神奈川県介護付き有料老人ホームALSに対応できる施設から探す

8件の介護付き有料老人ホームが見つかりました

地域

施設種別

併設
サービス

特徴

病気対応

月額費用

ALSを受け入れ可能な介護付き有料老人ホーム神奈川県から探す

8件中 1〜8件目

ココファンメゾン小田原おだわら

介護付き有料老人ホーム

アクセス

JR東海道線「小田原」駅から富士急湘南バス「成田郵便局前」下車後徒歩約3分

2008年オープン!最寄りの小田原駅からバスと徒歩で約20分、小田原厚木道路「小田原東IC」にほど近い介護付き有料老人ホームです。30室30人のアットホームな環境で、ホームの目の前には広々とした公園があり、お散歩に最適です。 ベッドから車いすに移乗する際、少しでも立っている時間を作る。食事介助が必要でもフォークを持つ事が出来る人には、自身で口元までフォークを上げてもらうようにする...、そんな日常生活の動作の中に機能訓練の要素を取り入れ、ご入居者様の体力(機能)の維持向上を図るケアを行っています。 JA西湘直売所まで徒歩3分。イベントが多数開催され、小田原牧場の店舗も併設しているのでお買い物など楽しい時間をお過ごしいただけます。 【お問合せ・見学・内覧受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ 自由に過ごせる1人部屋をご用意しています。全室洗面・トイレ・収納を備えております (バルコニー有無やお部屋の向きにより全部で4タイプのお部屋があります) ◆24時間365日ケアスタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆看護師日中常駐◆ より細やかなケアが必要な方にご安心して暮らしていただけます ◆お食事◆ 栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。 ◆医療・看護連携◆  外部医療機関と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます。

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介護型居室の空室状況

1人用

残り2

月額費用 116,300円〜168,300円
入居時費用
  • 住所 神奈川県小田原市成田707-6
    併設する
    介護サービス
    CCRC、特定施設入居者生活介護
    特徴 介護・認知症タイプ

    ココファンメゾン鵠沼くげぬま

    介護付き有料老人ホーム

    アクセス

    小田急江ノ島線「本鵠沼」駅より徒歩約8分

    2011年オープン!最寄りの「本鵠沼」駅より徒歩約8分、認知症の方向け介護付き有料老人ホームです。認知症のケアに適した10名を1グループとして生活する「ユニットケア」を取り入れ、認知症の方や身体的な介護の必要な方が、その人らしく暮らしていただける、アットホームな住まいです。 ※地域密着型特定施設入居者生活介護の指定を受けた介護付き有料老人ホームです。藤沢市の住民票をお持ちの方で、要介護1以上の方がご入居いただけます。 【お問合せ・見学・内覧受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ 小規模でアットホームな環境で、お一人おひとりに応じたサポートを行います 【Aタイプ】お1人部屋でトイレ・洗面所・収納を備えています 【Bタイプ①②】お1人部屋でAタイプと同様の設備を備えています(レイアウトが異なります) 【Cタイプ】お1人部屋でAタイプと同様の設備を備えたより広いお部屋です ◆24時間365日ケアスタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆お食事◆ 栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。 ◆医療・看護連携◆  外部医療機関と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます。 ※「特定施設入居者生活介護(以下、特定施設)」の指定を受けています。特定施設は、「介護サービスが住宅内で包括的に提供される介護保険制度」で、介護保険の自己負担金も介護度に応じた一定金額となっています。介護が頻繁に必要など、介護保険の区分支給限度基準額が気になる方におすすめです(当該事業所のケアマネージャーをご利用いただきます)。

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    介護型居室の空室状況

    1人用

    残り1

    月額費用 189,500円〜189,500円
    入居時費用
  • 入居時前払い金:1,800,000円
  • 住所 神奈川県藤沢市本鵠沼4-2-5
    併設する
    介護サービス
    CCRC、特定施設入居者生活介護
    特徴 介護・認知症タイプ、徒歩圏内

    ココファンメゾン湘南台しょうなんだい

    介護付き有料老人ホーム

    アクセス

    小田急江ノ島線「長後」駅より徒歩約11分

    2008年オープン!藤沢市内の最寄り駅から徒歩11分、全34室の介護付き有料老人ホームです。要支援1以上の方がご入居いただけます。 【お問合せ・見学・内覧受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ 自由に過ごせる1人部屋:洗面・トイレ・クローゼットを備えています ◆24時間365日ケアスタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆お食事◆ 栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。 ◆医療・看護連携◆  外部医療機関と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます。

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    介護型居室の空室状況

    1人用

    残り1

    月額費用 177,785円〜177,785円
    入居時費用
  • 入居時前払い金:1,800,000円
  • 住所 神奈川県藤沢市高倉531-1
    併設する
    介護サービス
    CCRC、特定施設入居者生活介護
    特徴 介護・認知症タイプ、徒歩圏内

