サービス提供責任者を辞めたい理由は?仕事内容やおすすめの資格・転職サイトを解説!

「サービス提供責任者として働いているけど、悩みが多くて辞めたい...」

「サービス提供責任者資格を活かして転職するときは、どうすればいい?」

このような疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

サービス提供責任者は、訪問介護サービス事業所における責任者として重要な役割を果たしています。

サービス利用者やケアマネージャーとの連絡調整、ヘルパーへの指導など仕事内容は多岐に渡ります。

ストレス要因になることが多いことから、「辞めたい」と感じているサービス提供責任者も少なくありません。

こちらの記事では、サービス提供責任者が辞めたい理由や具体的な仕事内容、スキルアップ方法などを紹介していきます。

サービス提供責任者として「辞めたい」と考えている方に役立つ内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。

サービス提供責任者が辞めたい理由についてざっくり説明すると
  • プライベートの時間を確保しにくく、仕事の悩みが周りに伝わりづらい問題がある
  • 人間関係が複雑でストレスを感じやすい
  • 仕事内容が多岐に渡るため多忙である
  • 「辞めたい」と感じたら転職を検討するのがおすすめ
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サービス提供責任者が「辞めたい」と思う理由

辞めたい理由

サービス提供責任者とは「サ責」と呼ばれることもあり、訪問介護サービスで利用者の立場で介護計画を考える仕事を行っています。

ケアマネージャーとヘルパーをつなぎ、良質な介護サービスが提供できるようにする訪問介護サービス現場の責任者でもあります。

サービス提供責任者の仕事はやりがいがある一方で、人手不足などの影響もありハードである点は否めません。

以下で、サービス提供責任者が「辞めたい」と思う理由を紹介していきます。

プライベートの時間を確保しにくい

サービス提供責任者は、訪問介護サービス現場の責任者として様々な仕事を行っています。

業務内容としては以下のようなものが挙げられます。

  • 利用者宅への訪問
  • 利用者との連絡調整
  • 介護計画書の作成
  • ヘルパーの支援、教育
  • ケアマネージャーとの連絡
  • ヘルパーの教育

このように多岐に渡るため、なかなかプライベートの時間を確保できないサービス提供責任者も少なくありません。

ヘルパーが休んだ時は自ら訪問介護に入る必要もあるため、現場の責任者として多忙な日々を送っています。

自分の時間を確保できないとストレスを発散する場も確保できないことから、「辞めたい」と感じてしまうでしょう。

関係者や利用者の意見を両立させるのが難しい

サービス提供責任者は、ヘルパーの指導や教育においてストレスを感じることがあります。

また、訪問介護サービスを利用している人の状況に応じて、ヘルパーやケアマネージャー、利用者の間で意見をまとめる必要があります。

それぞれが無理な要求をしてきた場合、板挟みとなってしまい過大なストレスを感じてしまうでしょう。

人間関係が複雑で、全員が納得できる落としどころを見つけるために苦慮しやすい点も、サービス提供責任者が辛いと思うポイントの一つです。

仕事を教えてくれる人が少ない

サービス提供責任者の配置人数は、法令によって決まっています。

法令を満たさなければ訪問介護サービスを提供できないことから、前任者が急に退職した場合などに、十分な経験がないにも関わらず急に抜擢されることもあります。

サービス提供責任者は事業所の責任者ですから、急に抜擢されて誰も指導してくれる人がいない、という状態に置かれてしまうケースも少なくありません。

仕事を教えてくれる人がおらず、いきなり責任だけ押し付けられると、大きな不安とストレスを抱えてしまうのは仕方のないことです。

仕事の悩みが周りに伝わりづらい

ヘルパーの人材不足や専門性の低さに頭を悩ませているサービス提供責任者も少なくありません。

近年は介護人材の人手不足が深刻な状況にあり、人員の補充もままならない状況です。

また、サービス提供責任者は、ケアマネージャー、ヘルパー、利用者さんとの間で板挟みになってしまうこともあり、仕事の悩みを相談できる相手がいません。

サービス提供責任者の精神的な負担を周囲がなかなか理解してくれず、孤独感を感じてストレスを抱えてしまう人も多いです。

人間関係に疲れる

サービス提供責任者はヘルパーの指導・教育をする必要があるポジションであり、時には憎まれ役になることもあります。

また、ヘルパーは近年人手不足に悩まされており、職場環境を整備できないことで職場でも問題が出てくることが多いです。

ヘルパー全員が求めているレベルの業務をこなせるとも限らないため、指導を通じて人間関係に疲れてしまうこともあります。

サービス利用者やケアマネージャーとの連携をこなす必要もあることから、非常に大変な作業であると言えるでしょう。

このように、人間関係で疲れてしまった結果「辞めたい」と感じてしまうサービス提供責任者は多いです。

サービス提供責任者の具体的な仕事は?

