葛飾区老人ホーム・介護施設・高齢者住宅胃ろうに対応できる施設から探す

2件の老人ホーム・介護施設・高齢者住宅が見つかりました

地域

施設種別

併設
サービス

特徴

病気対応

月額費用

胃ろうを受け入れ可能な老人ホーム・介護施設・高齢者住宅葛飾区から探す

2件中 1〜2件目

ココファン水元みずもと

サービス付き高齢者向け住宅

アクセス

JR常磐線「金町駅」・京成金町線「京成金町駅」下車 金町駅北口より62系統バス乗車10分「リブレ京成前」下車徒歩3分

2013年オープン!JR金町駅・京成金町駅が最寄り駅、バス停から徒歩3分のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。水戸街道や環状七号線から近く、お車でのお越しも便利です。徒歩圏内にお買い物が楽しめるお店が多数。水元公園にほど近く、閑静な住宅街の中で、便利で落ち着きある暮らしが実現できます。 【お問い合わせ・資料請求・内覧のご予約受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋タイプ◆ 【Aタイプ】(18.00㎡ 全47戸) 要介護の方向けのお1人部屋です。洗面台・トイレ・収納等の基本設備を備えたベーシックなタイプです。暮らしの中でリスクにつながる設備を除いたシンプル設計で、生活スペースを広く確保しています。 【Bタイプ】(28㎡ 全5戸) お2人部屋です、Aタイプと同じ居室設備で10㎡大きな作りになっており、ゆったり暮らしていただけます。 ※お2人ご一緒に「1人部屋×2室」にご入居される場合、「生活支援サービス費」がお得になります! <詳しくはこちらをご覧ください> ◆お食事◆ お食事は栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。ご希望に応じて注文いただけます(召し上がった分だけお支払いいただきます)。ご自分でご用意いただくことや、外食も可能です。 ※館内にご自由に利用いただける食堂があります。 ◆24時間365日ケアスタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆併設◆ ・居宅介護支援 ケアマネージャーがケアプランを作成します ・訪問介護 介護職員がお部屋に訪問し、身体のケアや生活支援を行います ◆医療体制◆ 外部医療機関や訪問看護と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます。 ※東京都立東部地域病院・東京慈恵会医科大学葛飾医療センターが近くにあります ◆アクセス詳細◆ 鉄道:JR常磐線 金町駅 下車 同駅北口 京成バス 金62系統 西水元三丁目行き又は大場水門行き 昼間時間帯は、約12分間隔で発車します。バス料金:IC現金ともに220円。所要時間約12分バス停9駅目の「リブレ京成前」にて降車。降車バス停より当事業所まで3分250m。 ◆近隣情報◆  【お買い物】 一般生活は徒歩圏内ですべて揃います。生活にとても便利。 スーパー:リブレ京成 水元店3分250m・ライフ水元店5分350m ドラッグストア:セイムス3分190m・ウエルパーク4分290m・ウエルシア4分350mコンビニエンスストア:セブンイレブン水元2丁目店6分500m など買い物便利。 【行政サービス】 葛飾区役所水元区民事務所11分900m・水元小学校5分350m、水元中学校12分950m 【金融機関】 水元第5郵便局5分400m。金町駅前:みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・りそな銀行など 【エリア・スポット情報】 お好み焼き道頓堀5分400・珈琲達磨堂7分550m・コメダ珈琲9分700m・シャトレーゼ11分900m・はま寿司16分1300m 散策アクティビティ:水元神社6分450m・水元総合スポーツセンター9分700m

>> もっとみる

介護型居室の空室状況

1人用

満室

2人用

満室

月額費用 124,171円〜177,257円
入居時費用
  • 敷金:賃料2ヶ月分
  • 住所 東京都葛飾区水元4-5-1
    併設する
    介護サービス
    居宅介護支援(ケアマネジャー)、訪問介護
    特徴 介護・認知症タイプ、自立・支援タイプ、2人で住める

