはサービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームの2種類です。

    いずれも幅広い介護度の方に対応可能な施設です。

    宇治市の自立から介護までの複合型施設を探す

    A

    宇治市でデイサービス併設の施設は0件です。

    最新の住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、訪問介護やデイサービスなどを併設している場合が多いです。

    これらのサービスを利用すれば、常に介護スタッフがそばで見守ってくれるため、より安心な暮らしを送ることができます。

    またこのような施設では、施設に併設された事業所だけでなく、外部の居宅サービスを利用することも可能ですので、利用するサービスの自由度が高い点も魅力です。

    宇治市の特集から探す

    認知症対応が可能な施設特集

    認知症対応が可能な施設一覧はこちら。認知症の方の介護は、ご自宅ではなかなか難しいもの。快適に暮らせる住環境を備えた、認知症の方向けの老人ホームをご紹介します。

    胃ろう対応ができる施設特集

    胃ろうの対応が可能な施設一覧はこちら。認知症同様、胃ろうのケアも自宅では難しい場合が多いでしょう。胃ろう対応可能な介護・看護体制を整えた施設を集めました。

    自立・要支援の方におすすめな施設特集

    自立・要支援の方向けの施設一覧はこちら。元気な方が活気のあるシニアライフを送れるような、レクリエーションなどが充実した施設をご紹介します。

    夫婦で入居可能な施設特集

    夫婦で入居が可能な施設の一覧はこちら。二人用の居室は需要が高く、すぐに満室になってしまうため、夫婦での入居を希望する場合は早めの情報収集が必要です。

    訪問介護併設の施設特集

    訪問介護を併設している施設の一覧はこちら。サ高住などの施設内で訪問介護を併用することで、より充実した身体介護サービスを受けられます。

    宇治市の周辺地域一覧

    宇治市の老人ホームの特徴

    宇治市の様子

    宇治市の老人ホームの特徴は以下の通りです。

    宇治市の地理的特徴と介護施設の特徴

    宇治市は多数の歴史的遺産を有するとともに、「大吉山展望台」など、有名なスポットもある市です。京都市ホームページによると、人口は2021年12月1日時点で178,172人と発表されています。

    交通の要である宇治駅を中心に、電車やバスなどの公共交通機関が充実しているため、宇治市は高齢者の方々にとっても暮らしやすい地域だと言えるでしょう。介護施設の料金相場に関しては、全国平均とほぼ同じ水準です。

    また宇治市では、「年齢に関係なく楽しく暮らせる街づくり」をテーマに、園芸を楽しめる「老人園芸ひろば」の土地を低価格で提供するなどの取り組みも行われています。その他介護サービスの種類も豊富です。

    宇治市の介護施設価格概観

    以下では宇治市にあるココファンの介護施設の入居金・月額費用を、全国平均と比較する形でまとめました。それぞれ平均値と中央値を記載しています。

    <入居金>

    地域 平均値 中央値
    宇治市 196,669円 196,669円
    全国 297,256円 194,500円

    <月額費用>

    地域 平均値 中央値
    宇治市 157,250円 157,250円
    全国 169,518円 158,250円

    上記の通り、宇治市におけるココファンの介護施設の費用相場は、入居金・月額費用ともに全国平均とほぼ同レベルです。月額費用に関しては、全国平均よりも宇治市のほうが若干安い設定になっています。そのため、もちろん例外的な施設もありますが、基本的に宇治市の介護施設は、それなりに手頃な料金で入居・居住できると考えて良いでしょう。

    宇治市の高齢者人口

    宇治市の高齢者人口推移

    日本医師会によると、2020年時点での宇治市の高齢者人口(65歳以上)は54,573人、高齢化率は30.5%です

    同時点の全国平均は28%程度ですので、宇治市は全国と比較してやや高齢化が進行している地域と言えるでしょう。

    また上記の通り、推定では宇治市の高齢者人口は2020年〜2040年までの20年間でそれほど増えません。しかし、高齢者人口が変わらない一方、生産年齢人口や年少人口はどんどん減っていくので、高齢化率は年々上昇していきます