続いて、サービス提供責任者の具体的な仕事を紹介していきます。

一日のスケジュールなどを交えて紹介していくので、サービス提供責任者の仕事をイメージする際の参考にしてみてください。

1日のスケジュール

サービス提供責任者は、以下のようなスケジュールで1日の業務を行うことになります。

あくまでも一例にはなりますが、概ねの仕事のイメージとして参考にしてみてください。

時間 仕事内容
9:00 出社・会議
10:00 訪問介護計画書の作成・事務業
11:00 利用申込みや相談への対応
12:00 昼食休憩
13:00 介護スタッフのアシスト・サポート
15:00 利用者宅への送迎
16:00 ヘルパーからの報告・ミーティング
18:00 退社

上記のように、訪問介護サービスに関する全般的な業務を行うことになります。

上記にはありませんが、必要に応じてサービス利用者やケアマネージャーと話し合うこともあり、やるべきことは非常に多いです。

利用者家庭へのヒアリング

訪問介護サービスの利用を希望する人がいたら、相談を受けた上で提供しているサービスを利用するために必要な手続きなどを行います。

サービスを利用するにあたっては、利用者本人や利用者家庭でヒアリングを行う必要があります。

実際に利用者さんの自宅を訪問し、要介護度や利用者が抱えている問題を把握し、家族の要望も踏まえて提供するサービスを決定します。

ケアマネージャー・ヘルパーとの調整

利用者家庭へのヒアリングが終わったら、ケアマネ・ヘルパーとの調整を行います。

  • 利用者
  • 家族
  • ヘルパー
  • ケアマネージャー

などと、提供する介護サービスについて話し合いを行い、調整を行うことになります。

ケアマネージャーが作成したケアプランを確認し、必要な介護サービスについて確認したら、ヘルパーに情報を共有する流れです。

介護計画書・サービス提供手順書の作成

利用者本人や家族との面談、ケアマネージャーとの話し合いで得られた情報を基にして、介護計画書・サービス提供手順書の作成を行います。

ケアプランはあくまでも「介護サービスの全体的な方針」ですが、介護計画書・サービス提供手順書は具体的にケア内容をまとめた書類です。

利用者が抱えている問題や目指すべき目標、提供する具体的なサービスを記載し、サービスを提供することになります。

ヘルパーへの指示・指導

実際に介護サービスを提供するのは、多くの場合ヘルパーです。

ヘルパーのレベルが高いと利用者が満足できる効果を得られないことから、ヘルパーへの指示・指導もサービス提供責任者の大切な仕事となります。

介護サービスの質を高めるために、

  • ヘルパーに指示を出す
  • 必要に応じて指導を行う
  • 技術指導や研修を行う

などもサービス提供責任者が行うことになります。

利用者さん宅への同行訪問・モニタリング

サービスの提供を開始した後は、必要に応じて利用者宅への同行訪問・モニタリングを行います。

実際に、責任者として利用者の自宅を訪問し、利用者の状態をチェックした上で訪問介護計画書やサービス提供手順書の修正を行います。

利用者の状況の変化があれば、必要に応じて提供するサービスを柔軟に変更する点も重要な仕事と言えるでしょう。

サービス担当者会議での意見交換

サービス提供責任者は、利用者とその家族やケアマネージャーが出席するサービス担当者会議へ参加します。

サービス担当者会議では、ケアプランに関する意見や提案を行い、利用者にとって必要な支援を決定します。

実際にサービスを提供しているヘルパーも意見も踏まえつつ、今後のサービス内容や目指すべき目標などの情報を共有する大切な会議です。

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サービス提供責任者の平均給料

厚生労働省の「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、サービス提供責任者と介護職員全体の平均給料は下記のような結果でした。