    ココファン新小岩しんこいわ

    サービス付き高齢者向け住宅

    アクセス

    JR総武線「新小岩」駅北口より 徒歩10分

    2022年8月オープン!総武線快速も停車する「新小岩駅」北口からまっすぐ歩いていただいて10分。ドラッグストアやコンビニも近く、生活しやすいおすすめの住まいです。 【お問い合わせ受付中!ご入居ご検討の方はぜひお気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ お1人部屋・お2人部屋をご用意しています。安全に留意したバリアフリー設計の個室です(全74室) 【Aタイプ】全27戸 洗面台・トイレ・収納を備えた1人部屋です(18.03~19.05㎡) 【Bタイプ】全18戸 洗面台・トイレ・収納・ミニキッチン・浴室・洗濯機置場を備えた1人部屋です(25.39~27.37㎡) 【Cタイプ】全25戸 Bタイプの設備を備えた2人部屋です(35.57~37.38㎡) 【Dタイプ】全25戸 Bタイプの設備を備えた1LDKタイプの2人部屋です(52.90~53.43㎡) ※お2人ご一緒に「1人部屋×2室」にご入居される場合、「生活支援サービス費」がお得になります! <詳しくはこちらをご覧ください> ◆24時間365日介護スタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆お食事◆ 栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。ご希望に応じて注文いただけます(召し上がった分だけお支払いいただきます)、ご自分でご用意いただくことや、外食も可能です ※館内にご自由に利用いただける食堂があります ◆併設サービス◆ ・訪問介護 介護職員がお部屋に訪問し、身体のケアや生活支援を行います ※要支援・要介護度合いに応じて、必要なサービスを受けることが可能です、また外部の事業所のご利用が可能です ◆医療・看護連携◆  外部医療機関や訪問看護と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます ※坂本クリニック 徒歩2分、坂本病院 徒歩4分、イムス東京葛飾総合病院 徒歩8分 事業所でタクシーの手配も行っております ◆周辺◆ お買い物:スギ薬局西新小岩店 徒歩3分、セブンイレブン西新小岩店 徒歩4分、業務スーパー新小岩店 徒歩8分 行政サービス:葛飾区 新小岩北区民事務所 徒歩7分、葛飾西新小岩郵便局 徒歩3分 グルメ:ベーカリー(リヨンライズ新小岩)徒歩4分、飲食店(コメダ珈琲・ジョナサン・CoCo壱番屋)ほか多数あります

    >> もっとみる

    自立型居室の空室状況 介護型居室の空室状況

    1人用

    満室

    2人用

    満室

    1人用

    満室

    月額費用 137,200円〜236,300円
    入居時費用
  • 敷金:賃料2ヶ月分
  • 住所 東京都葛飾区東新小岩5丁目14番2号
    併設する
    介護サービス
    訪問介護
    特徴 介護・認知症タイプ、自立・支援タイプ、自立から介護までの複合型、2人で住める、徒歩圏内

    葛飾区の老人ホームの種類ごとの施設数と空室数

    施設の種類
    施設数
    空室
    サービス付き
    高齢者向け住宅

    2

    0

    グループホーム
    -
    -
    介護付き
    有料老人ホーム
    -
    -
    住宅型
    有料老人ホーム
    -
    -

    よくある質問

    A

    葛飾区で最も月額費用が安い介護施設は「ココファン水元」です。

    月額費用は124,171円です。

    有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどの民間施設は、施設ごとに費用プランが様々です。予算や利用したいサービスなどに合わせて、最適な施設を選択することが重要です。

    月額費用が安い葛飾区の介護施設を探す

    A

    葛飾区で認知症対応ができる施設は2件です。

    民間施設の中でも、グループホームは認知症患者の方を主な対象としています。

    介護・医療のサービスが充実している介護付き有料老人ホームでも、認知症対応ができる施設が多いです。

    また近年では、軽度の認知症であればサ高住や住宅型有料老人ホームにも受け入れ可能な施設が多く、学研ココファンでもこうした施設を多数取り扱っています。

    A

    葛飾区で自立・要支援向けの施設は2件です。

    民間施設の中でも、要支援・自立の方に特におすすめなのはサービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームの2種類です。

    いずれも幅広い介護度の方に対応可能な施設です。

    葛飾区の自立から介護までの複合型施設を探す

    A

    葛飾区でデイサービス併設の施設は0件です。

    最新の住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、訪問介護やデイサービスなどを併設している場合が多いです。

