使えない介護職員の特徴とは|新人社員の悩みや仕事を辞めたいときの改善方法を解説!

「職場で『使えない』と言われてしまったから辞めたい・・・」

「自分は『使えない介護職員』だから介護職に向いていないのかも・・・」

このような悩みをお持ちの介護職員の方は少なくないでしょう。そこで、この記事では、介護職における「使えない」とはどういうことなのか徹底解説します。

使えない人は、周りから「むかつく」「性格悪い」などネガティブなイメージを持たれてしまいます。

そう思われないために、どのような工夫が効果的なのかなど、すぐ実践できる方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

使えない介護職員についてざっくり説明すると
  • 「使えない」とは「仕事ができない」人に対しての言葉
  • 新人は「自分は使えない介護職員」と思い込むことがある
  • 使えない職員は利用者から嫌われることもある
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「使えない」とはどういうことか

こまる介護職員

「使えない」という言葉を耳にしたり、目にしたりすることはよくあるでしょう。

「使えない」とは、人に対して「この人は仕事ができない」「この人には仕事を任せることはできない」と感じたときに言われる言葉です。

言われた方はとても傷付きますので、仮に思ってしまったとしても、決して相手に言うべき言葉ではありません。

また、誰かから言われなくとも、本人自身が「自分は使えない人間」と思ってしまうこともあります。

例えば、経験が浅い新人介護職員は、仕事が思う通りにいかないことや上司などからミスを指摘されることが多いことから「自分は使えない職員」と思ってしまう人がいます。

この記事ではこのように「使えない(仕事ができない)」人の特徴を詳しく紹介します。

現在お悩みの方は、自分のことを「使えない」などとは思わないでください。

また、この記事では「仕事ができない」と思われない工夫もまとめていますので、参考にしてください。

職場で「使えない」と思われがちな介護職員の特徴

陰口を言う介護職員

「失敗する人」と「使えない人」は違います。使えないと思われてしまう最も大きな原因は、仕事に対するやる気がないことです。

仕事をする前から「この仕事はできません」と断ったり、仕事がもっとできるようになるための努力をしない人は「使えない」と判断され、嫌われてしまいます。

以下の特徴に当てはまる人は、使えない介護職員だと思われるでしょう。

同じミスを繰り返す

仕事に慣れないうちは、仕事を覚えるのに時間がかかることは仕方ないことです。

しかし、だからと言って同じことを何回も質問したり、仕事を教わっているときにメモを取らなかったりすると、やる気がない人と見なされ「使えない」と思われてしまいます。

メモを取ることは、仕事を覚えることはもちろん、やる気があることを示すことにもなります。

仕事を見て覚えることと仕事の内容や手順をメモに取ることはどちらも非常に大切なことですので、仕事のやり方を見ながらメモを取れるようにしましょう。

メモを取っているとわからないことに気付きやすいので、その場で質問し、わかったことをメモに書いておくと安心できます。

指示待ちになってしまう

「指示待ち」とは、先輩や上司からの指示が来るまで待っており、指示されたことをやるだけの人を指します。

「仕事をするのが遅い」「ミスが多いだけでやる気はある」といったタイプであれば改善できる可能性があります。

しかし、自分から積極的に仕事をしない人は、指示待ち状態から改善することはできません。

指示待ちは、新人であっても周りからよい評価は得られません。しかし、新人の場合は「自分がどんな仕事をするべきかわからない」「勝手に仕事したら怒られるかも」など不安に思い、結果的に指示待ちになってしまうことが多いでしょう。

そのようなときは、周りの職員に、今自分ができる仕事がないか確認してみましょう。

また、自分で新しい仕事を見つけたり、他の人の手を借りながら積極的に学び、成長する姿勢を持つことも指示待ち状態を脱するために重要です。

そうすれば、やる気があることが伝わり、指示待ちと勘違いされなくなります。

できないことをできると言ってしまう

上司から「この仕事できる?」と聞かれたときに、本当はできないにもかかわらず「できます」と答えてしまうと、周囲や利用者に迷惑をかけることになります。

このような人は「できないけど、やれば何とかなる」といった無責任さを持っている人や、自信だけがあるので仕事の仕方を間違って覚えていることに気付かない人です。

このような人が1人で仕事をした結果ミスが起こりますが、このような人はまた同じミスをしないようにミスの分析をすることはないので、いつまでも同じミスをし続けます。

失敗を恐れて仕事を避ける

苦手な仕事や初めての仕事を指示されたときに、「失敗するのが怖いから」といった理由で避ける人は「使えない」と思われる可能性が高いと言えます。

初めての仕事・苦手な仕事は、何回も経験を積まなければできるようにはなりません。それを最初から放棄するわけですので、仕事のやる気がないと思われても仕方ないでしょう。

そのような態度を取り続けると、周りのスタッフからは「この職員は使えないから仕事を頼まない」と思われ、孤立してしまうことも考えられます。

挨拶ができない

職場の人たちに挨拶をすることはどの仕事でも大切なことです。挨拶ができない人は、職場の人たちを拒絶している印象を与えるので、人間関係には悪影響しかないでしょう。

「挨拶しても無視されるかもしれない」という不安が強いため挨拶をする勇気がない人もいますが、無視されたとしても挨拶はした方が無難です。

特に、介護職の場合コミュニケーション能力が重視される仕事ですので、「挨拶もできない人には仕事を任せられない」と思われ、その結果「使えない」と判断され、させてもらえる仕事が少なくなることもあります。

注意散漫でミスを多発・ミスを他人に隠す

注意力が散漫で先輩や上司から指示を受けている最中に指示をよく聞いていない人、また、確認が必要な事項があっても確認を怠り、勝手に仕事を進める人は、ミスが多くなってしまいます。

