葛飾区老人ホーム・介護施設・高齢者住宅パーキンソン病に対応できる施設から探す

2件の老人ホーム・介護施設・高齢者住宅が見つかりました

地域

施設種別

併設
サービス

特徴

病気対応

月額費用

パーキンソン病を受け入れ可能な老人ホーム・介護施設・高齢者住宅葛飾区から探す

2件中 1〜2件目

ココファン新小岩しんこいわ

サービス付き高齢者向け住宅

アクセス

JR総武線「新小岩」駅北口より 徒歩10分

2022年8月オープン!総武線快速も停車する「新小岩駅」北口からまっすぐ歩いていただいて10分。ドラッグストアやコンビニも近く、生活しやすいおすすめの住まいです。 【お問い合わせ受付中!ご入居ご検討の方はぜひお気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ お1人部屋・お2人部屋をご用意しています。安全に留意したバリアフリー設計の個室です(全74室) 【Aタイプ】全27戸 洗面台・トイレ・収納を備えた1人部屋です(18.03~19.05㎡) 【Bタイプ】全18戸 洗面台・トイレ・収納・ミニキッチン・浴室・洗濯機置場を備えた1人部屋です(25.39~27.37㎡) 【Cタイプ】全25戸 Bタイプの設備を備えた2人部屋です(35.57~37.38㎡) 【Dタイプ】全25戸 Bタイプの設備を備えた1LDKタイプの2人部屋です(52.90~53.43㎡) ※お2人ご一緒に「1人部屋×2室」にご入居される場合、「生活支援サービス費」がお得になります! <詳しくはこちらをご覧ください> ◆24時間365日介護スタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆お食事◆ 栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。ご希望に応じて注文いただけます(召し上がった分だけお支払いいただきます)、ご自分でご用意いただくことや、外食も可能です ※館内にご自由に利用いただける食堂があります ◆併設サービス◆ ・訪問介護 介護職員がお部屋に訪問し、身体のケアや生活支援を行います ※要支援・要介護度合いに応じて、必要なサービスを受けることが可能です、また外部の事業所のご利用が可能です ◆医療・看護連携◆  外部医療機関や訪問看護と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます ※坂本クリニック 徒歩2分、坂本病院 徒歩4分、イムス東京葛飾総合病院 徒歩8分 事業所でタクシーの手配も行っております ◆周辺◆ お買い物:スギ薬局西新小岩店 徒歩3分、セブンイレブン西新小岩店 徒歩4分、業務スーパー新小岩店 徒歩8分 行政サービス:葛飾区 新小岩北区民事務所 徒歩7分、葛飾西新小岩郵便局 徒歩3分 グルメ:ベーカリー(リヨンライズ新小岩)徒歩4分、飲食店(コメダ珈琲・ジョナサン・CoCo壱番屋)ほか多数あります

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自立型居室の空室状況 介護型居室の空室状況

1人用

満室

2人用

残り1

1人用

満室

月額費用 137,200円〜236,300円
入居時費用
  • 敷金:賃料2ヶ月分
  • 住所 東京都葛飾区東新小岩5丁目14番2号
    併設する
    介護サービス
    訪問介護
    特徴 介護・認知症タイプ、自立・支援タイプ、自立から介護までの複合型、2人で住める、徒歩圏内

