さいたま市老人ホーム・介護施設・高齢者住宅パーキンソン病に対応できる施設から探す

2件の老人ホーム・介護施設・高齢者住宅が見つかりました

地域

施設種別

併設
サービス

特徴

病気対応

月額費用

パーキンソン病を受け入れ可能な老人ホーム・介護施設・高齢者住宅さいたま市から探す

2件中 1〜2件目

ココファン中浦和なかうらわ

サービス付き高齢者向け住宅

アクセス

JR埼京線「中浦和駅」より徒歩6分

2020年8月にオープン!JR埼京線「中浦和駅」より徒歩6分に位置する、「介護付き」のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。介護や認知症でお困りの方も、「介護度に応じた一定金額」「24時間看護・介護サポート」「看護体制・医療連携が充実」で安心です。周辺には『別所沼公園』があり、地域の皆様の散歩エリアになっています。また、四季折々の草木が彩る遊歩道もあり、季節を感じていただけます! 【お問い合わせ・資料請求・内覧のご予約受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ お1人部屋・お2人部屋をご用意しています。安全に留意したバリアフリー設計の個室です。 【Aタイプ】20.01~20.64㎡ 【Bタイプ】25.09~25.88㎡ 【Cタイプ】35.34㎡ 【Dタイプ】35.10~36.67㎡ ◆看護・介護両面で安心のサポート体制◆ 日中看護師常駐 24時間365日介護スタッフ常駐 ◆お食事◆ お食事は栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。ご希望に応じて注文いただけます(召し上がった分だけお支払いいただきます)。ご自分でご用意いただくことや、外食も可能です。 ※1階食堂からは日本庭園を眺めることができ、お食事や、その他の時間時間などもお過ごしいただけます ◆医療・看護連携◆  外部医療機関と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます。 *介護付き有料老人ホームと同様の「特定施設入居者生活介護(以下、特定施設)」の指定を受けた「介護付き」のサ高住です。特定施設は、一般的なサ高住と異なり、「介護サービスが住宅内で包括的に提供される介護保険制度」で、介護保険の自己負担金も介護度に応じた一定金額となっています。介護が頻繁に必要など、介護保険の区分支給限度基準額が気になる方におすすめです(当該事業所のケアマネージャーをご利用いただきます)。

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自立型居室の空室状況 介護型居室の空室状況

1人用

満室

2人用

満室

1人用

満室

2人用

満室

月額費用 120,200円〜190,300円
入居時費用
  • 敷金:賃料2ヶ月分
  • 住所 埼玉県さいたま市桜区西堀2-11-30
    併設する
    介護サービス
    特定施設入居者生活介護
    特徴 介護・認知症タイプ、自立・支援タイプ、自立から介護までの複合型、2人で住める、徒歩圏内

    ココファン浦和六辻うらわむつじ

    サービス付き高齢者向け住宅

    アクセス

    JR「武蔵浦和駅」「3番バス停 南浦08系統南浦和駅行き」またはJR京浜東北線・武蔵野線「南浦和駅」「4番バス停 南浦08系統 田島団地行き」よりバス5分、「六辻」バス停下車徒歩6分