そのような人は、職場の人たちとのチームワークを軽視し、自分本位で仕事をした結果ミスをしてしまっていますので、自ずと職場の人たちからの信頼もなくなっていきます。

また、それだけではなくミスを隠すことは、ミスが多い・チームワークを軽視すること以上に信頼を失う行為ですので、絶対にしてはいけません。

いつも言い訳する

ミスを指摘されたときなど、相手からの意見を素直に受け入れるべきときに言い訳をする人は、ミスは自分の責任ではないというメッセージを相手に伝えてしまっています。

そのため、相手には「この人はいつも責任逃れをする」「性格悪い人だな」といった悪いイメージが定着してしまいます。

いつも言い訳が多い人は、自分で責任を負いたくないばかりにミスを隠すことが多いと言えます。

また、素直に指導を受け入れることができませんので、ミスが直ることはないでしょう。

言い訳をせずにミスを認め、改善策を模索する姿勢を持つことは、自己成長や信頼関係の築き方において重要な要素となります。

メモ書きなどで仕事を覚えようとしない

仕事を教えてもらうときや、指示を受けたときにメモを取ることは、仕事をする上では常識だと言えます。

メモを取ることで、仕事を覚えたり頼まれたことを忘れずにこなせたりできるようになるので、メモを取りながら仕事をしていくとだんだん仕事ができるようになっていきます。

また、メモを取りながら人の話を聞くと、相手の話をしっかり聞いているという態度を示すことができる点もメリットです。

中にはメモを一切取らない人もいますが、メモを取らない人は仕事をする気がない、話を聞く気がないとみなされるでしょう。

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利用者から嫌われる介護職員の特徴

文句を言われる介護職員

使えない介護職員は、利用者から嫌われることもあります。

利用者との関わりの中で、どのような言動をする介護職員が利用者から嫌われるのでしょうか。

不安が行動・言動に現れてしまう

利用者に対して不安に思う気持ちが言動に現れている介護護員は、利用者から嫌われるケースがあります。

特に認知症や身体障害をお持ちの利用者は、自分の気持ちを伝えるのが難しい場合があるので、その分、他者の感情に敏感な方が多いです。

そのため、職員が不安を感じたとき、そのような利用者は職員の不安をすぐに感じ取ることがあります。

また、職員が不安そうな表情をしながら、つたない動作で介護をすると、利用者本人まで不安になるのは当然のことです。

不安を言動に出さないためには、不安材料をなくすか、不安を感じてもそれを表に出さないことを心がけることが重要です。

利用者の気持ちを考えられない

利用者の気持ちを感じ取れず、利用者の要望に応えられない介護をしている職員は、利用者から嫌われることもあります。

先に述べたように、利用者の中には自分の気持ちを相手に伝えられない状態の方も多くいらっしゃいます。

そのため、介護職員は注意深く利用者を観察し、利用者の希望を読み取る必要がありますが、それができない職員に対しては、利用者はストレスが溜まる一方です。

利用者の気持ちを理解し、共感することで、信頼関係を築き、より良い介護が提供できる可能性が高まります。

使えない介護職員だと思われないための対策法

職場のスタッフや利用者たちから「使えない」と判断されないためには、仕事には前向きに、かつ積極的に取り組み、やる気があることを目に見える形で周りに表現することが大切です。

例えば、利用者と接するときには丁寧に敬語を使って話すことや、ミスした場合に再発防止のために対策を考えることは、周りによい印象を与えることができます。

やる気があるとわかりやすい人に対しては、先輩や上司は快く丁寧に指導しますので、好循環です。ここで紹介する内容をぜひ実践してください。

メモを積極的に取る

メモを積極的に取ると、仕事が覚えられることはもちろん、やる気があることもアピールすることができます。

特に、初めて教わる仕事の複雑な手順などは、後から見直して確認できるようしっかりメモに書いておきましょう

しかし、場合によっては、メモを取るよりも「まずは見て覚える」ことを指示されることもあります。その際は、仕事を教わった直後、忘れないうちにメモを取っておきます。

メモを取っていて嫌な顔をされることは通常ありませんので、積極的にメモを取っていきましょう。

制服のポケットにメモ帳とペンを入れておくと、いつでもメモが取れるので安心です。

もしメモを書くのが間に合わなかったり、教えてもらった内容を忘れてしまったりしたときは、わからないままにせず、先輩や上司に質問し、聞いた内容をメモに書いておきましょう。

聞きながらメモを取っている人と聞くだけでメモを取らない人では、与える印象が違ってきます。また、教わった内容や指示された内容を復唱するのも好印象を与えます。

メモや復唱は、好感度を上げるためにするものではありませんが、仕事を円滑に進めるためにも効果的です。

わからないことは放置せず質問する

わからないことは、放置したり自分で勝手に「こういうことだろう」と決めつけたりせず、先輩や上司に質問し仕事の仕方を正しく覚えていきましょう。

新人の場合は「質問してばかりで迷惑がられないだろうか」など不安が生じるかもしれません。しかし、新人が仕事を覚えるまで時間がかかることは当然のことです。

また、一生懸命質問をして仕事を覚えようとする姿勢は、周囲にやる気がある新人という印象を与えますので、不安がることはありません。

具体的に質問する

ただ、質問するといっても、すべてのことに対して無闇に質問するのではなく、質問の内容や方法に注意を払う必要があります。

例えば、先輩職員にAさんの食事介助について質問する場面を考えてみましょう。

「Aさんの食事介助、どうやってますか?うまくできなくて」と漠然と質問すると、先輩職員が具体的に何を答えればよいのか迷ってしまいます。

しかし、「Aさんが最近食事を召し上がらないんです。刻み食にすればよいと思いますか?」と、自分が直面している問題や求めるアドバイスを具体的に伝えると、的確な回答がもらえる可能性が高まります。

質問を受ける側から、自分が聞きたい答えを引き出せるよう、具体的な質問を心がけましょう。

自分からコミュニケーションを取る

特に介護職においては、コミュニケーション能力が求められます。利用者への声掛けや介助のときに明るい声・表情で接することや、利用者の心情を思いやること、スタッフたちとの連携が非常に重要です。

とは言え、特に新人の場合、仕事を覚えることで手一杯で、周囲との関係まで気が回らない方もいるかもしれません。

そのような状態でも、コミュニケーションの基本である、目配り・気配り・心配りを忘れず自分からコミュニケーションを取ることで、周囲によい印象を与えられます。

自信を持って介護する

たとえまだ仕事に慣れていないとしても、利用者には自信を持って接するようにしましょう。

不安な表情の職員に介護されると、利用者も不安になってしまいます。また、「この人に介護されたくない」という気持ちになってしまうこともありますので、不安を表に出すことは厳禁です。

