小規模多機能での仕事はしんどい?仕事内容・1日の流れや給料について徹底解説!

「小規模多機能での仕事はしんどい?」

「小規模多機能の仕事内容や給料を知りたい!」

このように、小規模多機能型居宅介護で働くのがしんどいと感じている人や、小規模多機能で働くことを考えているが、実際にどんな仕事をしているのかよくわからない、本当にしんどい・大変な仕事なのか、などと迷っている人もいるでしょう。

確かに、小規模多機能型居宅介護と聞いても、何をやっているのか分かり難く、働きやすい仕事なのか、それとも働きにくい仕事なのか、と戸惑う人も多いでしょう。

この記事では、小規模多機能での仕事について、仕事内容・一日の流れや給料などを徹底解説します。

この記事をご覧になれば、小規模多機能での仕事内容と本当にしんどい・大変な仕事なのかがわかります。また、働きやすいあるいは働きにくいと感じる点なども具体的によくわかるでしょう。

小規模多機能での仕事についてざっくり説明すると
  • 小規模多機能は、「通い・訪問・泊まり」の3つのサービスを一体として、24時間365日体制で提供する
  • 小規模多機能の介護サービスの利用状況は、「通い」を含む利用が94%
  • 訪問介護・デイサービス・ショートステイとの違いは、利用のしやすさ

小規模多機能型居宅介護って何?

小規模多機能

ここでは、小規模多機能型居宅介護がどのようなものか、よくわからないという人のために、小規模多機能型居宅介護の特徴や他の施設形態との違い、必要な資格について解説します。

小規模多機能型居宅介護の特徴

小規模多機能居宅介護は、2006年に創設された地域密着型の介護サービス施設です。小規模多機能型居宅介護では、「通い」「訪問」「泊まり」の3つの介護サービスを組みあわせて一体として、24時間365日体制で提供します。

小規模多機能型居宅介護ができるまでは、利用者や家族の状況に合わせて、「通い」「訪問」「泊まり」の3つのサービスの中から必要なサービスを選んで、個別に契約する必要がありました。

しかし、そのような介護サービスは対応力に限界があり、特に利用者の状況変化に応じて利用サービスを変更することは、利用者や家族にとって大きな負担でした。

そこで、小規模多機能型居宅介護サービスが生まれたのです。1施設の登録定員29人、1日の「通い」の定員18人・「泊まり」の定員9人がそれぞれ決まっていますが、この定員を超えなければ、「通い」「訪問」「泊まり」のサービスを自由に組み合わせて利用できます。

利用料金が月額定額制になっているのが特徴で、その範囲内であれば何回でも利用できます。

利用できる人は、小規模多機能型居宅介護を提供する事業所と同一市町村内に住んでいる要支援・要介護の認定を受けている方です。

小規模多機能型居宅介護は通いを含むことが多い

小規模多機能は通いを含む

厚生労働省の資料(厚生労働省「小規模多機能型居宅介護」)によると、小規模多機能型居宅介護のサービスの利用状況は、「通い」を含む利用が93%になっています。

内訳を見ると、「通い+訪問」の利用が34.4%ともっとも多く、次いで、「通い+泊まり」25.8%、「通いのみ」19.8%、「通い+訪問+泊まり」13.0%の順に多くなっています。

これからわかるように、デイサービスに相当する「通い」を含む業務が小規模多機能型居宅介護の主な業務です。

小規模多機能の利用者は、要支援・要介護度1~2の身体介護の負担が比較的軽い自立した利用者が多い傾向にあると言えます。

また、少人数制で利用者もほぼ決まっています。ですから、個々の利用者の心身の状態・変調にもすぐ気づくことができ、きめ細かいサービスを提供できる環境です。

看護小規模多機能型居宅介護

小規模多機能と似ている介護の仕事として、「看護小規模多機能型居宅介護(かんたき)」があります。簡単に言うと小規模多機能の3つのサービスに訪問看護サービスを加えたサービスです。