    宇治市の介護保険事業者・施設の状況

    <宇治市の種類別施設数>

    種類 施設数 75歳以上千人あたりの施設数(宇治市) 75歳以上千人あたりの施設数(全国)
    訪問型介護施設数 64 2.93 3.25
    通所型介護施設数 47 2.15 3.43
    入所型介護施設数 43 1.97 2.17
    特定施設数 4 0.18 0.32
    居宅介護支援事業所数 46 2.11 2.41
    福祉用具事業所数 13 0.60 0.80
    介護施設数(合計) 218 9.98 12.40

    上記を見ると、宇治市では全国平均と比べて全体的に介護施設の数が少ないことがわかります。実際、要介護2以上の人口と比較すると、宇治市の介護施設は供給不足のレベルが高いというデータも出ているので、今後は介護施設を増やすことが望まれます。

    また介護施設の数を増やすことももちろん重要ですが、宇治市の高齢化の特徴を踏まえると、これからは介護の担い手を確保することのほうがより重大な課題となっていく可能性もあるでしょう。

    宇治市の要介護認定者数

    宇治市の要介護認定者数推移

    宇治市の高齢者等の現状によると、2018年の宇治市の要介護認定者数は7,248人と発表されています。

    また、2013年から2018年の間に、宇治市の要介護認定者数は1,000人以上増加しています。特に要支援と要介護1〜4の増加が顕著です。また要介護認定者数の増加に伴って、介護サービスの利用者数も増えています。

    さらに注目すべきは、要介護・要支援の認定率もジリジリと高まってきていることです。現状はまだ20%以下なので、こちらは今後さらに高まる余地があります。

    先述した通り、宇治市のこれからの20年間では、高齢者人口はそれほど変わらない一方で、生産年齢の人口は減少の一途をたどります。そうした状況で要介護・要支援の認定率が高まり続け、介護サービスの利用者数が増え続けると、介護サービスの深刻な需要過多になる恐れもあるでしょう。

    宇治市独自の介護サービスについて

    宇治市の介護保険サービスは、介護予防支援、介護予防ケアマネジメントと、居宅介護支援に二元化されています。

    介護予防支援、介護予防ケアマネジメントは要支援1・2を対象にした事業で、宇治市内に8箇所ある地域包括支援センターの保健師などがケアプランを作成し、それに則った介護(介護予防)サービス、介護予防・生活支援サービスが提供されます。

    一方で居宅介護支援は要介護1〜5を対象にしたサービスです。宇治市内・市外の居宅介護支援事業所をそれぞれで選び、ケアマネジメント担当者が作成したケアプランに基づいてサービスを受けられます。

    要支援1・2の方が受けられるサービス、要介護1〜5の方が受けられるサービスはそれぞれ以下の通りです。

    <要支援1・2向け>

    • 訪問入浴介護/介護予防訪問入浴介護
    • 訪問看護/介護予防訪問看護
    • 訪問リハビリテーション/介護予防訪問リハビリテーション
    • 通所リハビリテーション/介護予防通所リハビリテーション〈デイケア〉
    • 短期入所生活介護/介護予防短期入所生活介護〈ショートステイ〉
    • 短期入所療養介護/介護予防短期入所療養介護〈ショートステイ〉
    • 特定施設入居者生活介護/介護予防特定施設入居者生活介護
    • 居宅療養管理指導/介護予防居宅療養管理指導
    • 認知症対応型通所介護/介護予防認知症対応型通所介護
    • 認知症対応型共同生活介護/介護予防認知症対応型共同生活介護〈グループホーム〉 ※要支援2から
    • 介護予防・生活支援サービス事業(介護予防・日常生活支援総合事業)各種(訪問型サービス・通所型サービス)

    <要介護1〜5向け>

    • 訪問介護
    • 訪問入浴介護/介護予防訪問入浴介護
    • 訪問看護/介護予防訪問看護
    • 訪問リハビリテーション/介護予防訪問リハビリテーション
    • 通所介護〈デイサービス〉
    • 通所リハビリテーション/介護予防通所リハビリテーション〈デイケア〉
    • 短期入所生活介護/介護予防短期入所生活介護〈ショートステイ〉
    • 短期入所療養介護/介護予防短期入所療養介護〈ショートステイ〉
    • 特定施設入居者生活介護/介護予防特定施設入居者生活介護
    • 居宅療養管理指導/介護予防居宅療養管理指導
    • 定期巡回・随時対応型訪問介護看護
    • 地域密着型通所介護
    • 認知症対応型通所介護/介護予防認知症対応型通所介護
    • 小規模多機能型居宅介護
    • 看護小規模多機能型居宅介護
    • 認知症対応型共同生活介護/介護予防認知症対応型共同生活介護〈グループホーム〉
    • 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
    • 施設サービス各種(特養・老健・介 護療養型医療施設・介護医療院)

