松戸市サービス付き高齢者向け住宅胃ろうに対応できる施設から探す

1件のサービス付き高齢者向け住宅が見つかりました

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併設
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胃ろうを受け入れ可能なサービス付き高齢者向け住宅松戸市から探す

1件中 1〜1件目

ココファン松戸五香まつどごこう

サービス付き高齢者向け住宅

アクセス

新京成線「五香」駅から徒歩10分

新京成線「五香」駅から徒歩10分のサービス付き高齢者住宅(サ高住)です。松戸駅から電車で30分圏内です。464号北千葉道路にも近く車でのお越しも便利です。徒歩圏内にスーパー、コンビニ、飲食店があり生活しやすい環境です。 【お問い合わせ・資料請求・内覧のご予約受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋タイプ◆ お1人部屋とご夫婦でもご入居いただけるお2人部屋をご用意。全室ナースコールが完備されております。 【Aタイプ】(18.24㎡ 全45戸) お1人向けの部屋です。洗面台・トイレ・収納等の基本設備を備えたベーシックなタイプです。暮らしの中でリスクにつながる設備を除いたシンプル設計で、生活スペースを広く確保しています。 お風呂は、共用のお風呂をご利用いただけます。 【Bタイプ】(27.36㎡ 全12戸) ご夫婦や姉妹などでご入居いただける2人用のお部屋です。Aタイプの設備に加え、ミニキッチンが付いているので簡単な調理がお部屋で行えます。お風呂はAタイプ同様、共用のお風呂をご利用いただけます。 ◆24時間365日介護スタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆お食事◆ 栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。ご希望に応じて注文いただけます(召し上がった分だけお支払いいただきます)、ご自分でご用意いただくことや、外食も可能です ※館内にご自由に利用いただける食堂があります ◆併設サービス◆ ・訪問介護 介護職員がお部屋に訪問し、身体のケアや生活支援を行います ※要支援・要介護度合いに応じて、必要なサービスを受けることが可能です、また外部の事業所のご利用が可能です ◆医療・看護連携◆  外部医療機関や訪問看護と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます ◆近隣情報◆ 【お買い物】ローソン松戸五香店 徒歩7分、スーパーベルクス五香元山店 徒歩8分 【行政サービス】松戸市行政サービスセンター 車30分、松戸市立図書館五香分室 徒歩5分 【病院】東宝鎌谷病院 車13分 、松戸市立総合医療センター 車17分 事業所でタクシーの手配も行っております。 【グルメ】手打ち讃岐うどん源藤 徒歩7分、くら寿司松戸五香店 徒歩7分、サイゼリヤ松戸五香店 徒歩8分、など

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介護型居室の空室状況

1人用

満室

2人用

満室

月額費用 124,171円〜174,257円
入居時費用
  • 敷金:賃料2ヶ月分
  • 住所 千葉県松戸市五香2-19-3
    併設する
    介護サービス
    訪問介護
    特徴 介護・認知症タイプ、自立・支援タイプ、2人で住める、徒歩圏内

    松戸市の老人ホームの種類ごとの施設数と空室数

    施設の種類
    施設数
    空室
    サービス付き
    高齢者向け住宅

    1

    0

    グループホーム
    -
    -
    介護付き
    有料老人ホーム
    -
    -
    住宅型
    有料老人ホーム
    -
    -

    よくある質問

    A

    松戸市で最も月額費用が安い介護施設は「ココファン松戸五香」です。

    月額費用は124,171円です。

    有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどの民間施設は、施設ごとに費用プランが様々です。予算や利用したいサービスなどに合わせて、最適な施設を選択することが重要です。

    月額費用が安い松戸市の介護施設を探す

    A

    松戸市で認知症対応ができる施設は1件です。

    民間施設の中でも、グループホームは認知症患者の方を主な対象としています。

    介護・医療のサービスが充実している介護付き有料老人ホームでも、認知症対応ができる施設が多いです。

    また近年では、軽度の認知症であればサ高住や住宅型有料老人ホームにも受け入れ可能な施設が多く、学研ココファンでもこうした施設を多数取り扱っています。

    A

    松戸市で自立・要支援向けの施設は1件です。

    民間施設の中でも、要支援・自立の方に特におすすめなのはサービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームの2種類です。