    ココファン水元みずもと

    サービス付き高齢者向け住宅

    アクセス

    JR常磐線「金町駅」・京成金町線「京成金町駅」下車 金町駅北口より62系統バス乗車10分「リブレ京成前」下車徒歩3分

    2013年オープン!JR金町駅・京成金町駅が最寄り駅、バス停から徒歩3分のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。水戸街道や環状七号線から近く、お車でのお越しも便利です。徒歩圏内にお買い物が楽しめるお店が多数。水元公園にほど近く、閑静な住宅街の中で、便利で落ち着きある暮らしが実現できます。 【お問い合わせ・資料請求・内覧のご予約受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋タイプ◆ 【Aタイプ】(18.00㎡ 全47戸) 要介護の方向けのお1人部屋です。洗面台・トイレ・収納等の基本設備を備えたベーシックなタイプです。暮らしの中でリスクにつながる設備を除いたシンプル設計で、生活スペースを広く確保しています。 【Bタイプ】(28㎡ 全5戸) お2人部屋です、Aタイプと同じ居室設備で10㎡大きな作りになっており、ゆったり暮らしていただけます。 ※お2人ご一緒に「1人部屋×2室」にご入居される場合、「生活支援サービス費」がお得になります! <詳しくはこちらをご覧ください> ◆お食事◆ お食事は栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。ご希望に応じて注文いただけます(召し上がった分だけお支払いいただきます)。ご自分でご用意いただくことや、外食も可能です。 ※館内にご自由に利用いただける食堂があります。 ◆24時間365日ケアスタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆併設◆ ・居宅介護支援 ケアマネージャーがケアプランを作成します ・訪問介護 介護職員がお部屋に訪問し、身体のケアや生活支援を行います ◆医療体制◆ 外部医療機関や訪問看護と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます。 ※東京都立東部地域病院・東京慈恵会医科大学葛飾医療センターが近くにあります ◆アクセス詳細◆ 鉄道:JR常磐線 金町駅 下車 同駅北口 京成バス 金62系統 西水元三丁目行き又は大場水門行き 昼間時間帯は、約12分間隔で発車します。バス料金:IC現金ともに220円。所要時間約12分バス停9駅目の「リブレ京成前」にて降車。降車バス停より当事業所まで3分250m。 ◆近隣情報◆  【お買い物】 一般生活は徒歩圏内ですべて揃います。生活にとても便利。 スーパー:リブレ京成 水元店3分250m・ライフ水元店5分350m ドラッグストア:セイムス3分190m・ウエルパーク4分290m・ウエルシア4分350mコンビニエンスストア:セブンイレブン水元2丁目店6分500m など買い物便利。 【行政サービス】 葛飾区役所水元区民事務所11分900m・水元小学校5分350m、水元中学校12分950m 【金融機関】 水元第5郵便局5分400m。金町駅前:みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・りそな銀行など 【エリア・スポット情報】 お好み焼き道頓堀5分400・珈琲達磨堂7分550m・コメダ珈琲9分700m・シャトレーゼ11分900m・はま寿司16分1300m 散策アクティビティ:水元神社6分450m・水元総合スポーツセンター9分700m

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    介護型居室の空室状況

    1人用

    満室

    2人用

    満室

    月額費用 124,171円〜177,257円
    入居時費用
  • 敷金:賃料2ヶ月分
  • 住所 東京都葛飾区水元4-5-1
    併設する
    介護サービス
    居宅介護支援(ケアマネジャー)、訪問介護
    特徴 介護・認知症タイプ、自立・支援タイプ、2人で住める

    葛飾区のおすすめの老人ホーム・介護施設・高齢者住宅

    葛飾区の老人ホームの種類ごとの施設数と空室数

    施設の種類
    施設数
    空室
    サービス付き
    高齢者向け住宅

    2

    1

    グループホーム
    -
    -
    介護付き
    有料老人ホーム
    -
    -
    住宅型
    有料老人ホーム
    -
    -

    よくある質問

    A

    葛飾区で最も月額費用が安い介護施設は「ココファン水元」です。

    月額費用は124,171円です。

    有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどの民間施設は、施設ごとに費用プランが様々です。予算や利用したいサービスなどに合わせて、最適な施設を選択することが重要です。

    月額費用が安い葛飾区の介護施設を探す

    A

    葛飾区で認知症対応ができる施設は2件です。

    民間施設の中でも、グループホームは認知症患者の方を主な対象としています。

    介護・医療のサービスが充実している介護付き有料老人ホームでも、認知症対応ができる施設が多いです。

    また近年では、軽度の認知症であればサ高住や住宅型有料老人ホームにも受け入れ可能な施設が多く、学研ココファンでもこうした施設を多数取り扱っています。

    A

    葛飾区で自立・要支援向けの施設は2件です。

    民間施設の中でも、要支援・自立の方に特におすすめなのはサービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームの2種類です。