給与体系 サ責の平均月給 介護職員全体の平均月給
月給者の平均給与額 32万7020円 31万6610円
時給者の平均給与額 15万8490円 11万3490円

出典:厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」

このように、サービス提供責任者の平均給料は介護職全体の平均よりも「少しだけ上回る程度」です。

もちろん、勤務先によって給料水準は異なるものの、「業務量が多い割には待遇が恵まれていない」と感じるサービス提供責任者が多いのも事実です。

もし現在の待遇に不満を感じている場合は、

  • 資格を取得して資格手当をもらう
  • 給与水準が高い事業所へ転職する

などの選択肢を検討すると良いでしょう。

サービス提供責任者の配置基準

サービス提供責任者は、訪問介護事業所における適切な配置基準が設けられています。

法令で設けられている基準について、直近3ヶ月の利用者40人につき常勤職員が配置される形をとります。

例えば、直近3ヶ月の利用者数が100人だった場合、配置人数は最低3人、150人だった場合には最低4人となります。

直近3カ月の利用者数によって、サービス提供責任者の配置人数が変わる点が特徴です。

なお、2015年から配置基準の特例が設けられており、下記の3条件を満たした事業所では「直近3カ月の利用者数50人あたり、1人のサービス提供責任者の配置」で済むようになりました。

  • サービス提供責任者が常勤で3人以上配置されている
  • ヘルパーとしての実労働時間が月30時間以下で、サービス提供責任者業務をメインとする常勤兼任者が1人以上配置されている
  • サービス提供責任者の業務についてIT活用などの効率化がされている

いずれにしても、訪問介護サービス事業所において、サービス提供責任者は欠かせない存在と言えるでしょう。

サービス提供責任者になるには?

続いて、サービス提供責任者になるための条件や方法について解説していきます。

高齢化が進展している日本において、今後ますますサービス提供責任者の価値は高まっていきます。

サービス提供責任者として働きたい希望を持っている方は、参考にしてみてください。

サービス提供責任者に必要な資格は?

サービス提供責任者はあくまでも「役職名」であり、サービス提供責任者になるには特別な資格や研修はありません。

しかし、サービス提供責任者として認められる要件として、下記のいずれかに該当している必要があります。

  • 介護福祉士資格を保有している
  • 実務者研修修了者
  • ホームヘルパー1級課程修了者、があること

実務者研修

介護福祉士実務者研修とは、質の高い介護サービスを提供するための実践的な知識と技術を習得できる資格です。

介護職のキャリアパスにおいて重要な資格であり、介護職員として働く上で重要となる、介護過程の展開や認知症について学ぶことができます。

実務者研修になるには、実務者研修の講座を行っているスクールで、指定のカリキュラム(450時間)を修了する必要があります。

土日の開講や通信講座で開講しているスクールもあるため、働きながら実務者研修資格を得ることは十分に可能です。

介護福祉士

介護福祉士とは、介護に関する専門的知識と技術を有していることを証明できる資格です。

実務者研修の上位資格にあたり、身体上もしくは精神上の障害で日常生活を営むのに支障がある要介護者に対して、状況に応じた介護や指導を行うことができることを証明できます。

介護福祉士試験になるには、3年以上の実務経験と実務者研修の修了資格を得ている必要があります。

介護福祉士資格を保有していれば、介護の世界で非常に貴重な存在に慣れるため、取得するメリットは非常に大きいです。

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サービス提供責任者を続けるメリット

サービス提供責任者は、今後も高い需要が見込まれるやりがいの大きな仕事です。

他にも、サービス提供責任者を続けるメリットがあるため、「辞めたい」と考えている方は参考にしてみてください。

スキルが身に付く

サービス提供責任者は、訪問介護の現場監督としてマネジメントを任されています。

ケアマネージャーやヘルパー、利用者さんなど様々な人と関わりながら業務を行うことが多く、それを通じてマネジメント能力やコミュニケーション能力などの多くのスキルを習得することができるでしょう。

