小田原市老人ホーム・介護施設・高齢者住宅パーキンソン病に対応できる施設から探す

3件の老人ホーム・介護施設・高齢者住宅が見つかりました

地域

施設種別

併設
サービス

特徴

病気対応

月額費用

パーキンソン病を受け入れ可能な老人ホーム・介護施設・高齢者住宅小田原市から探す

3件中 1〜3件目

ココファンメゾン小田原おだわら

介護付き有料老人ホーム

アクセス

JR東海道線「小田原」駅から富士急湘南バス「成田郵便局前」下車後徒歩約3分

2008年オープン!最寄りの小田原駅からバスと徒歩で約20分、小田原厚木道路「小田原東IC」にほど近い介護付き有料老人ホームです。30室30人のアットホームな環境で、ホームの目の前には広々とした公園があり、お散歩に最適です。 ベッドから車いすに移乗する際、少しでも立っている時間を作る。食事介助が必要でもフォークを持つ事が出来る人には、自身で口元までフォークを上げてもらうようにする...、そんな日常生活の動作の中に機能訓練の要素を取り入れ、ご入居者様の体力(機能)の維持向上を図るケアを行っています。 JA西湘直売所まで徒歩3分。イベントが多数開催され、小田原牧場の店舗も併設しているのでお買い物など楽しい時間をお過ごしいただけます。 【お問合せ・見学・内覧受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ 自由に過ごせる1人部屋をご用意しています。全室洗面・トイレ・収納を備えております (バルコニー有無やお部屋の向きにより全部で4タイプのお部屋があります) ◆24時間365日ケアスタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆看護師日中常駐◆ より細やかなケアが必要な方にご安心して暮らしていただけます ◆お食事◆ 栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。 ◆医療・看護連携◆  外部医療機関と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます。

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介護型居室の空室状況

1人用

残り3

月額費用 116,300円〜168,300円
入居時費用
  • 住所 神奈川県小田原市成田707-6
    併設する
    介護サービス
    CCRC、特定施設入居者生活介護
    特徴 介護・認知症タイプ

    ココファンレジデンス小田原おだわら

    介護付き有料老人ホーム

    アクセス

    小田急小田原線「螢田」駅から徒歩8分

    2011年オープン。小田急線「螢田」駅から徒歩8分、小田原厚木道路「小田原東IC」からも近い便利な立地の介護付き有料老人ホームです。 富士山の絶景とカラオケルームや大浴場などの充実した設備を楽しんでいただけます。1F の地域交流スペースでの講座やイベントを通じ、地域の方と交流できます。 【お問合せ・見学・内覧受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ 自由に過ごせる1人部屋と2人部屋をご用意しています。 【Aタイプ】 洗面・トイレ・収納を備えた1人部屋 【Bタイプ】 洗面・トイレ・収納・浴室・キッチンを備えた2人部屋 【Cタイプ】 洗面・トイレ・収納・浴室・ミニキッチンを備えた1人部屋 【Dタイプ】 洗面・トイレ・収納・ミニキッチン・畳2畳を備えた1人部屋 ◆24時間365日ケアスタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆お食事◆ 栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。 ◆医療・看護連携◆  外部医療機関と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます。 ご入居者様だけでなく、ご家族やスタッフが心の底から笑顔でいられるよう、取り組んでまいります。

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    自立型居室の空室状況 介護型居室の空室状況

    1人用

    満室

    2人用

    満室

    1人用

    残り2

    2人用

    満室

    月額費用 136,300円〜261,950円
    入居時費用
  • 入居時前払い金:0円
  • 住所 神奈川県小田原市蓮正寺102-2
    併設する
    介護サービス
    CCRC、特定施設入居者生活介護
    特徴 介護・認知症タイプ、自立・支援タイプ、2人で住める、徒歩圏内

