大和市老人ホーム・介護施設・高齢者住宅パーキンソン病に対応できる施設から探す

2件の老人ホーム・介護施設・高齢者住宅が見つかりました

地域

施設種別

併設
サービス

特徴

病気対応

月額費用

パーキンソン病を受け入れ可能な老人ホーム・介護施設・高齢者住宅大和市から探す

2件中 1〜2件目

ココファン西鶴間にしつるま

サービス付き高齢者向け住宅

アクセス

小田急江ノ島線「鶴間駅」より徒歩12分

2019年12月にオープン!鶴間駅から徒歩12分のサービス付き高齢者住宅(サ高住)です。厚木街道に近い車でのお越しも便利です。1階にはウッドテラスをご用意しました。 【空き家対策の窓口】 2015年に施行された「空家等対策特別措置法」に関する 自宅売却のご相談も受け付けています。 【お問い合わせ・資料請求・内覧のご予約受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ お1人部屋・お2人部屋をご用意しています。安全に留意したバリアフリー設計の個室です、ご夫婦やご親族、親子でご入居いただけます 【Aタイプ】(18.00㎡)要介護の方向けのお1人部屋 洗面台・トイレ・収納等の基本設備を備えたベーシックなタイプです、暮らしの中でリスクにつながる設備を除いたシンプル設計で、生活スペースを広く確保しています 【Bタイプ】(25.20㎡)お元気な方向けのお1人部屋 Aタイプの設備に加え、ミニキッチン・浴室・洗濯機置場があります。お部屋の中で調理・入浴・洗濯ができます、身の回りのことがご自身で出来るお元気な方ものびのびお暮らしいただけます 【Cタイプ】(36.00㎡)お元気な方・要介護の方向けのお2人部屋 Aタイプ設備に加え、ミニキッチン・浴室・洗濯機置場がある2人部屋です、お部屋の中で調理・洗濯ができます。ご夫婦やご親族、親子でのご入居を検討の方にもおすすめです ※お2人ご一緒に「1人部屋×2室」にご入居される場合、「生活支援サービス費」がお得になります! <詳しくはこちらをご覧ください> ◆24時間365日介護スタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆お食事◆ お食事は栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。ご希望に応じて注文いただけます(召し上がった分だけお支払いいただきます)。ご自分でご用意いただくことや、外食も可能です ※館内にご自由に利用いただける食堂があります ◆併設サービス◆ ・訪問介護 介護職員がお部屋に訪問し、身体のケアや生活支援を行います ※要支援・要介護度合いに応じて、必要なサービスを受けることが可能です、また外部の事業所のご利用が可能です ◆医療・看護連携◆  外部医療機関や訪問看護と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます ◆周辺◆ コンビニやファミリーレストランも近隣にあります、藤沢駅から鶴間駅まで約17分、南林間駅、中央林間駅がほど近く、新宿からは1時間圏内で便利です

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自立型居室の空室状況 介護型居室の空室状況

1人用

満室

2人用

満室

1人用

残り4

月額費用 125,200円〜189,300円
入居時費用
  • 敷金:賃料2ヶ月分
  • 住所 神奈川県大和市西鶴間6-15-22
    併設する
    介護サービス
    訪問介護
    特徴 介護・認知症タイプ、自立・支援タイプ、自立から介護までの複合型、2人で住める、徒歩圏内

    ココファン鶴間つるま

    サービス付き高齢者向け住宅

    アクセス

    小田急江ノ島線「鶴間」駅より徒歩10分

    2018年1月オープン!小田急江ノ島線「鶴間」駅より徒歩10分、ショッピングモールや大和市役所、市立病院など、どこへも徒歩10分圏内で暮らしに便利な環境です。 【お部屋の内覧は、事前ご予約制で実施しています、ご入居ご検討の方はぜひお気軽にご連絡下さい!】 【空き家対策の窓口】 2015年に施行された「空家等対策特別措置法」に関する 自宅売却のご相談も受け付けています。 ◆お部屋◆ お1人部屋・お2人部屋をご用意しています。安全に留意したバリアフリー設計の個室です ※お2人ご一緒に「1人部屋×2室」にご入居される場合、「生活支援サービス費」がお得になります! <詳しくはこちらをご覧ください> ◆24時間365日介護スタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆お食事◆ 栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。ご希望に応じて注文いただけます(召し上がった分だけお支払いいただきます)、ご自分でご用意いただくことや、外食も可能です ※館内にご自由に利用いただける食堂があります ◆併設サービス◆ ・訪問介護 介護職員がお部屋に訪問し、身体のケアや生活支援を行います ※要支援・要介護度合いに応じて、必要なサービスを受けることが可能です、また外部の事業所のご利用が可能です ◆医療・看護連携◆  外部医療機関や訪問看護と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます

