ケアマネージャーのおすすめ転職サイト・エージェント6選|転職理由・年収も調査!
この記事は専門家に監修されています
介護支援専門員、介護福祉士
坂入郁子(さかいり いくこ)
「ケアマネージャーのおすすめ転職サイト・エージェントについて知りたい!」
「ケアマネージャーが転職を成功させるポイントは?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ケアマネージャーをはじめとする介護職は慢性的な人材不足の状況にあるため、売り手市場です。
しかし、転職を成功させる可能性を高めるためには、転職支援のプロである転職サイト・エージェントの利用がおすすめです。
こちらの記事では、ケアマネージャーにおすすめの転職サイト・エージェントや、転職サイトの選び方のコツなどを解説していきます。
転職を検討しているケアマネージャーの方に役立つ内容となっているため、興味がある方はぜひお読みください。
知名度が高く実績が豊富な転職サイトは信頼できる
「まずは登録だけでも」という方も利用がおすすめ
未経験の方は高時給のパートや派遣で経験を積むのがおすすめ
求人数や担当者の質と相性をチェックすることが重要
ケアマネージャー向けおすすめ転職エージェント比較表
転職エージェント | ケアマネ求人数 | 特徴 |
---|---|---|
10,300件以上 | 認知度No.1の転職エージェント ※介護士を対象とした人材紹介サービス19社における調査結果(GMOリサーチ株式会社)(2021年7月) | |
7,900件以上 | 年間転職成功実績10,000件以上 | |
300件以上(+非公開求人) | 専任キャリアパートナーの無料サポート | |
1,600件以上 | 年間の利用者は80万人以上 | |
14,500件以上 | 医療介護求人数No.1※株式会社メドレー調べ | |
5,500件以上 | 直接応募型サイトでスカウト機能も利用可能 |
※求人数は2025年2月現在
このように、ケアマネージャーの転職を徹底サポートしてくれるエージェントサービスは数多く存在します。
それぞれが違った特徴を持っているため、転職を成功させるためには自分の希望・事情などを考慮した上で利用することが大切です。
それぞれのサービスに関して、以下の見出しで詳しく見ていきます。
ケアマネージャーにおすすめの転職サイト・エージェント
早速、ケアマネージャーにおすすめの転職サイト・エージェントを6つ紹介していきます。
自分と相性が良さそうなサイトやエージェントがあったら、ぜひ登録してみてください。
マイナビ介護職
画像出典:マイナビ介護職公式サイト
大手マイナビ運営の安心感
利用しやすい求人検索
未経験者へのサポートも手厚い
マイナビ介護は、転職業界大手のマイナビが運営しているため、信頼と実績に関して申し分ありません。
「介護職転職エージェントご利用者様認知度No.1」(※)に輝いた実績もあり、誰でも安心して利用できる転職サイトです。
※介護士を対象とした人材紹介サービス19社における調査結果(GMOリサーチ株式会社)(2021年7月)
転職サイトが使いやすさも魅力で、年収を絞った検索や「日勤のみ」というピンポイントの検索も可能なので、自分の希望に合っている求人を効率よく探すことができます。
2024年現在、約200,000件以上の求人を取り扱っているため、全国各地で魅力的なケアマネージャーの求人を見つけられるでしょう。
また、介護未経験者やケアマネ資格を持っていない方へのサポートも手厚いため、キャリアアップやキャリアチェンジを検討している方でも心配いりません。
専任のアドバイザーが、履歴書の添削や面接対策、企業とのスケジュール管理・条件交渉まで対応してくれるので非常に頼りになります。
項目 | 内容 |
---|---|
総求人数 | 201,572件以上(2024年現在) |
ケアマネージャーの求人数 | 10,300件以上(2025年現在) |
対応エリア | 47都道府県 |
特徴 | 応募の代行や面接の付き添いなど手厚いサポート |
登録がおすすめの人 | 応募書類の添削や模擬面接をしてほしい人 |
公式サイト |
マイナビ介護の評判・口コミ(一部抜粋)
マイナビ介護に登録したのは求人数が多いことに惹かれたからです。転職エージェントをいくつも併用していると、だんだんどれをメインに使えば良いのかわからなくなってくるんです。
なので、大手であるマイナビ介護に登録してメインとして利用しようと決めました。
マイナビ介護の利用者の声より
マイナビ介護は何といっても求人が探しやすいのが良いところだと思います。自分の悩みに対して、それを解決してくれる求人を集めた特集を組んでくれているのは非常にありがたいです。
欲しい情報が一目でわかるので、面倒な検索をしなくていいのはかなりの長所だと思います。
マイナビ介護の利用者の声より
口コミからも、マイナビ介護は日本最大級の求人数を誇っている点や、抜群に認知度に魅力を感じている人が多いことが分かります。
また、検索機能が使いやすく、自分が希望している条件の求人が見つけやすいことから、転職のミスマッチを防げる可能性が高いと言えるでしょう。
介護ワーカー
画像出典:介護ワーカー公式サイト
口コミ評価も実績も抜群
手厚い転職サポートが好評
求人数105,060件以上(2024年10月20日時点)
介護ワーカーは、評判と実績のいずれも優れている介護職転職サイトです。