    これらのサービスを利用すれば、常に介護スタッフがそばで見守ってくれるため、より安心な暮らしを送ることができます。

    またこのような施設では、施設に併設された事業所だけでなく、外部の居宅サービスを利用することも可能ですので、利用するサービスの自由度が高い点も魅力です。

    葛飾区の特集から探す

    認知症対応が可能な施設特集

    認知症対応が可能な施設一覧はこちら。認知症の方の介護は、ご自宅ではなかなか難しいもの。快適に暮らせる住環境を備えた、認知症の方向けの老人ホームをご紹介します。

    胃ろう対応ができる施設特集

    胃ろうの対応が可能な施設一覧はこちら。認知症同様、胃ろうのケアも自宅では難しい場合が多いでしょう。胃ろう対応可能な介護・看護体制を整えた施設を集めました。

    自立・要支援の方におすすめな施設特集

    自立・要支援の方向けの施設一覧はこちら。元気な方が活気のあるシニアライフを送れるような、レクリエーションなどが充実した施設をご紹介します。

    夫婦で入居可能な施設特集

    夫婦で入居が可能な施設の一覧はこちら。二人用の居室は需要が高く、すぐに満室になってしまうため、夫婦での入居を希望する場合は早めの情報収集が必要です。

    訪問介護併設の施設特集

    訪問介護を併設している施設の一覧はこちら。サ高住などの施設内で訪問介護を併用することで、より充実した身体介護サービスを受けられます。

    葛飾区の周辺地域一覧

    葛飾区の老人ホームの特徴

    葛飾区の魅力

    今回は、東京都葛飾区の老人ホームの特徴と動向について解説していきます。

    葛飾区や近隣にお住いの方は、ぜひ参考にしてください。

    葛飾区の地理的特徴と介護施設の特徴

    葛飾区と聞いて、「男はつらいよ」「こちら葛飾区亀有公園前派出所」などをイメージする方も多いでしょう。

    これらの作品からも分かるように、都内でも有数の下町で情緒ある風情が人気です。

    人口は462,192人で、高齢者の方も街に溶け込みやすい閑静な街なので過ごしやすい点が大きな魅力です。

    老人ホーム等の介護施設の整備も進んでおり、今後ますます老人ホームは増えていくでしょう。

    有料老人ホームの利用料を見てみると、葛飾区は23区内で比較的低額な水準にあります。

    また、高齢者の社会参加を促す取り組みが積極的に行われている点も特徴的です。

    介護施設などでサポーター活動を行う「介護支援サポーター事業」や、高齢者のひきこもり解消を図る「いきいきふれあいサロン」を設置し、生きがいづくりや活力のある生活をサポートしています。

    さらに、健康で長生きするための「シルバーエンジョイスポーツ」「うんどう教室事業」など、高齢者が身体を動かす機会を提供する取り組みも人気があります。

    葛飾区の介護施設価格概観

    それでは、葛飾区の介護施設の費用について見ていきましょう。

    葛飾区にあるココファンの介護施設の入居金・月額費用の平均値・中央値は、下記の表の通りです。

    <入居金>

    地域 平均値 中央値
    葛飾区 160,500円 160,500円
    全国 297,256円 194,500円

    <月額費用>

    地域 平均値 中央値
    葛飾区 150,714円 150,714円
    全国 169,518円 158,250円

    葛飾区のココファンの施設の利用費用は、全国の中央値・平均値と比較すると安い傾向にあることが分かります。

    特に、入居金は非常にかなり安いレベルにあるため、東京都内でも利用しやすいと言えるでしょう。

    葛飾区の高齢者人口

    葛飾区の高齢者人口推移

    葛飾区の発表によると、葛飾区の高齢者人口は上記のイラストのようになっています。

    出典:第8期 葛飾区 高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画

    令和2年10月時点で、葛飾区の65歳以上の人口は114,282人・75歳以上は60,752人となっています。

    高齢者人口割合について見てみると、令和2年10月で65歳以上が24.6%・75歳以上が13%です

    また、今後の高齢者人口及び高齢者率の推移を見てみると、2025年には減少するものの、2035年から2040年にかけては上昇していくと考えられています。

    葛飾区の介護保険事業者・施設の状況

    続いて、2020年9月時点葛飾区の介護保険事業者と施設の状況について確認していきましょう。

    <葛飾区の種類別施設数>

    種類 施設数 75歳以上千人あたりの施設数(葛飾区) 75歳以上千人あたりの施設数(全国)
    訪問型介護施設数 179 3.37 3.25
    通所型介護施設数 185 3.49 3.43
    入所型介護施設数 63 1.19 2.17
    特定施設数 11 0.21 0.32
    居宅介護支援事業所数 158 2.98 2.41
    福祉用具事業所数 39 0.73 0.80
    介護施設数(合計) 635 11.97 12.40