    ココファンレジデンス小田原おだわら

    介護付き有料老人ホーム

    アクセス

    小田急小田原線「螢田」駅から徒歩8分

    2011年オープン。小田急線「螢田」駅から徒歩8分、小田原厚木道路「小田原東IC」からも近い便利な立地の介護付き有料老人ホームです。 富士山の絶景とカラオケルームや大浴場などの充実した設備を楽しんでいただけます。1F の地域交流スペースでの講座やイベントを通じ、地域の方と交流できます。 【お問合せ・見学・内覧受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ 自由に過ごせる1人部屋と2人部屋をご用意しています。 【Aタイプ】 洗面・トイレ・収納を備えた1人部屋 【Bタイプ】 洗面・トイレ・収納・浴室・キッチンを備えた2人部屋 【Cタイプ】 洗面・トイレ・収納・浴室・ミニキッチンを備えた1人部屋 【Dタイプ】 洗面・トイレ・収納・ミニキッチン・畳2畳を備えた1人部屋 ◆24時間365日ケアスタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆お食事◆ 栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。 ◆医療・看護連携◆  外部医療機関と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます。 ご入居者様だけでなく、ご家族やスタッフが心の底から笑顔でいられるよう、取り組んでまいります。

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    自立型居室の空室状況 介護型居室の空室状況

    1人用

    満室

    2人用

    満室

    1人用

    残り1

    2人用

    満室

    月額費用 136,300円〜261,950円
    入居時費用
  • 入居時前払い金:0円
  • 住所 神奈川県小田原市蓮正寺102-2
    併設する
    介護サービス
    CCRC、特定施設入居者生活介護
    特徴 介護・認知症タイプ、自立・支援タイプ、2人で住める、徒歩圏内
    アクセス

    JR東海道線「平塚」駅北口からバス3番乗場 松岩寺行12分「上万田」下車後徒歩4分

    2005年オープン!「平塚」駅北口からバスと徒歩で約16分、全15室の介護付き有料老人ホームです。広くゆったりとした造りと開放的な食堂が特徴です。要支援1以上の方がご入居いただけます。 【お問合せ・見学・内覧受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ 自由に過ごせる1人部屋:洗面・トイレ・クローゼット・ベランダを備えています ◆24時間365日ケアスタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆お食事◆ 栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。 ◆医療・看護連携◆  外部医療機関と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます。

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    介護型居室の空室状況

    1人用

    残り1

    2人用

    満室

    月額費用 149,000円〜149,000円
    入居時費用
  • 住所 神奈川県平塚市万田2-28-7
    併設する
    介護サービス
    CCRC、特定施設入居者生活介護
    特徴 介護・認知症タイプ

    ココファンメディカル藤沢ふじさわ

    介護付き有料老人ホーム

    アクセス

    小田急江ノ島線「善行」駅から徒歩約15分

    看護師が館内に24時間駐在する介護付き有料老人ホームです。胃ろうや吸引、経管栄養など対応が困難な、医療的ケアを必要とする方やターミナルケアの方向けのホームです。看護師・介護スタッフと地域の医療機関と連携し、24時間体制でサポート。入院加療が困難な方の新たな我が家として、心穏やかにお過ごしください。※地域密着型特定施設入居者生活介護の指定を受けています。 藤沢市に住民票があり、要介護1以上の方がご入居いただけます。 なお、併設の住宅型有料老人ホームはこの限りではありません。

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    介護型居室の空室状況

    1人用

    残り1

    月額費用 162,778円〜162,778円
    入居時費用
  • 入居時前払い金:1,800,000円
  • 住所 神奈川県藤沢市本藤沢5-8-19
    併設する
    介護サービス
    CCRC、特定施設入居者生活介護
    特徴 介護・認知症タイプ

    ココファンメゾン大庭おおば

    介護付き有料老人ホーム

    アクセス

    JR東海道線「辻堂」駅下車 神奈中バス「ライフタウン中央」徒歩約5分

    2007年オープン!最寄りの辻堂駅からバスと徒歩で約20分に位置する介護付き有料老人ホームです。ショートステイを9室併設しています。 <ショートステイについて詳しくはこちらをご覧ください> ※地域密着型特定施設入居者生活介護の指定を受けた介護付き有料老人ホームです、藤沢市の住民票をお持ちの方で、要介護1以上の方がご入居いただけます。 【お問合せ・見学・内覧受付中!お気軽にご連絡下さい】 ◆お部屋◆ 全21室と小規模でアットホームな環境で、お一人おひとりに応じたサポートを行います 【Aタイプ】お1人部屋でトイレ・洗面所等を備えています ◆24時間365日ケアスタッフ常駐◆ 日々の生活をサポートします ◆お食事◆ 栄養面に配慮した朝食・昼食・夕食をご提供しています。 ◆医療・看護連携◆  外部医療機関と連携しており、介護度が高い方やご病気がある方にも安心していただけます。 ※「特定施設入居者生活介護(以下、特定施設)」の指定を受けています。特定施設は、「介護サービスが住宅内で包括的に提供される介護保険制度」で、介護保険の自己負担金も介護度に応じた一定金額となっています。介護が頻繁に必要など、介護保険の区分支給限度基準額が気になる方におすすめです(当該事業所のケアマネージャーをご利用いただきます)。

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    介護型居室の空室状況

    1人用

    満室

    月額費用 166,500円〜166,500円
    入居時費用
  • 入居時前払い金:1,800,000円
  • 住所 神奈川県藤沢市大庭5423-1
    併設する
    介護サービス
    ショートステイ(短期入所生活介護)、CCRC、特定施設入居者生活介護
    特徴 介護・認知症タイプ