取り扱っている求人数は105,060件以上(2024年10月20日時点)と非常に多く、正社員転職を希望する方や半年以内に転職できる職場を探している方など、様々なニーズに対応できる強みがあります。
もちろん、一般には公開されない求人情報である非公開求人も多く取り扱っているため、好条件の求人を見つけられる可能性も高いです。
担当者のサポートも評価が高く、面接の日程調整や条件交渉などの代行はもちろん、応募書類の書き方や面接対策までフォローしてくれます。
年間転職成功実績10,000件という優れた実績もあることから、ケアマネ求人を探している方は、まず登録してみると良いでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
総求人数 | 105,060件以上(2024年10月20日現在) |
ケアマネージャーの求人数 | 7,900件以上(2025年現在) |
対応エリア | 47都道府県 |
特徴 | 口コミ評価も実績も抜群 |
登録がおすすめの人 | 豊富な選択肢から求人を選びたい人 |
公式サイト |
介護ワーカーの評判・口コミ(一部抜粋)
何回も求人をお断りすることが多かったのですが、嫌な顔をせずに違う求人を紹介してくれたのが嬉しかったですね。
この施設はどういう施設ですか、と根掘り葉掘り聞いたりしても、かなり詳しく教えてもらえたので、本当に知識や熱意があるエージェントの方でした。
介護ワーカーの利用者の声より
介護職専門のアドバイザーが丁寧に対応してくれますので、それに関しては安心感があります。
求人探しから応募先の採用担当者とのやりとりなどをしてくれますし、応募書類を指導もしてくれます。
介護ワーカーの利用者の声より
上記のように、丁寧できめ細かい転職支援をしてくれることが分かります。
応募書類の作成など、自分一人で進めるには面倒に感じる作業もサポートしてくれるので、非常に頼りになります。
カイゴジョブエージェント
画像出典:カイゴジョブエージェント公式サイト
介護職特化の専任キャリアパートナーが無料サポート
220,000件以上の求人数
都市・地方双方の求人に特化
カイゴジョブは、東証プライム上場企業である株式会社エス・エム・エスが運営している介護職・介護福祉士専門の転職サービスです。
プライム上場企業が運営している信頼感はもちろん、累計会員数No,1という実績を持っているため、誰でも安心して利用できます。
「カイゴジョブ」と「カイゴジョブエージェント」の2つのサービスが用意されていますが、担当者がついてきめ細かく転職をサポートしてくれる「カイゴジョブエージェント」の利用がおすすめです。
アドバイザーは求人情報に精通しているため、給与や福利厚生などの表面的な条件だけでなく、職場の理念や雰囲気の相性などの「内部事情」を踏まえたうえで、求職者にマッチした求人を紹介してくれます。
つまり、転職後に人間関係等で後悔することも少なく、ミスマッチのない転職を実現できる可能性が高いと言えるでしょう。
なお、22万件以上の求人数を取り扱っていることから、都市部だけでなく全国各地からケアマネージャーの求人を探すことができます。
項目 | 内容 |
---|---|
総求人数 | 201,572件以上(2024年現在) |
ケアマネージャーの求人数 | 300件以上+非公開求人(2025年現在) |
対応エリア | 47都道府県 |
特徴 | 介護職特化の専任キャリアパートナーが入職まで全て無料サポート |
登録がおすすめの人 | 職場の雰囲気などの内部情報も知った上で転職したい人 |
公式サイト |
カイゴジョブエージェントの評判・口コミ(一部抜粋)
できるだけ家に近く、給料がよくて、残業もない求人を探していました。
そんな時、カイゴジョブエージェントに相談すると、かなり自分が希望している求人と近いものを紹介してくださり、非常に嬉しかった。いい求人を見つけることができて本当に満足です。
カイゴジョブエージェントの利用者の声より
転職には不安があったのですが、そんな時にアドバイザーの方が的確な意見を言ってくれ、親身にサポートをしてくれたおかげで、現在の仕事に転職できました。
あの時に対応してくださったアドバイザーの方には感謝してもしきれません。
カイゴジョブエージェントの利用者の声より
口コミからも、求職者のニーズや希望に沿って、丁寧に求人探しのサポートをしれくれることが分かります。
また、アドバイザーからは的確な意見や親身になってサポートをしてくれたという声もあることから、転職経験が少ない方でも安心して利用できる転職サイトです。
レバウェル介護(旧きらケア)
画像出典:レバウェル介護公式サイト
パート・派遣の求人も充実
都市部の求人に強い
年間利用者数は80万人以上
レバウェル介護は、「介護職の転職支援サービス アドバイザー対応満足度No.1に輝いた実績があります。
また、年間の利用者数が80万人以上と非常に多いため、サービスの知名度と質の高さは折り紙付きです。
レバウェル介護は、パート・派遣などの様々な就労形態に対応している上に、未経験の方でも介護系資格を持っていない方でも応募可能な求人を多く取り扱っている特徴があります。
もちろん、ケアマネ資格を保有している方でも、自分に合った求人を探せるため、様々な介護求人に目を通したい方は登録すると良いでしょう。
