特別養護老人ホーム(特養)に早く入る方法は?裏ワザやコネの実態も解説
この記事は専門家に監修されています
介護支援専門員、介護福祉士
坂入郁子(さかいり いくこ)
「特養に早く入れる方法はあるの?」
「特養の入所者は、どのような基準・条件で選ばれているの?」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
特養と呼ばれている特別養護老人ホームですが、安い費用で入居できるので多くの方から人気があります。
しかし、人気が高い分、入所待ちが生じてしまっているのが現状なので、特養に早く入れる方法や裏ワザ・コネなどについて知りたいと考えている方も多いでしょう。
こちらの記事では、特養に早く入れる方法や入所する為の条件、また裏ワザやコネの実態について解説していきます。
特養の利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- 数年に渡って入所待ちを強いられるケースが多いので、施設側に介護の必要性を感じてもらうことが大切
- ケアマネージャーなどを通して情報収集を行い、アンテナを張っておこう
- 申込書類は丁寧に書き、熱意を伝えることが重要
- コネに関して、よほどの人脈が無い限りは度外視して問題なし
特別養護老人ホーム(特養)の概要
特別養護老人ホームは特養とも呼ばれていますが、要介護3以上(特例の場合は要介護1・2)の高齢者が入居するための施設です。
原則として終身に渡って介護を受けることができますが、特養は社会福祉の観点から介護度の重い方や低所得者の保護と支援に重点を置いています。
公的に運営されているので、民間企業が運営している有料老人ホームよりも費用を抑えられる点も大きなメリットであり、多くの福祉施設の中でも特養が人気を集めている理由は「費用の安さ」にあります。
民間の福祉施設を利用する場合、月々の負担金額が数十万円~数百万円と幅広く高額になりがちです。
一方で、特養は月々の負担金額が数万円程度で済むことも多いため、金銭的な事情から民間の福祉施設の利用が難しい方にとっては非常にありがたい存在です。
しかし、人気は高いということは「入居しづらい」ことを意味します。
近年は入居要件の厳格化に伴って入居は以前よりも厳しくなってしまい、現在は30万人程度の待機高齢者がいると言われています。
特養は、入居者の介護ニーズに合わせて看護師や介護士が24時間体制でケアを行うことができるため、介護が必要な高齢者やその家族からも信頼される施設となっています。
特養の入居待ち問題とは
厚生労働省は、2015年の制度改正によって「2013年時点で約52万人とされていた特養の入居待機者が2019年には約29万人にまで減少した」と発表しました。
しかし、2015年の制度改正によって実施されたのは「特養の入所申し込み条件の変更」です。
以前までは要介護1・2の方も入居申し込みができていましたが、改正後は要介護3以上でなければ申し込めない仕組みとなってしまいました。
実際に特養への入居を希望する人数は減っておらず、要介護1・2の方々が入居申し込みをする権利を失ったに過ぎません。
つまり、実態としてはほとんど変わっていないと言えるでしょう。
この現状を踏まえると、厚生労働省の「特養の入居待ち問題が解決された」という発表は筋違いであり、現在も特養に入る難易度は高いことを押さえておきましょう。
このような状況の中、要介護3以上であることが入居の条件となってしまったことにより、要介護1・2の方々が自宅での介護を余儀なくされ、介護者の負担が増大するという問題も生じています。
特養の入居条件
特養の入居基準は3つ設けられていますが、入居するためには1つ以上の基準を満たしている必要があります。
- 要介護度が3以上かつ65歳以上の方。また、感染症などによる医療措置を必要としない方
- 要介護度3以上の認定を受けている方。また特定疾病と認められている40~64歳の方
- 特例によって入居が認められた要介護1または要介護2の認定を受けている方
特別養護老人ホームは公的施設という性格上、重介護者の保護やサポートが最優先されるため、65歳以上で原則的に要介護度が3~5であることが入所条件となります。
入居条件は厳しく、また施設の人気度から入居難易度も高いという現状が続いているため、スムーズに入居できるケースは稀です。