    宇治市の地域包括ケアシステム

    地域包括ケアシステムの様子

    日本国内では、団塊の世代が75歳以上になる2025年までに、地域包括ケアシステムの構築が目指されています。地域包括ケアシステムとは、高齢者を支えるための住まい・医療・介護・予防・生活支援のサービスを地域で一体となって提供する体制のことです。

    地域包括ケアシステムの主体は、各市町村や都道府県であり、その内容や形式はそれぞれの地域によって異なります。

    宇治市では、市内8ヶ所に設置された地域包括支援センターが、地域包括ケアシステムの中枢です。地域包括支援センターには、主任介護支援専門員や社会福祉士、保健師などの専門職が配置され、彼らが65歳以上の高齢者の支援にあたっています。

    具体的には健康・介護・福祉などに関する相談、介護予防や健康づくりの支援、高齢者の権利を守る活動、高齢者が暮らしやすい地域づくりなどの取り組みがあります。

    胃ろうの方の老人ホーム選びのポイント

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長

    矢野 大仁 先生

    胃ろうを行っている方が、老人ホームを選ぶ際に重視すべきポイントについて解説します。

    そもそも胃ろうでも老人ホームに入れるの?

    相談の様子

    2012年頃までは、老人ホームの約70%で胃ろうの方の受け入れを制限していました。

    その要因は、胃ろう対応出来る環境が整っている老人ホームが少なかったためです。

    しかし、2012年に行われた介護保険法の改正により、現在は胃ろう対応が出来る老人ホームが増加してきています。

    とはいえ、胃ろうのケアは看護師や医師が行う医療行為であるため、どこの老人ホームでも受け入れられるわけではないのです。

    胃ろうの方の老人ホームへの入居は、近隣の医療機関との連携や、介護職員の人員体制、看護師等医療職員の配置、老人ホームの設備といった、老人ホームの受け入れ体制が整っていることが条件になります。