    ココファンメゾン中里なかざと

    サービス付き高齢者向け住宅

    アクセス

    JR東海道線「鴨宮」駅南口からバス1番乗り場「矢作・シティモール北経由 国府津駅行」7分「中里」下車後徒歩4分

    2013年オープン!最寄りの鴨宮駅からバスと徒歩で約11分、小田原市ダイナシティそばのサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。お部屋から富士山の絶景とお花畑、木々庭園がお楽しみいただけます。 【お問い合わせ受付中!ご入居ご検討の方はぜひお気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ お1人部屋・お2人部屋をご用意しています。安全に留意したバリアフリー設計の個室です ◆24時間365日介護スタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆お食事◆ 栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。ご希望に応じて注文いただけます(召し上がった分だけお支払いいただきます)、ご自分でご用意いただくことや、外食も可能です ※館内にご自由に利用いただける食堂があります ◆併設サービス◆ ・訪問介護 介護職員がお部屋に訪問し、身体のケアや生活支援を行います ・デイサービス 要支援・要介護認定を受けている方が、食事や入浴などの介護や介護予防プログラムを受けることができる通いの介護サービスです。 ※学研のデイサービスは認知症予防「脳元気タイム」や運動、レクリエーションなどをご提供しています <詳しくはこちらをご覧ください> ※要支援・要介護度合いに応じて、必要なサービスを受けることが可能です、また外部の事業所のご利用が可能です ◆医療・看護連携◆  外部医療機関や訪問看護と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます ◆専門スタッフによるリハビリ運動で楽しく体力づくり(オプション)機能訓練専門員が介護スタッフと連携して、ご入居者様それぞれの身体状況にあったリハビリ運動プログラムを実施します。 併設のデイサービスだけではなく、住まいにご入居の方もこれらプログラムが受けられるので、身体機能の回復や維持を図り、介護予防に取り組めます。

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    介護型居室の空室状況

    1人用

    満室

    月額費用 116,000円〜119,000円
    入居時費用
  • 敷金:賃料2ヶ月分
  • 住所 神奈川県小田原市中里82-2
    併設する
    介護サービス
    訪問介護、デイサービス(通所介護)、CCRC
    特徴 介護・認知症タイプ

    小田原市のおすすめの老人ホーム・介護施設・高齢者住宅

    小田原市の老人ホームの種類ごとの施設数と空室数

    施設の種類
    施設数
    空室
    サービス付き
    高齢者向け住宅

    1

    0

    グループホーム
    -
    -
    介護付き
    有料老人ホーム

    2

    5

    住宅型
    有料老人ホーム
    -
    -

    よくある質問

    A

    小田原市で最も月額費用が安い介護施設は「ココファンメゾン中里」です。

    月額費用は116,000円です。

    有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどの民間施設は、施設ごとに費用プランが様々です。予算や利用したいサービスなどに合わせて、最適な施設を選択することが重要です。

    月額費用が安い小田原市の介護施設を探す

    A

    小田原市で認知症対応ができる施設は3件です。

    民間施設の中でも、グループホームは認知症患者の方を主な対象としています。

    介護・医療のサービスが充実している介護付き有料老人ホームでも、認知症対応ができる施設が多いです。

    また近年では、軽度の認知症であればサ高住や住宅型有料老人ホームにも受け入れ可能な施設が多く、学研ココファンでもこうした施設を多数取り扱っています。

    A

    小田原市で自立・要支援向けの施設は1件です。

    民間施設の中でも、要支援・自立の方に特におすすめなのはサービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームの2種類です。

    いずれも幅広い介護度の方に対応可能な施設です。

    小田原市の自立から介護までの複合型施設を探す

    A

    小田原市でデイサービス併設の施設は0件です。

    最新の住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、訪問介護やデイサービスなどを併設している場合が多いです。

