ココファンホーム湘南台
グループホーム
藤沢市の住宅型有料老人ホームに併設するグループホームです。少人数制のアットホームな環境です。
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藤沢市の住宅型有料老人ホームに併設するグループホームです。少人数制のアットホームな環境です。
A
藤沢市で最も月額費用が安い介護施設は「ココファン湘南片瀬」です。
月額費用は135,171円です。
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどの民間施設は、施設ごとに費用プランが様々です。予算や利用したいサービスなどに合わせて、最適な施設を選択することが重要です。
A
藤沢市で認知症対応ができる施設は10件です。
民間施設の中でも、グループホームは認知症患者の方を主な対象としています。
介護・医療のサービスが充実している介護付き有料老人ホームでも、認知症対応ができる施設が多いです。
また近年では、軽度の認知症であればサ高住や住宅型有料老人ホームにも受け入れ可能な施設が多く、学研ココファンでもこうした施設を多数取り扱っています。
A
藤沢市で自立・要支援向けの施設は8件です。
民間施設の中でも、要支援・自立の方に特におすすめなのはサービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームの2種類です。
いずれも幅広い介護度の方に対応可能な施設です。
A
藤沢市でデイサービス併設の施設は3件です。
最新の住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、訪問介護やデイサービスなどを併設している場合が多いです。
これらのサービスを利用すれば、常に介護スタッフがそばで見守ってくれるため、より安心な暮らしを送ることができます。
またこのような施設では、施設に併設された事業所だけでなく、外部の居宅サービスを利用することも可能ですので、利用するサービスの自由度が高い点も魅力です。
神奈川県藤沢市における老人ホーム事情や介護制度について解説します。
湘南地区でも有数の人口を誇る藤沢市は、2021年11月1日時点で人口441,051人を超えました。
神奈川県南部の中央にある藤沢市は、海水浴やマリンスポーツで賑わい、観光地としても栄えている地域です。
また、江ノ電などの公共交通機関も充実しており、東京のベッドタウンとしても人口を集めています。
近年、福祉サービスに注力している藤沢市は、高齢者にとって住みやすい地域を目指して街づくり計画を進行中です。
費用が全国平均に比べるとやや高い印象の藤沢市ですが、この費用は施設によって大きく異なり、各区にそれぞれある地域包括支援センターにて施設の大まかな料金などを訪ねられます。
また藤沢市では、各サービス事業で係を分けているのが特徴的です。
在宅介護は住宅介護センター、生きがい作りや交流はいきいきシニアセンター、福祉サービスは高齢者支援課、介護施設関連は介護保険課となっており、さらにきめ細やかなサポートの実現を目標としています。
介護サービス利用にあたって、それにかかる費用は重要なポイントです。
藤沢市のココファン介護施設の入居金・月額費用それぞれの平均値・中央値を以下で表しました。
<入居金>
地域 | 平均値 | 中央値 |
---|---|---|
藤沢市 | 1,071,795円 | 1,425,000円 |
全国 | 297,256円 | 194,500円 |
<月額費用>
地域 | 平均値 | 中央値 |
---|---|---|
藤沢市 | 177,928円 | 177,785円 |
全国 | 169,518円 | 158,250円 |
藤沢市におけるココファン施設の費用を全国の中央値・平均値と比較すると、入居金・月額費用ともに高めだと言えるでしょう。
入居金が特に高い水準となっていますが、これは一部の施設の入居金が特に高いことが要因です。
全ての施設の入居金が非常に高い、と言うわけではない点ので注意しましょう。
藤沢市の高齢者人口は、令和3年1月1日時点で65歳以上が107,531人となっており、高齢者人口割合は65歳以上が25.5%です。
都心のベットタウン化している藤沢市では、現時点での高齢化率は全国平均を下回っていますが、今後も高齢者人口は増加の一途を辿り高齢化率は上昇すると予測されているため少子高齢化の波は着実に迫っていると言えます。
藤沢市の予想では、2040年には65歳以上の高齢者人口が32.6%に達するといわれており、高齢社会のための取り組みが今後の街づくりの重要なポイントです。
藤沢市内で介護サービスを行う介護保険事業・施設の状況について以下で解説します。
なお、この情報は2020年9月時点の情報です。
<藤沢市の種類別施設数>