    ココファンメゾン四之宮しのみや

    介護付き有料老人ホーム

    アクセス

    JR「平塚」駅北口からバス4番乗り場「平67 神明経由田村車庫」行き「西八幡」下車徒歩3分

    認知症の方向け介護付き有料老人ホームです。 各フロア9室ごとのユニットケアスタイル。認知症グループホーム同様のケアスタイルで、ご入居者のサポートをいたします。各フロアにある個浴の他に、1階には一般浴、機械浴を設置し、お体の状態に合わせた対応が可能です。 ※地域密着型特定施設入居者生活介護の指定を受けた介護付き有料老人ホームです。 平塚市の住民票をお持ちの方で、要介護1以上の方がご入居いただけます。 なお、6階建ての2~4階は同様の介護体制を整えた住宅型有料老人ホームですが、こちらはその限りではありません。

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    介護型居室の空室状況

    1人用

    満室

    月額費用 97,593円〜127,593円
    入居時費用
  • 入居時前払い金:1,050,000円
  • 住所 神奈川県平塚市四之宮1-3-66
    併設する
    介護サービス
    CCRC、特定施設入居者生活介護
    特徴 介護・認知症タイプ

    神奈川県のおすすめの介護付き有料老人ホーム

    神奈川県の老人ホームの種類ごとの施設数と空室数

    施設の種類
    施設数
    空室
    サービス付き
    高齢者向け住宅

    51

    57

    グループホーム

    2

    0

    介護付き
    有料老人ホーム

    8

    7

    住宅型
    有料老人ホーム

    10

    10

    よくある質問

    A

    神奈川県で最も月額費用が安い介護施設は「ココファンメゾン四之宮ココファンメゾン四之宮Ⅱ」です。

    月額費用は97,593円です。

    有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどの民間施設は、施設ごとに費用プランが様々です。予算や利用したいサービスなどに合わせて、最適な施設を選択することが重要です。

    月額費用が安い神奈川県の介護施設を探す

    A

    神奈川県で認知症対応ができる施設は57件です。

    民間施設の中でも、グループホームは認知症患者の方を主な対象としています。

    介護・医療のサービスが充実している介護付き有料老人ホームでも、認知症対応ができる施設が多いです。

    また近年では、軽度の認知症であればサ高住や住宅型有料老人ホームにも受け入れ可能な施設が多く、学研ココファンでもこうした施設を多数取り扱っています。

    A

    神奈川県で自立・要支援向けの施設は49件です。

    民間施設の中でも、要支援・自立の方に特におすすめなのはサービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームの2種類です。

    いずれも幅広い介護度の方に対応可能な施設です。

    神奈川県の自立から介護までの複合型施設を探す

    A

    神奈川県でデイサービス併設の施設は13件です。

    最新の住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、訪問介護やデイサービスなどを併設している場合が多いです。

    これらのサービスを利用すれば、常に介護スタッフがそばで見守ってくれるため、より安心な暮らしを送ることができます。

    またこのような施設では、施設に併設された事業所だけでなく、外部の居宅サービスを利用することも可能ですので、利用するサービスの自由度が高い点も魅力です。

    神奈川県の特集から探す

    認知症対応が可能な施設特集

    認知症対応が可能な施設一覧はこちら。認知症の方の介護は、ご自宅ではなかなか難しいもの。快適に暮らせる住環境を備えた、認知症の方向けの老人ホームをご紹介します。

    胃ろう対応ができる施設特集

    胃ろうの対応が可能な施設一覧はこちら。認知症同様、胃ろうのケアも自宅では難しい場合が多いでしょう。胃ろう対応可能な介護・看護体制を整えた施設を集めました。

    自立・要支援の方におすすめな施設特集

    自立・要支援の方向けの施設一覧はこちら。元気な方が活気のあるシニアライフを送れるような、レクリエーションなどが充実した施設をご紹介します。

    夫婦で入居可能な施設特集

    夫婦で入居が可能な施設の一覧はこちら。二人用の居室は需要が高く、すぐに満室になってしまうため、夫婦での入居を希望する場合は早めの情報収集が必要です。

    訪問介護併設の施設特集

    訪問介護を併設している施設の一覧はこちら。サ高住などの施設内で訪問介護を併用することで、より充実した身体介護サービスを受けられます。

    神奈川県の周辺地域一覧

    神奈川県の老人ホームの特徴と動向

    神奈川県の魅力

    神奈川県の地理的特徴と介護施設の特徴

    神奈川県は、東京に次いで全国で2番目に人口が多く、令和3年11月1日現在で9,239,502人が在住しています。

    人口に比例するように、老人ホームもたくさん設置されています。

    神奈川県の老人ホームは、かつて企業の独身寮として使われていたところを改装して運営している施設が少なくありません。これは、東京に通勤しやすく、社宅が多く建てられていた神奈川県ならではの特徴であると言えるでしょう。

    一方で、近年開業した老人ホームは新築されているところも多く、湘南などの沿岸地域では、リゾートマンションのような施設もあるなど、利用者のライフスタイルに合わせて施設の選択をすることも可能です。

    このような取り組みが功を奏しており、県内の介護施設数は、全国で最多になっています。しかしながら、都市部に位置する神奈川県の老人ホームの利用料金は、全国的に見てみるとやや割高で、空室も少ないことが現状のようです。

