老人ホームでのクリスマス会の出し物13選|盛り上がるゲームや飾りつけの方法を紹介
更新日時 2023/04/17
この記事は専門家に監修されています
介護支援専門員、介護福祉士
坂入郁子(さかいり いくこ)
「老人ホームで行うクリスマス会を盛り上げるコツは?」
「どんな催し物がオススメ?」
クリスマス会は季節行事として、多くの老人ホームで開催されていると思います。
毎年続くイベントで、マンネリ化してしまったり、企画が大変だったり、悩んでいる職員も多いのではないでしょうか?
こちらの記事では、クリスマス会を盛り上げるコツや、おすすめの催し物などを紹介していきます。
- クリスマス会を盛り上げる秘訣は会場の雰囲気づくりが大切
- 全員が楽しめる催し物を考える
- クリスマス会を行う注意点を把握する
老人ホームでのクリスマス会を盛り上げるには?
老人ホームで行われるクリスマス会は、職員にとっては毎年出し物を考えなくてはならず、負担に感じている人もいるかもしれません。
ですが、利用者にとっては年に1度の楽しみにしている行事でもあります。
老人ホームのクリスマス会が盛り上がるポイントを紹介します。
職員のサンタコスプレ
まずは会場の雰囲気づくりにも繋がる、職員のコスプレです。
クリスマス会では、職員はサンタやトナカイのコスプレをしてみましょう。
身近な職員がコスプレをしているだけで、利用者にとっては面白い出来事です。
会話のきっかけにも繋がります。
職員だけでなく、利用者にもサンタの帽子や、トナカイのツノのカチューシャで簡単なコスプレをしてもらうと、施設全体でクリスマス会ムードも高まります。
また、コスプレをすることで職員同士のコミュニケーションも深まり、チームワークもより強化されることでしょう。利用者やその家族からも、施設の雰囲気がよくなったという好評価を得られるかもしれません。
プレゼントを渡す
クリスマスといえば、プレゼントですね。
利用者の中には、今まではクリスマスプレゼントはあげる側で、貰う機会はなかったという人も多いはずです。
サンタの衣装でプレゼントを配り歩くのもおすすめです。
全員に渡すプレゼントの他にも、クリスマス会のレクリエーションやゲームの景品としてプレゼントを用意すると、プレゼントをかけて本気度が高まり、より一層盛り上がります。
また、プレゼントを用意する際には、相手の好みや趣味に合わせたものを選ぶことが大切です。手作りのものや、思い出に残る体験を贈るのも良いでしょう。
さらに、プレゼント交換ゲームを企画するのも良いでしょう。参加者全員がプレゼントを用意し、くじ引きやルーレットなどでプレゼントを交換し合います。予算やルールを決めておけば、楽しく盛り上がることができます。
クリスマスに合わせた食事
食事提供を行っている施設では、クリスマス会に合わせて特別なメニューにするのもおすすめです。
クリスマスケーキなど、特別なおやつの提供も人気が高いです。
季節に合わせた行事食の1つとして、クリスマスメニューを取り入れることで、生活にメリハリが出たり、楽しみにしてくれる行事になったりします。
また、クリスマスらしい飾り付けや、デコレーションを施したテーブルで食事をすると、より一層クリスマスムードを味わえます。
食事に加えて、参加者同士で話をしながら過ごせるような場を作ることも意識しましょう。クリスマスの雰囲気を楽しみながら、交流の場を提供することで、参加者同士のコミュニケーションを促進することができます。
クリスマスソングをBGMに
クリスマス会を開催するなら、クリスマスソングをBGMとして流すのもおすすめです。
会場の一体感が生まれますし、クリスマス会らしい雰囲気が出ることで、より一層盛り上がるきっかけにもなります。
定番のクリスマスソングは、CDアルバムやプレイリストがあるので、選曲に困らない点もおすすめ出来ます。
また、参加者が自分たちの好きなクリスマスソングをリクエストする時間を設けることもできます。参加者の好みに合わせた曲をかけることで、より一層楽しめることでしょう。
さらに、参加者が一緒に歌ったり、手拍子をしたりすることで、より一層盛り上がります。特に、定番のクリスマスソングは誰でも知っているので、参加者全員で一緒に歌うこともできるでしょう。