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    自立型居室の空室状況 介護型居室の空室状況

    1人用

    満室

    2人用

    満室

    1人用

    残り1

    2人用

    残り1

    月額費用 124,200円〜186,300円
    入居時費用
  • 敷金:賃料2ヶ月分
  • 住所 神奈川県大和市深見西7-4-13
    併設する
    介護サービス
    訪問介護
    特徴 介護・認知症タイプ、自立・支援タイプ、2人で住める、徒歩圏内

    大和市のおすすめの老人ホーム・介護施設・高齢者住宅

    大和市の老人ホームの種類ごとの施設数と空室数

    施設の種類
    施設数
    空室
    サービス付き
    高齢者向け住宅

    2

    6

    グループホーム
    -
    -
    介護付き
    有料老人ホーム
    -
    -
    住宅型
    有料老人ホーム
    -
    -

    よくある質問

    A

    大和市で最も月額費用が安い介護施設は「ココファン鶴間」です。

    月額費用は124,200円です。

    有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどの民間施設は、施設ごとに費用プランが様々です。予算や利用したいサービスなどに合わせて、最適な施設を選択することが重要です。

    月額費用が安い大和市の介護施設を探す

    A

    大和市で認知症対応ができる施設は2件です。

    民間施設の中でも、グループホームは認知症患者の方を主な対象としています。

    介護・医療のサービスが充実している介護付き有料老人ホームでも、認知症対応ができる施設が多いです。

    また近年では、軽度の認知症であればサ高住や住宅型有料老人ホームにも受け入れ可能な施設が多く、学研ココファンでもこうした施設を多数取り扱っています。

    A

    大和市で自立・要支援向けの施設は2件です。

    民間施設の中でも、要支援・自立の方に特におすすめなのはサービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームの2種類です。

    いずれも幅広い介護度の方に対応可能な施設です。

    大和市の自立から介護までの複合型施設を探す

    A

    大和市でデイサービス併設の施設は0件です。

    最新の住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、訪問介護やデイサービスなどを併設している場合が多いです。