    いずれも幅広い介護度の方に対応可能な施設です。

    松戸市の自立から介護までの複合型施設を探す

    A

    松戸市でデイサービス併設の施設は0件です。

    最新の住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、訪問介護やデイサービスなどを併設している場合が多いです。

    これらのサービスを利用すれば、常に介護スタッフがそばで見守ってくれるため、より安心な暮らしを送ることができます。

    またこのような施設では、施設に併設された事業所だけでなく、外部の居宅サービスを利用することも可能ですので、利用するサービスの自由度が高い点も魅力です。

    松戸市の特集から探す

    認知症対応が可能な施設特集

    認知症対応が可能な施設一覧はこちら。認知症の方の介護は、ご自宅ではなかなか難しいもの。快適に暮らせる住環境を備えた、認知症の方向けの老人ホームをご紹介します。

    胃ろう対応ができる施設特集

    胃ろうの対応が可能な施設一覧はこちら。認知症同様、胃ろうのケアも自宅では難しい場合が多いでしょう。胃ろう対応可能な介護・看護体制を整えた施設を集めました。

    自立・要支援の方におすすめな施設特集

    自立・要支援の方向けの施設一覧はこちら。元気な方が活気のあるシニアライフを送れるような、レクリエーションなどが充実した施設をご紹介します。

    夫婦で入居可能な施設特集

    夫婦で入居が可能な施設の一覧はこちら。二人用の居室は需要が高く、すぐに満室になってしまうため、夫婦での入居を希望する場合は早めの情報収集が必要です。

    訪問介護併設の施設特集

    訪問介護を併設している施設の一覧はこちら。サ高住などの施設内で訪問介護を併用することで、より充実した身体介護サービスを受けられます。

    松戸市の周辺地域一覧

    松戸市の老人ホームの特徴と同行

    千葉県松戸市は都市部までのアクセスが良好な地域であり、東京都のベッドタウンとして栄えている地域です。

    松戸市の老人ホームの特徴や動向について紹介していきます。

    松戸市の地理的特徴と介護施設の特徴

    松戸市の地理的特徴

    松戸市の特徴

    千葉県松戸市は、人口497,614人(令和3年9月末時点)で、千葉県内では千葉市・船橋市に次いで、3番目の人口規模の市です。

    昭和初期より東京のベッドタウンとして開発が進められ、大規模住宅団地や、郊外型住宅開発が進められた地域でもあります。

    また、古くから宿場町として栄えた歴史もあり、現在も商業拠点として大型ショッピングモールなどが建設されている他、昔ながらの商店が多いのも特徴です。

    そのため、高齢者の方にとっても暮らしやすい街並みであると言えるでしょう。

    松戸市の高齢者政策

    松戸市は千葉県の中でも高齢者人口が多い地域と言われています。

    そのため、松戸市の高齢者政策は全国でも注目されているものが多いのも特徴です。

    たとえば、松戸市安心ひとこえ運動といった独自の福祉事業が展開されていたり、日常生活で少しだけ誰かの力を借りたいときに使用する、「軽度生活援助券」などが配布され、高齢者からも評判が高いです。