クリスマス会にオススメの出し物13選
老人ホームのクリスマス会でおすすめの出し物を紹介します。
オリジナルアイディアを盛り込みながら、参考にしてみてください。
合唱
童謡や定番のソングを、施設の全員で歌います。
ジングルベルや赤鼻のトナカイなど、元気よく歌えるクリスマスソングは、クリスマス会を盛り上げるきっかけにも繋がります。
元気な歌は序盤で歌うのがおすすめです。
他にも、きよしこの夜や演歌など、綺麗な声を意識しながら歌う合唱もおすすめです。
合唱には、音楽療法としての効果も高く、
- 気持ちの安定
- 身体機能の維持、向上
- 認知症予防
こうした効果も期待できます。
また、声量や歌詞の理解、周りの音を聴く様子から、職員は利用者の健康状態を感じとることも出来ます。
マジックショー
マジックを見ることでの驚きは、脳の活性化にも繋がります。
難しいように感じるマジックですが、市販品でマジックが行えるグッズの種類が増えています。
特に、クリスマス会を行うシーズンは、全国的にもイベントごとが多い時期なので、量販店なので特設コーナーが設けられていることもあります。
最近は100円ショップで手軽に購入出来るグッズも増えてきています。
マジシャンを招待するという案もあります。
老人ホームなど、高齢者施設への訪問を積極的に行っているマジシャンもおり、ボランティアで行ってもらえる場合も多いです。
ですが、利用者は身近な職員が行っていることに面白さを感じることもあります。
二人羽織
二人羽織は、昔から宴会などの出し物として馴染深いもので、高齢者の受けも最高です。
準備も少なくて済むし、特別必要になるのは大き目の布くらいなので、手軽に出来る出し物としておすすめ出来ます。
利用者に参加してもらうのもいいですが、職員同士で行うのも非常に盛り上がります。
オーバーリアクションをとることで、高齢者にも分かりやすくなり、盛り上がること間違いなしです。
ハンドベル
楽器演奏の中でも定番なのがハンドベルです。
複数人で披露することが出来るので、パート分けして職員から利用者へのプレゼントという意味を込めて行うのもおすすめです。
また、簡単なパートであれば利用者にやってもらうことも可能です。
利用者に参加してもらう場合には、あまり複雑な部分を担当にはせず、手軽に楽しめる割り振りを検討してみてください。
ハンドベル演奏のおすすめの選曲は、
- ジングルベル
- きよしこの夜
- 上を向いて歩こう
といった、高齢者にも馴染み深い音楽がおすすめです。
楽譜はネット上でダウンロードすることも出来ます。
また、ハンドベルはレンタルを行っているところもあるため、手軽に用意することが出来ます。
演劇
職員の出し物として、演劇もおすすめです。
分かりやすいストーリーで、少し短めにしたほうが利用者も集中して見ることが出来ます。
ストーリーにはオリジナル感を加えて、施設での出来事などを入れるのもおすすめです。
演じるときは積極的に、恥ずかしがらずに行うことが大切です。
演劇に使う小道具作りや、衣装づくりを利用者と一緒に行うのもおすすめです。
みんなでダンス
高齢者も知っている曲に、簡単な振り付けを付けて、みんなでダンスを踊りましょう。
元々振り付けがある曲なら、それを簡単にアレンジしなおしたり、高齢者の世代で定番な曲や、クリスマスソングに簡単な振り付けを考えるのもおすすめです。
ダンスは座っていても、立っていても出来るので、クリスマス会では全員で盛り上がることが出来ます。
振り返りアルバム
クリスマス会を行う時期は、年末に近づき、1年の振り返りという季節でもあります。
1年間の思い出などをアルバムとしてまとめ、スライドショーで流すという催しです。
利用者にとっては、写真を通して過去を思い出すことが脳の活性化にも繋がります。
クリスマス会で1年間を振り返るというのを定番にすると、来年以降も楽しみにしてくれる催しになるかもしれません。
ビンゴ大会
簡単に出来るゲームとして、定番でもあるビンゴ大会はクリスマス会の催しとしてもおすすめです。
指先のちょっとした運動にもなるため、脳の活性化効果も期待できます。
景品をクリスマスプレゼントにすることで、クリスマス会らしく盛り上げることも出来ます。