    これらのサービスを利用すれば、常に介護スタッフがそばで見守ってくれるため、より安心な暮らしを送ることができます。

    またこのような施設では、施設に併設された事業所だけでなく、外部の居宅サービスを利用することも可能ですので、利用するサービスの自由度が高い点も魅力です。

    大和市の特集から探す

    認知症対応が可能な施設特集

    認知症対応が可能な施設一覧はこちら。認知症の方の介護は、ご自宅ではなかなか難しいもの。快適に暮らせる住環境を備えた、認知症の方向けの老人ホームをご紹介します。

    胃ろう対応ができる施設特集

    胃ろうの対応が可能な施設一覧はこちら。認知症同様、胃ろうのケアも自宅では難しい場合が多いでしょう。胃ろう対応可能な介護・看護体制を整えた施設を集めました。

    自立・要支援の方におすすめな施設特集

    自立・要支援の方向けの施設一覧はこちら。元気な方が活気のあるシニアライフを送れるような、レクリエーションなどが充実した施設をご紹介します。

    夫婦で入居可能な施設特集

    夫婦で入居が可能な施設の一覧はこちら。二人用の居室は需要が高く、すぐに満室になってしまうため、夫婦での入居を希望する場合は早めの情報収集が必要です。

    訪問介護併設の施設特集

    訪問介護を併設している施設の一覧はこちら。サ高住などの施設内で訪問介護を併用することで、より充実した身体介護サービスを受けられます。

    大和市の周辺地域一覧

    大和市の老人ホームの特徴

    大和市の魅力

    大和市の地理的特徴と介護施設の特徴

    大和市は、神奈川県のほぼ中央にある、人口24万1,423人(2021年11月1日現在)を数える特例市です。

    東京都心からは40~50㎞、横浜市中心部から20㎞に位置しています。南北に細長い街です。

    交通アクセスの面では、大和市の中央部を南北に小田急江ノ島線が通り、北部には東急田園都市線、東西には相鉄本線が通っています。

    市内に駅が8つもあるので、どの地域からも15~20分程度で最寄り駅まで行けます。

    また、大和市近くには、東名高速道路の横浜町田ICがあり、国道16号・246号なども通っているので、車利用者にも不便はありません。

    東京都心に1時間以内で行ける交通の便の良さは、大和市の魅力の1つと言えるでしょう。

    市内には大型商業施設等があり買物も便利で、しかも、緑が豊かなことも大きな魅力です。

    このような交通面・環境面の良さから、大和市内には介護施設が増加しています。介護施設の多くは駅から徒歩圏内ですが、費用は比較的安い傾向にあります。

    大和市は高齢者の方にとって暮らしやすい住み心地の良い街と言えるでしょう。

    大和市の介護施設価格概観

    ここで、大和市の介護施設の価格について確認しましょう。

    大和市内にあるココファン介護施設の入居金・月額費用の平均値と中央値は、以下の表の通りです。

    <入居金>

    地域 平均値 中央値
    大和市 193,167円 193,167円
    全国平均 297,256円 194,500円

    <月額費用>

    地域 平均値 中央値
    大和市 156,250円 156,250円
    全国平均 169,518円 158,250円

    上の表からもわかるように、大和市の介護施設の入居金・月額費用は、ココファン施設の全国平均と比べて、いずれも安めになっています。

    大和市の高齢者人口

    大和市の高齢者人口推移

    日本医師会の発表によると、2020年時点での大和市の高齢者人口は57,443人です。

    上の画像にある情報から、人口推移には以下のような特徴があるとわかります。

    • 高齢者人口は年々増加している
    • 生産年齢人口の減少に伴い高齢化率は今後も増加見込み

    市の推計によれば、高齢者人口は増え続け2025年には5万8,788人になるとされています。高齢化率は、2020年の24.4%から25%以上に上昇する見込みです。

    ちなみに総務省の発表によると、全国の高齢化率は29.1%(2021年時点)ですので、全国の状況に比べれば大和市の高齢化率は低い方に位置すると言えます。

    出典:日本医師会 大和市

    大和市の介護施設の状況

    大和市の施設種類別の介護施設の状況は、次の表の通りです。

    <大和市の種類別施設数>

    種類 施設数 75歳以上千人あたりの施設数(大和市) 75歳以上千人あたりの施設数(全国)
    訪問型介護施設数 74 3.23 3.25
    通所型介護施設数 73 3.19 3.43
    入所型介護施設数 48 2.10 2.17
    特定施設数 99 0.39 0.32
    居宅介護支援事業所数 40 1.75 2.41
    福祉用具事業所数 21 0.92 0.80
    介護施設数(合計) 265 11.58 12.40

    出典:日本医師会 大和市

    上の表の施設数は、2020年9月時点の情報です。

    75歳以上千人あたりの介護施設数合計は、大和市は11.58で、全国平均の12.40よりも少ないです。

    特に、居宅介護支援事業所数は、全国平均2.41に対して大和市は1.75とかなり少なめです。

    ただし、特定施設数と福祉用具事業所数は、全国平均より多くなっています。

    大和市の要介護認定者数

    大和市の要介護認定者数推移

    大和市の要介護認定者数は、2020年時点で9,899人です。

    要介護認定者数・認定率は後期高齢化の進展とともに年々増加しており、今後もさらに増加が見込まれています。

    今後25年間に増加する要介護認定者数のうち、要介護3~5の重度の要介護者は4割以上を占めるものと推計されています。増加率が最も大きくなるのは、要介護4です。

    このように、要介護認定者の人数が増加するだけでなく、重度の要介護者の割合が上昇することも懸念されています。

    出典:GD Freak大和市(令和2年)

    大和市の高齢者相談窓口は?