    いずれも幅広い介護度の方に対応可能な施設です。

    葛飾区の自立から介護までの複合型施設を探す

    A

    葛飾区でデイサービス併設の施設は0件です。

    最新の住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、訪問介護やデイサービスなどを併設している場合が多いです。

    これらのサービスを利用すれば、常に介護スタッフがそばで見守ってくれるため、より安心な暮らしを送ることができます。

    またこのような施設では、施設に併設された事業所だけでなく、外部の居宅サービスを利用することも可能ですので、利用するサービスの自由度が高い点も魅力です。

    葛飾区の特集から探す

    認知症対応が可能な施設特集

    認知症対応が可能な施設一覧はこちら。認知症の方の介護は、ご自宅ではなかなか難しいもの。快適に暮らせる住環境を備えた、認知症の方向けの老人ホームをご紹介します。

    胃ろう対応ができる施設特集

    胃ろうの対応が可能な施設一覧はこちら。認知症同様、胃ろうのケアも自宅では難しい場合が多いでしょう。胃ろう対応可能な介護・看護体制を整えた施設を集めました。

    自立・要支援の方におすすめな施設特集

    自立・要支援の方向けの施設一覧はこちら。元気な方が活気のあるシニアライフを送れるような、レクリエーションなどが充実した施設をご紹介します。

    夫婦で入居可能な施設特集

    夫婦で入居が可能な施設の一覧はこちら。二人用の居室は需要が高く、すぐに満室になってしまうため、夫婦での入居を希望する場合は早めの情報収集が必要です。

    訪問介護併設の施設特集

    訪問介護を併設している施設の一覧はこちら。サ高住などの施設内で訪問介護を併用することで、より充実した身体介護サービスを受けられます。

    葛飾区の周辺地域一覧

    葛飾区の老人ホームの特徴

    葛飾区の魅力

    今回は、東京都葛飾区の老人ホームの特徴と動向について解説していきます。

    葛飾区や近隣にお住いの方は、ぜひ参考にしてください。

    葛飾区の地理的特徴と介護施設の特徴

    葛飾区と聞いて、「男はつらいよ」「こちら葛飾区亀有公園前派出所」などをイメージする方も多いでしょう。

    これらの作品からも分かるように、都内でも有数の下町で情緒ある風情が人気です。

    人口は462,192人で、高齢者の方も街に溶け込みやすい閑静な街なので過ごしやすい点が大きな魅力です。

    老人ホーム等の介護施設の整備も進んでおり、今後ますます老人ホームは増えていくでしょう。

    有料老人ホームの利用料を見てみると、葛飾区は23区内で比較的低額な水準にあります。

    また、高齢者の社会参加を促す取り組みが積極的に行われている点も特徴的です。

    介護施設などでサポーター活動を行う「介護支援サポーター事業」や、高齢者のひきこもり解消を図る「いきいきふれあいサロン」を設置し、生きがいづくりや活力のある生活をサポートしています。