種類 | 施設数 | 75歳以上千人あたりの施設数(藤沢市) | 75歳以上千人あたりの施設数(全国) |
---|---|---|---|
訪問型介護施設数 | 157 | 3.46 | 3.25 |
通所型介護施設数 | 126 | 2.77 | 3.43 |
入所型介護施設数 | 80 | 1.76 | 2.17 |
特定施設数 | 27 | 0.59 | 0.32 |
居宅介護支援事業所数 | 106 | 2.33 | 2.41 |
福祉用具事業所数 | 31 | 0.68 | 0.80 |
介護施設数(合計) | 528 | 11.63 | 12.40 |
出典:日本医師会 藤沢市
75歳以上千人あたりの施設数を比較すると、藤沢市は全国よりも少なめとなっています。
訪問型介護施設数、特定施設数は全国平均よりも多めですが、それ以外の種類の施設については全国よりも少なめです。
2021年3月末時点で、藤沢市内で要介護認定を受けた人は20,617人です。
前年3月末では1号・2号合わせて20,026人だったため、比較すると1年間で500人近くの要介護者が増えたことになります。
藤沢市の推計では、2022年では要介護・要支援者が21,318人に達するとされており、今後も介護を必要とする人は増加していく予想です。
また藤沢市では、一人暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯が増加していることが懸念されていて
などを今後の課題としています。
出典:藤沢市(令和3年3月末)
藤沢市では、高齢者の悩みを気軽に相談できる窓口を設置しています。
高齢者の権利擁護事業を行っている藤沢市社会福祉協議会・ふじさわあんしんセンターは、認知症高齢者のための預金管理代行・福祉サービス代行から、弁護士などの専門家による法的な相談もできる窓口を設けています。
相談は無料(サービスを受ける場合には有料)で、訪問・電話での相談も可能です。
また、藤沢市の地域包括センターでは、高齢者の介護・健康・生活や福祉施設利用に関するさまざまな悩みを相談できます。
ただし、高齢者虐待に関する悩み相談や匿名通報については高齢者虐待の専門家が在中する藤沢市の高齢者支援課、心身の健康・食生活・生活習慣病予防などについては健康あっぷ相談がいいでしょう。
予約不要・無料相談可能で気軽にふらっと立ち寄れるのが、認知症カフェ・えのカフェです。
えのカフェは、認知症で悩む患者や家族が集って情報交換できるコミュニケーションの場として設置されたもので、ケアマネジャーや保健師による相談会も定期開催しています。
介護予防・介護重度化予防を目的として、藤沢市独自で高齢者向けのさまざまなサービスを設けています。
中でも、筋肉・骨・関節などの機能低下予防と定期的な運動の習慣付けを目的としたロコモ予防チャレンジ講座は、健康で長生きな体作りを前向きに取り組める人気の事業です。
ロコモ予防チャレンジ講座では、会場に集まって体操に参加することで高齢者と社会との繋がりを育み、引きこもり防止にもつながります。
このほかにも、藤沢市では以下のような独自サービスを設けており、高齢者が住みやすい街づくりを実施しています。
また、このような藤沢市の取り組みについては、地域包括センターで詳しく問い合わせることが可能です。
地域包括ケアシステムとは、市町村・都道府県が地域の自主性に基づいて作り上げられる高齢者を支えるサービスを地域で一体的に提供するシステムのことです。
地域包括ケアシステムの構築は国をあげて取り組まれており、団塊世代が75歳以上となる2025年を目途に全国的なシステム構築が推進されています。
要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最期まで続けることができるよう、地域の特性を活かしたケアシステムが各地で作り上げられ、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されることを目的とした仕組みです。
藤沢市では、高齢者の方が快適に暮らせるよう、きめ細やかなサポートが提供できる地域包括システムを構築中で、
などを行い、高齢者の方が元気に活躍できるようサポートしています。
藤沢市で「認知症の症状がある」と認められた方は、2017年の時点で1万183人を記録し、今後も増加し続けていくでしょう。
それを受けて、同市では藤沢版オレンジプランの作成を目指し、具体的な認知症施策を推進中です。
今後も増えていく高齢者人数と介護需要に対応するため、藤沢市では介護と医療の連携が重要とし、緊急時の対応から看取りまでさまざまな介護支援がスムーズに行える体制を整えることに尽力しています。
また、高齢者の方が安全に暮らし続けて行けるよう、高齢者住まいの確保にも目を向け、サービス付き高齢者向け住宅などの、高齢者向けの施設の増設・自宅のバリアフリー化工事による暮らしやすい環境づくりなどを推進中です。