    2020年3月オープン!「武蔵浦和駅」「南浦和駅」からバスと徒歩で約10分のところにある「介護付き」のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。介護や認知症でお困りの方も、「介護度に応じた一定金額」「24時間看護・介護サポート」「看護体制・医療連携が充実」で安心です。辻鉢木公園・遊歩道が隣接、六辻水辺公園も近くにありお散歩に最適です。 【お問い合わせ・資料請求・内覧のご予約受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ お1人部屋をご用意しています。安全に留意したバリアフリー設計の個室です(全73室) ※全室浴室・キッチン付きの約25㎡ワンルームマンションタイプ。敷地内に家庭菜園・駐車場があります。 ご夫婦やご親族2名でご入居いただけます。 ◆看護・介護両面で安心のサポート体制◆ 日中看護師常駐 24時間365日介護スタッフ常駐 ◆お食事◆ お食事は栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。ご希望に応じて注文いただけます(召し上がった分だけお支払いいただきます)。ご自分でご用意いただくことや、外食も可能です。 ◆医療・看護連携◆  外部医療機関と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます。 ※秋葉病院 徒歩9分、戸田中央総合病院・わかくさ病院・三愛病院 車で約15分 *介護付き有料老人ホームと同様の「特定施設入居者生活介護(以下、特定施設)」の指定を受けた「介護付き」のサ高住です(2023年5月1日より) 特定施設は、一般的なサ高住と異なり、「介護サービスが住宅内で包括的に提供される介護保険制度」で、介護保険の自己負担金も介護度に応じた一定金額となっています。 介護が頻繁に必要など、介護保険の区分支給限度基準額が気になる方におすすめです(当該事業所のケアマネージャーをご利用いただきます)。 ◆周辺◆ お買い物:スーパー(西友・ベルク等)、コンビニ(ローソン・セブンイレブン等)・ドラッグストア(スギ薬局)が近くにあります 行政サービス:六辻郵便局まで徒歩3分、南区役所、図書館、シニアふれあいセンター(武蔵浦和駅前サウスピア内) ※避難場所でもある文化センター 徒歩12分 お食事など:スエヒロ館(昭和8年創業)・うお坐(すし割烹)・彩果の宝石(トミゼンフーヅ本社)・喫茶店などがあります ◆アクセス詳細 JR「武蔵浦和駅」「3番バス停 南浦08系統南浦和駅行き」またはJR京浜東北線・武蔵野線「南浦和駅」「4番バス停 南浦08系統 田島団地行き」よりバス5分、「六辻」バス停下車徒歩6分

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    介護型居室の空室状況

    1人用

    満室

    月額費用 130,200円〜139,200円
    入居時費用
  • 敷金:賃料2ヶ月分
  • 住所 埼玉県さいたま市南区辻3-3-15
    併設する
    介護サービス
    特定施設入居者生活介護
    特徴 介護・認知症タイプ、自立・支援タイプ、自立から介護までの複合型、徒歩圏内

    さいたま市のおすすめの老人ホーム・介護施設・高齢者住宅

    さいたま市の老人ホームの種類ごとの施設数と空室数

    施設の種類
    施設数
    空室
    サービス付き
    高齢者向け住宅

    2

    0

    グループホーム
    -
    -
    介護付き
    有料老人ホーム

    3

    15

    住宅型
    有料老人ホーム
    -
    -

    よくある質問

    A

    さいたま市で最も月額費用が安い介護施設は「ココファン中浦和」です。

    月額費用は120,200円です。

    有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどの民間施設は、施設ごとに費用プランが様々です。予算や利用したいサービスなどに合わせて、最適な施設を選択することが重要です。

    月額費用が安いさいたま市の介護施設を探す

    A

    さいたま市で認知症対応ができる施設は4件です。

    民間施設の中でも、グループホームは認知症患者の方を主な対象としています。

    介護・医療のサービスが充実している介護付き有料老人ホームでも、認知症対応ができる施設が多いです。

    また近年では、軽度の認知症であればサ高住や住宅型有料老人ホームにも受け入れ可能な施設が多く、学研ココファンでもこうした施設を多数取り扱っています。

    A

    さいたま市で自立・要支援向けの施設は2件です。

    民間施設の中でも、要支援・自立の方に特におすすめなのはサービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームの2種類です。

    いずれも幅広い介護度の方に対応可能な施設です。

    さいたま市の自立から介護までの複合型施設を探す

    A

    さいたま市でデイサービス併設の施設は0件です。

    最新の住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、訪問介護やデイサービスなどを併設している場合が多いです。