利用者に接するときに自信を感じられるようにするには、自分が入職してからできるようになったことを思い出すことがおすすめです。

最初は不安でも、何度も利用者に接しているうちに、自然と自信がわいてくることでしょう。

積極的に挨拶しはっきりと話す

明るく挨拶ができる人は相手に好印象を与えますので、あなたが毎日明るく誰にでも挨拶すれば、利用者や職員の間で、あなたに対する信頼感が増していきます。

また、明るい挨拶ができる時点で、コミュニケーション能力がある人という評価を得られます。

挨拶したあと会話になることもよくありますので、明るいまま会話が弾むとさらに好印象です。

会話の話題をあらかじめ用意しておくと、スムーズに会話ができますので、いくつか考えておくことをおすすめします。

自己管理を怠らない

介護職は体力や精神力を使う仕事なので、体調管理はしっかりしておく必要があります。

毎日睡眠時間をしっかり確保し、栄養のバランスがとれた食事を摂るようにしましょう。

自己管理をしっかりして体調を万全にしておけば、仕事へのやる気も維持することができ、やる気がどんどん高まればできる仕事も増えていきます。

このように、体調管理をすることによって、さらに仕事に対して積極的になれるので、職場での評価が高くなることでしょう。

仕事に集中し作業が丁寧

自分が担当する仕事に集中し、責任を持って丁寧に行うことを意識しましょう。

また、丁寧に仕事を行っていれば、新たに気付く疑問点があるはずです。疑問点は、先輩や上司にすぐ質問しましょう。

正しいやり方や効率のよいやり方がわかれば、より仕事の手際がよくなったり、ミスをすることなく仕事をこなしたりできるようになっていきます。

このように、一つひとつの仕事を丁寧に行っていけば、周りからの信頼が得られ、評価が高まるでしょう。

身の回りの整理整頓ができる

仕事をする上では、常に職場の状況を正確に捉えて、自分がどう動けばよいのかを冷静に考える能力が必要です。

このような能力がある人は、観察力、思考力、判断力などがあるので、常に頭の中が整理された状態です。そのため、ミスをすることが少ない傾向にあります。

さらに、このような人は、頭の中だけではなく、身の回りの整理整頓も得意です。

仕事中に混乱してしまう人は、まず身の回りの整理整頓から始めてみてはいかがでしょうか。

面倒臭いこともすぐに終わらせる

仕事ができる人は、面倒臭い仕事を先延ばしにはせず、優先順位どおりにこなしていきます。

面倒臭い仕事を先延ばしにすると、他の仕事もある中でその仕事の存在を忘れたり、仕事がきちんとできなかったりするデメリットがあります。

面倒臭い仕事も嫌がらずにこなしていけば、何度もその仕事をするうちに面倒臭く感じなくなり、仕事が早くなるでしょう。

その結果、苦手な仕事を克服したと評価されたり、他の仕事も任せてもらえたりするようになるでしょう。

反省するが言い訳・自己嫌悪に走らない

ミスをしたときは反省すべきですが、ただ反省すればよいというわけではありません。

反省はするものの言い訳をしてしまう人は「他人に責任をなすりつけたい」「自分を改善する気がない」とも言えます。

また、ミスした自分を必要以上に卑下し、自己嫌悪に陥る人は、ミスの防止策まで考える余裕がなく、再び同じミスをしてしまう可能性もあります。

ミスをしたら反省は必要ですが、反省したあとは気分を切り替え、前向きに仕事に取り組みましょう。

優秀な先輩から学ぶ

仕事を覚えるときには、仕事ができる先輩と同じようなやり方で仕事をしてみましょう。

利用者への対応の仕方は利用者の性格や体調などによっても異なるので、臨機応変に覚えていく必要があります。

そんなとき、利用者への声掛けや介助が上手い先輩のやり方を見て覚えることは、仕事ができるようになるために非常に効果的です。

先輩から学びたいときには、「接し方の勉強をさせていただいてもいいですか?」など声がけして、見学してみましょう。

利用者の顔と名前を一致させる

介護をするにあたっては、利用者の顔を見ながら名前を呼ぶなどの声掛けは必須なので、顔と名前を覚えることは必須です。

利用者は大勢いるので全員覚えるまでは大変かもしれませんが、まずは毎日、利用者一人ひとりの顔を見て名前を呼びながら挨拶しましょう。

名前がわからない利用者には、まずは顔を見て挨拶をしておきましょう。他のスタッフがその利用者の名前を呼ぶときがありますので、そのときにその利用者の顔と名前を一致させることで、利用者の名前を覚えていきましょう。

マニュアルに頼りすぎず臨機応変に

介護職においてもマニュアルはありますが、マニュアル通りに仕事をしていればミスや問題が起きないわけではありません。

介護は、利用者の性格や体調、ご家族の要望などによって、一人ひとりの利用者に対して柔軟に対応する必要があります。そのため、マニュアル通りにはいかないことも多いです。

また、マニュアルにはない緊急事態が起こる可能性もあります。マニュアルに頼りすぎるのではなく、主体的に状況判断をして動く能力が必要です。

常に向上心を持つ

自分を完璧だと信じ、向上心を持たない人は新しい学びや成長の機会を失ってしまいます。 その上、使えない介護職員は、アドバイスをもらえる時にも「もう知っているから大丈夫」と自己主張し、他人の意見や知識を受け入れないことがよくあります。

確かに、プロの介護職員として自信をもち、仕事に熱心に取り組むことは必要です。しかし、誰もが完璧ではないので、自分が完璧だという考えは捨て、周りの声や意見に耳を傾ける姿勢を持ち続けることが大切です。

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介護職に向いている人

ここでは「クリックジョブ介護」の調査から、介護職員117人に聞いた、介護の仕事に向いている人を紹介します。

参考:クリックジョブ介護

人を思いやることができる

アンケート結果1位は「人を思いやることができる」で、投票数は82件でした。介護の仕事では、人を思いやる心を持つことが特に重要です。

利用者には、あなたと相性がよい人・よくない人、コミュニケーションが取りやすい人・取りにくい人など、さまざまな人がいます。

しかし、どのような利用者に対しても分け隔てなく接し、利用者の気持ちを考えながら介護をする必要があります。

自然に思いやりを持てる人、思いやりを持って働くことが楽しいと感じる人は介護の仕事に向いているでしょう。

観察力に長けている

アンケートの第2位は「観察力がある」で、投票数は80件でした。介護では、利用者を常に注意深く観察し、利用者の些細な異変にも気付く能力が求められます。

例えば「好きなメニューなのにあまり食が進んでいない」「手に傷が出来ている」などに気付くことで、利用者間のトラブルや、病気の予防・早期発見などに繋がることもあります。

メンタルが強靭

「メンタルが強い」ことも投票数が多く75件の投票がありました。

介護の仕事では、常に人の命を預かるプレッシャー、利用者・家族からのクレーム、不規則な生活などでストレスが溜まり、人によっては耐えられなくなり辞めてしまうこともあります。