    出典:日本医師会 葛飾区

    葛飾区の施設について見てみると、全国の施設数とほぼ同程度からやや多めであることが分かります。

    特徴として入所型介護施設数が全国平均と比較するとかなり少ないですが、介護施設全体で見ると十分な数が揃っていることが分かります。

    今後もますます高齢者施設は増えていくことが予測できますが、動向に関しては要注意と言えるでしょう。

    葛飾区の要介護認定者数

    葛飾区の要介護認定者数推移

    葛飾区の発表によると、2020年時点では葛飾区の要介護・要支援認定者数は上記のイラストの通りとなっています。

    出典:葛飾区(2021年3月)

    高齢者人口の増加に伴い、要介護認定者数も増加していくと考えられています。

    そのため、介護の負担は今後より大きくなっていくと言えるでしょう。より大きくなっていく介護・医療への需要を満たすために、地域の自治体が中心となって介護サービスをより充実させることが必要になります。

    葛飾区の高齢者相談窓口は?

    葛飾区では、区内の高齢者が介護サービスを受けられるように苦情調整委員制度を設けています。

    高齢者の方のための相談窓口が設けられているので、疑問や不安なことがあれば気軽に利用しましょう。

    なお、苦情調整委員を務めているのは弁護士や大学教授などの専門家なので、専門的な知識に基づいたアドバイス・助言が期待できます。

    なお、調査を経て介護事業者側に問題点があると判断されると、当該事業者対して是正が勧告される仕組みになっているため、サービスを利用する住民の方々にとっては非常にありがたいでしょう。

    また、申立ての結果は必ず本人に報告される仕組みになっているので、オープンな相談窓口と評価できます。

    利用したい場合は、葛飾区の福祉管理課の企画係に問い合わせてみてください。

    葛飾区独自の介護予防サービスについて

    葛飾区では独自の介護予防サービスを展開しているので、住民の方は積極的に利用すると良いでしょう。

    葛飾区の介護予防サービスは要支援高齢者のニーズに合わせてサービスを展開している点が特徴で、訪問型サービス・通所型サービス・介護予防ケアマネジメントの3種類のサービスを受けることができます。

    また、「介護予防ケアマネジメント」を通して自身の状態に合った介護予防計画を作成できます。

    区内にある高齢者総合相談センターなどに所属しているケアマネジャーが具体的なケアプランの作成をしてくれるため、大きな助けになるのは間違いありません。

    また、利用者の状況によっては調査員が自宅に訪問して調査を行うので、外出が難しい方でも問題なく利用可能です。

    さらに、利用者にとって必要なサービスは状況に応じて変わることから、調査員が継続的に利用者の状況を確認して計画を見直してくれる点も嬉しいサービスです。

    必要なサービスを常に受けられる仕組みが整っていることから、遠慮せずに担当窓口で相談してみてください。

    葛飾区の地域包括ケアシステム

    地域包括ケアの概要

    地域包括ケアシステムとは、高齢者を支えるサービスを地域で一体的に提供するシステムを指します。

    国を挙げてシステムの構築を推進しており、団塊世代が75歳以上となる2025年を目途にシステムの完成が目指されています。

    具体的には、要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最期まで続けることができるようにサポートするための内容となっています。

    住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムは、市町村や都道府県が地域の自主性に基づきながら構築されますので、地域の高齢者支援の軸としての役割を持つ、と言えるでしょう。

    葛飾区は他の地域と同様に、今後後期高齢者や認知症高齢者、要介護者数が増加する見込みです。

    そこで、定期巡回・随時対応型訪問介護看護などの優先順位が高いサービスを積極的に展開していくことを宣言しており、高齢者が在宅で安心して生活できる環境の整備を推進しています。

    また、現在葛飾区では地域包括ケアシステムの構築にあたり、7つの日常生活圏域の中から1ヵ所をモデル地域に指定し、具体的な取り組みを進めています。

    行政が様々な機関と連携しながら、医療・介護・介護予防・住まい・生活支援の5つのサービスを一元的に提供する体制づくりを目指しているため、高齢者の方々にとって非常にありがたい仕組みと言えるでしょう。