    これらのサービスを利用すれば、常に介護スタッフがそばで見守ってくれるため、より安心な暮らしを送ることができます。

    またこのような施設では、施設に併設された事業所だけでなく、外部の居宅サービスを利用することも可能ですので、利用するサービスの自由度が高い点も魅力です。

    さいたま市の特集から探す

    認知症対応が可能な施設特集

    認知症対応が可能な施設一覧はこちら。認知症の方の介護は、ご自宅ではなかなか難しいもの。快適に暮らせる住環境を備えた、認知症の方向けの老人ホームをご紹介します。

    胃ろう対応ができる施設特集

    胃ろうの対応が可能な施設一覧はこちら。認知症同様、胃ろうのケアも自宅では難しい場合が多いでしょう。胃ろう対応可能な介護・看護体制を整えた施設を集めました。

    自立・要支援の方におすすめな施設特集

    自立・要支援の方向けの施設一覧はこちら。元気な方が活気のあるシニアライフを送れるような、レクリエーションなどが充実した施設をご紹介します。

    夫婦で入居可能な施設特集

    夫婦で入居が可能な施設の一覧はこちら。二人用の居室は需要が高く、すぐに満室になってしまうため、夫婦での入居を希望する場合は早めの情報収集が必要です。

    さいたま市の周辺地域一覧

    さいたま市の老人ホームの特徴

    さいたま市の様子

    さいたま市の老人ホームの特徴と動向は以下の通りです。

    さいたま市の地理的特徴と介護施設の特徴

    さいたま市は埼玉県の県庁所在地で政令指定都市、都心から30kmの東京のベッドタウンです。人口は令和3年10月1日現在で、1,331,797人となっています。

    大都市ということで介護施設は多いですが、入居希望者の数もまた多いので、入居待ちが発生する場合もあります。老人ホームなどの料金については、安い施設から高い施設まで様々です。

    また政令指定都市であるさいたま市には、西区・北区・大宮区・見沼区・中央区・桜区・浦和区・南区・緑区・岩槻区という10の行政区がありますが、それぞれによって介護に関する状況は微妙に異なります。

    市全体としては、「高齢者福祉事業計画」や「介護保険事業計画」が策定・実施されており、高齢者の方々が暮らしやすい地域づくりが目指されています。

    さいたま市の介護施設価格概観

    以下では、さいたま市内にあるココファンの介護施設で必要となる入居金・月額費用の平均値・中央値をそれぞれまとめました。

    <入居金>

    地域 平均値 中央値
    さいたま市 1,571,171円 276,000円
    全国平均 297,256円 194,500円

    <月額費用>

    地域 平均値 中央値
    さいたま市 194,743円 194,378円
    全国平均 169,518円 158,250円

    上記を見ると、全国平均と比較すると、さいたま市内のココファンの介護施設は、入居金・月額費用ともに高めだということがわかります。

    ただし、費用が高くなるとその分サービスの充実度が上がるということもあるので、この点は一概にデメリットだとは言えません。

    さいたま市の高齢者人口

    さいたま市の高齢者の移り変わり

    出典:さいたま市(令和3年11月)

    上記の通り、さいたま市の高齢者人口は年々増加しています。2019年には30万人の大台を突破し、今後はさらに増え続けていくでしょう。

    またさいたま市に30万人以上いる高齢者のうち、過半数は75歳以上の後期高齢者の方々です。

    なお、2025年には総人口が減り始めるとも推計されているため、将来的には高齢者を支える世代の負担がさらに上がると考えられます。

    さいたま市の介護施設の状況

    <さいたま市の種類別施設数>

    種類 施設数 75歳以上千人あたりの施設数(さいたま市) 75歳以上千人あたりの施設数(全国)
    訪問型介護施設数 355 2.75 3.25
    通所型介護施設数 338 2.62 3.43
    入所型介護施設数 159 1.23 2.17
    特定施設数 128 0.99 0.32
    居宅介護支援事業所数 321 2.49 2.41
    福祉用具事業所数 92 0.71 0.80
    介護施設数(合計) 1,394 10.81 12.40