「今は情報収集したい」という温度感の方でも利用できるため、転職をまだ迷っている方も、効率よく情報収集することをおすすめします。
ホームページ上でも「利用途中でも担当アドバイザーの変更は可能です!」と公表しているため、もし担当者との相性が良くない場合でも安心です。
非常に有用な転職サイトではありますが、北陸・甲信越・中国・四国地域はサービス対象外(広島のみサービス対象)となっている点には注意が必要です。
レバウェル介護(旧きらケア)の評判・口コミ(一部抜粋)
年齢的に転職厳しいのは覚悟しておりました。また医療業務は無資格、未経験の私ですが近い病院の正社員の募集を紹介頂き事前の面接練習や適切なアドバイス頂き採用頂けました。
きらケア介護の利用者の声より
今回、転職活動をするにあたりきらケアの転職サービスを利用して本当に良かったと思いました。私の希望条件を聞いて条件にあった施設を探してくれたり、履歴書の書き方や面接時の注意点色々なことをサポートして頂きました。
転職後も何日かは仕事終わりに電話にてお話を聞いてくれたりとても感謝しております。
きらケア介護の利用者の声より
口コミからも、介護系や医療系資格がない方でも、きめ細かい転職支援を受けられることが分かります。
また、求職者の希望に沿った求人探しはもちろん、応募書類作りのサポートや面接対策の丁寧なアドバイスを受けられるため、転職経験が少ない方でも安心です。
ジョブメドレー
画像出典:ジョブメドレー公式サイト
医療介護求人数NO.1
会員数累計100万人突破
利用者満足度96%を記録
ジョブメドレーは日本最大級の医療介護求人サイトで、ほぼ全ての医療介護職の求人を取り扱っています。
会員数は100万人を突破し、全国各地で豊富な種類な求人を取り扱っているため、自分の希望に合った求人が見つかるでしょう。
利用者満足度も高く、応募書類作成をはじめとしたサポート体制も充実している点も魅力です。
ジョブメドレーで経由で入職し、60日以上勤務した方には「勤続支援金」が支給されるため、併せてチェックすると良いでしょう。
ジョブメドレーの評判・口コミ(一部抜粋)
履歴書や職務経歴書など作成できるのが良かったと思います。転職先の情報もとても見やすかったです。
連絡もこまめにくださり、ありがとうございました。
ジョブメドレーの利用者の声より
なんと言ってもスムーズ。自分の希望通りの職を探せやすく、連絡がくるのも早いです。
他の求人は、連絡来るのも遅く、面接まで、中々たどりつきません。あげくには、もう決まって枠がないとことわられます。 ジョブメドレーさんは、とても信用がおけます。
ジョブメドレーの利用者の声より
口コミからは、連絡をこまめにくれる上に、履歴書・職務経歴書の作成ができる点を評価する声があります。
スピーディーに連絡が取れることから、安心して利用できるサイトであることが分かるでしょう。
コメディカルドットコム
画像出典:コメディカルドットコム公式サイト
月間ユーザー数は60万人以上
スカウト経由での応募で内定率アップ
AIが自動で仕事を探す機能も
コメディカルドットコムは国内最大級の医療福祉の転職サイトで、月間ユーザー数が60万人を超える人気を誇ります。
実際に、利用した約85%のユーザーが「働きたいと思える求人を見つけること成功」していることから、実績も申し分ありません。
また、「おとり求人0件」でありながらも毎日5,000件以上の求人を更新しており、求人情報の質が高い点も好評を得ています。
AIを活用したスマートな転職活動ができる点も魅力で、「スカウト機能」「マッチング機能」など、便利な機能を活用すれば効率よく内定を目指せるでしょう。
スカウト経由ですると内定率が通常応募の約2.3倍となっているため、活用しない手はありません。
コメディカルドットコムの評判・口コミ(一部抜粋)
コメディカルドットコムは、WEB上で人事担当者と直接やり取りができるので、仕事をしながら自分のペースでストレスなく転職活動を進めることができました。
コメディカルドットコムの利用者の声より
コメディカルドットコムに掲載されている求人は、職場の雰囲気がわかる写真が多く、求人情報も詳しく記載されていたので、希望の職場に安心して応募することができました。
コメディカルドットコムの利用者の声より
口コミからは、仕事をしながらでも、自分のペースでストレスなく転職活動を進めることができた点を評価する声がありました。
また、WEBサイトやWEBシステムも使いやすく、掲載されている求人情報の質の高さについて評価する声も見られました。
ケアマネージャーが転職サイトを利用するメリット
ケアマネージャーとして転職を目指す場合、転職サイトの利用がおすすめです。
一人で進めるよりも圧倒的に効率よく転職活動ができるため、興味があるサイトには積極的に登録しましょう。
プロと一緒に希望を満たす求人を探せる
転職サイトには、転職支援のプロが揃っています。
転職サイトに登録することで、転職のプロのサポートを得ながら自分に合った求人を探すことができます。
また、悩みや不安があれば相談することもできるため、すぐに頼れる存在がいることで前向きに転職活動を進められます。
また、面談を重ねる度にエージェントが自分の希望を正確に把握してくれるため、コミュニケーションを密にすれば納得できる転職が実現するでしょう。
なお、転職を急いでいない人でも登録は可能です。
プロとの面談を通じて、自分の市場価値を把握したりキャリアを考え直すきっかけになるため、登録することで得られるメリットは非常に大きいです。