    なお、葛飾区が特に力を入れているのは在宅介護サービスと在宅医療サービスの連携です。

    通常であれば、介護と医療は別々に分かれているため利用する際には別々に申請する必要がありますが、葛飾区では地域密着型ケアシステムの実現を目指して介護と医療の連携を緊密にすることを重要視しています。

    住民の目線に立ちながら有用なシステム構築を進めていることから、今後も葛飾区で住み続ける予定の方や葛飾区に転居する予定がある方はチェックすると良いでしょう。

    具体的な取り組みに関しては広報やホームページで確認できるので、調べてみてください。

    胃ろうの方の老人ホーム選びのポイント

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長

    矢野 大仁 先生

    胃ろうを行っている方が、老人ホームを選ぶ際に重視すべきポイントについて解説します。

    そもそも胃ろうでも老人ホームに入れるの?

    相談の様子

    2012年頃までは、老人ホームの約70%で胃ろうの方の受け入れを制限していました。

    その要因は、胃ろう対応出来る環境が整っている老人ホームが少なかったためです。

    しかし、2012年に行われた介護保険法の改正により、現在は胃ろう対応が出来る老人ホームが増加してきています。

    とはいえ、胃ろうのケアは看護師や医師が行う医療行為であるため、どこの老人ホームでも受け入れられるわけではないのです。

    胃ろうの方の老人ホームへの入居は、近隣の医療機関との連携や、介護職員の人員体制、看護師等医療職員の配置、老人ホームの設備といった、老人ホームの受け入れ体制が整っていることが条件になります。