    これらのサービスを利用すれば、常に介護スタッフがそばで見守ってくれるため、より安心な暮らしを送ることができます。

    またこのような施設では、施設に併設された事業所だけでなく、外部の居宅サービスを利用することも可能ですので、利用するサービスの自由度が高い点も魅力です。

    小田原市の特集から探す

    認知症対応が可能な施設特集

    認知症対応が可能な施設一覧はこちら。認知症の方の介護は、ご自宅ではなかなか難しいもの。快適に暮らせる住環境を備えた、認知症の方向けの老人ホームをご紹介します。

    胃ろう対応ができる施設特集

    胃ろうの対応が可能な施設一覧はこちら。認知症同様、胃ろうのケアも自宅では難しい場合が多いでしょう。胃ろう対応可能な介護・看護体制を整えた施設を集めました。

    自立・要支援の方におすすめな施設特集

    自立・要支援の方向けの施設一覧はこちら。元気な方が活気のあるシニアライフを送れるような、レクリエーションなどが充実した施設をご紹介します。

    夫婦で入居可能な施設特集

    夫婦で入居が可能な施設の一覧はこちら。二人用の居室は需要が高く、すぐに満室になってしまうため、夫婦での入居を希望する場合は早めの情報収集が必要です。

    訪問介護併設の施設特集

    訪問介護を併設している施設の一覧はこちら。サ高住などの施設内で訪問介護を併用することで、より充実した身体介護サービスを受けられます。

    小田原市の周辺地域一覧

    小田原市の老人ホームの特徴

    小田原市の様子

    小田原市の老人ホームの特徴について、小田原市の地理的特徴や、介護者数、介護施設数などを元に紹介していきます。

    小田原市の地理的特徴と介護施設の特徴

    小田原市の地理的特徴

    神奈川県の西部に位置する小田原市は、戦国時代から城下町として発展した地域です。

    江戸時代には宿場町として栄え、小田原城を有するなど、長い歴史と伝統や文化が根付く市でもあります。

    温泉地としても有名な、神奈川県の箱根町に近いところに位置し、小田原市も観光客で賑わっています。

    小田原市ホームページによると、小田原市の人口は、2020年9月時点で189,038人と発表されています。

    小田原市は、箱根連山に繋がる山地が西部に広がり、南部は相模湾に面しており、山と海がある自然豊かな地域です。

    また、バスなどの公共交通機関も発達しているため、高齢の方にとっても移動に便利な地域です。

    都心へのアクセスも良好なため、幅広い世代で住みやすい土地であるといえます。

    介護施設の特徴

    小田原市は、暮らしやすい気候や、都市部からのアクセス良好な点、街中に史跡が多く残る文化的背景もあり、近年は定年退職後に移り住む方が増えている地域です。

    高齢者人口もおだやかですが増加傾向にあるのは、こうした移住者が増えているといった背景もあります。

    そのため介護施設や介護サービスは充実しているのが特徴です。

    高齢の方向けの介護予防教室なども積極的に行われており、細やかなサービスが期待できます。

    介護施設の費用はやや高い傾向がありますが、都心より価格は抑えられます。

    小田原市の介護施設価格概観

    小田原市にある、ココファンが運営する介護施設の入居金と月額費用を、全国の平均値と中央値を比較してみました。

    <入居金>

    地域 平均値 中央値
    小田原市 80,000円 53,333円
    全国 297,256円 194,500円

    <月額費用>

    地域 平均値 中央値
    小田原市 152,975円 142,300円
    全国 169,518円 158,250円

    全国平均と比較すると、入居金は平均値・中央値どちらを見ても半分程度と、安い傾向があります。

    一方で月額費用は、平均値・中央値を見ても同等程度になるなど、比較的高い傾向があることがわかります。

    小田原市の高齢者人口

    小田原市の高齢者人口推移

    上記の画像は、小田原市が発表している、各年代の1月1日時点での高齢者数と高齢化率をまとめたものです。

    小田原市の発表によると、2020年の高齢者人口は57,039人となっています。

    また上記の表からもわかるように、小田原市の高齢者数と高齢化率は年々増加傾向にあります。

    また、定年退職後の方の移住が増えていることで、想定よりも高齢化率の上昇が早まっているとの見解もあります。

    団塊の世代が後期高齢者に突入することもあり、今後も小田原市の高齢者人口は増加傾向が続くとみられ、2040年には高齢化率が36.9%になると予想されています。

    小田原市の介護保険事業者・施設の状況

    小田原市の介護保険事業者と介護施設について、下記にまとめました。

    <小田原市の種類別施設数>

    種類 施設数 75歳以上千人あたりの施設数(小田原市) 75歳以上千人あたりの施設数(全国)
    訪問型介護施設数 79 2.69 3.02
    通所型介護施設数 95 3.23 3.09
    入所型介護施設数 36 1.22 1.96
    特定施設数 16 0.54 0.30
    居宅介護支援事業所数 51 1.73 2.17
    福祉用具事業所数 16 0.54 0.73
    介護施設数(合計) 293 9.97 11.31

    小田原市の介護施設は、全体を見ると全国平均より低くなっています。

    特に入居型介護施設と、居宅介護支援事業所数が少ない傾向にあります。

    通所型介護施設は全国平均より若干多いです。

    小田原市の要介護認定者数

    小田原市の要介護認定者数推移

    第8期おだわら高齢者福祉介護計画(2020年10月)によると、小田原市の要介護認定者数は、2021年に7,632人、2025年の推計値は8,603人、2040年には9,867人と推移すると予想されています。