仕事が忙しくても転職を進められる
転職サイトに登録すると、応募先との連絡調整などの対応を代行してくれます。
自分で面倒な手続きややりとりをしなくて済むため、仕事が忙しい人でも質の高い転職活動が可能です。
このように、在職中で忙しい方でも、滞りなく転職できるようにサポートしてくれるのは非常に大きなメリットです。
求人先への応募
応募時の推薦
採用担当者への連絡
面接日の調整
就職日(研修含む)の調整
など、煩雑なやり取りを代行してくれるのはありがたいポイントでしょう。
他にも、応募の際に推薦状を出す、面接後にアピールポイントを採用担当者へ伝えてくれるなど、選考に通過するためのサポートまで行ってくれます。
書類添削・面接対策も可能
転職サイトを利用すると、履歴書や職務経歴書などの書類添削や面接対策を行ってくれます。
いずれも、書類選考や面接を通過できる可能性を高めてくれるサポートなので、利用しない手はありません。
自分自身で書類選考の作成を完結させると、「自己満足」に終始していることも少なくありません。
しかし、第三者である担当者のアドバイスから客観的なアドバイスを仰ぐことで、魅力的なPRができます。
また、模擬面接などの選考を通過するためのサポートが充実しているため、面接が苦手な方でも安心です。
好条件の非公開求人をゲットできる
転職サイトには、ハローワークや他のサイトには掲載されていない非公開求人の情報があります。
非公開求人は、「一般公開すると応募者が殺到してしまう」などの事情があるため、好条件であるケースが多いです。
そのため、転職サイトに登録することで好条件の非公開求人まで目を通すことができます。
その結果、好条件の求人を見つけやすくなり、満足できる転職が実現できる可能性が高まるメリットがあります。
ケアマネージャーが転職サイトを利用するデメリット
基本的には、ケアマネージャーが転職サイトを利用するメリットは大きいです。
しかし、転職サイトを利用するデメリットも存在するため、こちらで確認していきましょう。
担当者との連絡が面倒なことも
エージェント型の転職サイトを利用すると、条件確認のヒアリングや細かい条件をすり合わせる面談を行う機会が発生します。
その都度、担当者と連絡が必要になることから、それらの連絡を面倒に感じる方もいるでしょう。
担当者は転職支援のプロなので、定期的な連絡や面談は転職を成功させるために欠かせないものです。
とはいえ、「もっと自分のペースでやりたい」と感じてしまうと、嫌気が差してしまうことも考えられます。
担当者によっては連絡の頻度は異なるため、自分が心地よく転職活動できるように、希望を伝えることが大切です。
担当者との相性に転職が左右される
基本的には、担当者の転職サポートのスキルは高いため、安心して任せることができます。
しかし、結局は人間同士のコミュニケーションになるため、自分との相性が悪いと感じるケースもあり得ます。
相性が悪い担当者と転職活動を進めても、順調に転職が進まない可能性が高まるため注意が必要です。
担当者との相性が合わない場合や、スキルに不安があるため変えてほしいと感じた際には、転職サイトの運営に連絡すれば担当者を変更してもらえます。
転職は自分の人生における大きなイベントですから、変に気を遣う必要はありません。
転職活動がせかされることがある
転職サイトは、求職者から手数料はもらわない一方で、採用した企業側から手数料をもらっています。
ビジネスモデルの関係から、転職活動が急かされることがある点は、転職サイトを利用するデメリットと言えるでしょう。
その結果、自分のペースで転職活動を進めることができなくなってしまい、満足できない転職になってしまうケースもあります。
求職者の意向を尊重せず、転職を急かすエージェントとぶつかった場合は、利用するサイトを変更するなどの対応が必要です。
ケアマネの仕事内容
ケアマネージャー(ケアマネ)の仕事は、高齢化が進む中で重要性が高まっています。
要支援者・要介護者が、介護保険の中から適切なサービスを受けられるように管理することが主な役割です。
具体的には、介護計画書(ケアプラン)の作成、要介護認定などが挙げられ、業務の幅はかなり広いです。
要支援者・要介護者のサポートはもちろん、家族や支援施設に対してアドバイスすることも、ケアマネの重要な仕事です。
ケアプランの作成・調整
介護保険の給付を受けるためには、ケアプランが必要です。
要介護認定を受けるためには、訪問調査の結果に基づいて「要介護状態」と認められる必要があります。
ケアマネは、本人や介護をする家族の状態や要望を踏まえた上でケアプランを作成します。
作成したケアプランについて、本人や家族から同意が得られれば、介護保険のサービスが開始されることになります。
また、ケアマネはケアプランを作成するだけでなく、定期的に要介護認定を受けた人を訪問し、健康状態を確認します。
健康状態の確認を通じて、介護保険制度から受けているやサービスや給付が適切を判断することも、ケアマネの大切な仕事です。
なお、要介護認定者に体調や健康状態の変化がある他、本人や家族から介護サービス変更の申し出があれば、その都度ケアプランを作り直すことになります。
給付管理
ケアマネの仕事には、毎月の介護給付費(介護報酬)を受給するための「給付管理」があります。