また、利用者のニーズを把握して最適なサービスを提供するなど、的確な判断力も培うことが可能です。

いずれも、社会人として常に求められるスキルなので、サービス提供責任者は社会人として大きく成長できる職業とも言えます。

仕事として安定する

サービス提供責任者は、正社員で採用されることが多いです。

非正規雇用だと、いつ職を失うかわからない不安を抱えることになりますが、正社員であれば簡単に職を失うことはありません。

正社員の方が福利厚生が充実していることを考えても、サービス提供責任者として働くメリットは大きいでしょう。

また、職場によっては夜勤もなく就業環境を安定させることも可能なので、ライフスタイルにも柔軟に対応できるでしょう。

キャリアアップにつながる

サービス提供責任者の仕事内容は、ケアマネージャーや施設責任者も理解している人が少ないです。

介護に関する高い専門性が求められ、サービス提供責任者になるための条件も設けられていることから、介護職の中でも給与は高い傾向にあります。

サービス提供責任者を経験することでキャリアアップにつながり、将来的に転職する際にも有利に働くでしょう。

介護業界でのステップアップ・キャリアアップを目指している方にとって、サービス提供責任者として働き続けるメリットは大きいです。

やりがいがある

サービス提供責任者は、やりがいを感じる場面が多くあります。

例えば、新人ヘルパーや業務に慣れていないヘルパーへの指導や教育を通じて、成長をサポートできるのはサービス提供責任者ならではのやりがいです。

また、介護サービス利用者とその家族、ケアマネージャーから感謝されることも多く、人から感謝される機会も多いです。

サービス提供責任者は、ヘルパーのキャリアアップを支援しつつ様々な人から感謝される機会が多い魅力があるため、やりがいを感じられる場面は多いと言えるでしょう。

サービス提供責任者として活躍し続けるためのコツ

活躍のコツ

サービス提供責任者には様々な苦労があるのも確かですが、モチベーションを維持できれば活躍し続けることができます。

以下で、サービス提供責任者として活躍し続けるためのコツを紹介していきます。

拠り所となる相談相手をつくる

サービス提供責任者の仕事は、ヘルパーや利用者ケママネージャーと深いかかわりを持つため、人間関係で悩むことが多いです。

事業所によってはサービス提供責任者が2人以上いるため、情報交換や相談できる関係を構築しておくと良いでしょう。

相談相手がいないと孤独感を感じ、思い詰めてしまうこともありますが、他の介護スタッフとも協力しながら仕事を進めることが大切です。

すべての業務を自分1人で解決しようとするのではなく、「困ったときは人を頼る・相談する」ことを意識してみてください。

職場環境を見直す

介護事業所ごとに、勤務時間や職場環境などの条件が大きく異なります。

介護業界は人手不足で求人情報が多いため、売り手市場の状況が続いています。

就職先や転職先をチェックする際には、働き方や勤務時間、福利厚生など比較検討することが大切です。

また、介護事業所によって理念や運営方針が異なるため、自身の価値観と大きなズレがないか確認しましょう。

良好な職場環境で働くことができれば長く安心して勤務できるため、キャリア形成もしやすいでしょう。

サービス提供責任者に向いていない人の特徴は?