    そのため、神奈川県内で老人ホームの入所を検討している方は、しっかりと情報収集をする必要があると言えるでしょう。

    神奈川県の介護施設価格概観

    神奈川県のココファンの介護施設の入居金・月額費用それぞれの平均値・中央値は以下のようになります。

    <入居金>

    地域 平均値 中央値
    神奈川県 487,150円 224,917円
    全国平均 297,256円 194,500円

    <月額費用>

    地域 平均値 中央値
    神奈川県 171,243円 167,875円
    全国平均 169,518円 158,250円

    全国のココファンの施設の中でも、神奈川県内の老人ホームは入居金・月額費用共に高めの費用がかかってしまう傾向にあります。

    神奈川県は、日本全国でも地価が高めであるため、全国平均よりも高めの費用がかかってしまいます。

    また費用が高い一方で、実績のある老人ホームは信頼でき、安心して利用できるのではないでしょうか。

    神奈川県の高齢者人口

    神奈川県の高齢者人口推移

    神奈川県の高齢者人口の推移を見てみましょう。

    令和2年度の段階で、県内の高齢者人口は231万人と発表されています。

    高齢者人口は年々増加しており、2020年からは高齢化率が25%以上となっても尚、高齢化率は上昇の一途をたどる予測です。

    今後も生産年齢人口の減少は続き、高齢化率増加すると考えられています。

    出典:神奈川県公式ホームページ(令和2年)

    神奈川県の介護施設の状況

    神奈川県の介護施設の種類ごとの施設数について紹介します。

    <神奈川県の種類別施設数>

    種類 施設数 75歳以上千人あたりの施設数(神奈川県) 75歳以上千人あたりの施設数(全国)
    訪問型介護施設数 3,175 3.20 3.25
    通所型介護施設数 2,918 2.94 3.43
    入所型介護施設数 1,791 1.80 2.17
    特定施設数 534 0.54 0.32
    居宅介護支援事業所数 2,173 2.19 2.41
    福祉用具事業所数 654 0.66 0.80
    介護施設数(合計) 11,249 11.33 12.40

    出典:日本医師会 神奈川県

    上表は、令和2年9月時点での神奈川県内の種類別施設数です。

    神奈川県は、老人ホームが多い地域ですが、75歳以上の人口も同様に多いため、75歳以上千人あたりの施設数は全国平均よりも少なくなっています。

    神奈川県の要介護認定者数

    神奈川県の要介護認定者数推移

    全国的に見て、介護施設が多い神奈川県ですが、実際にどのくらい多くの方が介護サービスを利用しているのでしょうか。

    神奈川県の要介護認定者数を見てみましょう。

    令和3年時点で、神奈川県の要介護認定者数は233万人。この5年間で、約10万人も増加しました。

    ここ5年間、認定者数は増加していることから、今後も要介護・要支援状態である方の人数は増加することが考えられます。

    今後、いかに少ない現役世代が高齢者の介護生活を支えていくかが課題と言えるでしょう。

    出典:介護保険事業状況報告 神奈川県公式ホームページ(令和3年)

    神奈川県の高齢者相談委員会は?

    神奈川県の介護や高齢者の生活にまつわる相談窓口をご紹介します。

    「かながわ福祉サービス運営適正化委員会」は、福祉サービスに関するさまざまな相談や苦情を受け付けている窓口です。

    この窓口を利用できるのは、特別養護老人ホームや児童養護施設、更正施設などを含む第1種社会福祉事業と、児童自立生活援助事業や保育所、母子家庭等日常生活支援事業、老人デイサービス事業などを含む第2種社会福祉事業の利用者やその家族や代理人です。

    民生委員や児童委員など、利用者や事業者の状況がわかる方も場合によっては利用することができます。

    県内の福祉サービスのほとんどが対象とされており、職員の対応やサービス内容への不満をはじめ、虐待を受けたことなど、幅広い内容について相談することが可能です。

    相談員は、社会福祉や法律、そして医療といったさまざまな分野の専門家がつとめているため、第三者機関として公正・中立な立場で問題解決に向けて取り組んでくれます。

    基本的には話し合いによる解決を目指しますが、虐待のような権利侵害や、法律違反などが認められた場合は役所に対して通知が行われます。

    神奈川県独自の介護サービスについて

    神奈川県では、介護予防の必要性を啓発する活動が盛んに行われています。

    高齢者の健康づくり応援事業として、横浜市では「ロコモ予防普及啓発キャンペーン」を開催しています。

    これは、健康寿命を延ばすことを目標に、食事・運動・口の健康などの重要性を普及啓発したり、健康経営の推進などを行う取り組みです。

    また、高齢者の憩いの場をつくる「元気づくりステーション事業」も行っています。

    交流の機会が減りやすい高齢者が、地域の人々とつながりながら健康的で生きがいのある暮らしを続けるための取り組みです。

    人材不足などから元気づくりステーションの立ち上げが難しい地域では、「地域力発掘・育成型介護予防教室」を開催しています。ケアプラザが教室の開催をサポートしている介護予防教室で、継続的に体力向上に向けたウォーキングや体操などに取り組むことができます。

    神奈川県の地域包括ケアシステム

    地域包括ケアの概要

    地域包括ケアシステムについてご存じですか?