給付管理では、介護保険で給付される限度額や利用者負担額を計算し、翌月10日までに介護給付費の申請手続きをしなければなりません。
利用者の介護費や支援費の支給限度額を管理することで、計画通りに介護サービスが提供されていることを確認できます。
サービス事業所に対して、介護報酬が支払われるようにするためにも、給付管理は非常に重要です。
要介護認定の調査
要介護認定の調査も、ケアマネの重要な仕事です。
介護保険給付や必要なサービスを利用するためには、要介護認定が必要になります。
ケアマネは、市区町村に対して認定の申請を受けた人が、本当に介助が必要かどうかを調査します。(訪問調査)
申請者本人の心身の状態や日常生活の様子、同居家族の状況を訪問して調査する流れです。
支援サービス事業者との連絡
要介護認定者と、支援サービス事業者との連絡や調整を行うこともケアマネの仕事です。
利用者の代わりに、介護施設などの支援サービスに意見や必要な要求をすることもあります。
また、要介護認定者のケアプランについて、支援サービス事業者と共に内容が適切かどうかを相談することもあります。
適切な介護サービスを提供することは、本人にもサービス事業者にとっても大切なので、支援サービス事業者との連絡調整も重要な仕事です。
要介助者・家族への適切なサポート
施設に勤務している場合、要介護認定者を直接的に介護することもあります。
他にも、要介護認定者が抱えるサービスの不満や、家族が抱えている不安を解消することもケアマネの仕事です。
介護には、本人の身体的な不安はもちろん、経済的な不安など様々な不安が出てきます。
そのため、要介護認定者や家族とのコミュニケーションを大切にしながら、適切なサポートをすることは社会的にも重要と言えるでしょう。
ケアマネージャーの必須資格・条件とは
ケアマネージャーの正式名称は、介護支援専門員です。
ケアマネになるためには、各都道府県が行っている介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、資格を取得する必要があります。
受験資格を得るためには、保健・医療・福祉に関する国家資格を保有し、さらに実務経験が5年以上かつ従事日数が900日以上求められています。
つまり、ケアマネを目指す前提として、十分な知識を経験を有していることが求められているわけです。
なお、国家資格を保有していない場合は、代替条件を満たせば受験資格を得ることができます。
福祉・介護・障害者施設などで、相談援助の業務を相談員(生活相談員・支援相談員・相談支援専門員・主任相談支援員)として勤務し、5年以上かつ900日以上従事していることで受験資格を得ることができます。
いずれにしても、ケアマネ資格を得るためには、相応の年月が必要と言えるでしょう。
ケアマネージャーが辞めたいと感じる理由とは
やりがいが大きく、社会的に大きな役割を果たしているケアマネですが、辞めたいと感じる方も少なくありません。
こちらのトピックで、ケアマネージャーが辞めたいと感じる理由や主な転職理由について解説していきます。
職場の人間関係のストレス
介護職で最も多い転職理由は、「職場における人間関係のストレス」と言われています。
介護の世界では、様々な人と関わりを持つことになるため、人間関係が複雑になりがちです。
また、医療機関や介護施設は閉鎖的な空間になるケースが多く、固定化された人間関係が続くことで、ストレスを感じる人も少なくありません。
要介護認定者とのコミュニケーションに四苦八苦したり、上司や同僚との関係も良くない場合、ストレスを強く感じてしまうでしょう。
介護の仕事そのものが苦ではない場合、人間関係を変えることでストレスは解消できることから、転職を検討するケアマネは多いです。
給料・年収が上がらない
介護業界は激務でありながらも待遇が悪い現実があり、待遇の悪さも大きな転職理由となっています。
国も、処遇改善手当などの施策で介護士不足を解消しようと試みていますが、給料・年収に不満を抱えているケアマネは多いです。
また、ケアマネージャーの資格を取得しても、大幅な収入アップが見込めないという現実もあります。
財源基盤が盤石な大手介護事業所は待遇改善に力を入れているため、より良い待遇を目指して転職活動を行うケアマネは少なくありません。
自身の成長が見込めない
ケアマネとして勤務している方の中には、「自身の成長が見込めない」「今の職場ではスキルアップ・キャリアアップに限界がある」と感じている方が多いです。
施設によっては、昇給制度が無い上に、上司の役職が固定されているケースがあります。
このような施設では、自分がいくら仕事を頑張っても、自己研鑽を積んでもキャリアアップに限界があります。
また、「成長が見込めない」と感じてしまうと、働くモチベーションの喪失にも繋がってしまうため、職業人生にも悪影響です。
ケアマネージャーの年収・収入を大調査
ケアマネージャーは、介護業界の中では上位にあたる資格です。
こちらのトピックで、介護業界で上位にあたるケアマネージャーの年収や収入事情を紹介していきます。
ケアマネの平均年収・平均月収
厚生労働省の「2022年賃金構造基本統計調査」によると、ケアマネージャーの平均月収は284,500円という結果でした。
これは、手取りに換算すると約22万円程となります。
また、同調査によると、ケアマネージャーのボーナス支給額は年間約65万円程度で、月給と合わせると年収は約400数万円程度となります。