    さらに、健康で長生きするための「シルバーエンジョイスポーツ」「うんどう教室事業」など、高齢者が身体を動かす機会を提供する取り組みも人気があります。

    葛飾区の介護施設価格概観

    それでは、葛飾区の介護施設の費用について見ていきましょう。

    葛飾区にあるココファンの介護施設の入居金・月額費用の平均値・中央値は、下記の表の通りです。

    <入居金>

    地域 平均値 中央値
    葛飾区 160,500円 160,500円
    全国 297,256円 194,500円

    <月額費用>

    地域 平均値 中央値
    葛飾区 150,714円 150,714円
    全国 169,518円 158,250円

    葛飾区のココファンの施設の利用費用は、全国の中央値・平均値と比較すると安い傾向にあることが分かります。

    特に、入居金は非常にかなり安いレベルにあるため、東京都内でも利用しやすいと言えるでしょう。

    葛飾区の高齢者人口

    葛飾区の高齢者人口推移

    葛飾区の発表によると、葛飾区の高齢者人口は上記のイラストのようになっています。

    出典:第8期 葛飾区 高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画

    令和2年10月時点で、葛飾区の65歳以上の人口は114,282人・75歳以上は60,752人となっています。

    高齢者人口割合について見てみると、令和2年10月で65歳以上が24.6%・75歳以上が13%です

    また、今後の高齢者人口及び高齢者率の推移を見てみると、2025年には減少するものの、2035年から2040年にかけては上昇していくと考えられています。

    葛飾区の介護保険事業者・施設の状況

    続いて、2020年9月時点葛飾区の介護保険事業者と施設の状況について確認していきましょう。

    <葛飾区の種類別施設数>

    種類 施設数 75歳以上千人あたりの施設数(葛飾区) 75歳以上千人あたりの施設数(全国)
    訪問型介護施設数 179 3.37 3.25
    通所型介護施設数 185 3.49 3.43
    入所型介護施設数 63 1.19 2.17
    特定施設数 11 0.21 0.32
    居宅介護支援事業所数 158 2.98 2.41
    福祉用具事業所数 39 0.73 0.80
    介護施設数(合計) 635 11.97 12.40

    出典:日本医師会 葛飾区

    葛飾区の施設について見てみると、全国の施設数とほぼ同程度からやや多めであることが分かります。

    特徴として入所型介護施設数が全国平均と比較するとかなり少ないですが、介護施設全体で見ると十分な数が揃っていることが分かります。

    今後もますます高齢者施設は増えていくことが予測できますが、動向に関しては要注意と言えるでしょう。

    葛飾区の要介護認定者数

    葛飾区の要介護認定者数推移

    葛飾区の発表によると、2020年時点では葛飾区の要介護・要支援認定者数は上記のイラストの通りとなっています。

    出典:葛飾区(2021年3月)

    高齢者人口の増加に伴い、要介護認定者数も増加していくと考えられています。

    そのため、介護の負担は今後より大きくなっていくと言えるでしょう。より大きくなっていく介護・医療への需要を満たすために、地域の自治体が中心となって介護サービスをより充実させることが必要になります。

    葛飾区の高齢者相談窓口は?

    葛飾区では、区内の高齢者が介護サービスを受けられるように苦情調整委員制度を設けています。

    高齢者の方のための相談窓口が設けられているので、疑問や不安なことがあれば気軽に利用しましょう。

    なお、苦情調整委員を務めているのは弁護士や大学教授などの専門家なので、専門的な知識に基づいたアドバイス・助言が期待できます。

    なお、調査を経て介護事業者側に問題点があると判断されると、当該事業者対して是正が勧告される仕組みになっているため、サービスを利用する住民の方々にとっては非常にありがたいでしょう。

    また、申立ての結果は必ず本人に報告される仕組みになっているので、オープンな相談窓口と評価できます。

    利用したい場合は、葛飾区の福祉管理課の企画係に問い合わせてみてください。

    葛飾区独自の介護予防サービスについて

    葛飾区では独自の介護予防サービスを展開しているので、住民の方は積極的に利用すると良いでしょう。

    葛飾区の介護予防サービスは要支援高齢者のニーズに合わせてサービスを展開している点が特徴で、訪問型サービス・通所型サービス・介護予防ケアマネジメントの3種類のサービスを受けることができます。