    地域包括ケアシステムとは、現在全国的に推進されている活動です。高齢者をはじめとする地域の住民が、介護や医療が必要になっても住み慣れた地域で暮らすことができるために、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される取り組みを指します。

    団塊の世代が75歳以上になる、いわゆる「2025年問題」を目前に控えた日本では、要介護状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるように、地域包括ケアシステムの構築が国をあげて取り組まれています。市町村や都道府県などの自治体が地域の現状に合った内容を検討し、特性に応じて作り上げてきました。

    神奈川県では地域に生きる高齢者や障がい者、子どもたちが不便なく生活できるように、各市町村に支援事業の創設を行っています。事業の創設だけでなく、財政的な補助の整備やデータの分析をもとに、介護保険事業計画を策定するなど、県はさまざまな面から市町村の取り組みを支援しています。

    医療・介護の連携推進も大きな課題としてとらえられています。地域包括支援センターをエリアごとに設置し、介護・福祉・医療の専門家を配置。地域包括支援センターは、そこに住む住民の相談窓口としてさまざまな角度から地域の人々の生活を支援し、看取りやターミナル期の療養についても対応しています。介護や医療に関する悩みに対し、ケアマネジャーなどの専門家が相談に乗り、人々の悩みを解決しています。

    また、地域包括支援センターでは、人生会議の必要性を周知する終活に関する普及啓発や、成年後見制度を利用した高齢者の権利保護にも取り組んでいます。

    介護付き有料老人ホームとは?

    介護付き有料老人ホームとは

    介護サービスの手厚さ・充実度が魅力の施設

    介護付き有料老人ホームは、生活支援・食事サービスや介護サービス、看護サービスなど、非常に充実したケアを受けることができる施設です。

    要介護4・5の方など、日常的に手厚い介護・医療サービスが必要な方の入居に特に適しています。

    また、有料老人ホームの約6割を占めており、全国に設置されている施設数も非常に多いです。

    そのため、施設によって特徴に差が大きく、自分にあった施設を選ぶことが特に重要となります。

    ALSの方の施設選びのポイント

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長

    矢野 大仁 先生

    ALSの基本情報をおさらいしながら、施設選びで重視すべき点について解説します。

    そもそもALS(筋萎縮性側索硬化症)とは?

    ALSは、「筋萎縮性側索硬化症」とも呼ばれます。

    介護施設の選び方を解説する前に、まずはこの病気がどのようなものなのか基礎知識を紹介します。

    全身の筋肉が萎縮してしまう難病

    ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、全身の筋肉が萎縮し、身体全体の自由がきかなくなってしまう難病で、10万人に7~11人が発症すると言われています。

    ALSは、上位運動ニューロン·下位運動ニューロンの双方がともに変性することで筋肉に指令が伝わりにくく力が弱くなることまではわかっているのですが、原因・効果的な治療法については未だ解明されていません。

    またALSは、短期間で急激に体が動かなくなる患者・10年以上かけて症状がゆっくり進行する患者など進行スピードには個人差が大きい病気です。

    平均生存期間は発症後3~5年ですが、最近では医療技術の進歩・栄養状態の改善・感染症が減ったことなどにより、昔に比べて寿命が1年程長くなっています。

    知覚神経や自律神経は障害されない

    運動ニューロンが侵される病気・ALSは、自分の意思で体を動かす随意運動ができない一方、知覚神経・自律神経には障害が現れません。

    そのためALS患者さんでは、熱さ・冷たさ・痛みなどは正常に感じるのにも関わらず、痛みを感じた時などに手を引っ込めたりといった動作はできないといったことが起こります。

    また筋肉の働きによって動かす器官には心臓・消化器官などもありますが、これらは人が意識的に動かす随意運動ではなく自律神経の働きによるものなので、ALSによる影響はありません。

    しかし、人の生命活動に欠かせない呼吸は、自律神経と随意筋である呼吸筋の両方を使うためALSによる影響を受けます。

    ALSで運動ニューロンが侵されてしまうと、呼吸に使う筋肉が徐々に弱まりやがて呼吸も困難になるため、病気が進行すると呼吸の補助が必要です。

    高齢化に伴い発症者が増加

    ALSの発症には年齢が大きく関係していることが分かっており、ALSの発症数は50~70歳代に多いです。

    そして、近年の高齢化に伴って患者数が増加しています。

    昔は平均寿命が短かったために罹患する人が少なかったのですが、団塊世代が高齢者となり65歳以上の人口増加に伴ってALS患者さんが増えていると考えられるでしょう。

    またアルツハイマー型認知症・パーキンソン病などほかの神経が損傷する疾患も、長寿化の影響により同様に増加しています。

    以下の記事ではそれぞれの疾患について詳しく解説しているので興味がある方は一度目を通しておくのがおすすめです。

    アルツハイマー型認知症とは?症状や原因・患者さんへの対応法をわかりやすく解説!