バリアフリー化計画は個人宅に限らず、公共エリアの段差解消・車イスでも利用できる多目的トイレの設置なども予定しています。
高齢者の方の悩みのひとつとして「相談相手も含めた話し相手がいない」ということもありますが、域包括支援センターがそれらの悩み相談に対応する身近な相談窓口となって、高齢者の引きこもりや孤立化問題を解決する糸口になるでしょう。
藤沢市は、道路などの高低差が激しい地域・持ち家のある高齢者が多い地域・交通アクセスが不便な地域など、地域差があることもわかっているため地域差の解消にも尽力しています。
グループホームは正式名称を「認知症対応型共同生活介護」と言います。
要支援2以上かつ、医師から認知症の認定を受けた高齢者の方を対象とする施設です。
「ユニット」と呼ばれる少人数単位での生活が基本であり、5〜9人をユニットとした共同住宅でケアサービスを提供しています。
馴染みの深い少人数で常に生活を共にすることから、環境の変化が少なく、認知症患者の方でも穏やかな心身状態で生活を営むことができます。
施設内では、認知症改善に最適なレクリエーションやリハビリテーションなど、認知症に対する非常に手厚いケアを行っている点が特徴です。
こういったことから、認知症患者の方が民間介護施設を選ぶ際にはぜひ検討しておきたい施設だと言えるでしょう。
この記事は医師に監修されています
中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長
矢野 大仁 先生
人工透析をしている高齢者の方でも、老人ホーム(介護施設)に入居することは可能です。
ただし、透析の人に対応している施設が少なく、選択肢が少ないというのが現状です。
「食事に関する制限がある」、「付き添いなどでスタッフが半日以上もかかりきりになる」などの理由から、人工透析を行っている方への対応が難しいため、入居条件が設けられています。
人工透析とは、病気などの影響により著しく低下した腎臓の機能を、医療機器によって補助する、もしくは腎臓に代わる働きを行う療法のことです。
腎臓には、老廃物や不要な水分などを除去する働きがあります。腎臓の機能が低下すると、このフィルターが上手く働かず、老廃物が体内に溜まってしまいます。このように、腎臓がその機能を失うことを腎不全と言います。
腎不全になると、不要物が体の中にどんどん溜まってしまうため、人工的に対外へ毒素を排出しなければなりません。この治療が人工透析です。
腎不全になった場合、人工透析の他に臓器移植をする方法もありますが、日本では実施件数が少なく、ほとんどの人が生涯人工透析を続けています。
また、人工透析は血液透析と腹膜透析の2種類に分けられます。
以下の円グラフからもわかるように腹膜透析はあまり普及していません。
それぞれの特徴については以下の見出しで解説していきます。
人工透析を行う場合、日本では血液透析という方法が主流となってます。血液透析は以下の流れで進められます。
血液透析の場合は、1回あたり4~5時間、週に3回程度の透析療法を医療機関で行います。治療に割く時間が多いというデメリットはありますが、医療従事者が治療を行ってくれる・トラブルの際は医療スタッフが対応してくれるなどのメリットもあります。
腹膜透析を行う際は、複雑な機器を必要としないため、自宅で治療を行うことも可能です。血管を使う血液透析と異なり、腹膜透析は自分の腹膜を使って血液を綺麗にします。
血液透析と違って自宅でも治療ができるというメリットがありますが、自己管理が疎かになった場合、腹膜炎などの合併症が起こるリスクもあります。
また、腹膜透析を続けると腹膜が次第に固くなってきます。そのため、腹膜の状態を考慮し、5~7年程度を期限として血液透析などへ移行する必要があります。
前述したように、日本で行われている人工透析は血液透析が主流となっており、腹膜透析は3%程度しか導入されていません。しかし、患者のQOL(生活の質)の向上という観点から考えると、一般的に行われている血液透析よりも腹膜透析の方が高齢者の方のメリットは大きいと言う専門家もいます。
腎機能が低下し、腎不全が引き起こされると、人工透析が必要となります。腎機能が低下してしまう原因には以下のものが挙げられます。
疾患名 | 主症状 |
---|---|
糖尿病性腎症 | 糖尿病に関連して発症する腎障害。網膜症や神経障害と並び三大合併症として認知されている病気。夜間尿・むくみ・尿毒症などが生じる。 |
腎硬化症 | 高血圧などの影響により、腎臓の細小動脈に障害が生じ、腎機能が低下する病気。動機・肩こり・倦怠感・むくみ・尿毒症などが生じる。 |
慢性糸球体腎炎(慢性腎炎) | 糸球体の炎症により、タンパク尿や血尿が長期間(1年以上)持続する病気。血尿・蛋白尿・むくみ・頭痛・倦怠感などが生じる。 |