    出典:日本医師会 さいたま医療圏

    上記は令和2年9月時点でのさいたま市内の介護施設数に関する情報です。

    ご覧の通り、さいたま市内には1,300以上の介護施設がありますが、その数は決して多いとは言えません。

    後期高齢者(75歳以上)1,000人あたりの介護施設数を表すと、全国平均は「12.40」なのに対し、さいたま市は「10.81」になります。入所型介護施設数に絞っても、全国平均「2.17」に対して、さいたま市は「1.23」です。

    よってさいたま市は全国平均に比べると、特に75歳以上の方にとっては、やや介護施設が少ない状況だと言えるでしょう。ただし、「特定施設(一部の有料老人ホーム・サ高住・ケアハウス・養護老人ホーム)」の数に関しては、全国平均を上回っています。

    さいたま市の要介護認定者数

    要介護者の増え方

    出典:さいたま市(平成29年10月1日)

    平成29年10月1日時点において、さいたま市の要介護・要支援認定者の数は46,853人となっています。

    画像を見てもらうとわかるように、要介護認定者数は今後どんどん増加していくと推定されています。

    また2025年の推計は、58,174人です。また内閣府によると、65歳以上の人口は2042年まで増加し続けるそうなので、やがては6万人、7万人になっても不思議ではありません。

    特別養護老人ホームの不足が課題

    高齢化に伴って要介護認定者数が増えていけば、要介護認定者の方を対象にした特別養護老人ホームのニーズが高まっていくと考えられます。

    事実、さいたま市内で最も利用が多い施設サービスは「特養」(2017年で次に5,300人程度)です。

    特養には費用が安いというメリットもあり、今後はより一層利用者が集中すると考えられます。そのような状況になれば、さいたま市で特養の数が不足するのではないかと懸念されています。

    さいたま市の高齢者相談委員会は?

    さいたま市には、「福祉サービス苦情調整委員会」という機関があります。これはさいたま市民が、福祉サービスの利用についての苦情や不満を相談できる機関です。

    苦情相談員会には、介護や福祉、法律などの学識を持った人たちが所属していて、介護サービスの契約など、専門的な知識を有する場面でアドバイスをもらうことができます。

    相談は利用者本人のみならず、配偶者や親族(3親等以内)などでも可能です。介護施設に関することはもちろん、通所のサービスや在宅のサービスに関しても相談することができます。

    ただし、相談可能な範囲は、過去1年以内に利用したものに限られており、それ以前に利用した福祉サービスについて苦情を言うことはできません。

    なお、相談日時は月・火・木・金の10〜12時と13〜16時、相談場所は福祉サービス苦情相談窓口(電話)と浦和ふれあい館、料金は無料です。

    さいたま市独自の介護サービスについて

    さいたま市は、「介護予防把握事業」と「介護予防普及啓発事業」という2つの介護予防事業を独自に行っています。介護予防把握事業とは、支援を要する高齢者の名前や状況を確かめるための事業のことです。

    一方で介護予防普及啓発事業には、65歳以上の方を対象に市内の施設を使って月数回開かれている「すこやか運動教室」などが含まれます。転倒事故や身体の不調を予防したり、介護に関する知識を広めたりするための事業です。

    またこれらの事業に加え、理学療法士や作業療法士から助言を得られる機会となる「地域リハビリテーション活動支援事業」や、ボランティアの人材を育てる「地域介護予防活動支援事業」などもあります。

    なお、さいたま市のこうした事業は、基本的に「自主性」と「継続性」を重視して実施されます。高齢者の方々が主体的に続けて参加できる内容にすることで、より良い介護予防につなげていこうというのがさいたま市の狙いです。