    【医師監修】パーキンソン病の予防方法は?発症を抑えるために知るべきことを全て解説

    ALSの原因について

    ALSの原因は、未だ解明されていません。

    しかし、ALSについての研究は多くの研究者によって続けられており、遺伝子異常・酸化ストレスやグルタミン酸過剰による神経障害といったさまざまな原因説が提唱されています。

    食べ物が原因という仮説

    一説によると、ALSの原因には食べ物が影響していると言われています。

    化学調味料などに含まれるグルタミン酸の過剰摂取がALSを引き起こすのではないかという説が唱えられ、以来 グルタミン酸を多く含む化学調味料によってALSを患うと考える人が現れました。

    しかし、グルタミン酸による影響説は、まだはっきりと解明されているわけではなくあくまで仮説の段階です。

    グルタミン酸仮説とは?

    グルタミン酸仮説のメカニズム

    グルタミン酸過剰説について、以下でもう少し詳しく解説しましょう。

    グルタミン酸仮説では、グルタミン酸の再取り込みの障害によってシナプスの隙間に過剰に溜まってしまうことによって、運動ニューロンがダメージを受けることが発症の原因とされています。

    そもそも人間が体を自由に動かせるのは、脳が指示を出しているからなのですが、運動ニューロンが正常に作動しているときはその指令が運動ニューロンを経由して各筋肉へと伝えられます。

    運動ニューロンは、神経細胞体と樹状突起、そして軸索から構成されています。軸索と樹状突起には隙間が存在しており、その間の事をシナプスと言います。

    脳から出た指令は、シナプス経由でニューロンが受け取ることによって電気信号に変わり、軸索に伝わります。そして軸索の末端からは神経伝達物質と呼ばれるグルタミン酸が放出されるのです。

    この軸索の末端からは、神経伝達物質と呼ばれるグルタミン酸が放出されているのです。

    ALS患者の場合、この取り込みが阻害され、グルタミン酸が過剰となってしまって運動ニューロンが死滅てしまうと考えられています。

    紀伊半島などの環境要因

    ALSは、環境による影響もあるのではないかと考えられています。

    紀伊半島南部は、グアム島・西ニューギニアと並んで筋萎縮性側索硬化症(ALS)の多発地区で、とくに発症が多い地区では全国平均の50~100倍の発症率です。

    グアム島では近年、かつてのALS多発地区が消滅し発症頻度は激減していますが、紀伊半島南部におけるALSの頻度は数十年前とあまり変わっていません。

    また、グアム島と紀伊半島では、パーキンソン認知症複合 (PDC)という特異な神経疾患が多発する点も共通していますが、ALSと環境の因果関係については未だに解明されておらず謎に包まれています。

    ストレス顆粒

    ストレス顆粒とALSにも関係があるのではないかと言われています。

    ストレス顆粒とは、神経細胞の中に存在するRNA-タンパク質複合体を多く含んだ構造体で、細胞が感染や熱ショックなどのストレスを受けた際に形成される凝集体です。

    何らかの原因でストレス顆粒が消失せず過剰に蓄積した場合、筋萎縮性側索硬化症(ALS)や精神変異性疾患、がんなどの原因になると考えられています。

    遺伝的要因

    ALSは、約9割が遺伝と無関係に発症しますが、約1割は遺伝による家族性ALSだと考えられています。

    活性酸素を解毒してくれるSOD1遺伝子が突然変異したためという説もあり、家族性ALSの約2割にこの症状が見られます。

    他のALS患者も同じく活性酸素が影響して運動ニューロンが死滅しているものという研究もありますが、遺伝説はまだ未確定です。

    神経栄養因子欠乏説

    神経を成長させるために必要な栄養や、傷ついた細胞を回復させるために必要な栄養などが不足することにより、運動ニューロンが破壊され、ALSの発症に繋がったのではないかという説もあります。

    以上がALSの原因として考えられている主な仮説ですが、上記に記したように明確な原因はいまだに解明されていません。

    ALSの症状

    ALSの症状

    ALSの主な症状について、以下で詳しく解説していきます。

    ALSの原因としてはっきり分かっていることは、神経伝達を担う運動ニューロンが関係していることです。

    運動ニューロンは脊髄の中にある組織で、脳からの司令を受けて、手・足・口腔内・呼吸に関係する全身の随意筋を動かしています。

    どの部分の運動ニューロンが侵され、どの筋肉が弱くなるかによって発生する症状が異なるため、一言にALSと言っても症状の現れ方はさまざまです。

    下記では、ALSの症状として起こりやすいものを紹介します。

    呼吸困難

    自律神経・随意筋両方の働きで機能している呼吸は、ALSによる筋力の低下にともなって呼吸筋も弱まることによって障害があらわれます。

    ALSが進行すると、仰向けで寝ることが困難・横を向いたり角度をつけなければ息を吸えないという症状があらわれ、更に悪化した場合は呼吸補助装置・人工呼吸器の装着が必要です。