サービス提供責任者は介護業界で重要な役割を果たしていますが、向いていない人もいます。

以下で、サービス提供責任者に向いていない人の特徴の特徴を紹介していきます。

人と話すことが苦手な人

サービス提供責任者は、利用者やその家族、ヘルパーなどとコミュニケーションを取りながら業務を行うことになります。

常に色々な人の要望などをヒアリングしながら介護計画を立てる必要があるため、人とのコミュニケーションが欠かせません。

黙々と一人で作業したい人にやコミュニケーションを取ることが苦手な方は、残念ながらサービス提供責任者に向いていないでしょう。

人に指示を出すのが苦手な人

サービス提供責任者は訪問介護サービス事業所の責任者として、リーダーの役割が求められます。

ヘルパーの中には、自分よりも介護経験がある人や年上の人も多いですが、ヘルパーに対して明確な指示を出す必要があります。

さらに、必要に応じて教育や指導を行う必要があることから、人に指示を出す場面が多くあります。

自分よりも年上の人や経験がある人と円滑にコミュニケーションを取れる自信がない人は、サービス提供責任者に向かない可能性が高いです。

繊細な性格の人

介護の現場では、想定外のことやマニュアルの範疇外の出来事が起きることも少なくありません。

業務をスムーズに行うためには、問題やトラブルが起こっても割り切る必要があり、時には柔軟に対応することが求められます。

サービス提供責任者は、ミスやトラブルに直面すると動転してしまう繊細な性格の人には向いていない仕事と言えるでしょう。

突発的な出来事に対して、その度に細かく悩む人はサービス提供責任者に向いていない可能性が高いです。

スケジュール管理が苦手な人

サービス提供責任者は、訪問介護サービスのスケジュール管理も重要な仕事です。

利用者によっては急なスケジュールの変更もあり柔軟に対応する必要があるため、その度にヘルパーの移動時間など細かいスケジュール調整を行う必要があります。

きちんとスケジュール管理をしないと業務が円滑に回らないため、スケジュール管理の苦手な人はサービス提供責任者には向いていない可能性が高いです。

介護の現場に出たい人

サービス提供責任者が実際にヘルパー業務を行う機会は少なく、基本的には管理業務としてデスクワークを行うことが多いです。

実際に介護現場で働くことにやりがいを感じている人や、介護現場でバリバリ働きたいと考えている方にとって、サービス提供責任者はやりがいを感じられない仕事と言えます。

自身が介護業界でどのような役割を果たしたいのか、どのような仕事を行いのかを明確にすることが大切です。

おすすめ転職サイト3選

サービス提供責任者がスキルアップ・転職するなら

介護業界は慢性的な人手不足の状況にあるため、サービス提供責任者がスキルアップ・転職する方法は多くあります。

スキルアップ・転職することで、今よりもやりがいを感じながら、さらに好待遇で働ける可能性が生まれます。

ケアマネージャーになる

サービス提供責任者の業務は、他の業種とも深く関わりながら進める場面が多いです。

実際にケアマネージャーと連携する機会が多いことから、「ケアマネージャーの仕事にも興味がある」という人も少なくありません。

サービス提供責任者として、訪問介護に関して身につけた知識や経験はケアマネージャーとしても活かせるものが多いです。

特に、介護計画書などの作成は「利用者の状況をヒアリングした上で最適なサービスを決定する」というサービス提供責任者の仕事とも通じています。

ケアマネージャーのおすすめ転職サイト・エージェント7選|転職理由・年収も調査!