    高齢者人口の増加にともない、要介護認定者数も増加し続けると予想され、介護施設の充実が急務となっています。

    小田原市の介護サービスについて

    小田原市の介護計画では、「ともに生きる活力ある長寿・福祉社会をめざして」という基本理念のもと、様々な施策を展開しています。

    高齢者がいきいきと活動出来る環境づくり

    高齢者がいきいきと活動できる環境を作ることを目的とし、高齢者の社会参加や就労を支援すること、ボランティア活動の推進といった、高齢者の生きがいになる活動作りをサポートしています。

    外出機会の増加など、地域で取り組みを作っています。

    昨今の感染症対策の観点から、新しい生活様式を取り入れ、衛生環境の配慮をすることや、オンライン配信などの活用と、対面による支援を両立させることを新たな取り組みとして検討されています。

    高齢者の介護予防と健康づくりの推進

    高齢者の介護予防を推進する取り組として、健康教育を進めたり、総合事業として介護予防サービスの提供などを行っています。

    介護予防に関する取り組みを推進することで、人材確保が急務となっています。

    新たな人材として、若い人や外国人を含めた働き手の確保と、定着支援を実施しています。

    地域における高齢者支援体制を強化する

    • 地域包括支援センターの運営
    • 介護と医療の連携
    • 認知症に対する支援施策
    • 高齢者の見守り
    • 高齢者の虐待に関する対応

    このような支援体制を強化するとともに、自立に向けた意識啓発を、パンフレットによる情報開示や、情報発信ツールとして活用したり、各種メディアを活用した、積極的な活動を行っています。

    保険給付事業の円滑な運営

    介護保険を利用した、施設サービス、居宅サービス、在宅サービスなどの提供を迅速かつ円滑に、適切に行うための取り組みを実施しています。

    そのためのケアマネジメント技術の向上を目的とした研修や、技術向上のための支援を行っています。

    小田原市の地域包括ケアシステム

    地域包括ケアシステム

    地域包括ケアシステムは、高齢になっても、介護が必要な状態であっても、住み慣れた地域で生活できるようにする、地域の取り組みのことを指します。

    小田原市では、常設の交流拠点として、ふれあい処ひとやすみを運営しています。

    ふれあい処ひとやすみでは、地域住民の交流の場としての機能のとして活用されています。

    他にも、地域包括支援センターや医療機関、介護保険事業所の相談機能としても連携がされています。

    また、地域ニーズの把握や住民による見守り活動を行う、地域資源の育成や支援機能を設けており、こうした地域資源の活用では、民生委員や自治会、ボランティアなどが連携して取り組んでいます。

    小田原市高齢者のための福祉ガイド

    小田原市では、高齢の方や、介護する家族が受けられるサービスなどを記載した*高齢者のための福祉ガイドという冊子を作成しています。

    • 高齢者の生きがいつくり
    • 社会参加促進
    • 高齢者施設
    • 介護予防
    • 高齢者の健康

    こうした内容の他に、介護保険の制度や生活支援、家族のための支援などがまとめられた冊子です。

    高齢者のための福祉ガイドは、市役所ホームページから無料でダウンロードすることが可能です。

    冊子で手にしたい方は、市役所の高齢介護課、各タウンセンター、アークロード内市民窓口、地域包括支援センターなどで入手することが出来ます。

    パーキンソン病の方の施設選びのポイント

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長

    矢野 大仁 先生

    そもそもパーキンソン病とは

    パーキンソン病の脳の状態

    パーキンソン病とは、脳内のドパミン神経細胞の減少によりドパミンという成分が減少して起こる病気で手の震えなどが代表的な症状です。

    人口10万人あたり約150人の方が発症すると言われており、発症すると要介護認定を受けるのが一般的ですが、まずはパーキンソン病の症状について確認しましょう。

    パーキンソン病の症状

    重症度は症状によって5段階に分けられていますが、具体的な症状は下記の通りです。

    パーキンソン病の四大症状

    安静時振戦(ふるえ)