    胃ろうの方や、体調に不安がある方は、希望する老人ホームの医療の連携、介護体制について十分に確認した上で入居を検討しましょう。

    胃ろうの基本情報

    胃ろう

    胃ろうについて、詳しく解説していきます。

    胃ろうが必要な状態

    胃ろうが必要になるには、下記のような状態にあることが考えられます。

    • 床ずれ(褥瘡)対策の栄養確保をしたい場合

    寝たきりの状態で起こる床ずれの原因の1つとなるのが、栄養不足があります。

    胃ろうで足りない栄養を補うことで、床ずれの悪化を防いだり、場合によっては体の機能回復に繋がることがあります。

    • 口からの栄養確保が出来ない場合

    認知症や意識障害、脳血管疾患や神経筋疾患などの影響で口から食べることが難しい場合や、点滴では栄養が不足するときに胃ろうで対応することがあります。

    • 嚥下機能の低下している場合

    加齢や病気の影響で、嚥下機能が低下した場合に、誤嚥を防ぐ目的の1つとして胃ろうで対応することがあります。

    腸ろうの場合

    腸ろうは、お腹に小さな穴を開けて、そこから小腸まで栄養を通す管(カテーテル)を通し、直接小腸まで栄養を送る処置です。

    本来は胃ろうで対応することが多いですが、胃がんなどの理由で胃ろうを作ることが出来ない患者さんへの処置として、腸ろうを作ることが多いです。

    介護的なケアは胃ろうと同じように行うことが多いですが、腸ろうの場合は胃ろうよりゆっくりと栄養を流さなくてはならず、時間と手間がかかります。

    人員確保の面で、受け入れが難しい施設が多いのが現状です。

    その他の経管栄養の場合

    経管栄養は、口からの食事が難しくなった場合、胃までカテーテルを通して栄養を送る方法です。

    胃ろうも経管栄養の1つです。

    胃ろう以外では、鼻から胃までカテーテルを通す、経鼻経管栄養などが代表的です。

    経鼻経管栄養の場合は、手術をすることなく行えるので、身体機能の回復により取り除くことも可能です。

    胃ろうも経管栄養の1つですが、経管栄養の方の受け入れを容認している施設でも、胃ろうの方の受け入れをしていない場合があるため、注意が必要です。

    胃ろうの方の在宅介護は非常に大変

    胃ろうは誤嚥の心配がなくなり、介護が楽になると言われることがあります。

    楽になる部分ももちろんありますが、家族による胃ろうの管理は、非常に大変です。

    管理が不十分だと、感染症などのリスクもあります。

    本人の状態を悪化させてしまう可能性も考えられます。

    そのため、介護サービスを利用するなどして、プロに任せることも必要です。

    胃ろうのメリット

    胃ろうのメリット・デメリット

    胃ろうのメリットとして、主に以下のようなものが挙げられます。

    栄養素の確保がしやすい

    胃ろうの最大のメリットともいえるのが、栄養素の確保がしやすいという点です。

    口から食べることが困難になると、必要な栄養素が不足しがちです。

    胃ろうの場合は、胃に直接送り込むことが出来るため、必要な栄養素を確保したり、必要なカロリーを摂取することに役立ちます。

    口から食事もできる

    口から食べることが困難になった方が胃ろうの処置をすることが多いですが、胃ろうの方も口から食事をすることが出来ます。

    胃ろうは腹部にあるため、喉や食道にカテーテルが通っていない分、経鼻経管栄養などと比べると口からの食事はしやすいと言えます。

    また、嚥下訓練もしやすい特徴があります。

    洋服で隠すことができる

    胃ろうは腹部についているため、洋服を着てしまえば見た目では胃ろうがあるかどうか分からない点がメリットといえます。

    鼻からカテーテルを通す経鼻経管栄養は、隠すことが難しく、違和感などから引き抜いてしまう方もいますが、胃ろうは目立ちにくく、引き抜く心配が少ないというところがメリットです。

    運動やリハビリへの影響が小さい

    胃ろうがあっても、基本的な運動やリハビリで体を動かすことは可能です。

    胃ろうは洋服で隠すことが出来る点や、カテーテルが見えていないことからも、運動やリハビリに支障が少ないことも特徴です。

    また、口からも食べることが出来るため、嚥下訓練を行うことも可能です。

    入浴可能

    医師の許可があれば、入浴することも可能です。

    入浴の際は特別な処置をすることなく、普段通り入浴をすることが出来ます。

    カバーをすることなく入浴が出来るため、介護する人の負担軽減にも繋がります。

    清潔を保つことは皮膚トラブルの防止にもなりますし、胃ろうが付いている周辺の化膿防止にも繋がります。

    誤嚥性肺炎の予防に効果がある

    胃ろうは胃に直接栄養を送るため、誤嚥性肺炎の予防に繋がります。

    嘔吐物などの胃酸による化学性肺炎の防止にも効果があります。

    ただし、唾液等の誤嚥による細菌性肺炎はリスクが上がる可能性がありますが、口腔ケアを行ったり、口から少量でも食事を摂ることで細菌性肺炎のリスクを予防することに繋がります。