出典:厚生労働省「2022年賃金構造基本統計調査 職種DB第1表 」
日本人の平均年収は約430万円であることを考えると、ケアマネの年収は「やや低い」と言えます。
しかし、施設によっては昇給するチャンスも多く、介護人材の需要は年々高まっていることから、働くフィールドが無くなることはありません。
また、国が主導して福祉人材の待遇の見直しが進められているため、今後は待遇改善が加速する可能性が高いです。
ケアマネの年齢別平均月収
続いて、年齢・性別ごとのケアマネの平均月収について見ていきましょう。
20~24歳 | 25〜29歳 | 30歳〜34歳 | 35歳〜39歳 | 40〜44歳 | 45歳〜49歳 | 50〜54歳 | 55歳〜59歳 | 60歳〜64歳 | 65歳〜69歳 | 70歳〜 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
男性 | 208,000円 | 217,900円 | 277,500円 | 296,900円 | 303,000円 | 323,000円 | 313,700円 | 272,600円 | 312,100円 | 314,000円 | 212,700円 |
女性 | - | 230,600円 | 244,500円 | 272,100円 | 269,200円 | 280,900円 | 281,700円 | 288,200円 | 269,600円 | 263,400円 | 271,100円 |
上記の表のように、男女共に年齢を重ねるごとに平均月収が上がっていることが分かります。
年齢を重ねれば知識と経験が蓄積され、自然と能力が高まるため、収入アップに繋がっています。
ケアマネの施設別平均収入
続いて、各施設形態ごとのケアマネージャーの平均月収について見ていきましょう。
施設形態 | 平均給与(男性) | 平均給与(女性) |
---|---|---|
介護老人福祉施設 | 359,100円 | 339,340円 |
介護老人保健施設 | 350,930円 | 329,870円 |
介護医療院 | 334,560円 | 315,230円 |
訪問介護事業所 | 332,300円 | 310,150円 |
通所介護事業所 | 293,980円 | 270,060円 |
通所リハビリテーション事業所 | 326,740円 | 295,900円 |
特定施設入居者生活介護事業所 | 320,880円 | 309,040円 |
小規模多機能型居宅介護事業所 | 299,220円 | 283,540円 |
認知症対応型共同生活介護事業所 | 297,190円 | 288,130円 |
ケアマネージャーの給料は勤務際によって差がありますが、通所介護事業所・訪問介護事業所より介護老人福祉施設・介護老人保健施設の方が高い傾向にあることが分かります。
待遇を最大の転職理由としている方は、稼ぎやすい施設への転職を検討すると良いでしょう。
実務が未経験でもケアマネージャーになれる?
続いて、実務が未経験でもケアマネージャーになれるかどうかを解説していきます。
結論、未経験でもケアマネになることは可能ですが、経験者よりも魅力度では劣ってしまうのが現実です。
そのため、少しでも採用される確率上げるための工夫をすることが重要です。
高時給のパート・派遣で実務経験を積む
ケアマネージャーの「未経験者歓迎」という求人は非常に少ないため、チャンスは限られるという点は知っておきましょう。
未経験で正社員ケアマネージャーとして働くためには、転職のプロであるアドバイザーの支援や知人を頼らないと厳しいです。
しかし、パートや派遣など非正規の雇用形態で実務経験を積んでから正社員を目指すことは可能です。
そのため、ケアマネージャーとして長く働きたいと考えている方は、まずパートや派遣という形態での就労を視野に入れると良いでしょう。
ケアマネージャーの平均時給は1500円前後と高い魅力がある上に、パートや派遣は勤務日数が調整しやすい柔軟性もあります。
高時給である上に、自分の希望に沿った求人を見つけやすいメリットもあるため、ぜひ様々な求人に目を通してみてください。
開所予定の施設を狙う
開所予定の施設では人手が足りていないケースがあるため、未経験でも採用されるチャンスがあります。
実際に、開所予定の施設は未経験者採用を行うケースがあるため、近隣に開所予定の介護施設がある場合は求人情報をこまめにチェックすると良いでしょう。
しかし、実務経験が無いケアマネは開所予定の施設を狙って転職活動を行うため、求人が出てもすぐに埋まってしまうケースも多いです。
効率よく情報収集を行うためにも、転職サイトに登録することは重要と言えるでしょう。
転職エージェントで非公開求人を狙う
実務未経験でも、正社員としてケアマネの仕事をしたいと考えている方も多いでしょう。
正社員としてケアマネの仕事をしたいと考えている方は、転職サイト・エージェントの利用が非常におすすめです。
転職サイトには、一般の求人媒体には掲載されない非公開求人があるため、登録することで魅力的な求人が見つかる可能性が高まります。
その結果、多くの施設の選考に参加できる可能性が高まるメリットが期待できます。
失敗せずケアマネージャーの転職をするポイント
転職に対して「失敗したらどうしよう」「現職にとどまった方がいいのではないか?」というマイナスなイメージを持っている方も多いでしょう。