また、プレゼントは順位を付けず全員に行き渡るように配慮して行うのもおすすめです。
のど自慢大会(カラオケ大会)
職員が歌って、利用者に点数を付けてもらって競いあったり、利用者からも参加者を募集して歌ってもらうのも盛り上がります。
紅白歌合戦のように、チーム分けして競い合うのもおすすめです。
職員が歌う場合には、選曲に注意し、利用者が分かる定番の歌がおすすめです。
カラオケ設備がなくても、カラオケ配信を行っているアプリや動画を利用することで、手軽に企画することが出来ます。
箱の中身あてゲーム
ダンボールなどに両手が通る穴を開け、中に何が入っているかを触って当ててもらいます。
何が入っているのかを、質感や大きさなどから推理することで、脳の活性化効果も期待できます。
答える利用者以外からは中身が見えるように工夫することで、会場全体で盛り上がることが出来ます。
利用者が普段から目にしているものをお題にするのがおすすめです。
ジェスチャーゲーム
お題を見て、そのお題をジェスチャーで次の人に伝えます。
何人か続けて最後の人が答えるというリレー形式でも出来ますが、ペアになって行ったり、1人の職員がジェスチャーをして利用者に答えてもらったりすることも出来ます。
利用者の参加具合や、身体能力などを判断して行うことが出来るゲームです。
面白く大胆に動くことで盛り上がるゲームになります。
文字あてゲーム
狭いスペースで、どなたでも参加しやすいのが文字あてゲームです。
様々なやり方がありますが、おすすめは風船に文字を書き、ポーンと上に投げて、下に落ちるまでに書いてある文字を当てます。
風船で行うことで、落下速度もゆっくりなので、比較的簡単にトライすることが出来ます。
景品を用意したり、難易度をあげる工夫をすることで、より盛り上がります。
バザー
地域住民にバザーを行うことを呼びかけて、地域との繋がりを持つ企画にするのもおすすめです。
バザーの中でも、ハンドメイドの販売を充実させることで、地域住民も参加しやすくなります。
また、利用者の中にも、洋裁や編み物など、モノづくりが趣味という人がいれば、一緒に出品してもらうのもおすすめです。
絵葉書や、簡単なビーズ作品など、簡単にできる商品を利用者に作ってもらうのもいいですね。
物の売買が行われるので、職員は丁寧な企画が求められます
盛り上がるクリスマス会の飾りつけのコツ
レクリエーションなどの催し物だけでなく、会場全体をクリスマスの飾りつけで盛り上げていきたいですよね。
この項目では、クリスマスの飾りつけのコツを紹介します。
クリスマスらしい飾りつけを
会場の装飾には、クリスマスツリーを置いたり、プレゼントを飾ったり、クリスマスらしい飾りつけをしていきましょう。
クリスマスツリーは木の模型でなくても、壁を利用して画用紙や布、木の枝などで作成することも出来ます。
ツリーが印刷されている布製のタペストリーなどもあるため、壁面を利用して飾りつけるのもおすすめです。
窓に装飾をしたり、風船を使ったりして、会場全体を装飾していくことで、イベント会場の統一感も生まれます。
また、普段とは違った風景に、クリスマス会への意欲も沸いていきます。
飾りは利用者の手作りで
普段のレクリエーションなどで作ったものを、クリスマスの飾りとして利用しましょう。
利用者は達成感や、満足感を感じることが出来て、意欲が湧いてくるきっかけにもなります。
細かい作業は認知症予防や、脳の活性化にも繋がるのでおすすめです。
また、飾りつけを利用者に行ってもらうことで、職員の手間を省くことにも繋がります。
飾りつけも利用者と一緒に
飾りつけも利用者と一緒に行いましょう。
壁面飾りをユニットごとに担当したり、デイサービスなら曜日ごとに分けて行ったりするのもおすすめです。
利用者にとっては、役割が与えられることの充実感を感じることが出来ます。
また、飾りつけまで行うことで達成感を感じ、クリスマス会への積極参加にも繋がります。
より一層楽しんでもらうために、準備段階から利用者を巻き込んで一緒に行うことがポイントです。
老人ホームでクリスマス会をするメリット
老人ホームで行われる季節行事には、利用者にとってメリットが豊富にあります。
非日常体験で脳が活性化
日常生活では味わえない特別な雰囲気がクリスマス会にはあります。