    安静時振戦とは「ふるえ」のことで、じっとしている時にふるえが止まらなくなる症状です。

    なお、ペンや箸を使う時などの動作時にはふるえが消えるという特徴があります。

    初期段階であれば体の左右のどちらかにふるえ症状が出ますが、2~3年後には反対側にもふるえの症状が出るようになります。

    親指と人差し指で丸薬をまるめるような「丸薬丸め運動」や、踵で床を小刻みに打つような「タッピング様振戦」が代表的です。

    無動

    無動とは、日常生活での動きが少なくなり、動作が遅くなってしまうことです。

    顔の筋肉に無動症状が出ると「仮面様顔貌」と呼ばれる、顔の筋肉がこわばり表情が乏しくなります。

    他にも、字を書く際にだんだん文字が小さくなっていく「小字症」や、声が小さくなる「小声症」などの症状が代表的です。

    筋強剛

    筋強剛は、筋肉の収縮と弛緩のバランスが崩れて、筋肉の緊張が進んでしまう症状を指します。

    関節のこわばりや脱力感の症状が代表的ですが、抵抗が一定に感じられる「鉛管現象」や、歯車のように引っかかるような抵抗が断続的に見られる「歯車現象」が代表的です。

    このような、パーキンソン病による筋肉の硬直を「筋固縮」とも呼びます。

    姿勢保持障害

    姿勢保持障害が起きるとバランスが取りにくくなり、体が傾き転びやすくなります。

    また、歩行時にどんどん加速して小走りになってしまい、自分では止まれない「突進歩行」も特徴です。

    転倒のリスクがかなり高まることから、転倒しないように支えたり見守ることが重要です。

    パーキンソン病の方の入居の条件

    パーキンソン病を患っている方でも、基本的には老人ホームへの入居が可能です。

    本来であれば「65歳以上、介護認定あり」が老人ホームに入居する条件となっていますが、パーキンソン病は厚生労働省が指定する特定疾病に含まれているため、介護認定を受けているパーキンソン病患者であれば40歳~65歳未満でも入居可能です。

    ただし、入居する方が要介護認定を受けている40歳~65歳未満の男性の場合、女性スタッフが多い老人ホームへの入居は難しい場合があるので注意しましょう。

    施設に入らず一人暮らしはできるのか

    老人ホームなどの施設にはできるだけ頼らず、一人暮らしを続けたいという方も多いでしょう。

    パーキンソン病が進んでしまうと、薬の服用タイミングが分からなくなってしまい症状が悪化して危険な状態に陥る恐れもあります。

    そのため、もしパーキンソン病を発症したら施設に入るのが無難と言えるでしょう。

    施設に入らことに抵抗を覚える方であれば、ショートステイの利用でも構わないため、誰かに頼ることをおすすめします。

    パーキンソン病の方の補助金について

    介護保険給付の他にも、パーキンソン病に罹患すると生活を支えるための補助金が出ます。

    パーキンソン病の重症度の分類は、以下のように5段階に分けられていますが、Ⅱ度以下または生活機能障害度Ⅰ度以下でも、医療費の支払金額が一定以上となると医療費助成の対象となります。