こちらのトピックで、ケアマネージャーの転職を失敗しないためのポイントを紹介していきます。
転職理由・希望条件を言語化する
転職の失敗を避けるためには、自分の中で転職理由と希望する条件を整理しておくことが欠かせません。
また、自分が勤務先に求めていることを言語化することで、的を絞った転職活動が可能となります。
転職理由や希望が曖昧なまま転職活動をすると、様々な求人が気になってしまい、非効率な転職活動になってしまいます。
転職サイトの担当者から適切なサポートを受けるためにも、
転職の目的と理由
現在の職場に対する不満
転職後のキャリアプラン
転職の必要性
転職時に求める条件
などを整理しておきましょう。
転職サイトを複数登録する
登録する転職サイトは、1つに絞る必要はありません。
転職サイトに複数登録することで、様々な求人情報をチェックだできるだけでなく、担当エージェントの質をを比較できます。
その結果、転職で失敗する可能性を抑えることができるため、複数登録は非常におすすめです。
また、複数の転職のプロからアドバイスをもらうことで、自分の新たなキャリアの可能性に気付くこともできます。
闇雲に登録すると、情報量が増えすぎてしまう上に担当者からの連絡や調整も面倒になってしまうため、登録する転職サイトは2~3社に留めると良いでしょう。
担当者は変えてもよい
もし担当してくれているエージェントとも相性が悪いと感じたら、遠慮なく変更を依頼しましょう。
「担当者やエージェントの質」も、転職を成功させる上で重要な要素となるため、自分のキャリアを守るためにも担当者の質や相性は重視するべきです。
例え優秀な担当者でも、自分との相性が悪いとマッチする求人を見つけることが難しいため、無理に依頼を続ける必要はありません。
転職サイトの運営もとに対して、メールや電話で連絡すれば担当者を変更してくれるケースがほとんどなので、もし担当者の変更希望がある場合は連絡しましょう。
仕事に関する経歴・スキルは正直に伝える
転職サイト登録時、自身の経歴や保有スキルを入力することになります。
この際、仕事に関する経歴・スキルは正直に入力し、併せて実際に担当者に対しても、正確な情報を伝えるようにしましょう。
求職者本人の正確なレベルを把握しておかないと、担当者も適切な求人を紹介することが難しいためです。
また、ケアマネと一口に言っても、勤務する場所によって求められる役割や仕事内容が異なるため、登録している情報が不正確だとミスマッチの原因となります。
現状の自分のスキルを正確に把握することで、その後の自分の理想のキャリアに必要な経験や知識を把握できるメリットもあるため、仕事に関する経歴・スキルは正直に伝えることが重要です。
紹介求人を自分でも調べる
転職サイトに登録すると、自分に合ったおすすめの求人情報が自動的に送られてきます。
しかし、紹介求人はオートマチックにリストアップされていることも多く、すべてが自分の希望に沿っているとは限りません。
そのため、自分でも紹介された求人について調べる意識を持ち、サイト側に情報提供を丸投げしないようにしましょう。
自分自身でも実際に調べることで、納得できる転職ができるようになるため、自分が主体的に動くことも重要です。
もし調べる家庭の中で気になる部分や聞いておきたい箇所があれば、担当者に伝えて不安や疑問を解消しましょう。
ケアマネージャー転職サイト・求人の選び方は?
転職を成功させるためには、自分にあった転職サイトに登録し、自分の希望にあった求人を見つける必要があります。
こちらのトピックで、転職サイトの選び方のポイントについて解説します。
求人数
取り扱っている求人数が多ければ多いほど、幅広い選択肢から求人を吟味できます。
選択肢が多ければ、自然と自分にあった求人も見つかりやすくなるため、まず求人数をチェックしましょう。
さらに、求人の質が高ければ条件の良い求人が見つかりやすいため、求人数だけでなく求人の質にも注目してください。
担当者の質と相性
担当者の質が高く、また自分との相性が良ければ、希望にあった求人が見つかりやすくなります。
そのため、担当者の質と相性も必ず意識しましょう。
もし、違和感や相性の悪さを感じたら、担当者を変えてもらうか、利用する転職サイトを変えるのがおすすめです。
担当者の人柄やスキルはもちろん、連絡の頻度などを総合的に鑑みて、自分が心地よく転職活動を進められるかどうか判断してください。
サポート体制の手厚さ
各転職サイトで行っているサポート範囲が異なるため、サポート体制の手厚さも確認しましょう。
特に、自分の選考における弱みや苦手をカバーできるサービスがあれば、選考に通過できる可能性が高まります。
例えば、「面接が苦手」という方であれば、丁寧に面接対策を行ってくれるサイトを活用しましょう。
また、医療機関や介護施設の連携が取れている転職サイトであれば、内定後の労働条件交渉もスムーズです。
そのため、好待遇で転職するためにも、これまでの実績についてもチェックすると良いでしょう。
ケアマネージャー向け転職サイト利用の主な流れ
続いて、ケアマネージャー向け転職サイトを利用する際の主な流れを紹介していきます。
公式ページから登録
まずは、公式ページから登録のページに進み、自身のスキルや希望などの情報を登録しましょう。
なお、転職サイトには「派遣サービス」と「転職サービス」を行っているところがあるため、間違えないように注意してください。
登録内容に間違えがないように注意しつつ、できるだけ詳細に入力しましょう。