    大和市では、高齢者の方やご家族の方の様々な悩みに応えるために各種の相談窓口を設けています。

    たとえば、次のような相談窓口があります。

    • 地域包括支援センター

    基本となる相談窓口です。ケアマネジャーなどの専門スタッフが随時相談に対応してくれます。高齢者の生活に関する相談であれば何でも受け付けてもらえます。

    緊急時には24時間対応しているので、安心です。

    • 在宅医療・介護連携支援センター

    自宅での医療と介護を同時に必要とする高齢者の方を対象とした相談窓口です。

    大和市医師会が市から委託を受け、在宅医療に関する悩みや困難を抱える人を対象に電話相談を行っています。

    • 在宅介護支援センター

    地域包括支援センターと連携して、在宅で寝たきり・認知症などで介護が必要な方やご家族を対象に、在宅介護相談を24時間体制で行っています。

    • 神奈川県厚木保健福祉事務所大和センター

    認知症に悩む高齢者の方やご家族、介護に苦しんでいる人、心の病を抱える人などを対象に、悩み相談を行っています。

    • 民生委員

    各地区に民生委員を配置し、高齢のため一人で悩み孤立することのないように、積極的に個別相談や見守りなどを行っています。

    • 大和市社会福祉協議会

    高齢・障害・児童などの分野の事業を行う、地域福祉を進める民間団体です。市内に11の地区協議会があります。

    大和市独自の介護サービスについて

    大和市では、高齢になっても健やかに過ごせるよう、介護予防活動に力を入れています。

    たとえば、次のような市独自の介護サービス・事業に取り組んでいます。

    • やまと いきいき健康体操

    足腰の筋力づくりやバランス感覚の向上が期待できる介護予防体操です。認知症予防にもなる指体操も魅力です。

    • 介護予防ポイント制度

    ボランティア活動で現金に交換できるポイントをもらえます。高齢者のヤル気アップがねらいです。

    • 地域福祉セミナーやまと

    ボランティア活動へのきっかけとなる各種講座や、大和の福祉課題などを学べるセミナーです。

    • 介護予防サポーター養成事業

    介護予防・認知症について正しい知識を学んでもらうための事業です。認知症サポーターの育成も推進しています。

    • 認知症カフェ・やまとカフェ

    認知症の方とご家族、ボランティアなどが集い交流する場です。本人や家族の悩みの軽減を目指しています。

    大和市の地域包括ケアシステム

    地域包括ケアの概要

    大和市では、高齢者の方が住み慣れた町で暮らしていけるように、地域包括ケアシステムを構築し、多角的なケアを行っています。

    たとえば、以下のような多彩で広範なサポートがあります。

    • サービス付き高齢者向け住宅・公営住宅などの整備・増設
    • 地域の病院による訪問診療・かかりつけ医の普及
    • 居宅介護支援事業所の増設・介護職員の増員
    • 特別養護老人ホーム・介護老人保健施設などの介護施設の増設
    • 福祉サービス相談・サポート
    • 自治会・ボランティア活動・サークル活動の支援

    高齢者の方の住まいを確保するための事業や、訪問介護・看護介護予防サービスなどを安定して提供するための事業などです。

    自宅で暮らしていても介護と医療サポートを同時に受けられる環境づくりも進めています。また、自宅での生活が困難になった人のための介護施設の増設も推進中です。

    このように、大和市地域包括ケアシステム、在宅介護支援センター、在宅医療・介護連携支援センターなどが連携して、サポートを必要とする高齢者の方が気軽にサービスを利用できる環境を整えています。

    地域包括ケアシステムとは、高齢者の方の支援を目的としたサービスを地域で包括的に提供する仕組みです。

    具体的には、「住まい・介護・医療・生活支援・介護予防」が一体となったシステムです。団塊世代が75歳以上となる2025年を目途に、国が全国的な構築を目指しています。

    地域包括ケアシステムができれば、介護が必要な高齢者の方住み慣れた地域で自分らしい生活を継続できるのです。

    今後は、認知症高齢者の増加も見込まれます。その生活を支えていく上で、地域の状況に応じた対応が必要です。市町村や都道府県が地域の特性に応じてシステムを作り上げていくことが求められています。

    パーキンソン病の方の施設選びのポイント

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長

    矢野 大仁 先生

    そもそもパーキンソン病とは

    パーキンソン病の脳の状態

    パーキンソン病とは、脳内のドパミン神経細胞の減少によりドパミンという成分が減少して起こる病気で手の震えなどが代表的な症状です。

    人口10万人あたり約150人の方が発症すると言われており、発症すると要介護認定を受けるのが一般的ですが、まずはパーキンソン病の症状について確認しましょう。

    パーキンソン病の症状

    重症度は症状によって5段階に分けられていますが、具体的な症状は下記の通りです。

    パーキンソン病の四大症状

    安静時振戦(ふるえ)