    筋力の低下

    ALSの初期から現れる症状として、手足の動かしにくさがあり、これらを総じた症状を四肢型といいます。

    箸が持ちにくい・重いものを持ち上げられない・走るときに足が動きにくいなど、初期症状として手足の不自由さを感じる方は多いです。

    その理由は、手足を動かす運動ニューロンが侵されたことによって麻痺が生じることで、さらに病気が進行していくと筋力の低下により手足が痩せ細ってしまいます。

    また筋力低下に伴って、関節が動かなくなるなどの筋肉の萎縮も見られ、最終的には筋力の低下はが全身に及びます。

    全身の筋力低下・萎縮が認められるようになると、寝たきりになって介助が必要です。

    口腔内の症状

    運動ニューロンが侵されると、口腔内の筋肉も低下などが認められます。

    口腔内の筋肉低下によって起きる障害を球麻痺型といい、話す際にろれつが回らない・言葉の発音がうまくいかない・食べ物が飲み込みにくくなるなどが主な症状です。

    特に、食べ物の飲み込みにくさには注意が必要で、嚥下力の低下はむせを引き起こし、誤嚥性肺炎を発症することもあります。

    起こりにくい症状

    筋肉の低下・呼吸困難・嚥下力の低下などALSの主な症状とは逆に、ALSで最後まで侵されない部分が視覚・聴覚などの感覚です。

    例えば、眼球を動かすなどの目の運動はしばらくの間可能で、目の動きで操作できるコンピューターも開発されてALS患者のコミュニケーションにも役立っています。

    また寝たきりの状態が続くと床ずれ(褥瘡)が起きるのですが、ALSの患者では起きにくい症状です。

    ALS患者に床ずれが起きにくい原因は、ALS患者さんの皮膚に何らかの変化が起きるためだと言われていますが、詳しいことは解明されていません。

    筋肉委縮による筋力低下は、リハビリを行うことによって進行を遅らせることが可能です。

    そのため、発症が発覚したのちは筋力トレーニングが必要になります。

    ALSの方でも施設に入所することができるの?

    ALS患者の施設選びについて以下で解説していきます。

    50代の若年齢者向けの老人ホームは少ない

    若い年齢でのALSは、施設選びが難航する場合があります。

    高齢者と呼ばれる65歳以下でもALSを発症する方は多くいますが、老人ホームの多くは「60~65歳以上」と入居者を限定している施設が多く、若年齢者を受け入れる老人ホームは非常に数が少ないです。

    その理由として、

    • 施設側の若年者受け入れ態勢がない
    • 他入居者とコミュニケーションがとりにくい

    などがあげられます。

    50代からの施設入居者は全体の割合からみると非常に少なく、そのため若年者の受け入れを想定している施設は限られるでしょう。

    60・70・80代などの高齢者が多い施設内で、他入所者と年齢差があることからコミュニケーションがとりにくいとも考えられます。

    中高年の入居は高額になるケースも

    有料老人ホームの入居金は、年齢が若いほど高くなる傾向があり、中高年層の入居は費用も高額になるというケースが多いです。

    入居金は通常、想定入居期間をもとに額が計算され「前払い家賃」として受け取られます。

    若い年齢での入居では、その分入居期間も長く想定されるため入居金が高額になる仕組みです。

    介護療養型医療施設は対応可能

    病院に併設された介護療養型医療施設なら、ALSで必要とされるさまざまな医療行為に対応可能です。

    介護療養型医療施設は、病院の医師・看護スタッフもおり、医療的な理由で老人ホーム入居をあきらめる人におすすめの施設と言われています。

    ただし、介護療養型医療施設は近年廃止される病院が増えており、新規受け入れを断っている施設も多いです。

    特養での受け入れは難しい

    ALS患者さんのケアは、吸引・人工呼吸が必要な場合や筋力低下が原因で胃ろうが必要になる場合があり、病気の状態次第では医療処さまざまな置が必要になります。

    特養は、胃ろう・吸引などの処置に対応してくれる施設もありますが、人工呼吸器など高度な医療処置が必要となる患者さんの場合には、看護師が少ない特養は不向きです。

    また病気の症状が次第に進行していくALSは、入居時には対応可能でも病気が進行して施設が対応しきれなくなる場合があり、病気がある程度進行したら退院を求められることもあります。

    病院には入れない場合も多い

    そもそも、ALSの患者を受け入れられる専門病院は少ないです。

    人工呼吸器の患者を受け入れ可能な病院は数が少なく、多くの病院は高度な措置が必要なALS患者を受け入れられません。

    ALSでは、医者や看護師など専門スタッフが施設にいることが好ましいのですが、上記の理由で病院への長期入院ができない場合も多いです。

    有料老人ホームでは対応をしてくれるケースもある

    特養施設の受け入れが困難な場合には、有料老人ホームを選択しましょう。

    有料老人ホームの中には、医療スタッフが多く医療機器もそろえているといういわゆる医療系老人ホームがあります。

    このような施設なら、病気の進行状況が進んでも対応できるので、いずれ退院を求められることも少ないでしょう。

    ただし、有料老人ホームは特養より費用が高い場合が多いのである程度の予算が必要です。

    ALSの方が施設に入居する際の注意点

    ALSでの施設入居について注意しておきたいポイントを紹介します。

    医療措置がある施設への入居が安心

    ALSの場合は、医療措置が可能な施設への入居が好ましいでしょう。

    呼吸機能の低下・筋力の低下などでさまざまな医療行為が必要なALSは、症状の進行度によっては高度医療を必要とする場合もあり、医師・看護師が常勤している施設・専門知識のあるスタッフがいる施設を選ぶ必要があります。