    さいたま市の地域包括ケアシステム

    地域包括ケアの様子

    さいたま市は、医療・介護・介護予防・住まい・生活支援の5つを一体的に提供できる地域包括ケアシステムの構築を急ピッチで進めています。

    その地域包括ケアシステムにおいて、さいたま市がその中核機関として重要視しているのが「シニアサポートセンター」です。これは市内27カ所に設置されています。

    シニアサポートセンターでは、じきに介護が必要となるであろう要支援者への介護予防ケアプランの作成や、介護・福祉・医療についての総合相談など、様々なことに対応可能です。高齢者の方の消費者被害対応や高齢者虐待の早期発見などの業務も行います。

    多様な事業者による生活支援・介護予防

    地域包括ケアシステムの重要な構成要素である「生活支援」と「介護予防」についてですが、さいたま市では多様な事業者がそれらに関するサービスを提供します。民間企業のみならず、ボランティア、NPO法人、社会福祉法人など、色々なところから生活支援・介護予防サービスが提供されるようにさいたま市は尽力しています。

    そのため、市内の高齢者の方々や彼らを支える方々は、安否確認や外出支援、配食からコミュニティカフェや交流サロンに至るまで、様々なサービスを利用することが可能です。

    在宅介護が安心してできる体制もある

    さいたま市内には、35カ所に「在宅介護支援センター」が設置されています。これは在宅介護に関する様々なサービスを提供する施設です。

    具体的には在宅介護の当事者を対象にした不安解消のための総合相談や、それぞれに適した保険・福祉サービスの紹介、事業者との連絡調整などのサービスが提供されます。

    高齢者生活支援コーディネーターも配置

    さいたま市には、生活支援・介護予防サービスの提供を促進させるために、市内全域に「高齢者生活支援コーディネーター(さいたま市地域支え合い推進員)」が配置されています。

    高齢者生活支援コーディネーターは、地域における高齢者の方々の状況を把握してサービスのニーズを探ります。さらには地域活動に積極参加して、直接的なサポートを行うことも高齢者生活支援コーディネーターの役割です。

    また高齢者生活支援コーディネーターの組織的なサポートを行う「さいたま市高齢者生活支援推進協議会」も運営されています。この協議会は、市内全体での情報共有や資源開発を推進するためにも活用されます。

    パーキンソン病の方の施設選びのポイント

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長

    矢野 大仁 先生

    そもそもパーキンソン病とは

    パーキンソン病の脳の状態

    パーキンソン病とは、脳内のドパミン神経細胞の減少によりドパミンという成分が減少して起こる病気で手の震えなどが代表的な症状です。

    人口10万人あたり約150人の方が発症すると言われており、発症すると要介護認定を受けるのが一般的ですが、まずはパーキンソン病の症状について確認しましょう。

    パーキンソン病の症状

    重症度は症状によって5段階に分けられていますが、具体的な症状は下記の通りです。

    パーキンソン病の四大症状

    安静時振戦(ふるえ)