高齢化が進む中で療養が必要になっても住み慣れた自宅で療養したいという方が増えています。そういう方の思いに応えることができるサービスです。

たとえば、退院後や体調が芳しくない時、末期がんの看取り期などに利用できます。

小規模多機能は在宅介護との親和性が高い

小規模多機能居宅介護は、ここまで説明したように「介護が必要になっても住み慣れた自宅や地域で不安なく暮らしていきたい」という要望に応えて、地域密着型サービスの1つとして作られたものです。

厚生労働省の調査によると、小規模多機能型居宅介護を行っている介護施設は、制度創設以来一貫して増え続けており、2019年には全国で5453事業所を数えています。

利用者も増え続けており、2019年の利用者は11万1千人に上っています。

出典:厚生労働省「小規模多機能型居宅介護」

しかし、小規模多機能で働く介護職員は不足しているのが現状です。同じ厚生労働省の資料によると、職員の平均人数は、実人数が15.32人・常勤換算11.50人です。

この職員数について、「まったく足りない」と「あまり足りていない」とする回答が計50.5%となっています。小規模多機能型居宅介護を行っている介護施設のほぼ半数で職員が不足していると感じているのです。

一方、高齢化が進む中で在宅介護のニーズは一層高まっています。それに伴い、介護職の採用はますます活発になっていくでしょう。

小規模多機能型居宅介護の介護職は、介護業界で転職したい方・働きたい方にとって有望な職場と言えます。

訪問介護やデイサービス・ショートステイとの違いは?

小規模多機能と他の介護サービスの違い

小規模多機能型居宅介護と通常の訪問介護やデイサービス・ショートステイとの違いは、何よりも「通い・訪問・泊まり」などのサービスを一体的に利用できる小規模多機能型居宅介護の利用のしやすさです。

たとえば、小規模多機能型の「通い」には、デイサービスのような滞在時間・利用時間の決まりはありません。「午前中」「昼食だけ」「日中ずっと」など、利用者が希望に合わせて利用できるのです。

訪問」サービスも、24時間いつでも柔軟に対応可能になっています。時間や回数を気にする必要はないのです。

また、一般的なショートステイは予約が必要ですが、小規模多機能の「泊まり」は予約不要です。空きさえあれば、当日「通い」の予定を延ばして「泊まり」に変更することもできます。

小規模多機能型居宅介護の人員基準は?

小規模多能施設の職員数は、1事業所につき15人程度です。これは正社員とパートなどの非正規雇用の合計で、名前の通り比較的小規模な施設が多くなっています。

小規模多機能型居宅介護施設の職員配置については、厚生労働省が下の表のような人員基準を設けているのです。しかし、この人員基準ギリギリの職員しかいない施設もあります。

そのような施設では、一人当たりの業務量が必然的に多くなります。しかも、介護職員に現場の判断が任されることが多いため、判断力・対応力が必要です。

<小規模多機能型居宅介護施設の人員基準>

職種 要件
代表者 1人
認知症の介護もしくは保険医療・福祉サービスの経営経験があり、認知症対応型サービス事業開設者研修を修了した者
管理者 1人
3年以上の認知症の介護経験があり、認知症対応型サービス事業管理者研修を修了した者(常勤・専従のみ)
介護職 ・日中
常勤換算方法で1人以上
・夜間
夜勤:時間帯を通じて1人以上(宿泊利用がなければ不要)
宿直:時間帯を通じて1人以上
看護職 1人以上
ケアマネジャー 1人以上

出典:厚生労働省「小規模多機能型居宅介護」

(メモ:削除)ガイドラインと参考記事では「介護職」が2度記載されていますが、厚労省の資料では、「介護職」と「看護職」ですので、修正しています

小規模多機能で働くのに必要な資格は?

小規模多機能型居宅介護で働くために、法律などで必須とされている資格はありません

ですから、無資格・未経験でも良いとする募集もあります。ただし、小規模多機能型居宅介護は幅広い業務に携わる必要がありますので、介護の知識や経験はあった方が良いことは確かです。

また介護の仕事によっては、資格が必要な業務もあります。たとえば、訪問介護は、介護職員主任者研修以上の資格が必要です。

このような背景から、介護初任者研修や介護福祉士などの資格を持っている方が歓迎されますし、実際に仕事の幅も広がります。

また、小規模多機能型居宅介護の仕事内容には、次項で説明するように利用者の送迎もあります。

ドライバーが不足している施設では自分で運転する可能性もありますので、運転免許はあった方が良いです。事業所によっては、資格取得をサポートしてくれますので、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

小規模多機能型居宅介護の仕事内容は?