自分で上手くストレスを解消し、強いメンタルを持てる人は介護職に向いている人です。

コミュニケーションがうまい

アンケートでは「コミュニケーション能力が高い」というタイプも75件投票されました。

介護は、利用者や他のスタッフと常にコミュニケーションをしながら働く必要があります。

特に重要なのは、利用者が自分の気持ちを伝えられるよう、スタッフ側が聞くスキルを持つことです。

相手が話しやすい雰囲気を作ることもコミュニケーション能力が高いからこそできることです。

自分のことを「使えない介護職員」だと感じたら

ナーバスな介護職員

「仕事を覚えるのが遅い」「ミスをして怒られてしまう」など、マイナスの出来事が続くと、自分のことを「使えない」と感じてしまう人は少なくないでしょう。

特に、新人のうちは慣れない仕事が多いことから、このような事態に陥る可能性は高いと言えます。

しかし、新人がミスをしてしまったり、初めての仕事をなかなか覚えられなかったりするのは当然のことです。

「自分は使えない」と思ってしまっても、ネガティブになりすぎず、自分を冷静に分析してみましょう。

悩んでいる=改善できる

自分のことを使えないと悩んでいる人は、自分ができないこと、苦手なことを自覚しているからこそ「使えない」と思っているわけなので、使えないと悩んでいる状態から改善できる余地があります。

一方、周りから使えないと評価され続けているにもかかわらず、自分の否を認めず悩まない人は、改善は難しいでしょう。

「自分は使えない」と悩むことは、介護士としてより成長したいと思っている証でもあります。自分の現状を変えたい気持ちがあるのですから、改善の見込みは大いにあるのです。

失敗を悲観しすぎない

仕事で全く失敗しない人はいませんので、特に新人の場合は、失敗をすることを必要以上に恐れることはありません。

どのような人も失敗を繰り返して成長していくので、特に新人の方は失敗をしたからといって悲観しすぎないことが重要です。職場でも、新人は失敗することを前提としています。

もし失敗をしてしまったら、なぜ失敗してしまったのか分析して、同じ失敗をしないように対策を考えればよいのです。

対策がわからない場合や、自分で考えた対策が合っているか確認したい場合は、先輩や上司に積極的に相談してみましょう。

できることは徐々に増やして自信をつける

新人の頃は何度もミスをしてしまったり、担当できる仕事が少なかったりするので、自信をなくし落ち込んでしまう方は少なくありません。

しかし、誰でも最初はこのような段階から始まります。落ち込みすぎず、今の自分ができる仕事を精一杯行いましょう。

最初は、介護の専門的スキルがなくともできる仕事から始めるでしょう。その仕事を毎日丁寧にこなしていくことが大切です。

このように、与えられた仕事を一生懸命していれば、新しい仕事を少しずつ教わるようになり、できる仕事が増えていくので自信が付いていくでしょう。

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人間関係でよくある悩み

介護職の新人はさまざまなことで悩みがちですが、職場が異なっても新人の悩みは共通していることが多いです。この見出しでは、どのような悩みが多いのか紹介します。

一番多いのは人間関係の悩みです。相手から言われた内容を真摯に考えてみるのも大事ですが、真に受けすぎて精神的に追い詰められるようなら、相手から言われたことをポジティブな内容に言い換えてみるとよいでしょう。

以下では、言い換え方を具体的に紹介します。

仕事が遅いと言われる

「仕事が遅い」と言われたら、「自分は丁寧に仕事をしている」と捉えましょう。

例えば、利用者を不快にさせないことを一番に考え、丁寧なケアをしているため時間がかかるのなら、仕事が遅くても全く問題ありません。

「仕事は早いが、ミスが多いため苦情が多い介護職員」と「仕事は遅いが、丁寧でミスがなく、利用者の満足度が高い介護職員」では、どちらがよい介護職員でしょうか。後者の方がよい介護職員であることは誰もがわかることでしょう。

このように、言われた悪口はポジティブに言い換えてみる工夫をしてみましょう。

上司から指導してもらえない

上司から指導してもらえないと感じたときは、上司からの指導を待つのではなく、自分からわからないところを質問してみましょう。

上司は部下を指導するのも仕事の一つですので、質問することに遠慮する必要はありません。

実は放置されているのではなく、あなたが優秀なのであなたを自由に働かせているのかもしれません。悩む前に、まずは上司に話しかけてみましょう。

性格悪い先輩からのいじめ・いびり

職場で先輩からいじめやいびりを受けたときは、「自分が使えない人間だからかな」などと考える必要はありません。

いじめやいびりは、人よりも上に立ちたいという理由で行われているだけであり、あなたのせいではないからです。

いじめやいびりをされてもスルーしておけばよいですが、ひどい場合には、上司や施設の相談窓口に相談してみましょう。

自分を守るために、自己主張や自尊心を失わず、必要な場合は適切な対応策を取ることも大切です。

悩みを相談できる人がいない

仕事のやり方に関する悩みを除き、職場の人に悩み相談をするのは避けましょう。

相談した結果それが職場に広まってしまうと、職場に居づらくなってしまうからです。

しかし、誰かに相談しないままでいると辛いものです。そのようなときは、介護職の方が集まるグループチャットやアプリで、同じ悩みを抱えている人と繋がると、共感し合えて楽になれるでしょう。

職場環境でよくある悩み

ここからは、介護職で悩む人が多い職場環境の問題について、よくある悩みを紹介します。

利用者とコミュニケーションがうまく取れない

利用者と上手くコミュニケーションが取れないときは、その利用者の性格、体調、現在どのような介護が必要なのかなど情報を集めましょう。

そして、その方にとってどのように接するのが望ましいのかを考えてみるのです。

利用者のことがよくわかれば、接し方をその利用者の方に合わせることができます。

利用者の望む接し方ができるようになれば、だんだんコミュニケーションが取れるようになっていくでしょう。

他職種と連携ができない

介護職は、医師、看護師、リハビリの専門職員、生活相談員など、さまざまな職種の人たちと連携して仕事を行います。

連携が上手くできないときは、他職種の方から利用者について質問されても答えられないなど、自分の仕事が未熟である可能性があります。

まずは自分の仕事に関する経験や知識を積むことから始め、他職種の方とスムーズに連携できるレベルを目指しましょう。

将来に不安を感じる

介護の仕事をしていると、職場への不満などから自分の将来に対して不安になることもあるでしょう。

しかし、不安を抱きながら仕事をすると、不安を持っていることが利用者に伝わってしまい利用者も不安になるため、よい介護ができません。

また、不安感が邪魔をして集中力を欠き、ミスをしてしまうこともあります。まずは、今するべき仕事に集中するようにしましょう。

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仕事内容でよくある悩み

夢や理想を持って介護の仕事に入職したあと、自分が思っていた世界とは違い悩んでしまう人は少なくないでしょう。

そこで、介護職に入職した人がよく抱く悩みや、どのように悩みを解消すればよいのかをご紹介します。

理想と現実が乖離しているとき

自分が介護職に対して抱いていた理想と自分の現実にギャップを感じたときには、まず現実を受け入れましょう。

現実逃避をして理想を追い続けても現実は変わらないままだからです。現実を受け入れるとは、自分が理想としていた自分の姿と違う部分をしっかり認識し、改善するにはどうすればよいか考えることです。