普段とは違ったレクリエーションや、催し物の数々は、通常は見ることのないもので、こうした非日常体験がいい刺激となり、脳が活性化する要因になります。
また、施設全体で盛り上がることで、普段以上にコミュニケーションをとる機会が増えます。
こうしたことから、より一層、脳の活性化が見込めます。
身体機能の低下の予防・増進
クリスマス会で行われるレクリエーションや、催し物への参加を通して、適度に身体を動かしたり、声を出したり、歌ったりすることで、身体機能の維持や向上に繋がります。
また、適度な運動やゲームは、ストレスの発散効果あります。
飾りつけを作ったり、飾りつけたりする行為でも、普段は行われない手の上げ下ろしが頻繁にあったり、可動域の維持にもいい動きが出来ます。
季節を実感することができる
通常の暮らしではなかなか体験することが出来ない、クリスマスという季節行事を通して、季節の移り変わりを実感することが出来ます。
こうした体験は、老人ホームに入居しているからこそ感じられるメリットの1つです。
クリスマス会を通して、1年間を振り返ったり、次のイベントを楽しみにしたり、季節の変化を感じることが出来る大切なイベントの1つです。
老人ホームの外の人との交流の場になる
老人ホームは地域の中でも、閉鎖された空間というイメージがあります。
入居者の家族や職員としか関わる機会がない状況でありますが、クリスマス会を通して、地域のボランティアを受け入れたり、催し物の開催を依頼したりすることで、開かれた施設へとなるきっかけにも繋がります。
利用者にとっても、普段接する機会のない人との交流は、コミュニケーション能力の維持や、いい刺激にも繋がります。
いろいろな人とのコミュニケーションで孤独感の軽減に
クリスマス会では、レクリエーションや催し物を通して、コミュニケーションをとる機会が通常の生活よりも多くなります。
そのため、職員と利用者との関わり、利用者同士の会話、地域の人との交流など、普段以上にコミュニケーションをとることが出来ます。
こうしたコミュニケーションをとる機会は、孤独感の軽減にも繋がります。
高齢者の生きがいにも
クリスマス会の準備や、クリスマス会当日に利用者も関わることで、利用者も楽しみなイベントになります。
イベントへの関わりから、QOLの向上に繋がることも期待できます。
また、来年のクリスマス会が楽しみになったり、他の行事も期待したりすることで、クリスマス会などの季節行事が利用者の生きがいになることもあります。
クリスマス会を開催するにあたっての注意点
クリスマス会を行うにあたって、注意するべきことを紹介します。
楽しいクリスマス会になるよう、しっかり確認していきましょう。
なるべく多くの人がわかるような内容にする
クリスマス会など、老人ホームで行うレクリエーションやイベントは、全員が楽しめることを前提として行います。
企画したレクリエーションなどのイベントは、本当に全員が楽しむことが出来るのか、しっかりスタッフ同士で確認をしましょう。
施設を利用する人には様々な人がおり、病気の症状で苦手な動作がある人、出来ないことがある人、手助けを必要とする人などがいます。
1つの催し物を、レベルごとに分類分けしたり、1人1人が楽しめるよう工夫することで全員が楽しめる内容に変えることが出来ます。
高齢者の世代にあわせた出し物を考える
老人ホームで働くスタッフは、20代など若い世代の人が多い施設もあります。
ですが、クリスマス会の主役になるのは利用者となる高齢者です。
そのため、出し物や流すBGMは高齢者に合わせた内容で行うのがベストです。
ただ、利用者の中心となる世代には、クリスマスを祝う習慣がなかったという世代も含まれます。
世代に合わせすぎてしまうと、全員がイメージするクリスマスとはかけ離れてしまう可能性もあります。
利用者の中には、自分たちの世代にはクリスマスは浸透していなかった変わりに、家族や孫たちとクリスマスは祝って楽しんでいた、という経験がある人も多いです。
利用者が主役であることは忘れずに、世代を合わせた内容で行うことは前提ですが、誰しもがイメージする王道のクリスマスを目指して企画することがオススメです。
ゆっくりはきはきとしゃべる