介護のようす

ここでは、小規模多機能型居宅介護の仕事内容を解説します。

小規模多機能型居宅介護では、訪問介護・デイサービス、さらにショートステイのサービスを提供しているのが通例です。仕事内容は多岐にわたりますが、主な仕事内容を紹介します。

利用者の送迎

朝はまず利用者の送迎です。施設の車で「通い」の利用者の自宅まで迎えにいき、施設まで一緒に戻ります。所定のスケジュールを終えた後、夕方に今度は利用者の自宅に送り届けます。

車の運転は専属ドライバーがついていることもありますが、施設によっては介護職員が運転をしなければならないこともあります。運転する場合は運転免許が必要ですので、あらかじめ必須資格を確認しておきましょう。

運転免許が必要な場合、施設は通常、介護職員が運転できるように運転免許の取得支援や研修プログラムを提供することもあります。

利用者の自宅訪問

次は、利用者の自宅訪問です。利用者の自宅を訪問して、訪問介護員と同じように介護サービスを行います。

介護の仕事は基本的に1人で行うことが多いものです。事前に計画を決めておき、それに従って介護をしていきます。

利用者のニーズや状況に応じて、入浴や食事のサポート、日常生活の支援、医療処置の介助など、様々な介護サービスを提供します。

レクリエーション

介護サービスの1つとして、レクリエーションを企画して実行する仕事もあります。デイサービスで行われることが多いレクリエーションと同じようなものです。

これも利用者に喜んでもらえる大事な仕事の一つです。

また、集団活動や個別の関わりを通じて、交流やコミュニケーションを促進することも重要な目標となります。

小規模多機能型居宅介護の1日の流れ

小規模多機能1日の流れ

ここでは小規模多機能型居宅介護で働く介護職員のスケジュールの一日の流れを紹介します。

小規模多機能型居宅介護の一日の流れ(例)

時間 項目 業務内容
08:30 出勤・準備 一日の予定を確認し仕事の準備をします。
09:00 利用者の迎え 通いの利用者の自宅までの迎えです。
10:00 訪問介護サービス・生活援助 利用者の自宅を訪問し生活援助をします。
11:00 外出・通院の付き添い 買い物などの外出や通院のサポートです。
12:00 昼食・食事介助 昼食の配膳準備や食事の介助をします。
13:00 入浴介助 利用者の入浴を介助します。
14:00 レクリエーション・リハビリ・間食 体操や趣味などのレクリエーション・機能訓練とおやつの時間です。
15:30 利用者の送り 通いの利用者を自宅まで送ります。
16:00 書類整理・記録 介護記録の作成・整理をします。
17:00 夕食介助 利用者の夕食配膳や食事介助です。
18:00 ナイトケア・就寝準備 利用者の着替えなど就寝の準備・介助をします。
21:00 排泄介助・見回り 利用者の排泄介助や夜間の巡回・ナースコール対応です。

上の一日の流れは、あくまでも1例です。施設や利用者がどのようなサービスを利用しているかによって業務の内容は変わってきます。全ての介護職員がこの一日の流れの通りに動くわけではありません。また、その日の状況によって一日の流れが変わることもあります。

小規模多機能型居宅介護での勤務はしんどい?

しんどい介護士

小規模多機能型居宅介護での勤務は身体的な負担は、それほど大きくはありません。ただし、長時間労働や夜勤があると、人によってはしんどいと感じることがあるかもしれません。

また、小規模多機能型居宅介護は幅広い業務をこなす必要があり、瞬時の判断力、対応力が求められることも多いです。その点を、介護に慣れていない初心者などは、しんどいと感じることもあるでしょう。

特に、夜間に緊急対応を求められる場合など、イレギュラーな事態が発生した時の対応は、介護の初心者でなくても精神的な負担になるもpのです。

また、小規模多機能の事業所では運転に自信がない方でも、車の運転を任されることがあります。事業所の大きい車で細い道を運転することはしんどい・大変という体験談もあります。

小規模多機能の給料・勤務形態は?