つまり、申し込むにあたっては入居待ちすることを前提として考えておく必要があり、問題点としてよく取り上げられています。
また、入居者の状態によっては、自宅介護が困難であることが認められれば、急遽の入所が認められる「緊急入所」制度がある場合もあります。
特養に早く入れる方法・裏ワザ9選
こちらのトピックは、特養に早く入れる方法・裏ワザについて紹介していきます。
なお、特養に早く入れる方法を列挙すると以下のようになります。
- 積極的に複数の特養施設に登録する
- ユニット型を狙う
- 介護サービスを積極的に利用する
- 状況や介護度の変化は施設に逐一報告する
- ネットでこまめな情報収集を行う
- 申し込み理由欄をしっかり書く
- ショートステイの連続利用をする
- 企業へ勤める
- 探す地域を広げる
以下で詳しく解説していくので、できる限りの工夫をして行きましょう。
積極的に複数の特養に登録
特養は複数の施設を登録できるため、気になる施設があれば積極的に登録を行いましょう。
同時に2~3か所の特養に登録することができるため、入所待ちのリスクを軽減するためにも複数登録は欠かせません。
要介護度の高い待機者が多ければ、いつまで経っても自身の入居順番が回ってこないため、入居のチャンスが回ってくる確率を高めるためにも複数登録はおすすめです。
特に、首都圏のような入居倍率が高い特養激戦区に住んでいる方であれば複数登録は必須と言えるでしょう。
ただし、入居しないことが決まった施設に対しては必ずすぐに連絡を入れるなど、モラルは順守することが大切です。
ユニット型特養への入所を狙う
特養には、1室に多数のベッドが設けられている「従来型」と、各ベッドがパーティションで仕切られている「ユニット型」があります。
ユニット型の方がプライバシーを維持しやすい観点から、従来型より利用料金が数万円程度高くなりやすいです。
つまり、豊富な資金が必要となるユニット型の方が人気が低いので、確実に入居を狙っている場合はユニット型特養を探しましょう。
特に、近年設立された特養はユニット型個室的多床室であることが多いため、ここ数年でできたばかりの特養を探すと空室を見つけやすいです。
とはいえ、安さのみを求めて「快適さ」を捨てるのは問題なので、本人の希望を踏まえて判断することも重要です。
積極的に介護サービスを利用しアピール
ショートステイをはじめ、デイサービスなどの介護サービスを積極的に利用することも効果的です。
積極的にサービスを利用することで「自宅における介護が大変であること」をアピールできるので、ショートステイと同様に何度も利用することで次第に施設の方と顔なじみになっていきます。
その結果、施設を優先的に紹介してもらえる場合もあるので、積極的に介護サービスを使ってみましょう。
もし要介護度が同じくらいの方々が順番待ちをしている場合、全く知らない人よりも顔なじみの方を優先する心理が施設の方にも働くため、試す価値はあります。
「媚びを売る」のは言いすぎな表現ではありますが、顔を覚えてもらい良好な関係を築いておくことは非常に有意義です。
介護度・緊急度の変化を逐一報告
特養の入居判定は「申し込み順」ではなく、家庭状況を鑑みて特養側が決めている「緊急性」が大きく影響しています。
そのため、申込書に「どのくらい緊急を要しているか」を具体的に書くことで、優先度が上がり入居の確率を高めることができるでしょう。
そのため、介護度や状況に変化があれば申込者からその都度報告して、入居の必要性をアピールしてください。
また、公共性のある特養には、やむを得ない事情がある場合に市町村が認める「措置(行政による保護)」があるため、こちらも知っておくと良いでしょう。
なお、具体的なケースは以下の通りです。
- 高齢者が、虐待を原因として家を出たいなど保護を求めている
- 頭部外傷、腹部外傷、重度の褥瘡などで重篤な外傷がある
- 衰弱状態である
- 意識混濁があり、意識レベルが低い状態にある
- 重い脱水症状、栄養失調がある
- 高齢者が、強く自殺を訴えている
- 養護者が高齢者に対して、殺意等を訴えている
- 養護者が高齢者に対して暴力を振るっているところを発見した
要介護度が上がった場合や症状に大きな変化があった場合など、家庭環境に大きな変化があった場合はすぐに報告しましょう。
頻繁な情報収集
早く特養に入所したい場合は、こまめに情報収集を行い各施設の空室状況・ベッドの空き情報などを逐一チェックしましょう。