    また、「介護予防ケアマネジメント」を通して自身の状態に合った介護予防計画を作成できます。

    区内にある高齢者総合相談センターなどに所属しているケアマネジャーが具体的なケアプランの作成をしてくれるため、大きな助けになるのは間違いありません。

    また、利用者の状況によっては調査員が自宅に訪問して調査を行うので、外出が難しい方でも問題なく利用可能です。

    さらに、利用者にとって必要なサービスは状況に応じて変わることから、調査員が継続的に利用者の状況を確認して計画を見直してくれる点も嬉しいサービスです。

    必要なサービスを常に受けられる仕組みが整っていることから、遠慮せずに担当窓口で相談してみてください。

    葛飾区の地域包括ケアシステム

    地域包括ケアの概要

    地域包括ケアシステムとは、高齢者を支えるサービスを地域で一体的に提供するシステムを指します。

    国を挙げてシステムの構築を推進しており、団塊世代が75歳以上となる2025年を目途にシステムの完成が目指されています。

    具体的には、要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最期まで続けることができるようにサポートするための内容となっています。

    住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムは、市町村や都道府県が地域の自主性に基づきながら構築されますので、地域の高齢者支援の軸としての役割を持つ、と言えるでしょう。

    葛飾区は他の地域と同様に、今後後期高齢者や認知症高齢者、要介護者数が増加する見込みです。

    そこで、定期巡回・随時対応型訪問介護看護などの優先順位が高いサービスを積極的に展開していくことを宣言しており、高齢者が在宅で安心して生活できる環境の整備を推進しています。

    また、現在葛飾区では地域包括ケアシステムの構築にあたり、7つの日常生活圏域の中から1ヵ所をモデル地域に指定し、具体的な取り組みを進めています。

    行政が様々な機関と連携しながら、医療・介護・介護予防・住まい・生活支援の5つのサービスを一元的に提供する体制づくりを目指しているため、高齢者の方々にとって非常にありがたい仕組みと言えるでしょう。

    なお、葛飾区が特に力を入れているのは在宅介護サービスと在宅医療サービスの連携です。

    通常であれば、介護と医療は別々に分かれているため利用する際には別々に申請する必要がありますが、葛飾区では地域密着型ケアシステムの実現を目指して介護と医療の連携を緊密にすることを重要視しています。

    住民の目線に立ちながら有用なシステム構築を進めていることから、今後も葛飾区で住み続ける予定の方や葛飾区に転居する予定がある方はチェックすると良いでしょう。

    具体的な取り組みに関しては広報やホームページで確認できるので、調べてみてください。

    パーキンソン病の方の施設選びのポイント

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長

    矢野 大仁 先生

    そもそもパーキンソン病とは

    パーキンソン病の脳の状態

    パーキンソン病とは、脳内のドパミン神経細胞の減少によりドパミンという成分が減少して起こる病気で手の震えなどが代表的な症状です。

    人口10万人あたり約150人の方が発症すると言われており、発症すると要介護認定を受けるのが一般的ですが、まずはパーキンソン病の症状について確認しましょう。

    パーキンソン病の症状

    重症度は症状によって5段階に分けられていますが、具体的な症状は下記の通りです。

    パーキンソン病の四大症状

    安静時振戦(ふるえ)