給料

ここでは、小規模多機能型居宅介護で働く職員の給料や勤務形態などの待遇について解説します。

小規模多機能型居宅介護の職員の給料

まず、厚生労働省の資料(「第37回介護事業経営調査委員会資料」2022年9月)をもとに、介護職員の給料から見ていきましょう。

下の表の通り、2022年9月時点の小規模多機能の介護職員の平均月給は、常勤287,970円、非常勤211,700円です。常勤職員が7万6千円余り高くなっています。

ちなみに、小規模多機能と同様の業務である、訪問介護と通所介護(デイサービス)の介護職員は、訪問介護が常勤315,170円・非常勤219,390円、デイサービスが常勤275,620円・非常勤168,170円です。

小規模多機能は、常勤は訪問介護より低いですがデイサービスより高く、非常勤も同様の傾向となっています。

また、介護職員全体の平均給与額は、常勤317,540円・非常勤209,540円です。小規模多機能は、常勤が約3万円低いですが、非常勤は約2千円高いです。

<介護職員の平均月給>

小規模多機能 訪問介護 デイサービス 介護職員計
常勤 287,970円 315,170円 275,620円 317,540円
非常勤 211,700円 219,390円 168,170円 209,540円

出典:厚生労働省「第37回介護事業経営調査委員会資料(令和4年9月)」

次に時給を見ると、下の表の通りです。

<介護職員の平均時給>

小規模多機能 訪問介護 デイサービス 介護職員計
常勤 1,300円 1,491円 1,262円 1,376円
非常勤 1,269円 1,606円 1,239円 1,386円

出典:厚生労働省「第37回介護事業経営調査委員会資料(令和4年9月)」

小規模多機能は、常勤1,300円・非常勤1,269円で、看護職全体より常勤で80円・非常勤で120円ほど低くなっています。

また、訪問介護の時給額の方が小規模多機能より高くなっていますが、デイサービスよりは小規模多機能の方が若干高いです。

勤務の形態

勤務形態は、4~5交代のシフト制が一般的です。その場合、日勤は8時間勤務(プラス休憩1時間)、夜勤は16時間勤務(プラス休憩2時間)の体制が多くなっています。

残業はほとんどなく、あっても1~10時間程度です。通常、日中の利用がメインで、宿泊がなければ夜勤もなしということもあります。

また、日勤のみや、数時間だけのアルバイト・パートなどの働き方が可能な施設もあります。中には夜勤専従の募集もあり、少ない勤務日数で高い収入を得られると人気です。

小規模多機能型居宅介護で働きやすいと感じること

介護

ここでは、他の施設形態と比べて小規模多機能型居宅介護で働くことのメリットを解説します。

介護のスキルを上げることができる

1つ目は、介護のスキルを上げられることです。

小規模多機能型居宅介護は、通い・訪問・泊まりという3つのサービスをすべて提供しています。ですから、日々の業務を通じて幅広い介護スキルを磨くことができるのです。

対応できる介護業務の幅も大きく広がります。仮に、他の施設への転職を考える際も、小規模多機能型居宅介護で身につけた経験・スキルが有力なアピールポイントになるでしょう。