訪問介護事業所の所長になる

サービス提供責任者の経験を積むと、訪問介護事業所長というキャリアアップの道が拓けます。

訪問介護事業所の所長になれば、より責任感が大きくなりますが、給料アップという形で待遇も良くなるのが一般的です。

大規模な介護サービス会社では、高齢化の進展に伴って事業所の展開に力を入れています。

積極的に事業所を拡大している会社に転職すれば、新事業所の所長としてサービス提供責任者の経験を活かせるでしょう。

独立して、介護事業所を開業する

サービス提供責任者の経験を活かし、独立して介護事業所を開業する方法もあります。

サービス提供責任者としての介護サービスに関連した知識と経験は、自ら開業する際にも活かせるでしょう。

独立することで経営者として新たな視点を得ることができる上に、自身が思い描いている理想の介護サービスを提供できるようになります。

自らが事業主になりたいと考えている方は、独立開業の有力な選択肢として考えておくと良いでしょう。

サービス提供責任者が転職を成功させるポイント

「今の職場を辞めたい」と考えているサービス提供責任者の方は、転職を検討すると良いでしょう。

以下で、サービス提供責任者が転職を成功させるポイントを解説していきます。

転職サイトに複数登録する

転職を目指す際には、自力で探すのではなく転職サイトの活用がおすすめです。

その際に、転職サイトは1つに絞るのではなく複数登録すると良いでしょう。

各転職サイトは、自社でしか扱っていない「非公開求人」がある上に、複数の担当者と話すことで新しい価値観や考え方を得られるチャンスがあります。

理想の転職を実現するためには「選択肢を増やす」ことが大切なので、複数の転職サイトを有効活用しましょう。

転職時期は早い方が良い

転職サイトに登録して担当者と相談する際には、転職時期について聞かれます。

転職時期に関しては「できるだけ早く」という旨を伝えておくと、担当者が優先的に案件を紹介してくれる可能性が高まります。

転職時期が遅い場合、対応が後回しにされてしまう可能性があるため、転職希望を持っている場合は「できるだけ早く」と伝えるのがおすすめです。

転職したい理由を整理しておく

転職を検討するということは、今の職場に何らかの不満や不安を抱えているはずです。

今の職場に対して抱えている不満や不安を整理し、担当者に伝えることで、理想の転職を実現できる可能性が高まります。

  • 仕事内容
  • 待遇
  • 職場環境
  • 人間関係
  • 漠然とした悩み

など、様々な要因を分析することが大切です。

担当者としても、情報量が多ければ多いほどマッチする求人を紹介しやすくなるため、しっかりと考えを伝えるようにしましょう。

仕事に関する経歴・スキルは正直に伝える

ミスマッチのない転職を実現するためには、仕事に関する経歴・スキルを正直に伝えることも大切です。

  • 保有資格
  • これまでのキャリア
  • 経験年数
  • 得意な業務
  • 避けたい仕事内容

など、これまでのキャリアを棚卸することで、希望通りの転職を実現できるようになります。

また、自分自身の「ありのままの状態やスキル」を伝えた方が、担当者としてもアドバイスがしやすいメリットがあります。

紹介された求人は自分でも調べる

転職サイトの担当者は、基本的にマッチングのプロなので信頼できます。

しかし、何でもかんでも担当者に任せるのではなく、紹介された求人は自分自身でも調べることが大切です。

最終的に「転職する」「転職しない」という判断を下すのは自分自身である以上、責任は自分に帰属します。

自分自身でも求人情報を調べ、不安なことや聞きたいことがあれば担当者に質問することが大切です。

適切なアドバイスを受けつつ、自分自身でも努力をすることで転職を成功させる可能性が高まります。

サービスはフル活用する

転職サイトでは、以下のように様々な転職支援のサービスを行っています。

  • 求人検索、紹介
  • 履歴書や職務経歴書の添削
  • 面接対策
  • 事業所情報の提供
  • 面接日程の調整
  • 条件交渉
  • 現職の退職手続き代行

転職希望者を支援するためのきめ細かいサービスを提供しており、いずれも無料で利用できます。

特に、応募書類を書くのが苦手な方や魅力的な志望動機の書き方が分からないという方は、積極的に転職サイトのサービスを活用しましょう。

サービス提供責任者の転職におすすめのサイト

現在の仕事に不満があったり、大変に感じている方は、転職を検討している場合もあるでしょう。

この見出しでは、介護職の方におすすめの転職サイトを紹介します。

介護ワーカー

介護ワーカー

画像出典:介護ワーカー公式サイト

介護ワーカーの特徴
  • 転職成功実績が年間1万件以上
  • 求人数も9万件以上と業界最大級
  • ES・面接対策から条件交渉まで支援

介護ワーカーは、日本最大級の介護転職サイトです。

転職成功者は年間1万件以上に上り、求人数が多いことから希望する求人に合わせた転職が叶いやすいです。

担当者のサポートにも定評があり、ESなどの必要書類の添削や面接対策、条件交渉まで手厚いサポートを受けることが出来ます。

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カイゴジョブエージェント

カイゴジョブエージェント

画像出典:カイゴジョブエージェント公式サイト

カイゴジョブエージェントの特徴
  • 全国4万件以上の求人を掲載
  • 担当者が転職を親身にサポート
  • 職場の理念や雰囲気まで考慮してくれる

カイゴジョブは、介護職に特化した転職サービスです。

サイト型の「カイゴジョブ」と、エージェントサービスが受けられる「カイゴジョブエージェント」があります。

担当者がつきサポートを受けられるため、カイゴジョブエージェントの利用が特におすすめです。

担当者は職場環境や福利厚生をしっかり把握しており、手厚いサポートを受けることが出来ます。

全国各地の求人を4万件以上保有しているため、希望する求人を見つけやすいのも特徴です。

カイゴジョブエージェントで転職する!

サービス提供責任者が辞めたい理由まとめ

サービス提供責任者が辞めたい理由まとめ
  • 多忙で自分のプライベート時間を確保しにくい問題がある
  • 人間関係が複雑な上に相談相手がいないと、孤独感を感じやすい
  • サービス提供責任者はやりがいも大きいため、スキルアップを目指すのもおすすめ
  • 転職サイトを有効活用してキャリアの選択肢を広げよう

サービス提供責任者の仕事内容は多岐に渡るため、業務量の多さから「辞めたい」と感じる人は少なくありません。

また、人間関係が複雑で相談相手がいないケースが多い点も、サービス提供責任者がストレスを感じやすい特徴と言えるでしょう。

もし現在の職場に不満を感じている場合は、スキルアップを目指すか転職を選択肢として考えると良いでしょう。

転職することで、自分が理想としている転職を実現できる可能性があるため、こちらの記事で紹介した転職サイトの活用を検討してみてください。

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