インターネットで確認できる特養もあるので、できれば毎日目を通しておき、空室が生じた際にスムーズに対応しましょう。
また、インターネットで空き状況を公開していない施設の場合は、こまめに電話で問い合わせて空き状況を確認することをおすすめします。
以上のように、最新の情報に対して敏感になり、アンテナを張っておくことで入所待ちを短縮できる可能性が高まるでしょう。
インターネットの情報を参考にしながら、待機人数の少ない特養や新設の特養を探すのも有効な手段となります。
空き状況等に精通しているケアマネージャーが担当だと、有用な情報が素早く手に入りやすいため、ケアマネージャーを頼るのもおすすめです。
ただし、情報収集によって空きが見つかっても、入居条件や待機期間などの問題がある場合もあります。入所を急いでいる場合でも、入居のためには慎重な準備と情報収集が欠かせないことを忘れずに考えましょう。
申し込み理由欄を充実させる
入居にあたって必要書類に「申し込み理由」を書くことになりますが、この欄を充実させることが非常に重要です。
細かく丁寧に書くことで「家庭での介護の大変さ」をアピールすることができるため、特養サイドも「入居の必要性」を高く評価してくれる効果が期待できます。
就職活動における「志望理由」のように、しっかりと気持ちを込めて書くことで施設側に本気度が伝わるでしょう。
面倒だからといって、事務的に簡潔に書してしまうと入居の本気度が伝わらないため、時間をかけて申し込み理由をしっかり書きましょう。
なお、特記事項に要介護者の状態だけでなく「自分たちがいかに困っているか」を書くことも効果的な裏ワザです。
例えば、「金銭的な困りごと」を特記事項に書くことで特養に入る必要性が伝わるので、早い入居に繋がることが期待できます。
ショートステイの連続利用
入居を目標としている施設のショートステイの連続利用も裏ワザの一つです。
介護業界ではショートステイを連続で使用することを「ショートのロング」と呼んでいますが、実践する価値は大いにあります。
ショートステイは「連続30日まで」という上限がありますが、上限に達したら1日帰宅して再び30日ショートステイする「ショートのロング」を繰り返し、特養に数年に渡って入居している方も存在します。
ショートステイも人気の高い介護サービスなのですんなりと空きが出ないこともありますが、都心などの入居倍率が高いエリアにおいては、入居待ちをし続けるよりは空室が出る確率が高いです。
また、ショートのロングをすることで施設の方に顔も覚えてもらえて、優先的に空室を回してもらえる可能性も高まるでしょう。
企業に勤務する
特養の入居にあたり、家族の就労状況は大きく影響するため、何らかの形で就労することもおすすめです。
世帯の「介護要員となり得る人」が全員働いていると「入居の必要性が高い」と判断されるので、働いていない家族が就労することで特養への入所の優先順位が高くなります。
例えば、専業主婦の方がパートでも構わないので企業に勤めることで、特養側でも優先度を高めてもらえるでしょう。
そのため、客観的に見ても「介護施設の利用がやむを得ない」状況を作り出すことが重要と言えます。
現在、国や自治体では介護離職の低下を目指しており、就業で介護が難しくなると緊急度が高いと判断されます。
また、既に企業に勤めている方であれば、介護休業給付などの介護費用を援助する国の制度も整備されているため、積極的に支援制度を確認しておきましょう。
探す地域を広げる
施設数や高齢者人口などの影響で待機者数には地域差があるので、希望している施設の待機者が多い場合は探す地域を広げるのもおすすめです。
住んでいる以外の市町村や、県をまたいで特養を検討してみるのことも選択肢を増やす上では一つの手段です。
当然、検索エリアを広げればヒットする施設も増えるので、候補となる施設をリストアップして入所待ちリスクを軽減していきましょう。
具体的には、近隣の自治体に問い合わせたり、ケアマネジャーを頼りながら情報収集行うと良いでしょう。
例えば、都内などの一部の特養を除くと待機者が減少している施設もあるので、このような施設は狙い目です。
同じ東京都内でも、定員割れを起こしている施設の生活相談員が入居者募集の営業を行っているケースもあるので、情報には敏感になっておきましょう。
入所にコネはある?