クリスマス会に参加する利用者の中には、耳が遠い人や、ゆっくり喋ってもらえたほうが理解が出来る人など、様々な状態の人がいます。
司会進行をする場合や、利用者に語り掛けるときには、ゆっくりとはきはき喋ることを心掛けましょう。
特にレクなどの進行をする職員は、全員に伝わるように大きな声で、聞き取りやすく話す工夫が必要です。
参加する利用者の性格を把握しておく
利用者全員が楽しむように企画することが大切です。
そのため、参加する利用者の性格は職員で把握しておくことが必要です。
「全員に参加してもらいたい」という気持ちは大切ですが、無理強いすることのないように対応します。
利用者の中には、大勢の中に入るのが苦手な人や、レクが苦手な人、人前に出たくない人、騒がしいことが嫌いな人など様々な性格の人がいます。
全員の性格に合わせて対応するように、職員間での情報共有も重要になります。
高齢者の尊重、敬意を忘れない
普段とは違う雰囲気でレクリエーションとしてクリスマス会等を行うと、つい盛り上がりすぎてしまい、利用者への接し方が馴れ馴れしくなってしまった、ということがないように、節度を持った対応を心掛けます。
普段の介護の現場でも、高齢者である利用者を尊重すること、敬意を持って対応することは非常に重要です。
イベント中とはいえ、同じような対応を崩さず対応しましょう。
ある程度台本を作っておく
普段からレクになれている施設でも、通常とは違った季節のイベントになります。
ある程度台本を決めておくとスムーズです。
- どのように進行をするか(時間配分)
- 職員の配置はどうするか
- 職員の役割をどうするか
このような内容で簡単に台本を作っておくと、当日の導線もスムーズになります。
孤立している人を作らない
クリスマス会を成功させるコツは、孤立している人を作らないよう配慮することです。
レクリエーションは、利用者同士のコミュニケーションの機会を作ることや、楽しんでもらうことを目的として行います。
中には大勢の輪に入ることが嫌いな人や、コミュニケーションが苦手な利用者もいると思いますが、本人のペースで参加が出来るように利用者に目を配るようにしましょう。
孤立している人を作らないよう、声をかけて、輪に入れるように工夫することが大切です。
利用者に寄り添い、体調変化を気に掛ける
クリスマス会を行う時期は、寒い季節になっています。
暖房管理などには気を使い、寒さを感じている人がいないかなど、温度変化にも気を配るようにしましょう。
また、レクリエーションの進行などで、職員の導線がうまくいかないと、利用者の変化にも気づきにくくなります。
最優先されるのは利用者への配慮です。
利用者の体調など状態にはしっかり気を配り、少しでも異変を感じたらすぐに声かけ出来る体制を整えておきましょう。
職員も心から楽しむ
クリスマス会など、季節のイベントで重要なのは、職員も一緒に楽しむことです。
普段とは違ったレクリエーションや進行などで大変なこともあると思います。
ですが、利用者は職員が楽しんでいる様子をしっかり感じとっています。
施設全体で盛り上がるためにも、職員が楽しむことが大切です。
笑顔を忘れずに、次のクリスマスも楽しみにしてもらえるよう、まずは自分たちが楽しむことから始めましょう。
老人ホームのクリスマスについてまとめ
- クリスマス会は準備から利用者と一緒に行う
- 介護度や身体状況に合わせて催し物を工夫する
- クリスマス会は職員も楽しむ
老人ホームで行うクリスマス会について、盛り上げるコツや、おすすめの催し物、注意点やメリットについて、分かりやすく解説していきました。
毎年続く行事なので、負担に感じている人もいるかもしれませんが、利用者と準備段階から楽しみ、一致団結してクリスマス会を盛り上げていきましょう。
この記事は専門家に監修されています
介護支援専門員、介護福祉士
坂入郁子(さかいり いくこ)
株式会社学研ココファン品質管理本部マネジャー。介護支援専門員、介護福祉士。2011年学研ココファンに入社。ケアマネジャー、事業所長を経て東京、神奈川等複数のエリアでブロック長としてマネジメントに従事。2021年より現職。
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