    安静時振戦とは「ふるえ」のことで、じっとしている時にふるえが止まらなくなる症状です。

    なお、ペンや箸を使う時などの動作時にはふるえが消えるという特徴があります。

    初期段階であれば体の左右のどちらかにふるえ症状が出ますが、2~3年後には反対側にもふるえの症状が出るようになります。

    親指と人差し指で丸薬をまるめるような「丸薬丸め運動」や、踵で床を小刻みに打つような「タッピング様振戦」が代表的です。

    無動

    無動とは、日常生活での動きが少なくなり、動作が遅くなってしまうことです。

    顔の筋肉に無動症状が出ると「仮面様顔貌」と呼ばれる、顔の筋肉がこわばり表情が乏しくなります。

    他にも、字を書く際にだんだん文字が小さくなっていく「小字症」や、声が小さくなる「小声症」などの症状が代表的です。

    筋強剛

    筋強剛は、筋肉の収縮と弛緩のバランスが崩れて、筋肉の緊張が進んでしまう症状を指します。

    関節のこわばりや脱力感の症状が代表的ですが、抵抗が一定に感じられる「鉛管現象」や、歯車のように引っかかるような抵抗が断続的に見られる「歯車現象」が代表的です。

    このような、パーキンソン病による筋肉の硬直を「筋固縮」とも呼びます。

    姿勢保持障害

    姿勢保持障害が起きるとバランスが取りにくくなり、体が傾き転びやすくなります。

    また、歩行時にどんどん加速して小走りになってしまい、自分では止まれない「突進歩行」も特徴です。

    転倒のリスクがかなり高まることから、転倒しないように支えたり見守ることが重要です。

    パーキンソン病の方の入居の条件

    パーキンソン病を患っている方でも、基本的には老人ホームへの入居が可能です。

    本来であれば「65歳以上、介護認定あり」が老人ホームに入居する条件となっていますが、パーキンソン病は厚生労働省が指定する特定疾病に含まれているため、介護認定を受けているパーキンソン病患者であれば40歳~65歳未満でも入居可能です。

    ただし、入居する方が要介護認定を受けている40歳~65歳未満の男性の場合、女性スタッフが多い老人ホームへの入居は難しい場合があるので注意しましょう。

    施設に入らず一人暮らしはできるのか

    老人ホームなどの施設にはできるだけ頼らず、一人暮らしを続けたいという方も多いでしょう。

    パーキンソン病が進んでしまうと、薬の服用タイミングが分からなくなってしまい症状が悪化して危険な状態に陥る恐れもあります。

    そのため、もしパーキンソン病を発症したら施設に入るのが無難と言えるでしょう。

    施設に入らことに抵抗を覚える方であれば、ショートステイの利用でも構わないため、誰かに頼ることをおすすめします。

    パーキンソン病の方の補助金について

    介護保険給付の他にも、パーキンソン病に罹患すると生活を支えるための補助金が出ます。

    パーキンソン病の重症度の分類は、以下のように5段階に分けられていますが、Ⅱ度以下または生活機能障害度Ⅰ度以下でも、医療費の支払金額が一定以上となると医療費助成の対象となります。