担当コンサルタントからの連絡を待つ
登録が完了すると、数日以内に担当コンサルタントから電話やメールで連絡が来ます。
やり取りの中で、
転職希望時期
希望の職種や業界
希望年収は
などをヒアリングされます。
ヒアリングは大体10分くらいで終わり、その後にキャリアカウンセリングの日程調整を行うのが一般的です。
キャリアカウンセリング
担当コンサルタントから連絡が来た後は、キャリアカウンセリングを行って転職の詳細条件を詰めます。
キャリアカウンセリングで行うのは相談だけなので、現職における不満や今後のキャリア展望など、不安なことがあれば話しておきましょう。
話す中で、自分の価値観について整理できるため、有意義な時間となるはずです。
求人の紹介を受ける・応募
キャリアカウンセリングでヒアリングが終わったら、その後にエージェントから希望条件に沿った求人が提案されます。
あくまでも「提案」なので、興味がない求人に関しては見送って問題ありません。
また、できるだけ自分の希望を叶えるためにも、面談を重ねる中で詳細条件を伝えるのがおすすめです。
自分でも希望条件を言語化しつつ、自分に合った求人を探してもらいましょう。
履歴書などの書類添削
応募する求人が決まったら、エージェントと協力して応募書類の作成に着手します。
効果的な自己PR方法などを教えてもらいながら、魅力的な応募書類を作成していきましょう。
転職が初めての方やほとんど経験がない方でも、プロから指導を受けることで魅力的な履歴書や職務経歴書が作成できます。
面接対策
面接対策では、応募先施設の特徴を踏まえた上で効果的なアドバイスを授けてくれます。
求めている求人像に合わせた受け答えの準備ができ、質問傾向に沿った対策もできるため、面接の通過率を高めてくれます。
志望動機や自己PRなど定番の質問だけでなく、施設特有の質問など、一人では効果的な対策が難しいポイントまでカバーしてくれるでしょう。
面接は、練習を重ねれば重ねるほど上手くなるため、しっかりと対策しましょう。
選考本番・内定・退職サポート
エージェントと行った対策を基にしながら面接を受け、内定を得られれば転職は一段落します。
面接日程や内定後の条件交渉などはエージェントが調整してくれるため、自分自身は現職での引き継ぎなどに集中できます。
また、現職の退職サポートをしてくれるエージェントもいるため、必要に応じて頼ると良いでしょう。
ケアマネの転職でよくある質問
最後に、ケアマネの転職でよくある質問を紹介していきます。
転職エージェントは有料ですか?
基本的に、転職サイト・エージェントは無料で利用できます。
なお、転職サイトの中には有料のサービスを提供しているサイトもあります。
必要に応じて、有料のサービスを利用するかどうか検討してください。
無資格でも求人は紹介してもらえますか?
無資格の方でも応募可能な求人は多いため、無資格でも心配いりません。
とはいえ、有資格者の方が人材価値が高く、採用されやすいのは事実です。
そのため、新規開業の施設などを中心に、無資格でも応募可能な求人を探してみてください。
とりあえずサイトに登録するだけでもいいですか?
問題ありません。
実際に、「とりあえず登録だけしている」という人も多いため、転職を少しでも検討している方は登録すると良いでしょう。
ケアマネージャーはどんな人に向いていますか?
ケアマネージャーをはじめとする介護職は、人とのコミュニケーションが非常に重要です。
そのため、人と接することが苦にならず、困っている人の力になりたいと考えている方に向いています。
また、介護施設や自治体と連携をとることも多いため、各種調整が苦にならない人にも向いています。
いまより給料の高い職場につくには何をすればよいですか?
介護職は、ほかの職種と比較して給料が低い水準にあります。
しかし、勤続年数や職種によって給料アップを目指すことは可能で、ケアマネ資格を保有していれば貴重な人材として評価してもらえます。
そのため、現在の職場よりも給料の高い職場へ転職できる可能性は、大いにあります。
転職エージェントを使わずに転職したいのですが…
転職エージェントを使わずに転職することは可能です。
しかし、自分一人だけで転職の準備をするのは、手間と労力がかかるためおすすめできません。
また、応募書類の添削や面接対策のサポートが受けられないため、選考の通貨率を高めたい場合は転職エージェントを利用するのがおすすめです。
なお、転職エージェントを使わずに転職する場合は、ハローワークの利用や知人のつてを頼る方法があります。
転職サイト・エージェントを利用することで、選考を通過できる可能性が高まる
転職サイトを複数登録することで、より広く情報収集ができる
無資格・未経験の方でも転職できるチャンスがある
転職理由・希望条件を言語化しておこう
ケアマネージャーにおすすめの転職サイト・エージェントについて解説してきました。
紹介してきた転職サイトでは、高時給のパートや派遣求人を取り扱っているものも多いため、まずは経験を積みたいという方でも気軽に登録すると良いでしょう。
納得できる転職をするためには、転職支援のプロである転職サイトやエージェントの頼るのが効率的です。
転職を検討しているケアマネージャーの方は、ぜひ本記事で紹介した転職サイトの利用を検討してみてください。
この記事は専門家に監修されています
介護支援専門員、介護福祉士
坂入郁子(さかいり いくこ)