    老人ホームなどの介護施設は、隣接する柏市と同程度と、比較的充実しています。

    また、老人ホームなどの介護施設の利用料金は、全国平均より安い傾向があります。

    松戸市の介護施設価格概観

    ココファンに掲載されている松戸市の介護施設の価格より、入居金・月額費用それぞれの平均値と中央値を紹介します。

    <入居金>

    地域 平均値 中央値
    松戸市 155,500円 155,500円
    全国平均 297,256円 194,500円

    <月額費用>

    地域 平均値 中央値
    松戸市 149,214円 149,214円
    全国平均 169,518円 158,250円

    こちらの表からわかるように、全国のココファン施設と比較しても、入居金・月額費用ともに安い傾向にある地域です。

    松戸市の高齢者人口

    松戸市の高齢者人口推移

    令和3年3月末時点での松戸市の65歳以上の方の人口は、128,669人です。

    他の地域と比べると、松戸市は人口に対する高齢者の方の割合が全国平均よりも高い傾向があります。

    また松戸市の推定によると、2025年には高齢化率が29.1%に達するという予測が出ています。

    しかし、実際にはこれ以上に高い数値となることが推測されることもあります。

    また、65歳以下の人口はゆるやかに減少傾向が続いており、少子高齢化が進んでいる地域と言えます。

    松戸市の介護施設の状況

    令和2年11月時点での松戸市の介護施設の状況を紹介します。

    <介護施設の種類別施設数>

    種類 施設数 75歳以上千人あたりの施設数(city) 75歳以上千人あたりの施設数(全国)
    訪問型介護施設数 192 3.55 3.25
    通所型介護施設数 191 3.54 3.43
    入所型介護施設数 104 1.92 2.17
    特定施設数 31 0.57 0.32
    居宅介護支援事業所数 131 2.42 2.41
    福祉用具事業所数 58 1.07 0.80
    介護施設数(合計) 707 13.09 12.40

    ※2020年9月時点の情報です。

    全国の介護保険施設数の平均と比較してみると、入居型介護施設数は全国平均に比べて若干少ない傾向にありますが、松戸市は老人ホームの入居状況を見ると比較的充実している点に特徴があります。

    特に、小規模~中規模の施設が多くあり、施設の特徴に合わせて選ぶことが出来る地域と言われています。

    松戸市の要介護・要支援認定者数

    令和2年10月1日時点での、松戸市の要介護認定者と要支援認定者数は、22,419人とされています。

    2025年時点では、要介護・要支援認定者の割合が、20.8%になると予想されています。

    要介護・要支援認定者の増加に伴って、認知症の高齢者数も増加傾向にあります。

    認知症高齢者の増加に際して、松戸市では認知症予防教室などを実施し、認知症対策にも力を入れています。

    認知症対策の一環として、グループホームなど、認知症患者が入居できる施設を増やしたり、家族のケアをするためのサポート計画が進んでいます。

    要介護・要支援認定者数の増加に合わせて、松戸市は訪問看護・定期循環といった取り組みも盛んで、市全体で高齢者の方をサポートする取り組みが行われています。

    松戸市の高齢者相談窓口(委員会)は?

    松戸市には、高齢者の方の相談事に対応する窓口が複数設置されています。

    地域包括支援センター

    松戸市では高齢者いきいき安心センターという名称で運営されています。

    • 介護分野の相談
    • 福祉、医療に関する相談
    • 健康や生活に関する相談

    保健師や社会福祉士といった専門家が、このような様々な相談事に対応します。

    また、高齢者いきいき安心センターでは、

    • 虐待に関する通報
    • 振り込め詐欺などの被害に関する相談

    このような高齢者の権利擁護に関する活動も行っています。

    金銭を含む貴重品管理や、各種サービスの手続や支払いの代行なども行っています。

    基幹型地域包括支援センター

    地域包括支援センターである、高齢者いきいき安心センターの基幹部門として位置づけられるのが、基幹型地域包括支援センターで、松戸市では名称を福祉まるごと相談窓口と言います。