巷の噂などでは、コネを使えば特養に入所しやすくなるという噂もあります。
例えば、県議会議員や地元の企業経営者のような「地元の有力者」は、数年の歳月をかけた人脈を持っています。
このように、一般人とは比較にならないレベルの幅広い人脈を持っていればコネが通用する可能性もありますが、そうでない限りコネによって優先的に入居できる可能性は少ないです。
しかし、コネは関係なくてもケアマネージャーの影響力や人脈に左右されることは大いに考えられます。
本人の状態や家庭環境などの現状を施設側に対して丁寧に行ってくれるケアマネジャーや、情報収集能力に優れているケアマネージャーが担当している場合は入居できる可能性が高まります。
一般人は大きなコネを持っていないことが普通なので、入居にあたっては自分の周囲で戦力になる人材を確保することが重要と言えるでしょう。
特養の入居待ちの期間の平均はどれくらい?
直近の正確なデータはありませんが、特養に入居できるまでの待機の期間のは平均で2~3年程度と言われています。
地方や施設によって待機期間は変わるのであくまでも目安として留めておくことが大切ですが、詳細については自治体の地域包括支援センターや施設に確認すると良いでしょう。
入居までの長い待機期間を必要とする原因としては、介護業界の人手不足や離職が多い現状に加えて、空室があるにも関わらず入居が思うように進まないというケースがあります。
以前は行政が窓口となっていましたが、現在は直接施設に申し込むことができる上に、書類や手続きが簡略化され入居費用が安いこともあって待機期間が長くなってしまっています。
なお、東京都の特別養護老人ホーム421事業所では、平均入居待ち人数は356.83人と言わています。
施設によっては入居待ちが1500人を超えるところもあるため、綿密な情報収集をした上で入所しやすい特養を選ぶことが重要です。
特養の入居待ち期間にできること
特養の入居待ちは数年に及ぶケースが一般的です。
こちらのトピックでは、特養に入るまでの入居待ち期間にできることを解説していきます。
ショートステイを使用
やはり、入居待ちの期間はショートステイを積極的に利用して、施設側に介護が必要である旨をアピールしたり顔なじみになることがおすすめです。
ショートステイを利用することで、最大30日間施設に短期入所して、日常生活の世話やレクリエーション・リハビリなどの介護サービスを受けることができます。
しかし、短期間の利用となるため在宅介護も行わなければならない点には注意しましょう。
現在申し込んでいる施設で
- 特に入居を希望している施設
- 早めに入居できそうな施設
以上の施設に的を絞ってショートステイのサービスを利用することで、被介護者に合った施設探しを進められるでしょう。
在宅介護サービスを利用
特養への入所を待っている期間は、在宅介護サービスを利用して家庭内の介護負担を減らすのがおすすめです。
訪問介護ではホームヘルパーが要介護者などの自宅を訪問して必要な介護サービスを受けられるので、積極的に利用しましょう。
在宅介護を家族だけで行うと、精神的にも肉体的にも疲弊してしまうので無理は禁物です。
訪問介護では「身体介護」「生活援助」など様々なサービスを提供しており、介護保険が適用されるので自己負担額を抑えることが可能です。
要介護1~5の認定を受けた方であれば訪問介護を受けられるため、地域包括支援センターやケアマネジャーに相談してみましょう。
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を利用
特養の入居までに半年〜数年かかる場合を見越して、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を利用することも有力な選択肢となります。
サービス付き高齢者向け住宅は自分に必要なサービスを選択的に利用でき、生活の自由度が高い点が魅力です。
民間施設の中でも比較的費用が安く、元気な方から介護度の高い方まで幅広く対応できる点も特徴として挙げられます。