理想を抱くことは決して悪いことではありません。まずは現実を受け入れた上で最善を尽くすことで、自分の理想に一歩ずつ近づけるでしょう。

体調の管理がうまくいかなかったとき

体調を崩してしまったときは休むことを徹底してください。体調不良のまま出勤すると、利用者の命にかかわることもあります。

「休んでしまったら職場に迷惑をかけてしまう」と思いがちですが、利用者や職場のためには休んだ方がよいのです。

体調不良が続く場合は、大きな病気になっている可能性がありますので、病院で検査をし、場合によっては長期休暇を取りましょう。

ヒヤリハットを経験したとき

職場によって報告項目などは異なるでしょうが、ヒヤリハットを感じたときには、

  • どのような状況だったのか
  • このままにしておくと起こりそうだった事故の内容
  • 同じようなことが起こらない対策

このような内容をまとめ報告する仕組みになっています。ヒヤリハットは、必ず職場全体に知らせましょう。

利用者の命を守るためには、ヒヤリハットを職場で共有することは必須だと言えます。

初めて人を看取ったとき

初めて利用者の看取りをしたときに、ショックを受けたり泣いてしまったりしたからと言って、介護職に向いていないわけではありません。

ただ、介護職である以上は、利用者のご冥福を祈るとともに、看取りをさせていただいたことに感謝することが必要です。

また、よりよい看取りケアを追求するため、職場で看取りについて話し合うことや、研修をすることも大切です。

突然独り立ちさせられたとき

先輩や上司に付いて指導されていた時期に、突然独り立ちをするように言われたら戸惑うかもしれません。

しかし、独り立ちをすると、自分が理想としていた介助ができたり、職場の改善点を提案できたりするようになれます。

独り立ちをすると不安になるときもありますが、介護職員として認められたことに誇りを持ち、日々の業務を頑張っていきましょう。

また、独り立ちを経験することで自己成長の機会が増え、自信を深めることができます。

難しい高度な内容を要求されたとき

難しい仕事を頼まれたときは、まずは今の自分にはできないことを伝え、準備期間をもらいましょう。

その期間の間に必要な知識を身に付けたり、先輩の仕事を見学させてもらったりしてしっかり勉強するようにします。

その上で、その仕事を一人でするのが不安なときは、先輩や上司に見守ってもらい挑戦しましょう。

「難しいから無理だ」と新しいことを何もしないと、介護職員として成長できません。

申し送りが難しいと感じたとき

他の職員との申し送りが上手くできないときには悩みがちですが、悩む必要はありません。

申し送りで大切なのは、利用者の体調や1日のスケジュールなど、基本的な内容を誰でもわかるように伝えることです。

その他にも伝えたいことがあれば、他の職員との会話の中で伝えましょう。その結果、職場全体に共有すべきだとなれば、職場全体で共有すればよいのです。

重圧を感じたとき

重圧を感じたときは頑張りすぎているときですので、まずは周りからの期待など、重圧だと感じることを考えないようにしましょう。

重圧は、自分の実力以上のものを求められていると思うからこそ感じるものです。

まずは今の自分にできる仕事を精一杯することに集中しましょう。そのうちにスキルや専門的知識が身について、重圧を感じることは少なくなるでしょう。

仕事が辛くなったときの対処法

特に新人は、初めてする仕事や慣れない仕事の連続で、仕事が辛いと思ってしまうことが多いでしょう。

そこで、仕事が辛くなったときの対処法を紹介します。

適度な運動

ストレスは、適度な運動をすることでも発散できます。適度な運動には、自律神経を整えたり、免疫機能を向上させたりする効果があります。

また、適度な運動を定期的にすることは、疲れにくい体を作ることにも繋がります。

おすすめは、ヨガ・筋トレ・ウォーキングなどの、気軽に始められ、かつ軽い運動になるものです。

これらの運動により、心身が回復して仕事の辛さが軽減するでしょう。

趣味に没頭

仕事を辛く思うと、悩みでいっぱいになりストレスが溜まってしまいます。そんなときは趣味に没頭し、悩みから解放されましょう。

「マインドフルネス」をご存知でしょうか。瞑想とも言えますが、心を今この瞬間に集中させることです。

趣味を楽しめば、心が仕事のことではなく今に集中できるので、メンタルには非常に効果的です。

友人や家族と遊びに行く

退勤しても仕事のことで悩んでばかりいると、プライベートでも気持ちが安らぎません。

休日には、友人や家族などとショッピングを楽しんだり、自然が多い場所に旅行に行ったりして、リフレッシュしてください。

仕事とプライベートをしっかり区別することで、仕事の日は仕事に集中し、プライベートでは仕事のストレスを発散できるので、辛さは軽くなっていくでしょう。

思い切って転職する

どうしても仕事が辛すぎて耐えられない場合、転職をするのも方法の一つです。

仕事が辛すぎるのは、職場環境のせいである可能性もあります。そんな職場で働き続けると、体調を崩し働けない状態になることも考えられます。

そうなる前に転職することは自分を守る前向きなことですので、職場が合わないと思ったときにはぜひ転職を検討してみてください。

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新人いびりを受けた際の対処法

新人いびり

上記の内容を実践しても、まだ「使えない」と言われてしまう場合は、いわゆる「新人いびり」を受けている可能性があります。

いくらあなたに実力があっても、あなたのいないところで陰口を言ったり、あなたの仕事を邪魔するなどの嫌がらせをしてきたりする人は、残念ながらいるのです。

このような職場はいくら努力しても認められず精神衛生上よくありませんので、勤務はおすすめしません。

働き続けるのが辛いと感じたら、すぐ他の施設・事業所への転職を考えましょう。

介護業界は現在人材不足なので、転職活動は比較的スムーズに進めることができ、転職先の候補も複数見つかりやすいでしょう。

あなたの実力が正当に評価され、快適に仕事ができる職場をぜひ見つけてください。

仕事をしない職員にむかつく・使えないと感じたら

他の介護職員が仕事をしないことに対して、むかつくと感じる方もいるでしょう。

仕事をしない人はどのような職種でも一定数いるため、仕事をしないで周りに迷惑をかけている人はどの職場でもいると言えます。

ですから、職場にいる仕事をしない人に対して、むかつくと感じている人は、実はたくさんいるのです。