    介護に関する相談をメインに行っており、

    • どこに相談すればいいかわからない
    • 手続きはどうしたらいいのかわからない

    といった、介護に関する相談について、必要な手続きやサービスの案内を行っている機関です。

    社会福祉協議会の福祉相談室

    松戸市では、社会福祉協議会の相談窓口を福祉なんでも相談室という名称で運営しています。

    福祉なんでも相談室は、市民センターなど市内の5か所に相談窓口を開設しています。

    主に民生委員などが相談業務にあたっています。

    松戸市独自の介護サービスについて

    松戸市では、松戸市独自の介護サービスとして、訪問型元気応援サービスを実施しています。

    この取り組みは、主に介護認定を受けた方がケアプランの範囲によって受けることが出来る、自立支援サービスの一環として行われています。

    コースは2通りあり、どちらか片方の利用でも、セットでの利用でも可能です。

    • 生活支援コース

    居宅内などの掃除、衣類の整理、調理や配膳など、買い物など生活支援に関するサポート

    • 困りごとコース

    居宅以外の掃除、付き添い支援、といった生活の困りごとをサポート

    松戸市の地域包括ケアシステム

    地域包括ケアシステムとは

    高齢者の方の尊厳保持と自立生活の支援を目的として、地域で包括的な支援とサービスを提供する、地域包括ケアシステムという取り組みを厚生労働省を中心に進めています。

    各市町村ごとに様々な取り組みがされていますが、特に注目したいのが松戸市の地域包括ケアシステムです。

    松戸市の地域包括ケアシステムの概要

    松戸市では、一人暮らしの高齢者世帯、高齢者の方がいる世帯、高齢夫婦のみで生活している世帯が増加傾向にあります。

    松戸市は、要介護状態になっても自宅で生活し続けたいと考える人が多い地域でもあります。

    そのため、在宅支援サービスの充実に向けた取り組みを市政として行う中、地域資源の活用として、地域包括ケアシステムの構築にも力を入れています。

    松戸市の地域包括ケアシステムの取り組み

    いきいきサロン、ふれあい会食会などは、地域の繋がりを作る交流の場として開催されています。

    地域で声かけをおこなう活動は、オレンジ声かけ隊として、主に認知症高齢者の方やその家族のケアを目的に行われています。

    こうした地域包括ケアシステムの一環としての活動には、高齢者の方自身もボランティアとして積極的に参加しています。

    高齢者の方自身が参加することで、人員の確保に繋がるだけでなく、健康増進や、介護予防に繋げる目的もあります。

    松戸市の市民活動

    松戸市では、高齢者の方が参加出来る以下のような市民活動が充実しています。

    まつど地域活躍塾

    松戸をより暮らしやすい街にするための市民活動で、自分の経験やスキルを活かしながら、地域で活躍していくきっかけを見つける塾です。

    参加は松戸市在住、在勤、在学の18歳以上の方としており、65歳以上の高齢者の方でも参加することが出来ます。

    ただし、定員制であることと、申込者が多い場合には書類選考があります。

    塾生として学ぶ人の中には、定年退職後に自らの知識を活かせる場として地域の活動に参加したい方なども多くいます。

    お菓子教室、おしゃべり会、子育て援助の関わりなどを活動を行っている方もいらっしゃいます。

    松戸市ご長寿ハッピーコンテスト

    松戸市民が実行委員会となって、「自分の健康は自分でつくる」というキャッチフレーズのもと、健康寿命を増進し、長寿を祝う催しとして開始されています。

    平成25年度の開催から、対象を65歳以上から60歳以上に引き下げ、参加者も増加しています。

    健脚を披露する部門では、江戸川の土手を10㎞歩くコースや、市内の名称をのんびり巡る3kmのコースがあります。

    また、川柳部門など文化的な内容で行う部門もあります。

    サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは?

    サ高住のタイプ

    サ高住は安心・快適に暮らせる高齢者住宅

    サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者の方に安心して暮らしていただくための住環境、及び安否確認・生活相談などのサービスを備えた住宅です。

    一般に「自立・支援タイプ」と「介護・認知症タイプ」の2種類に分かれており、入居者の要介護度に合わせて最適な住宅を選択することができます。

    入居一時金0円で初期費用が抑えられる

    サービス付き高齢者向け住宅は、多くの場合入居一時金0円で利用することができます。

    ほとんどの施設で初期費用は敷金のみですので、他の種類の施設よりも利用を開始しやすいです。

    月額費用は賃料・サービス料金・光熱費などが必要となり、外部の介護・医療サービスを利用する量が多くなるほど料金が高くなります。

    なお、学研ココファンのサ高住は月額費用も厚生年金額を基準とした価格設定となっているため、他社よりも月々の費用を抑えることが可能です。

    胃ろうの方の老人ホーム選びのポイント

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長

    矢野 大仁 先生

    胃ろうを行っている方が、老人ホームを選ぶ際に重視すべきポイントについて解説します。

    そもそも胃ろうでも老人ホームに入れるの?