    安静時振戦とは「ふるえ」のことで、じっとしている時にふるえが止まらなくなる症状です。

    なお、ペンや箸を使う時などの動作時にはふるえが消えるという特徴があります。

    初期段階であれば体の左右のどちらかにふるえ症状が出ますが、2~3年後には反対側にもふるえの症状が出るようになります。

    親指と人差し指で丸薬をまるめるような「丸薬丸め運動」や、踵で床を小刻みに打つような「タッピング様振戦」が代表的です。

    無動

    無動とは、日常生活での動きが少なくなり、動作が遅くなってしまうことです。

    顔の筋肉に無動症状が出ると「仮面様顔貌」と呼ばれる、顔の筋肉がこわばり表情が乏しくなります。

    他にも、字を書く際にだんだん文字が小さくなっていく「小字症」や、声が小さくなる「小声症」などの症状が代表的です。

    筋強剛

    筋強剛は、筋肉の収縮と弛緩のバランスが崩れて、筋肉の緊張が進んでしまう症状を指します。

    関節のこわばりや脱力感の症状が代表的ですが、抵抗が一定に感じられる「鉛管現象」や、歯車のように引っかかるような抵抗が断続的に見られる「歯車現象」が代表的です。

    このような、パーキンソン病による筋肉の硬直を「筋固縮」とも呼びます。

    姿勢保持障害

    姿勢保持障害が起きるとバランスが取りにくくなり、体が傾き転びやすくなります。

    また、歩行時にどんどん加速して小走りになってしまい、自分では止まれない「突進歩行」も特徴です。

    転倒のリスクがかなり高まることから、転倒しないように支えたり見守ることが重要です。

    パーキンソン病の方の入居の条件

    パーキンソン病を患っている方でも、基本的には老人ホームへの入居が可能です。

    本来であれば「65歳以上、介護認定あり」が老人ホームに入居する条件となっていますが、パーキンソン病は厚生労働省が指定する特定疾病に含まれているため、介護認定を受けているパーキンソン病患者であれば40歳~65歳未満でも入居可能です。

    ただし、入居する方が要介護認定を受けている40歳~65歳未満の男性の場合、女性スタッフが多い老人ホームへの入居は難しい場合があるので注意しましょう。

    施設に入らず一人暮らしはできるのか

    老人ホームなどの施設にはできるだけ頼らず、一人暮らしを続けたいという方も多いでしょう。

    パーキンソン病が進んでしまうと、薬の服用タイミングが分からなくなってしまい症状が悪化して危険な状態に陥る恐れもあります。

    そのため、もしパーキンソン病を発症したら施設に入るのが無難と言えるでしょう。

    施設に入らことに抵抗を覚える方であれば、ショートステイの利用でも構わないため、誰かに頼ることをおすすめします。

    パーキンソン病の方の補助金について

    介護保険給付の他にも、パーキンソン病に罹患すると生活を支えるための補助金が出ます。

    パーキンソン病の重症度の分類は、以下のように5段階に分けられていますが、Ⅱ度以下または生活機能障害度Ⅰ度以下でも、医療費の支払金額が一定以上となると医療費助成の対象となります。