    ホーン・ヤールの重症度分類

    なお、医療費助成制度を利用するためには、住居地の保健所に申請書や診断書などを提出して行うことになります。

    介護保険制度や補助金は介護をする上で重要な役割を果たしているので、しっかり情報を集めましょう。

    パーキンソン病の方が老人ホーム選びで重視すべき点

    パーキンソン病は、病状の進行と共に身体の自由が無くなってしまうので、常に転倒事故の危険があります。

    また、食事や着替えなどの日常動作をこなす際にも時間がかかってしまうため、適切なサポートを受けられる施設を探しましょう。

    また、身体が思い通りに動かないことで気持ちが落ち込んでしまい鬱状態に陥ってしまうこともあるため要注意です。

    住環境に配慮されている

    住環境の工夫

    老人ホームを選ぶ際には、パーキンソン病患者でも安心して移動できるかどうかをチェックしましょう。

    手すりの設置や段差解消がされており、浴室などが安全に配慮された設計になっている住環境であれば、安心して暮らせるでしょう。

    また、運動機能の衰えを防ぐためにも手すりの設置や家具類の配置が調整されている施設を選び、少しでも自立した生活を送れるようにしましょう。

    パーキンソン病に熟知したスタッフがいるか

    パーキンソン病の症状や対応を熟知しているスタッフがいれば、充実したケアを受けられるでしょう。

    薬物効果に合わせて生活リズムを作るサポートもしてくれるので、患者にとって非常に頼れる存在となります。

    また、病状を熟知していれば起こりやすい事故を予防するために細心の注意が払ってくれるので、安心して生活できるでしょう。

    しっかりとしたリハビリを行えるか

    パーキンソン病の症状を遅らせるためには、リハビリを適度に行うことが重要です。

    自力でできることに関しては、時間がかかっても自力で行うようにサポートしてくれる施設を選びましょう。

    なお、施設の人手や人員配備の体制が不十分だと対応が遅れてしまう場合があるためスタッフの人数もチェックしてみてください。

    実際に、スタッフの介助が待ちきれずに、パーキンソン病の方が1人でトイレに向かい転倒してしまったと事例もあります。

    医療連携が緊密に取れている24時間体制で看護スタッフが常駐している老人ホームを選ぶと、より安心でしょう。

    選ぶ際の優先順位を決めよう

    老人ホーム選びで困らないためにも、重視するべきポイントを整理して比較項目に優先順位を付けることをおすすめします。

    具体的には、下記のポイントを意識してみてください。

    • 24時間の介護体制
    • 立地
    • 居住空間

    特に、パーキンソン病の方は日常的な見守りや介護が必要不可欠なので介護体制の充実度に関しては重要度が高いです。

    安心して暮らせるかどうかを最優先に考えて、施設選びを進めていきましょう。

    おすすめの有料老人ホームの種類

    有料老人ホームは、主に「住宅型有料老人ホーム」「介護付き有料老人ホーム」の2種類に分かれます。

    介護体制やサービスを提供するための人員体制が整備されている介護付き有料老人ホームの方が、パーキンソン病の方には適していると言えるでしょう。

    住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅にも介護体制が充実している施設はあるので、必ずしも選択肢が介護付き有料老人ホームに限られるわけではありません。

    様々な施設を比較検討した上で、ベストな施設を選んでいきましょう。

    パーキンソン病の方が施設入居するリスク

    パーキンソン病の方がさらに認知症を併発してしまうと、残念ながら問題行動が増えるため介護者の負担が重くなります。

    また、嚥下障害も抱えてしまうと恒常的に食事介助が必要となるので、食事内容にも配慮しなければなりません。

    このような症状を併発してしまっている場合、サポートを提供する余力がない施設からは入居を断られてしまうケースもあります。

    また、入居後にパーキンソン病と認知症を併発した状況になるケースもあるため、入居前に退去要件に関しては必ず確認してください。

    認知症を併発しても入居を継続できるか、必要な介護や支援を受けられる契約か否かは重要なポイントなので、漏れなくチェックしましょう。

    室内での転倒にも注意

    パーキンソン病を患ってしまうと運動機能や感覚機能が低下してしまうので転倒のリスクが高まります。

    特に、コロナ禍において在宅時間が増えたことで室内での転倒事故も増えているので要注意といえるでしょう。

    もし階段で転倒してしまうと大怪我にも繋がるので、同居家族のサポートや気配りが欠かせません。

    予防するための運動・食事

    パーキンソン病患者の方が室内での転倒を予防したり、大怪我のリスクを低減するためにも日ごろからリハビリを行う必要があります。

    無理のない範囲で適度な運動やストレッチを行って筋力と柔軟性を維持したり、階段昇降やウオーキングなどを行い下半身の筋力を動かすことを意識しましょう。

    また、全身の筋肉や関節を使かす動作を行えるラジオ体操も効果的なので、ぜひ実践してみてください。

    食生活に関しても工夫を凝らす必要があります。

    特に乳製品や、果物・肉などの摂取が少ないと、パーキンソン病になりやすいと言われています。また、チロシンは、大豆製品に多く含まれておりタンパク質の一種で、ドパミンなどの神経伝達物質の原料となる栄養素でなので積極的に摂取すると良いでしょう。

    好き嫌いを避け、バランスの良い食事を心がけましょう。

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長
    中部療護センター長
    岐阜大学連携大学院脳病態解析学分野 教授(客員)

    矢野 大仁(やの ひろひと) 先生

    1990年岐阜大学医学部卒業、医学博士。大雄会病院などの勤務を経て、学位取得後、2000年から岐阜大学医学部附属病院脳神経外科助手。2010年 准教授、2013年 臨床教授・准教授、2020年4月 中部療護センター入職、2024年4月から現職。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医。脳卒中の他、脳腫瘍、機能的脳神経外科など幅広い診療を行っている。患者さんが理解し納得できるようにわかりやすい説明を心がけている。

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