    相談の様子

    2012年頃までは、老人ホームの約70%で胃ろうの方の受け入れを制限していました。

    その要因は、胃ろう対応出来る環境が整っている老人ホームが少なかったためです。

    しかし、2012年に行われた介護保険法の改正により、現在は胃ろう対応が出来る老人ホームが増加してきています。

    とはいえ、胃ろうのケアは看護師や医師が行う医療行為であるため、どこの老人ホームでも受け入れられるわけではないのです。

    胃ろうの方の老人ホームへの入居は、近隣の医療機関との連携や、介護職員の人員体制、看護師等医療職員の配置、老人ホームの設備といった、老人ホームの受け入れ体制が整っていることが条件になります。

    胃ろうの方や、体調に不安がある方は、希望する老人ホームの医療の連携、介護体制について十分に確認した上で入居を検討しましょう。

    胃ろうの基本情報

    胃ろう

    胃ろうについて、詳しく解説していきます。

    胃ろうが必要な状態

    胃ろうが必要になるには、下記のような状態にあることが考えられます。

    • 床ずれ(褥瘡)対策の栄養確保をしたい場合

    寝たきりの状態で起こる床ずれの原因の1つとなるのが、栄養不足があります。

    胃ろうで足りない栄養を補うことで、床ずれの悪化を防いだり、場合によっては体の機能回復に繋がることがあります。

    • 口からの栄養確保が出来ない場合

    認知症や意識障害、脳血管疾患や神経筋疾患などの影響で口から食べることが難しい場合や、点滴では栄養が不足するときに胃ろうで対応することがあります。

    • 嚥下機能の低下している場合

    加齢や病気の影響で、嚥下機能が低下した場合に、誤嚥を防ぐ目的の1つとして胃ろうで対応することがあります。

    腸ろうの場合

    腸ろうは、お腹に小さな穴を開けて、そこから小腸まで栄養を通す管(カテーテル)を通し、直接小腸まで栄養を送る処置です。

    本来は胃ろうで対応することが多いですが、胃がんなどの理由で胃ろうを作ることが出来ない患者さんへの処置として、腸ろうを作ることが多いです。

    介護的なケアは胃ろうと同じように行うことが多いですが、腸ろうの場合は胃ろうよりゆっくりと栄養を流さなくてはならず、時間と手間がかかります。

    人員確保の面で、受け入れが難しい施設が多いのが現状です。

    その他の経管栄養の場合

    経管栄養は、口からの食事が難しくなった場合、胃までカテーテルを通して栄養を送る方法です。

    胃ろうも経管栄養の1つです。

    胃ろう以外では、鼻から胃までカテーテルを通す、経鼻経管栄養などが代表的です。

    経鼻経管栄養の場合は、手術をすることなく行えるので、身体機能の回復により取り除くことも可能です。

    胃ろうも経管栄養の1つですが、経管栄養の方の受け入れを容認している施設でも、胃ろうの方の受け入れをしていない場合があるため、注意が必要です。