    安静時振戦とは「ふるえ」のことで、じっとしている時にふるえが止まらなくなる症状です。

    なお、ペンや箸を使う時などの動作時にはふるえが消えるという特徴があります。

    初期段階であれば体の左右のどちらかにふるえ症状が出ますが、2~3年後には反対側にもふるえの症状が出るようになります。

    親指と人差し指で丸薬をまるめるような「丸薬丸め運動」や、踵で床を小刻みに打つような「タッピング様振戦」が代表的です。

    無動

    無動とは、日常生活での動きが少なくなり、動作が遅くなってしまうことです。

    顔の筋肉に無動症状が出ると「仮面様顔貌」と呼ばれる、顔の筋肉がこわばり表情が乏しくなります。

    他にも、字を書く際にだんだん文字が小さくなっていく「小字症」や、声が小さくなる「小声症」などの症状が代表的です。

    筋強剛

    筋強剛は、筋肉の収縮と弛緩のバランスが崩れて、筋肉の緊張が進んでしまう症状を指します。

    関節のこわばりや脱力感の症状が代表的ですが、抵抗が一定に感じられる「鉛管現象」や、歯車のように引っかかるような抵抗が断続的に見られる「歯車現象」が代表的です。

    このような、パーキンソン病による筋肉の硬直を「筋固縮」とも呼びます。

    姿勢保持障害

    姿勢保持障害が起きるとバランスが取りにくくなり、体が傾き転びやすくなります。

    また、歩行時にどんどん加速して小走りになってしまい、自分では止まれない「突進歩行」も特徴です。

    転倒のリスクがかなり高まることから、転倒しないように支えたり見守ることが重要です。

    パーキンソン病の方の入居の条件

    パーキンソン病を患っている方でも、基本的には老人ホームへの入居が可能です。

    本来であれば「65歳以上、介護認定あり」が老人ホームに入居する条件となっていますが、パーキンソン病は厚生労働省が指定する特定疾病に含まれているため、介護認定を受けているパーキンソン病患者であれば40歳~65歳未満でも入居可能です。

    ただし、入居する方が要介護認定を受けている40歳~65歳未満の男性の場合、女性スタッフが多い老人ホームへの入居は難しい場合があるので注意しましょう。

    施設に入らず一人暮らしはできるのか

    老人ホームなどの施設にはできるだけ頼らず、一人暮らしを続けたいという方も多いでしょう。

    パーキンソン病が進んでしまうと、薬の服用タイミングが分からなくなってしまい症状が悪化して危険な状態に陥る恐れもあります。

    そのため、もしパーキンソン病を発症したら施設に入るのが無難と言えるでしょう。

    施設に入らことに抵抗を覚える方であれば、ショートステイの利用でも構わないため、誰かに頼ることをおすすめします。

    パーキンソン病の方の補助金について

    介護保険給付の他にも、パーキンソン病に罹患すると生活を支えるための補助金が出ます。

    パーキンソン病の重症度の分類は、以下のように5段階に分けられていますが、Ⅱ度以下または生活機能障害度Ⅰ度以下でも、医療費の支払金額が一定以上となると医療費助成の対象となります。