    施設選びに迷った際は、ケアマネージャーや施設の社会福祉士に相談すると、スタッフの揃った適切な施設を紹介してもらうことが可能です。

    スタッフが該当の疾病に対する知識・理解・経験があるか確認

    痰の吸引・人工呼吸器など24時間体制の医療が必要な場合も多いALSでは、スタッフが疾病に対する知識・理解・経験がある施設を選ぶことが重要です。

    また病気の進行を抑える方法としてリハビリも重要なポイントとなりますが、老人ホームではリハビリの体制がない施設も多く車いすに座っているだけの状態を強いられることも。

    ALSでは、車いす生活によって症状が悪化していく一方となるため注意しましょう。

    ただし、老人ホームにはさまざまな特色があるため、リハビリスタッフがいる施設もあります。

    病気が進行した時にも対応してもらえるか

    ALSは進行性の病気で、医療措置が整っていない施設に入居すると、症状が進行した際に転居を求められる場合もあると前述しました。

    そのため、入居施設を選ぶ際には病気が進行した時にも対応してもらえるかを事前に確認しておくことが重要です。

    やむを得ず最後まで看てもらえない施設に入居する際には、どこまで対応可能なのかをしっかり確認しておきましょう。

    リハビリの充実度をチェックしよう

    進行性のALS治療として効果的な方法がリハビリとされ、ALSのケアには医師や看護師だけでなく、作業療法士や理学療法士などのリハビリ専門スタッフも必要です。

    そのため、施設のリハビリが充実度は重要なので、しっかり確認しておきましょう。

    リハビリの専門スタッフがいるか・希望する内容でケアプランが立てられるかなどについてしっかり確認してください。

    家族側とホーム側がコミュニケーションを十分に取れるか

    入居者本人へのケアも大切ですが、本人が病気を受け入れて前向きに治療を受けていくためには家族への精神的なケアも大切です。

    家族側とホーム側がコミュニケーションを取りやすく、さまざまな相談ができる雰囲気であるかどうかも施設を選ぶ際の大切なポイントとしましょう。

    また、面会や相談に赴きやすい距離であるかどうかも重要です。

    最終的にはご本人が楽しく暮らせそうな施設にしよう

    医療措置が可能か・専門スタッフの充実度・リハビリの有無など、ALSの施設選びについての注意点を挙げましたが、最終的には患者本人が楽しく暮らせそうな施設を選ぶことが重要です。

    とくに第2号被保険者の場合は、周りとの年齢にも差が大きく孤立することもしばしばあります。

    それでも、同年代のスタッフなど話し相手がいたり、趣味の話ができる人がいたりすると本人の精神面での支えとなり楽しく生活することが可能となるでしょう。

    ご本人が抵抗なく介護を受け入れられる施設を選ぼう

    日に日にできないことが増えてくることによって、精神的に参ってしまう患者さんも多いです。

    そんな状況でも、患者さんを明るく励まし、前向きに介護を受け入れられる施設を選びましょう

    心理士などによるメンタルケアや、同じ病気を持つ患者との交流がもてる施設を選ぶのがおすすめです。

    ALSの治療法について

    最期に、病院などで行われるALSの主な治療方法について紹介します。

    医学的な治療

    ALS治療で使われる薬には現在、飲み薬と注射薬の2種類があります。

    中でも有名なのがリルゾールという飲み薬で、ALSの起因となるグルタミン酸による毒性を抑え、運動ニューロンを保護するのに有効です。

    リルゾールは、患者の生存期間や人工呼吸器に頼る期間を数ヶ月伸ばしてくれるという結果もでており、グルタミン酸過剰説を裏付けました。

    さらに2015年には、ALSに有効な注射薬(エダラボン)が承認され、治療の幅が広がりました。

    これらの薬剤は、ALSの進行を抑える効果はありますが、ALSを完全に治す薬ではありません。

    しかし、ALSの効果的な治療薬については、現在さらに研究が続けられておりALSが難病と言われなくなる日もいずれ来るでしょう。

    リハビリによる治療

    進行性で筋肉が萎縮していくALSには、リハビリによって進行を遅らせる効果が得られます。

    ALSに効果的なリハビリの内容とは、

    • 身体の固まりをほぐす
    • 移動訓練

    などです。

    これらは病院の医師の指示によって、作業療法士・理学療法士などが行います。

    精神面での治療

    初期段階では自殺する人もいるくらいALSは精神面での落ち込みが大きく、精神面での治療が欠かせません。

    ALSは脳の病気ではないので患者は最後まで意識がしっかりしていますが、自分の体が次第に侵されて不自由になっていくことで精神的に参ってしまうことも多いです。

    メンタルケアは、前向きにリハビリや治療に取り組むきっかけにもなります。

    この記事は医師に監修されています

    中部脳リハビリテーション病院 脳神経外科部長
    中部療護センター長
    岐阜大学連携大学院脳病態解析学分野 教授(客員)

    矢野 大仁(やの ひろひと) 先生

    1990年岐阜大学医学部卒業、医学博士。大雄会病院などの勤務を経て、学位取得後、2000年から岐阜大学医学部附属病院脳神経外科助手。2010年 准教授、2013年 臨床教授・准教授、2020年4月 中部療護センター入職、2024年4月から現職。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医。脳卒中の他、脳腫瘍、機能的脳神経外科など幅広い診療を行っている。患者さんが理解し納得できるようにわかりやすい説明を心がけている。

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