    胃ろうの方の在宅介護は非常に大変

    胃ろうは誤嚥の心配がなくなり、介護が楽になると言われることがあります。

    楽になる部分ももちろんありますが、家族による胃ろうの管理は、非常に大変です。

    管理が不十分だと、感染症などのリスクもあります。

    本人の状態を悪化させてしまう可能性も考えられます。

    そのため、介護サービスを利用するなどして、プロに任せることも必要です。

    胃ろうのメリット

    胃ろうのメリット・デメリット

    胃ろうのメリットとして、主に以下のようなものが挙げられます。

    栄養素の確保がしやすい

    胃ろうの最大のメリットともいえるのが、栄養素の確保がしやすいという点です。

    口から食べることが困難になると、必要な栄養素が不足しがちです。

    胃ろうの場合は、胃に直接送り込むことが出来るため、必要な栄養素を確保したり、必要なカロリーを摂取することに役立ちます。

    口から食事もできる

    口から食べることが困難になった方が胃ろうの処置をすることが多いですが、胃ろうの方も口から食事をすることが出来ます。

    胃ろうは腹部にあるため、喉や食道にカテーテルが通っていない分、経鼻経管栄養などと比べると口からの食事はしやすいと言えます。

    また、嚥下訓練もしやすい特徴があります。

    洋服で隠すことができる

    胃ろうは腹部についているため、洋服を着てしまえば見た目では胃ろうがあるかどうか分からない点がメリットといえます。

    鼻からカテーテルを通す経鼻経管栄養は、隠すことが難しく、違和感などから引き抜いてしまう方もいますが、胃ろうは目立ちにくく、引き抜く心配が少ないというところがメリットです。

    運動やリハビリへの影響が小さい

    胃ろうがあっても、基本的な運動やリハビリで体を動かすことは可能です。

    胃ろうは洋服で隠すことが出来る点や、カテーテルが見えていないことからも、運動やリハビリに支障が少ないことも特徴です。

    また、口からも食べることが出来るため、嚥下訓練を行うことも可能です。

    入浴可能

    医師の許可があれば、入浴することも可能です。

    入浴の際は特別な処置をすることなく、普段通り入浴をすることが出来ます。

    カバーをすることなく入浴が出来るため、介護する人の負担軽減にも繋がります。

    清潔を保つことは皮膚トラブルの防止にもなりますし、胃ろうが付いている周辺の化膿防止にも繋がります。

    誤嚥性肺炎の予防に効果がある

    胃ろうは胃に直接栄養を送るため、誤嚥性肺炎の予防に繋がります。

    嘔吐物などの胃酸による化学性肺炎の防止にも効果があります。

    ただし、唾液等の誤嚥による細菌性肺炎はリスクが上がる可能性がありますが、口腔ケアを行ったり、口から少量でも食事を摂ることで細菌性肺炎のリスクを予防することに繋がります。