職場では「仕事が最優先な人」「自分に与えられた仕事を淡々とする人」「仕事をしない人」などのタイプに分けられます。

その中でも、仕事をしない人には「お金がもらえればそれでいい」「努力して成長したい気持ちがない」など、いくつかの共通点があります。

介護職で仕事をしない人がいるとどうなるか

仕事をしない人がいると、職場全体のやる気が下がってしまったり、業務が円滑に進まなくなってしまったりします。

特に介護職の場合は、スタッフ同士でコミュニケーションを取りながら協力し合うことが求められます。

つまり、介護職の場合、仕事をしない人が業務に与える影響は非常に大きく、介護サービス自体にも影響が出てしまうのです。

「使えない」という言葉は言ってはいけない

冒頭でお伝えした通り、「使えない」という言葉は人に対して使うべき言葉ではありません。

それでは、もし職場で他の職員に対し「使えない」「むかつく」と感じてしまったらどうすればよいのでしょうか。

以下の見出しでは、仕事をしない人の特徴、心理、対処法を詳しく解説します。

仕事をしない、使えないと感じてしまう相手が、なぜそのような状況に陥ってしまったのかを理解し、職場の改善に役立ててください。

仕事の進め方を詳しく教える

利用者様への直接的な援助を行う介護の現場では、単に見てまねるだけのスタイルでは不十分で、場合によっては深刻な事故を引き起こすリスクもあります。

職員への指導において、経験豊富な先輩が落とし穴になりやすいのは、慣れてきた業務を適当に説明してしまうことです。ただ、「使えない」とラベルを貼るのではなく、その職員に具体的な手順や進め方を詳しく伝えることで、理解や改善の可能性が高まります。

使えないと評価される介護職員に対しても、指導方法や説明のアプローチを変えることで、彼らの成長や理解を促すことができると考えられます。

話しかけやすい雰囲気を作る

話しかけづらく、質問を遠慮してしまうような環境を作ってしまうのは、使えない介護職員への対処の仕方としては誤りです。

怒ることや嫌な顔をされることで、「もし質問したら叱られるかもしれない」という恐れが生まれ、質問を控えてしまう傾向が出ることがあります。

特に、年齢や背景によっては、叱責に慣れていない職員もいます。質問を遠慮し、自分だけで解決しようとすることはリスクが伴います。

コミュニケーションを取る時間を毎日設け、業務に慣れていない新人に対しては、「何か疑問点はありませんか?」と自ら声をかけることが大切です。

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仕事をしない人の特徴とは

仕事をしない人の中には、単に仕事ができない人もいますが、全員ではありません。

仕事をしない多くの人には「協調性がなく自分本位」「自分の仕事に責任を持たない」など、共通する特徴があります。

仕事をしない人の特徴をまとめましたので、以下で紹介します。

協調性がない

仕事をしない人の中には、協調性がない人がいます。協調性がない人は他人との関係性を重視しないため、チームワークにも興味が薄いでしょう。

このような人は、そもそもコミュニケーション能力が低く、チームで何かをすることが苦手である場合もあります。

そのため、チームで仕事をしなければならないときに他のスタッフと上手く協力できません。

その結果、その人の仕事は順調には行かず、最終的には仕事をしないことに繋がるでしょう。

気配り・気遣いができない

周りへの気配りや気遣いができないと、職場では「仕事をしない人」という評価になってしまうこともあります。

気配りや気遣いができないと、例えば仕事が溜まっている職員の仕事を手伝うなどの配慮ができません。

また、職場の状況や他の職員の都合を考えず自分の仕事だけをするので、周囲からは信頼がだんだん失われていきます。

仕事をする上では、常に職場全体を観察し、職員同士で協力し合いながら仕事を進めるのが好ましいので、このような人は「仕事をしない」と見なされるのです。

責任感にかけている

仕事をしない人は、責任感がないことが原因で仕事をしない場合もあります。

このような人は、自分の責任になってしまう重要な業務は他の人に押し付け、単純作業などの責任が生じない仕事だけを好むでしょう。

また、先輩や上司から「○時までに終わらせて」などの指示を出されても、責任感がないため指定時間までに仕事を終わらせず、指示を守れなかったことに対しても申し訳ない気持ちを持たないことも考えられます

そのため「仕事をしない」という評価になってしまうのです。

向上心がない

介護職に就いた人は、多くの人が「介護福祉士になりたい」「ケアマネージャーの資格を取得したい」といったキャリアプランを持っています。

しかし、このような向上心がなくただ淡々と与えられた仕事をしているだけの人は、「本気で介護職をする気がないのではないか」とネガティブなイメージを持たれ「仕事しない人」という評価になってしまいます。

「利用者の役に立ちたい」「資格を持ちたい」など、向上心を持って生き生きと働いていれば「仕事を頑張っている人」と評価されるでしょう。

仕事をしない人の心理

仕事をしない人は「努力しないでお金を稼ぎたい」「自分に自信を持てない」といった気持ちであることが多いです。

ここからは、職場にいる仕事をしない人の心理を見ていきましょう。

楽して稼ぎたい

仕事をしない人の中には、成長するための努力をせず楽に給料を稼ぎたいと考えている人もいます。

実際に、手抜きをして働いても平均的な収入が得られ、一般的な生活ができている人もいます。

このような人は、同じ給料をもらうなら、努力をしてもらうよりもなるべく労力をかけずにもらう方が効率的だと思い、最低限の仕事を手抜きをしながら行っています。

そのため、仕事への情熱や向上心もなく、ミスをしても悩むことはありません。

プライベート中心に生活している

仕事が何よりも重要だという人がいる一方、仕事よりもプライベートを重視している人もいるでしょう。

それ自体は個人の価値観なので自由であり、仕事に支障をきたさなければ問題はありません。

しかし、プライベートが何よりも最優先で、プライベートのためには仕事を本気でしなくともよいという考え方にまでなっている人はよくありません。

そのような考え方になると、仕事に集中できなくなったり、向上心が見られなくなったりするので、仕事をしない人という評価になってしまうことが考えられます。

仕事へのモチベーションが低い

介護職で働く上で「職場で役に立つ人材になりたい」「資格を取ってキャリアアップしたい」などのモチベーションがなく、与えられた仕事を淡々とするだけになっている人もいます。