多発性のう胞腎) | 遺伝性腎疾患。両側の腎臓にのう胞が多発し腎機能が低下していく病気。腎のう胞が増加してくると腹部膨満、倦怠感、高血圧などが生じる。脳動脈瘤の合併も多く見られる。 |
前述したように、人工透析が必要な高齢者の方でも介護施設を利用することが可能です。
ただし、人工透析を行っている人の場合、食事制限や合併症のリスクなどがあるため、受け入れ可能な施設が少ないというのが現状です。
数少ない選択肢の中から利用者に合った施設を選ぶためには、重要なポイントについてしっかりチェックをし、ご本人が納得できる施設を選ぶことが大切です。
この見出しでは、施設を探す際に注意したい6つのポイントについて紹介していきます。
介護施設選びの際に最も重要なポイントは、人工透析が必要な方のケアに慣れているかどうかです。
どこまでのサポートを行ってくれるのか、適切な食事管理を行ってくれるかなどをしっかり確認しておきましょう。
特に、栄養バランスの良い食事を出してもらえるかチェックすることは必須です。
人工透析をしている方にとって、毎日の食事内容は非常に重要です。制限のある食事ばかりではなく、栄養バランスの取れた食事と適度な運動を摂ることが心身の健康へと繋がります。
施設を選ぶ際は、「水分・塩分・タンパク質・カリウム制限などのケアに熟練しているか」、「ご本人に適切な制限内容か」などについてしっかりと確認をしておきましょう。
人工透析を必要とする方は、1回あたり4~5時間の透析を週に3回程度行うために通院する必要があります。場合によっては、一人の高齢者の方の付き添いに半日以上時間を要することもあります。こういった理由から受け入れ先が少ないのが現状ですが、中には透析患者に対するケアが万全な介護施設も存在します。
施設選びの際は、普段の生活だけではなく、入院時や緊急時の対応が整っているかについてもしっかりと確認しておきましょう。
また、通院時には、施設または医療機関が行う通院送迎サービスを利用することができます。
施設で通院送迎の対応をしてくれる場合は有料サービスという形で追加料金がかかります。一方、医療機関の送迎サービスを無料で利用できるところが多いです。
通院する透析病院や、透析クリニックとの医療連携が十分とれているというのも施設選びの際の重要なポイントの一つです。医療連携とは、かかりつけ医師と他の医療機関を繋ぎ、情報共有を行うことで、患者さんにとって最適な治療を提供することを言います。
また、人工透析を必要とする方は全身状態に影響してくる多彩な合併症のリスクがあります。 入居後に医療的依存度が高くなった場合や、介護度が上がった場合でも入居を継続できるかどうか事前に調べておきましょう。
老人ホームには様々な種類があります。24時間体制の介護サービスを提供していない施設を選んでしまうと、夜間などの緊急時の対応ができません。
人工透析を行っている人の場合、体のバランスが崩れることにより様々な症状が引き起こされることもあります。場合によっては合併症を引き起こすこともあります。
施設に入居する際には、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護付き有料老人ホームなど介護スタッフが24時間常駐している施設を選びましょう。
老人ホームには介護職員の他、看護師、生活相談員、ケアマネージャーなど様々なスタッフが在籍しています。そのうち、入居者の健康や服薬管理、健康管理などの医療的なケアを行っているのが看護師(看護職員)です。
人工透析をしている人の場合、治療や合併症に注意が必要なため、看護スタッフが常駐している施設や訪問看護を利用している施設を選ぶようにしましょう。
人工透析の治療にはシャント(静脈と動脈をつないだ血液回路)の状態が安定していることが大切です。
シャント血流音やシャント部の皮膚の状態の確認、また治療時に水を抜くために血圧がさがりやすくなるため、体調の変化に細やかなケアが必要です。
人工透析を必要としている方の場合、日ごろの健康管理が欠かせません。
また、透析に時間がかかるため、施設の職員が半日以上も付き添いで一人の方にかかりきりになる場合もあります。そのため、人工透析が必要な方の受け入れが可能な老人ホームは数が限られているのが現状です。
ただし、以下の条件が整っている場合は入居できる可能性は高くなります。
前述したように、透析の度にスタッフが付き添いを行うと、半日以上もかかりきりになってしまいます。透析中の付き添いが必要ない方であれば、その分スタッフが一人にかかる時間が減るため、施設への入居できる可能性が高いです。
また、近くの病院と連携している施設の場合、透析病院への送迎を病院が無料送迎してくれることもあります。施設選びの際はしっかりと確認しておきましょう。
先ほどの見出しでも述べたように、病院と提携している施設であれば透析病院が無料で送迎を行ってくれる場合があります。また、施設のサービスとして、要介護状態の方や体が不自由な方が利用できる介護タクシーを利用することができます。