    胃ろうのデメリット

    一方で、胃ろうには以下のようなデメリットも存在します。

    手術の必要がある

    胃ろうは腹部に小さな穴を開けて設置するため、穴をあける外科手術が必要です。

    手術には抵抗がある人も多く、その点がデメリットといえます。

    ただ、胃ろうの手術は内視鏡を使って行うため、30分程度の短い時間で終わります。

    合併症のリスクも

    胃ろうで起こる可能性がある合併症には、汎発性腹膜炎や創部感染症などのリスクがあります。

    合併症に関しては胃ろうに限らず、他の経管栄養法でも発生する可能性はあります。

    むしろ、胃ろうの場合には合併症のリスクが他の経管栄養法よりも少ないとされています。

    口腔ケアが必要

    口から食べる機会が減少することで、口臭や細菌の増加など、口腔トラブルが発生しやすくなります。

    こうした口腔トラブルは、食べる機会が減ることで唾液の分泌が減り、自浄作用が低下することで起こります。

    口腔内のトラブルを防ぐためにも、適切な口腔ケアを行うことが大切です。

    逆流することがある

    胃に注入する栄養剤は液体のため、逆流する可能性があります。

    逆流してしまうと誤嚥に繋がることもあるので、栄養剤を注入している最中と、注入後は30度以上上半身を起こしておく必要があります。

    また、体質的に胃に入れたものが逆流しやすい症状を持っている人もいます。

    このような場合は、とろみのついた栄養剤で症状が抑えられる場合があります。

    胃ろうの設置は本人の意思確認も重要

    日本の胃ろう利用者は25万人以上とも言われており、世界的に見ても日本は胃ろう患者が多いことが知られています。

    ただ、日本では胃ろうを望まないとする人が8割以下と少ない傾向があり、本人の意思と尊厳の重視に注目されています。

    胃ろう設置の最大の目的は生命維持であることが大半ですが、決して胃ろうが延命治療とは断言できません。

    胃ろう患者の介護施設受け入れも増えてきたため、介護施設入居にあたって胃ろうの選択肢を辞めるという必要性はほぼ無くなりました。

    そのため、本人の意思をしっかり確認し、家族も納得した上で検討することが大切です。

    胃ろうが必要な方の介護施設の入居条件

    胃ろうは医療行為のひとつで、2012年までは主に看護師が行うケアでした。

    現在は、看護師などの医療従事者以外に、家族や所定の研修を受けた介護職員が胃ろうの対応が出来るようになりました。

    とはいえ、どの介護施設でも受け入れられるわけではありません。

    胃ろう患者が断られる理由には、

    • 看護師が日中、もしくは24時間常駐がない
    • 介護職員への研修が進んでいない
    • 胃ろう患者のための設備が整っていない

    このような理由から断られることがあります。

    胃ろうの方が施設を探す場合には、検討段階から胃ろうを使用していることを伝え、入居後安心して暮らせる環境かどうかをしっかり確認することが大切です。

    胃ろう対応可能な介護施設選びで重視する点

    それでは実際に、胃ろうの方が施設選びをする場合、どのような施設を選ぶべきか紹介していきます。

    口腔ケアに精通している

    口腔ケア

    胃ろうの方で、口から食べる機会が減ると、口腔内の状態が悪くなりがちです。

    口から食べる機会が減ることで、口の中を清潔に保つ重要な役割を持っている唾液の分泌が減るためです。

    口の中に細菌が繁殖すると、虫歯や口内炎になったり、口臭の原因になったりします。

    肺炎にかかる可能性などもあります。

    そのため、口腔ケアによって口腔内を清潔な状態に保つ必要があります。

    口腔ケアをしっかり行っている施設を選ぶ基準にしましょう。

    入居者の体を清潔に保とうとしている

    胃ろうを設置していると、入浴が出来ないイメージがあります。

    実際には胃ろうに特別な保護をしなくても、普段通り入浴をすることが出来ます。

    入浴後も、胃ろうを入れ替えたり、消毒をしたりすることなく、普段通りのケアで充分です。

    むしろ、胃ろうが不潔な状態になると、感染症などの心配もあります。

    そのため、身体を清潔な状態に保つ必要があり、入浴や清拭によって体を清潔に保とうとしているかどうかは、必ず確認が必要です。

    栄養剤にこだわっている

    胃ろうで使われる栄養素には、タンパク質が分解された状態で含まれる「消化態栄養剤」と、分解前のタンパク質がそのまま含まれている「半化態栄養剤」の2種類あります。

    この2種類の栄養剤から、胃ろうを設置している方の消化能力などを見て、どの栄養剤を使用するか、医師や看護師と連携をとりながら選択してくれる施設が望ましいです。

    また、胃ろうの方にとって栄養剤等の補給は健常者の食事と同じです。

    胃ろうのチューブに詰まらないように注意して調理されたものであれば、医師の診断の元、何を入れても大丈夫です。

    普通の食事を作るように調理したものや、野菜ジュース、スポーツドリンクなども入れることが出来ます。

    こうした胃ろうの方の"食事"にも気を配っている施設であれば、安心することが出来ます。

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長
    中部療護センター長
    岐阜大学連携大学院脳病態解析学分野 教授(客員)

    矢野 大仁(やの ひろひと) 先生

    1990年岐阜大学医学部卒業、医学博士。大雄会病院などの勤務を経て、学位取得後、2000年から岐阜大学医学部附属病院脳神経外科助手。2010年 准教授、2013年 臨床教授・准教授、2020年4月 中部療護センター入職、2024年4月から現職。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医。脳卒中の他、脳腫瘍、機能的脳神経外科など幅広い診療を行っている。患者さんが理解し納得できるようにわかりやすい説明を心がけている。

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