また、モチベーションが低いとなるべく仕事をしたくないという心境になりがちなので、自ら進んで仕事をしたり、他の人の手助けをしたりすることも少なくなるでしょう。

もしかするとそのような人は、入職時には夢や理想に燃えていたかもしれませんが、現在上記のような状態であれば仕事をしない人という印象になってしまいます。

すぐ諦める・自信がない

仕事をしない人の中には、本当はやる気はあるけれど「仕事を引き受けた結果、失敗してしまったらどうしよう」という不安から、仕事に対して積極的になれなくなってしまった人もいます。

新人の場合はミスや失敗を経験することが多いので、このような不安感を持つ人は少なくないでしょう。

その結果、自分は失敗するかもしれないと、仕事へ積極的に取り組むことを諦めてしまう人もいます。

そして新しい仕事を覚えることから逃げたり、頼まれた仕事を他の人にさせたりして、仕事をしなくなるのです。

仕事をしない人の辿り着く先

ハブられる職員

仕事に対して真剣に取り組んでいる人の中には、仕事をしない人のことを羨ましく思う人もいるでしょう。

しかし、当たり前ですが「羨ましいから自分も仕事をしない」といった発想になってはいけません。

仕事をしない人は評価が低く、人間関係もよくないので職場で浮いた存在です。

また、仕事をしないことで業務や職場全体に悪い影響を与えるようになると、最悪の場合には解雇される可能性も否定できません

ですから、一生懸命働くことが一番なのです。

ここからは、仕事をしない人の末路を紹介していきます。

職場での孤立

仕事を真面目にしない人は、職場の人たちから信頼を失っていくので、職場での人間関係も当然悪くなっていきます。その結果、孤立してしまうこともよくあります。

どの業界・業種でも仕事をしない人は信頼を得ることはできません。特に、コミュニケーションが重要である介護の職場では、信頼を失い孤立することは命取りです。

孤立することは本人の精神衛生に悪影響を与えますし、孤立している職員を見て利用者が気分を害してしまうこともあるでしょう。

昇給・昇格は難しい

「与えられた仕事だけをする人」「責任のある仕事は他の人に押し付ける人」のように、仕事に対して消極的な人は、仕事への評価が反映される昇給・昇格は難しいでしょう。

上記のように、仕事を最低限しか行わない人は職場への貢献度がないため、収入も最低限の額になってしまいます。

また、一般的な職員は仕事に一生懸命取り組みんでいるので、勤務内容によって昇給や昇格が狙えます。

そのため、仕事をしない人よりもその他の真面目な職員の方が、職場内での立場が上がっていくでしょう。

解雇になることもある

自分の担当する仕事にやる気がなく適当に行ってしまった結果、事故が起こるなど職場に大きな損害を与えてしまった結果、解雇になることもあります。

例えば、利用者に対する介助を手抜きで行った結果利用者への虐待になってしまったケースや、やる気がなさすぎるためミスをして、利用者の命にかかわる事態に陥ってしまったケースなど、悪質な場合は解雇となるでしょう。