    胃ろうの方や、体調に不安がある方は、希望する老人ホームの医療の連携、介護体制について十分に確認した上で入居を検討しましょう。

    胃ろうの基本情報

    胃ろう

    胃ろうについて、詳しく解説していきます。

    胃ろうが必要な状態

    胃ろうが必要になるには、下記のような状態にあることが考えられます。

    • 床ずれ(褥瘡)対策の栄養確保をしたい場合

    寝たきりの状態で起こる床ずれの原因の1つとなるのが、栄養不足があります。

    胃ろうで足りない栄養を補うことで、床ずれの悪化を防いだり、場合によっては体の機能回復に繋がることがあります。

    • 口からの栄養確保が出来ない場合

    認知症や意識障害、脳血管疾患や神経筋疾患などの影響で口から食べることが難しい場合や、点滴では栄養が不足するときに胃ろうで対応することがあります。

    • 嚥下機能の低下している場合

    加齢や病気の影響で、嚥下機能が低下した場合に、誤嚥を防ぐ目的の1つとして胃ろうで対応することがあります。

    腸ろうの場合

    腸ろうは、お腹に小さな穴を開けて、そこから小腸まで栄養を通す管(カテーテル)を通し、直接小腸まで栄養を送る処置です。

    本来は胃ろうで対応することが多いですが、胃がんなどの理由で胃ろうを作ることが出来ない患者さんへの処置として、腸ろうを作ることが多いです。

    介護的なケアは胃ろうと同じように行うことが多いですが、腸ろうの場合は胃ろうよりゆっくりと栄養を流さなくてはならず、時間と手間がかかります。

    人員確保の面で、受け入れが難しい施設が多いのが現状です。

    その他の経管栄養の場合

    経管栄養は、口からの食事が難しくなった場合、胃までカテーテルを通して栄養を送る方法です。

    胃ろうも経管栄養の1つです。

    胃ろう以外では、鼻から胃までカテーテルを通す、経鼻経管栄養などが代表的です。

    経鼻経管栄養の場合は、手術をすることなく行えるので、身体機能の回復により取り除くことも可能です。

    胃ろうも経管栄養の1つですが、経管栄養の方の受け入れを容認している施設でも、胃ろうの方の受け入れをしていない場合があるため、注意が必要です。

    胃ろうの方の在宅介護は非常に大変

    胃ろうは誤嚥の心配がなくなり、介護が楽になると言われることがあります。

    楽になる部分ももちろんありますが、家族による胃ろうの管理は、非常に大変です。

    管理が不十分だと、感染症などのリスクもあります。

    本人の状態を悪化させてしまう可能性も考えられます。

    そのため、介護サービスを利用するなどして、プロに任せることも必要です。

    胃ろうのメリット

    胃ろうのメリット・デメリット

    胃ろうのメリットとして、主に以下のようなものが挙げられます。

    栄養素の確保がしやすい

    胃ろうの最大のメリットともいえるのが、栄養素の確保がしやすいという点です。

    口から食べることが困難になると、必要な栄養素が不足しがちです。

    胃ろうの場合は、胃に直接送り込むことが出来るため、必要な栄養素を確保したり、必要なカロリーを摂取することに役立ちます。

    口から食事もできる

    口から食べることが困難になった方が胃ろうの処置をすることが多いですが、胃ろうの方も口から食事をすることが出来ます。

    胃ろうは腹部にあるため、喉や食道にカテーテルが通っていない分、経鼻経管栄養などと比べると口からの食事はしやすいと言えます。

    また、嚥下訓練もしやすい特徴があります。

    洋服で隠すことができる

    胃ろうは腹部についているため、洋服を着てしまえば見た目では胃ろうがあるかどうか分からない点がメリットといえます。

    鼻からカテーテルを通す経鼻経管栄養は、隠すことが難しく、違和感などから引き抜いてしまう方もいますが、胃ろうは目立ちにくく、引き抜く心配が少ないというところがメリットです。

    運動やリハビリへの影響が小さい

    胃ろうがあっても、基本的な運動やリハビリで体を動かすことは可能です。

    胃ろうは洋服で隠すことが出来る点や、カテーテルが見えていないことからも、運動やリハビリに支障が少ないことも特徴です。

    また、口からも食べることが出来るため、嚥下訓練を行うことも可能です。

    入浴可能

    医師の許可があれば、入浴することも可能です。

    入浴の際は特別な処置をすることなく、普段通り入浴をすることが出来ます。

    カバーをすることなく入浴が出来るため、介護する人の負担軽減にも繋がります。

    清潔を保つことは皮膚トラブルの防止にもなりますし、胃ろうが付いている周辺の化膿防止にも繋がります。

    誤嚥性肺炎の予防に効果がある

    胃ろうは胃に直接栄養を送るため、誤嚥性肺炎の予防に繋がります。

    嘔吐物などの胃酸による化学性肺炎の防止にも効果があります。

    ただし、唾液等の誤嚥による細菌性肺炎はリスクが上がる可能性がありますが、口腔ケアを行ったり、口から少量でも食事を摂ることで細菌性肺炎のリスクを予防することに繋がります。