    ホーン・ヤールの重症度分類

    なお、医療費助成制度を利用するためには、住居地の保健所に申請書や診断書などを提出して行うことになります。

    介護保険制度や補助金は介護をする上で重要な役割を果たしているので、しっかり情報を集めましょう。

    パーキンソン病の方が老人ホーム選びで重視すべき点

    パーキンソン病は、病状の進行と共に身体の自由が無くなってしまうので、常に転倒事故の危険があります。

    また、食事や着替えなどの日常動作をこなす際にも時間がかかってしまうため、適切なサポートを受けられる施設を探しましょう。

    また、身体が思い通りに動かないことで気持ちが落ち込んでしまい鬱状態に陥ってしまうこともあるため要注意です。

    住環境に配慮されている

    住環境の工夫

    老人ホームを選ぶ際には、パーキンソン病患者でも安心して移動できるかどうかをチェックしましょう。

    手すりの設置や段差解消がされており、浴室などが安全に配慮された設計になっている住環境であれば、安心して暮らせるでしょう。

    また、運動機能の衰えを防ぐためにも手すりの設置や家具類の配置が調整されている施設を選び、少しでも自立した生活を送れるようにしましょう。

    パーキンソン病に熟知したスタッフがいるか

    パーキンソン病の症状や対応を熟知しているスタッフがいれば、充実したケアを受けられるでしょう。

    薬物効果に合わせて生活リズムを作るサポートもしてくれるので、患者にとって非常に頼れる存在となります。

    また、病状を熟知していれば起こりやすい事故を予防するために細心の注意が払ってくれるので、安心して生活できるでしょう。

    しっかりとしたリハビリを行えるか

    パーキンソン病の症状を遅らせるためには、リハビリを適度に行うことが重要です。

    自力でできることに関しては、時間がかかっても自力で行うようにサポートしてくれる施設を選びましょう。

    なお、施設の人手や人員配備の体制が不十分だと対応が遅れてしまう場合があるためスタッフの人数もチェックしてみてください。

    実際に、スタッフの介助が待ちきれずに、パーキンソン病の方が1人でトイレに向かい転倒してしまったと事例もあります。

    医療連携が緊密に取れている24時間体制で看護スタッフが常駐している老人ホームを選ぶと、より安心でしょう。

    選ぶ際の優先順位を決めよう

    老人ホーム選びで困らないためにも、重視するべきポイントを整理して比較項目に優先順位を付けることをおすすめします。

    具体的には、下記のポイントを意識してみてください。

    • 24時間の介護体制
    • 立地
    • 居住空間

    特に、パーキンソン病の方は日常的な見守りや介護が必要不可欠なので介護体制の充実度に関しては重要度が高いです。

    安心して暮らせるかどうかを最優先に考えて、施設選びを進めていきましょう。

    おすすめの有料老人ホームの種類

    有料老人ホームは、主に「住宅型有料老人ホーム」「介護付き有料老人ホーム」の2種類に分かれます。

    介護体制やサービスを提供するための人員体制が整備されている介護付き有料老人ホームの方が、パーキンソン病の方には適していると言えるでしょう。

    住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅にも介護体制が充実している施設はあるので、必ずしも選択肢が介護付き有料老人ホームに限られるわけではありません。

    様々な施設を比較検討した上で、ベストな施設を選んでいきましょう。

    パーキンソン病の方が施設入居するリスク

    パーキンソン病の方がさらに認知症を併発してしまうと、残念ながら問題行動が増えるため介護者の負担が重くなります。

    また、嚥下障害も抱えてしまうと恒常的に食事介助が必要となるので、食事内容にも配慮しなければなりません。

    このような症状を併発してしまっている場合、サポートを提供する余力がない施設からは入居を断られてしまうケースもあります。

    また、入居後にパーキンソン病と認知症を併発した状況になるケースもあるため、入居前に退去要件に関しては必ず確認してください。

    認知症を併発しても入居を継続できるか、必要な介護や支援を受けられる契約か否かは重要なポイントなので、漏れなくチェックしましょう。

    室内での転倒にも注意

    パーキンソン病を患ってしまうと運動機能や感覚機能が低下してしまうので転倒のリスクが高まります。

    特に、コロナ禍において在宅時間が増えたことで室内での転倒事故も増えているので要注意といえるでしょう。

    もし階段で転倒してしまうと大怪我にも繋がるので、同居家族のサポートや気配りが欠かせません。

    予防するための運動・食事

    パーキンソン病患者の方が室内での転倒を予防したり、大怪我のリスクを低減するためにも日ごろからリハビリを行う必要があります。

    無理のない範囲で適度な運動やストレッチを行って筋力と柔軟性を維持したり、階段昇降やウオーキングなどを行い下半身の筋力を動かすことを意識しましょう。

    また、全身の筋肉や関節を使かす動作を行えるラジオ体操も効果的なので、ぜひ実践してみてください。

    食生活に関しても工夫を凝らす必要があります。

    特に乳製品や、果物・肉などの摂取が少ないと、パーキンソン病になりやすいと言われています。また、チロシンは、大豆製品に多く含まれておりタンパク質の一種で、ドパミンなどの神経伝達物質の原料となる栄養素でなので積極的に摂取すると良いでしょう。

    好き嫌いを避け、バランスの良い食事を心がけましょう。

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長
    中部療護センター副センター長
    岐阜大学連携大学院脳病態解析学分野 准教授(客員)

    矢野 大仁(やの ひろひと) 先生

    1990年岐阜大学医学部卒業、医学博士。大雄会病院などの勤務を経て、学位取得後、2000年から岐阜大学医学部附属病院脳神経外科助手。2010年 准教授、2013年 臨床教授・准教授、2020年4月から現職。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医。脳卒中の他、脳腫瘍、機能的脳神経外科など幅広い診療を行っている。患者さんが理解し納得できるようにわかりやすい説明を心がけている。

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