    ホーン・ヤールの重症度分類

    なお、医療費助成制度を利用するためには、住居地の保健所に申請書や診断書などを提出して行うことになります。

    介護保険制度や補助金は介護をする上で重要な役割を果たしているので、しっかり情報を集めましょう。

    パーキンソン病の方が老人ホーム選びで重視すべき点

    パーキンソン病は、病状の進行と共に身体の自由が無くなってしまうので、常に転倒事故の危険があります。

    また、食事や着替えなどの日常動作をこなす際にも時間がかかってしまうため、適切なサポートを受けられる施設を探しましょう。

    また、身体が思い通りに動かないことで気持ちが落ち込んでしまい鬱状態に陥ってしまうこともあるため要注意です。

    住環境に配慮されている

    住環境の工夫

    老人ホームを選ぶ際には、パーキンソン病患者でも安心して移動できるかどうかをチェックしましょう。

    手すりの設置や段差解消がされており、浴室などが安全に配慮された設計になっている住環境であれば、安心して暮らせるでしょう。

    また、運動機能の衰えを防ぐためにも手すりの設置や家具類の配置が調整されている施設を選び、少しでも自立した生活を送れるようにしましょう。

    パーキンソン病に熟知したスタッフがいるか

    パーキンソン病の症状や対応を熟知しているスタッフがいれば、充実したケアを受けられるでしょう。

    薬物効果に合わせて生活リズムを作るサポートもしてくれるので、患者にとって非常に頼れる存在となります。

    また、病状を熟知していれば起こりやすい事故を予防するために細心の注意が払ってくれるので、安心して生活できるでしょう。

    しっかりとしたリハビリを行えるか

    パーキンソン病の症状を遅らせるためには、リハビリを適度に行うことが重要です。

    自力でできることに関しては、時間がかかっても自力で行うようにサポートしてくれる施設を選びましょう。

    なお、施設の人手や人員配備の体制が不十分だと対応が遅れてしまう場合があるためスタッフの人数もチェックしてみてください。

    実際に、スタッフの介助が待ちきれずに、パーキンソン病の方が1人でトイレに向かい転倒してしまったと事例もあります。

    医療連携が緊密に取れている24時間体制で看護スタッフが常駐している老人ホームを選ぶと、より安心でしょう。

    選ぶ際の優先順位を決めよう

    老人ホーム選びで困らないためにも、重視するべきポイントを整理して比較項目に優先順位を付けることをおすすめします。

    具体的には、下記のポイントを意識してみてください。

    • 24時間の介護体制
    • 立地
    • 居住空間

    特に、パーキンソン病の方は日常的な見守りや介護が必要不可欠なので介護体制の充実度に関しては重要度が高いです。

    安心して暮らせるかどうかを最優先に考えて、施設選びを進めていきましょう。

    おすすめの有料老人ホームの種類

    有料老人ホームは、主に「住宅型有料老人ホーム」「介護付き有料老人ホーム」の2種類に分かれます。

    介護体制やサービスを提供するための人員体制が整備されている介護付き有料老人ホームの方が、パーキンソン病の方には適していると言えるでしょう。

    住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅にも介護体制が充実している施設はあるので、必ずしも選択肢が介護付き有料老人ホームに限られるわけではありません。

    様々な施設を比較検討した上で、ベストな施設を選んでいきましょう。

    パーキンソン病の方が施設入居するリスク

    パーキンソン病の方がさらに認知症を併発してしまうと、残念ながら問題行動が増えるため介護者の負担が重くなります。

    また、嚥下障害も抱えてしまうと恒常的に食事介助が必要となるので、食事内容にも配慮しなければなりません。

    このような症状を併発してしまっている場合、サポートを提供する余力がない施設からは入居を断られてしまうケースもあります。

    また、入居後にパーキンソン病と認知症を併発した状況になるケースもあるため、入居前に退去要件に関しては必ず確認してください。

    認知症を併発しても入居を継続できるか、必要な介護や支援を受けられる契約か否かは重要なポイントなので、漏れなくチェックしましょう。

    室内での転倒にも注意

    パーキンソン病を患ってしまうと運動機能や感覚機能が低下してしまうので転倒のリスクが高まります。

    特に、コロナ禍において在宅時間が増えたことで室内での転倒事故も増えているので要注意といえるでしょう。

    もし階段で転倒してしまうと大怪我にも繋がるので、同居家族のサポートや気配りが欠かせません。

    予防するための運動・食事

    パーキンソン病患者の方が室内での転倒を予防したり、大怪我のリスクを低減するためにも日ごろからリハビリを行う必要があります。

    無理のない範囲で適度な運動やストレッチを行って筋力と柔軟性を維持したり、階段昇降やウオーキングなどを行い下半身の筋力を動かすことを意識しましょう。

    また、全身の筋肉や関節を使かす動作を行えるラジオ体操も効果的なので、ぜひ実践してみてください。

    食生活に関しても工夫を凝らす必要があります。

    特に乳製品や、果物・肉などの摂取が少ないと、パーキンソン病になりやすいと言われています。また、チロシンは、大豆製品に多く含まれておりタンパク質の一種で、ドパミンなどの神経伝達物質の原料となる栄養素でなので積極的に摂取すると良いでしょう。

    好き嫌いを避け、バランスの良い食事を心がけましょう。

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長
    中部療護センター長
    岐阜大学連携大学院脳病態解析学分野 教授(客員)

    矢野 大仁(やの ひろひと) 先生

    1990年岐阜大学医学部卒業、医学博士。大雄会病院などの勤務を経て、学位取得後、2000年から岐阜大学医学部附属病院脳神経外科助手。2010年 准教授、2013年 臨床教授・准教授、2020年4月 中部療護センター入職、2024年4月から現職。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医。脳卒中の他、脳腫瘍、機能的脳神経外科など幅広い診療を行っている。患者さんが理解し納得できるようにわかりやすい説明を心がけている。

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