有料老人ホームの中でも、介護付き有料老人ホームは、介護・医療サービスが非常に充実している点が魅力的です。
要介護度3以上の、比較的介護度が高い方でも安心して暮らすことができますので、特養の代わりとして利用するには適しているでしょう。
こういった民間介護施設は基本的に入居待ちをせずに利用することができるため、民間介護施設まで視野を広げると選択肢をかなり増やすことができます。
サ高住なら入居金0円
学研ココファンの提供するサ高住・有料老人ホームなどの民間施設は、全て入居一時金0円で利用することができます。
月額費用も、厚生年金額に則った価格設定になっているため、他社のよりも費用を抑えて利用することが可能です。
施設では安心安全の介護・医療サービスも備えており、ご利用になる方々が快適に暮らせるよう最大限の工夫を行なっております。
24時間365日ケアスタッフ常駐の施設を、全国150箇所以上に設置していますので、ぜひお近くの施設を探してみてください。
近くのココファンの施設を探してみる!特養への申し込み方法
特養などの公的施設に入るための準備としては、まず居住している自治体や地域包括ケアセンターに問い合わせるのが基本となります。
自治体内にある公的施設の一覧表や連絡先などを教えてもらえるので、気になる施設があれば施設に連絡して見学をしてみてください。
なお、見学する際には以下のポイントを重視しましょう。
- 立地
交通の便や最寄駅からの距離、周辺の買い物施設など
- 入退条件
病気が重くなった場合、施設によっては退所を求められる事例もあるので、諸条件は要確認
- 費用
介護期間は長期化しがちなので、長期にわたって支払いが可能かどうか
- 介護と医療の提供体制
様態が急変したり、万が一の際に医療が提供されるかどうか
以上のポイントを軸に据えつつ、自身の価値観に合う施設を探しましょう。
優先ポイント・妥協ポイントを整理しよう
先述のように、地域によって差があるものの特養の入居待ち期間は一般的に長期化しがちです。
今後も劇的に改善される見込みは薄いことから、先述した裏ワザをフル活用することに加えて、様々な工夫を重ねることが欠かせません。
例えば、人口が多い都市部に比べると人口が少ない地方は比較的入所しやすいので、近隣自治体の人口を調べた上で探すエリアを広げてみましょう。
また、住民票を移しておかないと入れない特養もあるので、居住している自治体の外に行く場合は早めに準備を始めることをおすすめします。
住民票の移動はついつい忘れがちなので、前もって準備しておくと安心です。
また、一般的には地方の施設の方が都市部の施設と比べると居住費などが安く、総負担が軽くなる可能性が高いです。
住み慣れたエリアにこだわるか、待機時間の短さやコストの安さを優先するかは人の価値観によって異なるので、これを機に考えてみるといいでしょう。
自分の希望をすべてクリアしている施設を見つかるのは現実的ではないので、本人はもちろんのこと、家族も一緒になった快適に過ごせる施設を探していくことが重要です。
特養以外の民間施設も選択肢に入れつつ、自身の価値観に照らし合わせて施設を選んでいきましょう。
特養に早く入れる方法まとめ
- まずは特養の入居条件を押さえ、前提をクリアすることが重要
- 探すエリアを広げたり、世帯全員が就労するなどの裏ワザは有効
- 入所待ちの期間中は、ショートステイや在宅介護サービスを利用するのがおすすめ
- 優先ポイントと妥協ポイントを整理して、候補となる施設をリストアップしておこう
特養は非常に人気が高いので、入居待ちの期間が生じてしまうのが当たり前です。
しかし、こちらの記事で紹介した特養に早く入れる方法を実践することで、入居の確率を高めることができるでしょう。
施設に本気度を伝え、また探すエリアを広げることで待機期間を短縮できるので、こちらの記事を参考にしながらより良い施設を探していきましょう。
この記事は専門家に監修されています
介護支援専門員、介護福祉士
坂入郁子(さかいり いくこ)