利用者の要望に対して幅広く対応できる

2つ目は、利用者の要望に対して幅広く対応できることです。

小規模多機能型居宅介護は、利用者の要望・状況に合わせて、通い・泊まり・訪問の3つのサービスを柔軟に組み合わせて、適切な介護サービスを行うことができます。

特に利用回数や時間の制限がないので、「助けてあげたいけど制度上できない」という苦い思いをすることはありません。

一人ひとりの利用者と良い関係を深められる可能性も高いといえます。

比較的負担が軽い

3つ目のメリットは、比較的負担が軽いことです。

小規模多機能型居宅介護の利用者は、要介護度が比較的低い方が多くなっています。ですから、生活の隅々まで気配りするきめ細かなサポートを必要としないことが多いのです。

特に、きついと敬遠されることもある身体介助の負担が少なめですので、介護経験が少ない方も比較的チャレンジしやすいでしょう。

また、1人当たりにかける負担が軽くなり、より多くの利用者をサポートすることができます。

小規模多機能型居宅介護で働きにくいと感じること

休む介護士

ここでは、小規模多機能型居宅介護ならではの働きにくいと感じること、デメリットを紹介します。

経験がないと業務をこなすのが難しい場合がある

経験がないと業務をこなすのが難しい場合があります。

小規模多機能型居宅介護では、一人当たりの業務の種類が多いです。そのため、決まった業務しか経験していない方や、介護の経験がないという方は、慣れるまではしんどい・大変と感じてしまうかもしれません。

しかし、実際に利用者の生活にふれ、ご家族と話すことなどにより理解が進み、やりがいを感じるようになることも多いです。

対応力が求められる

次に、対応力が求められることです。小規模多機能型居宅介護では、訪問介護と施設介護の両方を同時に経験できますが、定型的にこなせない難しさがあります。

たとえば、通い・訪問・泊まりの業務がありますが、泊まりが通いになったり、深夜に急に訪問する必要が生じたりします。

イレギュラーなことが発生しがちですので、介護業務に関する総合的な知識だけでなく、特に柔軟な対応力が求められます。

夜勤や運転が大変

もう1つ、夜勤や運転が大変なことがあります。夜勤は、宿泊者に対する食事の提供、排泄介助、見守りなどが主な仕事ですが、人手が少ないため、ワンオペになることも少なくありません。

夜勤中に緊急対応が必要になると、ワンオペの場合はひとりで判断して対応しなければなりません。そのため、夜勤がきついと感じる人も多いです。

また、普段あまり運転しないのに、事業所の大きい車を運転するのが大変という方もいます。

適切な休息やリフレッシュの時間を確保し、自身の健康管理にも配慮しながら、利用者の安全と安心に尽力することが求められます。

小規模多機能型居宅介護で働くのに向いている人

元気な介護士

小規模多機能型居宅介護は、利用者の生活に寄り添い支えることが何よりも大切な仕事です。在宅介護のあらゆる側面をサポートする仕事ですが、経験や資格より人柄が重視されます。

その意味では、たとえば、下記のどれかに当てはまる方に向いている仕事と言って良いでしょう。

  • 人の役に立つ仕事をしたい
  • 介護スキルを幅広く身につけたい
  • 小規模なアットホームな雰囲気で働きたい
  • 身体介護負担が小さい仕事をしたい

無資格・未経験可とする求人も数多くあります。働きやすい職場ですので、挑戦してみると良いでしょう。

いい転職先を見つけるポイント

介護する介護士

これまで見てきたように小規模多機能での仕事がしんどい・大変と感じる理由は人それぞれです。ですから、自分が希望するいい就職先を探すためには、まず自分が転職を希望する理由と転職先に希望する条件を整理することが大事です。

希望条件としては、たとえば、給料・賞与などの年収、勤務時間・休日などの働き方、勤務先の所在地・通勤方法・通勤時間、それに資格取得補助などのサポート体制などが考えられます。

その中で、何を最優先し、どこまでなら妥協できるのかを決めておくことです。その上で、求人情報サイトなどで、自分が希望する条件で絞り込んでみて、比較検討してみると良いでしょう。