チームワークを乱すため、職場全体が混乱に陥ってしまう場合も、施設によっては解雇事由となると考えられます。

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仕事をしない人がいるときの介護現場での影響

介護の仕事は常にチームワークを求められます。また、利用者や業務について、常に職場全体で情報共有するコミュニケーションも必要です。

ですから、1人でも仕事をしない人がいると、業務に多大な影響を与えてしまいます

ここでは、介護職で仕事をしない人がいる場合どのような影響が出るのか紹介します。

職場の雰囲気の悪化

仕事をしない人がいると、他の職員が自分の仕事とその人の仕事を比べて不公平さを感じるようになり、不満が溜まっていきます。

また、1人やる気のない人がいると、他の職員もその人の影響でモチベーションが下がってしまうこともあり得ます。

その結果、職場全体がネガティブな雰囲気になり、利用者からクレームが来ることもあるでしょう。

他の職員の負担が重くなる

仕事をしない人がいると、その分の仕事は他の職員が担当しなければなりません。

介護では、特に利用者の身体介護で体力に大きな負担がかかります。また、仕事をしない人が夜勤に入ると、その他の職員は夜勤での業務が増えてしまいます。

このように、仕事をしない人と一緒に仕事をすると、体力的な負担が増え、精神的にもストレスを感じて疲弊していくでしょう。

職場を辞めたい人の増加

仕事をしない人のせいで心身が限界になったり、職場に対して不信感でいっぱいになってしまったりすることにより、退職を選ぶ職員も出てくるでしょう。

介護業界は人材不足で悩まされているにもかかわらず退職する職員が出てくると、職場はさらに窮地に追い込まれます。

職員たちは退職した職員の分の仕事までしなければならなくなるため業務量も増大しますので、そのせいで退職する職員が後を絶たなくなることも考えられます。

仕事をしない人がいるときの対処法

職場に仕事をしない人がいることで悩んでいる方は、対処法を試してみることでよい方向に変わることもあります。

どのような対処法があるのか以下で解説します。

上司に相談

まずはチームのリーダーや上司といった自分より上の立場の人に状況を相談してみることをおすすめします。

相談することによって仕事をしない人に対して指導が行われ、その人が反省し仕事を頑張るようになる場合もあります。

また、もし状況が変わらなくとも、相談することによって日々のモヤモヤした気持ちがスッキリするでしょう。

頼みをすべて受け入れない

仕事をしないから仕事を頼まれて自分の業務量が増えていた場合、自分がする必要のない仕事は断るようにしましょう。

仕事をしない人は、自分の仕事量を少なくするため、頼みやすい人に自分の仕事を押し付けて楽をしていることが多いです。

押し付けられた仕事までしてしまうと、自分の担当する仕事が適切に行えなくなる恐れもありますので、自分の業務に専念しましょう。

他人のこととして割り切る

仕事をしない人のことで頭の中がいっぱいになってしまうと、自分の仕事に集中できなくなります。

そんなときは、仕事をしない人は他人だと考え「あの人のことはどうでもいい」と割り切り、気分を切り替えましょう。

そして自分のことを考えるようにし、「毎日丁寧に仕事を頑張っていれば評価してもらえる」と思いながら自分の仕事を頑張っていれば、生き生きと働けるでしょう。

転職する

上の人に相談したり、考え方を変えてみたりしても状況が変わらないのであれば、転職をしてみるのも一つの方法です。

仕事をしない人は、仕事をしなくともお金がもらえるのですから、自分から辞めることはないでしょう。

このままではあなたの心身への負担が増大していく一方ですので、転職してよりよい環境で働くことをおすすめします。

ただ、転職先でまた同じ目に遭わないとも限りません。せっかく転職するのですから、よい職場に転職できるよう情報収集が必要です。

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介護職と看護職の間の「使えない」

看護師・介護士の確執

ここまで、介護職での「使えない人」とはどういう人かを紹介してきました。

介護現場では、紹介してきたこと以外にもう一つ「使えない」があります。それは、介護職と看護職の異なる職種同士での「使えない」です。

介護職員と看護職員が対立すると、いいことは一つもありません。また、介護職員が看護職員と連携しようとすると、介護士同士の中が危うくなることもあります。

例えば、介護職員が医療面での質問があり看護職員に指導を仰ぎにいくと、介護職員の中にはそれをよく思わない人もいます。

その結果、介護職員と看護職員の板挟みになり、働きづらくなってしまうこともあるのです。

いくら利用者の方々や介護の仕事が好きであっても、このようなギスギスした職場では誰も働きたくないでしょう。

新人が仕事をできるようにするための方法7選

仕事ができない、または仕事が遅い新人職員の教育方法は昔とは変わってきています。

かつてのように熱血指導をしても、現在の新人はなかなか成長できません。

今の時代に合った教育方法で指導することが重要です。ここでは、現在の新人への教育方法を7つご紹介します。

新人の仕事は細分化する

新人は「何がわからないかもわからない」状態なので、大雑把な説明をすると、何をしたらよいか理解できません。

そのため仕事の効率が落ちるのです。こうならないためには、指導者側が仕事の段取りを細分化してあげる必要があります。

新人には、細かく設定した段取りを毎日こなしてもらいます。そうすると段取りがルーティン化します。

慣れない仕事をルーティン化することは、仕事に慣れるための一番の近道です。また、段取りを細分化すれば、指導者側もどこまで教えたのか把握できるというメリットもあります。

悩みを貯めこまないような雰囲気を作る

新人は仕事の悩みを抱えがちですが、それを指導者に相談しにくいため、相談せず悩みを溜め込んでいることがあります。

そうならないためには、指導者が日々新人の表情、勤務の様子、態度などを気にかけてあげ、新人が何かを抱えていないかを細かく見ておくことが必要です。

また、新人には「仕事には慣れましたか?」「大変なことはないですか?」など、優しく声をかけてあげましょう。

このように、悩み相談をしやすい雰囲気を作ってあげることは非常に重要です。

感情的にならず相手の成長のため「叱る」

「怒る」と「叱る」は違います。新人に何度注意しても成長しない場合は指導者は「怒っている」ことが多いです。

一方で、叱っている指導者の下で教育された新人は成長スピードが速い傾向があります。

「怒る」とは、相手に対して感情的に怒りをぶつけるだけのことであり、指導とは違います。

「叱る」とは、、相手のために「これはいけないこと」「こうしたらよくなる」といったアドバイスを感情的にはならず指導することです。新人に注意をするときには、怒るのではなく叱るようにしてください。

信頼関係を築く

新人とベテランたちが信頼関係を築くことも、新人を教育していく上では重要なことです。

「新人らしく振る舞え」「新人はベテランに対して○○すべき」といった厳しい雰囲気の職場では、新人は委縮してしまい、ベテラン職員たちを信頼することは難しいと言えます。

ベテランと新人が信頼関係を築くには、ベテランは新人にプレッシャーをかけるのではなく対等に接し、新人が心を開けるようフレンドリーに話しかけるなどの工夫をするのが好ましいでしょう。

相手の話をよく聞く・長い目で見守る

新人が何度も同じミスを繰り返してしまうときなどは、「前に教えたのに」「何回やればできるようになるの?」などとイライラしてしまうかもしれません。

しかし、そんなときこそ新人に話しかけ、何に苦労しているのか、何がわからないのかなどを聞いてあげることも指導です。

また、あなたが新人だった頃を思い出せば、新人がすぐに仕事をこなせるようになるわけではないことがわかるでしょう。

新人は長い目で見て、成長していく様を見守っていきましょう。

一度に教える内容を多くしすぎない

指導側はベテランであり、仕事が全てわかっているので、指導するときについ指導内容をたくさん盛り込んでしまうことがあります。

しかし、新人は仕事に対して全く知識や経験がない状態なので、業務とその他の業務を結びつけることができません。そのため、一度にたくさん指導されても仕事の具体的な内容を把握できないのです。

効果的な指導方法は、一回の指導では1~2つの内容を伝えることです。少しずつ正確に覚えさせる方が、早く仕事を覚えることに繋がります。

失敗覚悟で挑戦させる

何事においても、失敗することで正しい方法を覚えられることがあります。

ですから、新人にはまずさまざまなことに挑戦してもらい、失敗することを前提として仕事をしてもらうことも指導方法として効果的です。

ここで重要なのは、新人が失敗したときに指導者が失敗のフォローを必ずすることです。

失敗から学んでほしいという指導者側の気持ちが新人に伝わるように、失敗したときには「こうすると上手くできますよ」など、具体的なアドバイスをすると新人の成長に繋がります。

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使えない職員についてまとめ

使えない職員についてまとめ
  • 介護職に向いている人は、思いやり、観察力、強いメンタル、コミュニケーション能力がある人
  • 仕事をしない人に「むかつく」と思っても「使えない」とは言ってはいけない
  • 使えない人のせいで辞めたいと悩んでいる人は、転職してみることがおすすめ

介護職では、「ミスが多い」「責任逃れをする」「指示を待つだけで自分からは動かない」などの特徴を持つ人が使えないと判断されます。

このような人は、職員から「むかつく」「性格悪い」などと思われるだけではなく、利用者から嫌われることもあり、介護職員として向いているとは言えません。

介護職員として使えないと思われないよう、自分の日々の働き方を振り返ってみてください。

また、使えない人のせいで業務量が多くなるなど迷惑を被り辞めたい人は、職場の状況がいつまでも改善しない場合には、転職することをおすすめします。

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