介護タクシーは介護職員初任者研修などの資格を有した職員が運転を行う「通院等の乗降介助」サービスです。
上記の方法を利用して通院する場合、入居できる可能性が上がります。
老人ホームの中には、近くの病院と提携している施設もあります。また、病院の経営母体が老人ホームを併設した透析クリニックを設置している場合もあります。
病院との提携が取れている場合、様々な職種のスタッフによるサポートが受けられます。
また、老人ホームと透析クリニックが併設されている場合、通院時に感じる苦痛や負担を取り払うことができるため、利用者のQOLの向上へと繋がります。
腎不全になると尿の量が減るため、1日に摂取できる水分を制限する必要があります。また、塩分を摂りすぎると、むくみや高血圧の原因となってしまうので減塩食を心がける必要があります。
腎臓が正常に機能せず、人工透析を行っている方は、上記の他にタンパク質やカリウム、リンの摂取量にも注意しなければなりません。
水分・塩分の制限に関しては比較的多くの施設で対応が可能ですが、タンパク質やカリウムの制限が必要な腎不全食への対応が可能な施設は限られます。
全国のココファンの介護施設と、入居金・月額費用を比較してみましょう。
<入居金>
施設の種類 | 平均値 | 中央値 |
---|---|---|
人口透析対応 | 267,567円 | 194,250円 |
全ての施設 | 297,256円 | 194,500円 |
<月額費用>
地域 | 平均値 | 中央値 |
---|---|---|
人工透析対応 | 162,088円 | 156,578円 |
全ての施設 | 169,518円 | 158,250円 |
ココファンでは多くの施設で病気に対応できる体制を整えていますので、人工透析対応可能であっても、費用が高くなることはありません。
ここまで人工透析の基本的な情報や施設選びのポイントについて解説してきました。この見出しでは、人工透析が必要な方が施設へ入居する際の注意点について見ていきましょう。
人工透析には腎臓の代わりに不要物や過剰な水分を除去しますが、腎臓の機能よりも負荷が大きく、急激な血液の変化が発生します。
それにより体のバランスが崩れて様々な症状を起こすことがあり、合併症を起こす恐れもあります。これは、体の細胞が血液濃度の変化についていけない場合に発症しやすいため、特に人工透析を始めて間もない方に多く見られる症状です。
その他にも原疾患及び動脈硬化に起因する多くの合併症が見られることから、人工透析を行う場合は循環器内科、消化器科、糖尿病内科、泌尿器科など様々な科と連携しながら病状の管理を行います。そのため、人工透析を必要とする方が老人ホームを選ぶ際には、医療機関との連携がとれている施設を選びましょう。
医療連携に関する説明を聞き、施設で対応できる医療ケアの詳しい内容や協力医療機関の診療科目、そして協力内容などをしっかりと確認しておくことが大切です。
認知症などを同時に発症する、もしくは透析導入後に認知症の症状がひどくなる場合もあります。認知症の症状がみられる場合、透析の必要性が理解できずに混乱したり、介護側に当たってしまったりすることもあります。
4~5時間の透析中でも安静を保てない場合には治療継続が難しくなることもあります。
介護にあたる方は、優しく何度も説明する、高齢者の方の話を聞いて落ち着かせるなどの対応策をとって対応することが大切です。
入居後に体の状態が悪くなり、医療的依存度が上がる、もしくは介護度が上がるケースもあります。状態が悪化してから受け入れ可能な別の介護施設を探すのはとても大変です。
そのような事態をさけるため、いざというときに必要な介護サービスや医療支援を受けながら入居を継続できる契約かどうか、施設選びの際に事前にしっかりと確認しておくことも大切です。
この記事は医師に監修されています
中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長
中部療護センター長
岐阜大学連携大学院脳病態解析学分野 教授(客員)
矢野 大仁(やの ひろひと) 先生
1990年岐阜大学医学部卒業、医学博士。大雄会病院などの勤務を経て、学位取得後、2000年から岐阜大学医学部附属病院脳神経外科助手。2010年 准教授、2013年 臨床教授・准教授、2020年4月 中部療護センター入職、2024年4月から現職。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医。脳卒中の他、脳腫瘍、機能的脳神経外科など幅広い診療を行っている。患者さんが理解し納得できるようにわかりやすい説明を心がけている。
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