    ホーン・ヤールの重症度分類

    なお、医療費助成制度を利用するためには、住居地の保健所に申請書や診断書などを提出して行うことになります。

    介護保険制度や補助金は介護をする上で重要な役割を果たしているので、しっかり情報を集めましょう。

    パーキンソン病の方が老人ホーム選びで重視すべき点

    パーキンソン病は、病状の進行と共に身体の自由が無くなってしまうので、常に転倒事故の危険があります。

    また、食事や着替えなどの日常動作をこなす際にも時間がかかってしまうため、適切なサポートを受けられる施設を探しましょう。

    また、身体が思い通りに動かないことで気持ちが落ち込んでしまい鬱状態に陥ってしまうこともあるため要注意です。

    住環境に配慮されている

    住環境の工夫

    老人ホームを選ぶ際には、パーキンソン病患者でも安心して移動できるかどうかをチェックしましょう。

    手すりの設置や段差解消がされており、浴室などが安全に配慮された設計になっている住環境であれば、安心して暮らせるでしょう。

    また、運動機能の衰えを防ぐためにも手すりの設置や家具類の配置が調整されている施設を選び、少しでも自立した生活を送れるようにしましょう。

    パーキンソン病に熟知したスタッフがいるか

    パーキンソン病の症状や対応を熟知しているスタッフがいれば、充実したケアを受けられるでしょう。

    薬物効果に合わせて生活リズムを作るサポートもしてくれるので、患者にとって非常に頼れる存在となります。

    また、病状を熟知していれば起こりやすい事故を予防するために細心の注意が払ってくれるので、安心して生活できるでしょう。

    しっかりとしたリハビリを行えるか

    パーキンソン病の症状を遅らせるためには、リハビリを適度に行うことが重要です。

    自力でできることに関しては、時間がかかっても自力で行うようにサポートしてくれる施設を選びましょう。

    なお、施設の人手や人員配備の体制が不十分だと対応が遅れてしまう場合があるためスタッフの人数もチェックしてみてください。

    実際に、スタッフの介助が待ちきれずに、パーキンソン病の方が1人でトイレに向かい転倒してしまったと事例もあります。

    医療連携が緊密に取れている24時間体制で看護スタッフが常駐している老人ホームを選ぶと、より安心でしょう。

    選ぶ際の優先順位を決めよう

    老人ホーム選びで困らないためにも、重視するべきポイントを整理して比較項目に優先順位を付けることをおすすめします。

    具体的には、下記のポイントを意識してみてください。

    • 24時間の介護体制
    • 立地
    • 居住空間

    特に、パーキンソン病の方は日常的な見守りや介護が必要不可欠なので介護体制の充実度に関しては重要度が高いです。

    安心して暮らせるかどうかを最優先に考えて、施設選びを進めていきましょう。

    おすすめの有料老人ホームの種類

    有料老人ホームは、主に「住宅型有料老人ホーム」「介護付き有料老人ホーム」の2種類に分かれます。

    介護体制やサービスを提供するための人員体制が整備されている介護付き有料老人ホームの方が、パーキンソン病の方には適していると言えるでしょう。

    住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅にも介護体制が充実している施設はあるので、必ずしも選択肢が介護付き有料老人ホームに限られるわけではありません。

    様々な施設を比較検討した上で、ベストな施設を選んでいきましょう。

    パーキンソン病の方が施設入居するリスク

    パーキンソン病の方がさらに認知症を併発してしまうと、残念ながら問題行動が増えるため介護者の負担が重くなります。

    また、嚥下障害も抱えてしまうと恒常的に食事介助が必要となるので、食事内容にも配慮しなければなりません。

    このような症状を併発してしまっている場合、サポートを提供する余力がない施設からは入居を断られてしまうケースもあります。

    また、入居後にパーキンソン病と認知症を併発した状況になるケースもあるため、入居前に退去要件に関しては必ず確認してください。

    認知症を併発しても入居を継続できるか、必要な介護や支援を受けられる契約か否かは重要なポイントなので、漏れなくチェックしましょう。

    室内での転倒にも注意

    パーキンソン病を患ってしまうと運動機能や感覚機能が低下してしまうので転倒のリスクが高まります。

    特に、コロナ禍において在宅時間が増えたことで室内での転倒事故も増えているので要注意といえるでしょう。

    もし階段で転倒してしまうと大怪我にも繋がるので、同居家族のサポートや気配りが欠かせません。

    予防するための運動・食事

    パーキンソン病患者の方が室内での転倒を予防したり、大怪我のリスクを低減するためにも日ごろからリハビリを行う必要があります。

    無理のない範囲で適度な運動やストレッチを行って筋力と柔軟性を維持したり、階段昇降やウオーキングなどを行い下半身の筋力を動かすことを意識しましょう。

    また、全身の筋肉や関節を使かす動作を行えるラジオ体操も効果的なので、ぜひ実践してみてください。

    食生活に関しても工夫を凝らす必要があります。

    特に乳製品や、果物・肉などの摂取が少ないと、パーキンソン病になりやすいと言われています。また、チロシンは、大豆製品に多く含まれておりタンパク質の一種で、ドパミンなどの神経伝達物質の原料となる栄養素でなので積極的に摂取すると良いでしょう。

    好き嫌いを避け、バランスの良い食事を心がけましょう。

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長
    中部療護センター副センター長
    岐阜大学連携大学院脳病態解析学分野 准教授(客員)

    矢野 大仁(やの ひろひと) 先生

    1990年岐阜大学医学部卒業、医学博士。大雄会病院などの勤務を経て、学位取得後、2000年から岐阜大学医学部附属病院脳神経外科助手。2010年 准教授、2013年 臨床教授・准教授、2020年4月から現職。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医。脳卒中の他、脳腫瘍、機能的脳神経外科など幅広い診療を行っている。患者さんが理解し納得できるようにわかりやすい説明を心がけている。

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