    胃ろうのデメリット

    一方で、胃ろうには以下のようなデメリットも存在します。

    手術の必要がある

    胃ろうは腹部に小さな穴を開けて設置するため、穴をあける外科手術が必要です。

    手術には抵抗がある人も多く、その点がデメリットといえます。

    ただ、胃ろうの手術は内視鏡を使って行うため、30分程度の短い時間で終わります。

    合併症のリスクも

    胃ろうで起こる可能性がある合併症には、汎発性腹膜炎や創部感染症などのリスクがあります。

    合併症に関しては胃ろうに限らず、他の経管栄養法でも発生する可能性はあります。

    むしろ、胃ろうの場合には合併症のリスクが他の経管栄養法よりも少ないとされています。

    口腔ケアが必要

    口から食べる機会が減少することで、口臭や細菌の増加など、口腔トラブルが発生しやすくなります。

    こうした口腔トラブルは、食べる機会が減ることで唾液の分泌が減り、自浄作用が低下することで起こります。

    口腔内のトラブルを防ぐためにも、適切な口腔ケアを行うことが大切です。

    逆流することがある

    胃に注入する栄養剤は液体のため、逆流する可能性があります。

    逆流してしまうと誤嚥に繋がることもあるので、栄養剤を注入している最中と、注入後は30度以上上半身を起こしておく必要があります。

    また、体質的に胃に入れたものが逆流しやすい症状を持っている人もいます。

    このような場合は、とろみのついた栄養剤で症状が抑えられる場合があります。

    胃ろうの設置は本人の意思確認も重要

    日本の胃ろう利用者は25万人以上とも言われており、世界的に見ても日本は胃ろう患者が多いことが知られています。

    ただ、日本では胃ろうを望まないとする人が8割以下と少ない傾向があり、本人の意思と尊厳の重視に注目されています。

    胃ろう設置の最大の目的は生命維持であることが大半ですが、決して胃ろうが延命治療とは断言できません。

    胃ろう患者の介護施設受け入れも増えてきたため、介護施設入居にあたって胃ろうの選択肢を辞めるという必要性はほぼ無くなりました。

    そのため、本人の意思をしっかり確認し、家族も納得した上で検討することが大切です。

    胃ろうが必要な方の介護施設の入居条件

    胃ろうは医療行為のひとつで、2012年までは主に看護師が行うケアでした。

    現在は、看護師などの医療従事者以外に、家族や所定の研修を受けた介護職員が胃ろうの対応が出来るようになりました。

    とはいえ、どの介護施設でも受け入れられるわけではありません。

    胃ろう患者が断られる理由には、

    • 看護師が日中、もしくは24時間常駐がない
    • 介護職員への研修が進んでいない
    • 胃ろう患者のための設備が整っていない

    このような理由から断られることがあります。

    胃ろうの方が施設を探す場合には、検討段階から胃ろうを使用していることを伝え、入居後安心して暮らせる環境かどうかをしっかり確認することが大切です。

    胃ろう対応可能な介護施設選びで重視する点

    それでは実際に、胃ろうの方が施設選びをする場合、どのような施設を選ぶべきか紹介していきます。

    口腔ケアに精通している

    口腔ケア

    胃ろうの方で、口から食べる機会が減ると、口腔内の状態が悪くなりがちです。

    口から食べる機会が減ることで、口の中を清潔に保つ重要な役割を持っている唾液の分泌が減るためです。

    口の中に細菌が繁殖すると、虫歯や口内炎になったり、口臭の原因になったりします。

    肺炎にかかる可能性などもあります。

    そのため、口腔ケアによって口腔内を清潔な状態に保つ必要があります。

    口腔ケアをしっかり行っている施設を選ぶ基準にしましょう。

    入居者の体を清潔に保とうとしている

    胃ろうを設置していると、入浴が出来ないイメージがあります。

    実際には胃ろうに特別な保護をしなくても、普段通り入浴をすることが出来ます。

    入浴後も、胃ろうを入れ替えたり、消毒をしたりすることなく、普段通りのケアで充分です。

    むしろ、胃ろうが不潔な状態になると、感染症などの心配もあります。

    そのため、身体を清潔な状態に保つ必要があり、入浴や清拭によって体を清潔に保とうとしているかどうかは、必ず確認が必要です。

    栄養剤にこだわっている

    胃ろうで使われる栄養素には、タンパク質が分解された状態で含まれる「消化態栄養剤」と、分解前のタンパク質がそのまま含まれている「半化態栄養剤」の2種類あります。

    この2種類の栄養剤から、胃ろうを設置している方の消化能力などを見て、どの栄養剤を使用するか、医師や看護師と連携をとりながら選択してくれる施設が望ましいです。

    また、胃ろうの方にとって栄養剤等の補給は健常者の食事と同じです。

    胃ろうのチューブに詰まらないように注意して調理されたものであれば、医師の診断の元、何を入れても大丈夫です。

    普通の食事を作るように調理したものや、野菜ジュース、スポーツドリンクなども入れることが出来ます。

    こうした胃ろうの方の"食事"にも気を配っている施設であれば、安心することが出来ます。

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長
    中部療護センター副センター長
    岐阜大学連携大学院脳病態解析学分野 准教授(客員)

    矢野 大仁(やの ひろひと) 先生

    1990年岐阜大学医学部卒業、医学博士。大雄会病院などの勤務を経て、学位取得後、2000年から岐阜大学医学部附属病院脳神経外科助手。2010年 准教授、2013年 臨床教授・准教授、2020年4月から現職。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医。脳卒中の他、脳腫瘍、機能的脳神経外科など幅広い診療を行っている。患者さんが理解し納得できるようにわかりやすい説明を心がけている。

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