転職探しにおすすめのサイト

ここでは、小規模多機能型居宅介護から転職する人や、小規模多機能型居宅介護に転職を考えている人に役立つ転職サイトを紹介します。

介護ワーカー

介護ワーカー

※画像出典:介護ワーカー公式サイト

介護ワーカーの特徴
  • 年間転職成功実績1万件以上
  • 面接対策や条件交渉などサポートも充実
  • 求人数も9万件以上と豊富

介護ワーカーは、評判・実績共に優れた介護転職サイトです。求人数が多いので、自分に合う職場を見つけやすいです。

担当者のサポートも評判が良いです。面倒な面接日程の調整や条件交渉だけでなく、面接対策や履歴書の書き方などまで行き届いたサポートをしてくれるとの口コミもあります。

年間転職成功実績1万件を数える、評判も実績もある信頼性が高いサイトです。多くの選択肢から自分に合った転職先を探したいという人におすすめできます。

項目 内容
求人の数 9万件以上
対応エリア 47都道府県
特徴 口コミ評価も実績も抜群の転職サイト
登録がおすすめの人 豊富な選択肢から求人を選びたい人
手厚い転職サポートを希望する人
介護ワーカーで求人を探す!

カイゴジョブエージェント

カイゴジョブ

※画像出典:カイゴジョブ公式サイト

カイゴジョブの特徴
  • 専任キャリアパートナーが転職をサポート
  • 職場環境・福利厚生も考慮可能
  • 全国の求人を掲載

カイゴジョブエージェントは、介護職・介護福祉士専門の転職サービスです。

カイゴジョブエージェントのアドバイザーは、給与や福利厚生などの目につく条件だけでなく、職場の理念や本人との相性なども考えたきめ細かなサポートをしてくれます。

ですから、転職に不慣れな方や、求人情報ではわからない職場の人間関係なども知りたいという方に最適です。

全国各地にわたる7万件以上の求人数(姉妹ブランドのカイゴジョブの求人を含む)も魅力です。自分が希望する地域から転職先の候補を探すことができるので、どなたにでもおすすめできます。

項目 内容
求人の数 7万件以上
※姉妹ブランドのカイゴジョブ含む
対応エリア 47都道府県
特徴 介護職特化の専任キャリアパートナーが入職まで全てを無料サポート
登録がおすすめの人 職場の雰囲気などの内部情報も知った上で転職したい人
都市部だけでなく全国各地の求人を見たい人
カイゴジョブエージェントで求人探し!

リクルートエージェント

リクルートエージェント

※画像出典:リクルートエージェント公式サイト

リクルートエージェントは、日本最大級の転職エージェントです。あらゆる職業・職種の求人情報を掲載していますので、幅広い候補から自分にふさわしい1社を選ぶことができます。

また、知識・経験が豊富なキャリアアドバイザーがついて、転職をしっかりサポートしてくれる点も大きな魅力です。業界や各企業について専門的かつ的確なアドバイスをしてくれます。

リクルートエージェントは介護職から介護職以外に転職を考えている方に、特におすすめです。

項目 内容
求人の数 10万件以上
対応エリア 47都道府県
特徴 最大手転職エージェントの1つ
登録がおすすめの人 介護職から他業界への転職を考えている人
幅広い候補から転職先を探したい人
リクルートエージェントで転職する!

小規模多機能の利用理由と使っていたサービス

これまで小規模多機能型居宅介護の仕事内容や一日の流れを紹介しながら、仕事が本当に大変でしんどいのかなどの点について見てきました。

ここでは、実際に利用している方が、小規模多機能を使い始めた理由と、直前まで使っていた介護サービスについて、紹介します。

小規模多機能の仕事についてまとめ

小規模多機能の仕事についてまとめ
  • 主な仕事は、利用者の送迎・自宅訪問・レクリエーション
  • 瞬時の判断力・対応力が求められるため、未経験者はしんどいと感じることもある
  • 一方、働きやすいと感じることは、介護スキルを磨ける・利用者の要望に幅広く対応可能・負担が比較的軽いこと

この記事では、小規模多機能での仕事について、仕事内容・一日の流れや給料を解説してきました。

小規模多機能型居宅介護は、事業所数も利用者数も増え続けています。今後ますます期待が高まる仕事と言って良いでしょう。仕事内容をしんどいと感じる人もいるかもしれませんが、メリットも多く働きやすい仕事です。

この記事を参考にして、小規模多機能での働き方を前向きに考えてみてください。

全国の老人ホーム・介護施設・高齢者住宅を探す

介護施設の種類
介護施設の比較
介護施設の費用

上に戻る 上に戻る