    胃ろうのデメリット

    一方で、胃ろうには以下のようなデメリットも存在します。

    手術の必要がある

    胃ろうは腹部に小さな穴を開けて設置するため、穴をあける外科手術が必要です。

    手術には抵抗がある人も多く、その点がデメリットといえます。

    ただ、胃ろうの手術は内視鏡を使って行うため、30分程度の短い時間で終わります。

    合併症のリスクも

    胃ろうで起こる可能性がある合併症には、汎発性腹膜炎や創部感染症などのリスクがあります。

    合併症に関しては胃ろうに限らず、他の経管栄養法でも発生する可能性はあります。

    むしろ、胃ろうの場合には合併症のリスクが他の経管栄養法よりも少ないとされています。

    口腔ケアが必要

    口から食べる機会が減少することで、口臭や細菌の増加など、口腔トラブルが発生しやすくなります。

    こうした口腔トラブルは、食べる機会が減ることで唾液の分泌が減り、自浄作用が低下することで起こります。

    口腔内のトラブルを防ぐためにも、適切な口腔ケアを行うことが大切です。

    逆流することがある

    胃に注入する栄養剤は液体のため、逆流する可能性があります。

    逆流してしまうと誤嚥に繋がることもあるので、栄養剤を注入している最中と、注入後は30度以上上半身を起こしておく必要があります。

    また、体質的に胃に入れたものが逆流しやすい症状を持っている人もいます。

    このような場合は、とろみのついた栄養剤で症状が抑えられる場合があります。

    胃ろうの設置は本人の意思確認も重要

    日本の胃ろう利用者は25万人以上とも言われており、世界的に見ても日本は胃ろう患者が多いことが知られています。

    ただ、日本では胃ろうを望まないとする人が8割以下と少ない傾向があり、本人の意思と尊厳の重視に注目されています。

    胃ろう設置の最大の目的は生命維持であることが大半ですが、決して胃ろうが延命治療とは断言できません。

    胃ろう患者の介護施設受け入れも増えてきたため、介護施設入居にあたって胃ろうの選択肢を辞めるという必要性はほぼ無くなりました。

    そのため、本人の意思をしっかり確認し、家族も納得した上で検討することが大切です。

    胃ろうが必要な方の介護施設の入居条件

    胃ろうは医療行為のひとつで、2012年までは主に看護師が行うケアでした。

    現在は、看護師などの医療従事者以外に、家族や所定の研修を受けた介護職員が胃ろうの対応が出来るようになりました。

    とはいえ、どの介護施設でも受け入れられるわけではありません。

    胃ろう患者が断られる理由には、

    • 看護師が日中、もしくは24時間常駐がない
    • 介護職員への研修が進んでいない
    • 胃ろう患者のための設備が整っていない

    このような理由から断られることがあります。

    胃ろうの方が施設を探す場合には、検討段階から胃ろうを使用していることを伝え、入居後安心して暮らせる環境かどうかをしっかり確認することが大切です。

    胃ろう対応可能な介護施設選びで重視する点

    それでは実際に、胃ろうの方が施設選びをする場合、どのような施設を選ぶべきか紹介していきます。

    口腔ケアに精通している

    口腔ケア

    胃ろうの方で、口から食べる機会が減ると、口腔内の状態が悪くなりがちです。

    口から食べる機会が減ることで、口の中を清潔に保つ重要な役割を持っている唾液の分泌が減るためです。

    口の中に細菌が繁殖すると、虫歯や口内炎になったり、口臭の原因になったりします。

    肺炎にかかる可能性などもあります。

    そのため、口腔ケアによって口腔内を清潔な状態に保つ必要があります。

    口腔ケアをしっかり行っている施設を選ぶ基準にしましょう。

    入居者の体を清潔に保とうとしている

    胃ろうを設置していると、入浴が出来ないイメージがあります。

    実際には胃ろうに特別な保護をしなくても、普段通り入浴をすることが出来ます。

    入浴後も、胃ろうを入れ替えたり、消毒をしたりすることなく、普段通りのケアで充分です。

    むしろ、胃ろうが不潔な状態になると、感染症などの心配もあります。

    そのため、身体を清潔な状態に保つ必要があり、入浴や清拭によって体を清潔に保とうとしているかどうかは、必ず確認が必要です。

    栄養剤にこだわっている

    胃ろうで使われる栄養素には、タンパク質が分解された状態で含まれる「消化態栄養剤」と、分解前のタンパク質がそのまま含まれている「半化態栄養剤」の2種類あります。

    この2種類の栄養剤から、胃ろうを設置している方の消化能力などを見て、どの栄養剤を使用するか、医師や看護師と連携をとりながら選択してくれる施設が望ましいです。

    また、胃ろうの方にとって栄養剤等の補給は健常者の食事と同じです。

    胃ろうのチューブに詰まらないように注意して調理されたものであれば、医師の診断の元、何を入れても大丈夫です。

    普通の食事を作るように調理したものや、野菜ジュース、スポーツドリンクなども入れることが出来ます。

    こうした胃ろうの方の"食事"にも気を配っている施設であれば、安心することが出来ます。

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長
    中部療護センター長
    岐阜大学連携大学院脳病態解析学分野 教授(客員)

    矢野 大仁(やの ひろひと) 先生

    1990年岐阜大学医学部卒業、医学博士。大雄会病院などの勤務を経て、学位取得後、2000年から岐阜大学医学部附属病院脳神経外科助手。2010年 准教授、2013年 臨床教授・准教授、2020年4月 中部療護センター入職、2024年4月から現職。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医。脳卒中の他、脳腫瘍、機能的脳神経外科など幅広い診療を行っている。患者さんが理解し納得できるようにわかりやすい説明を心がけている。

    監修医師の所属病院ホームページはこちら 監修医師の研究内容や論文はこちら

    掲載画像はWikipediaから引用している場合があります。

    葛飾区のココファンブログ

    老人ホーム・介護施設・高齢者住宅を探す

    介護施設の種類
    介護施設の比較
    介護施設の費用

    上に戻る 上に戻る