ブランクありの看護師の復帰はどうする?復職のコツや勉強のやり直し方法まで解説
更新日時 2023/12/14
この記事は看護師に監修されています
看護師
城戸あき(しろと あき)
「ブランクがある看護師はどのように復帰すればいいの?」
「期間を空けて復帰した看護師におすすめの職場を知りたい!」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
看護師として働いていた経験があっても、ブランクがあると復帰にあたって「怖い」「不安だ」と感じてしまうのは仕方のないことです。
しかし、看護師として勉強をやり直すことで不安を払しょくできるのではないでしょうか。
こちらの記事では、ブランクがある看護師が復帰する際のコツや勉強のやり直し方法などを解説していきます。
自分が復帰できるかという不安を抱えている潜在看護師の方や、これから休職を検討している方に役立つ内容となっているので、ぜひ参考にしてください!
- スキルが落ちてしまっている点は大きな懸念となっている
- 緊急対応が怖いと感じている人は多い
- 自治体などが提供している勉強のやり直し機会を有効活用しよう
看護師が復帰の時に感じる不安5つ
まずは、ブランクがある看護師が復帰する際に感じる不安について、代表的な5つを紹介していきます。
現役時よりスキルが落ちている
ブランクがあると、以前のように手先が思うように動かせない可能性があります。
点滴用の静脈ルート確保や採血、人工呼吸器を装着している患者の喀痰吸引など、手先を使う処置は多く、ブランクがあると「怖い」と感じるのは仕方のないことです。
その結果、復帰したいという思いよりも不安が勝ってしまい、なかなか復帰に踏み切れないという方も珍しくありません。
ブランクがあって不安を抱えている方であれば、全国のナースセンターや各病院で行われている実技研修を受講することをおすすめします。
現場の雰囲気や緊張感を経験する貴重な機会なので、有効活用しましょう。
職場になじめるか不安
復帰して間もない時期は仕事に慣れることに時間がかかり「職場側に迷惑がられていないか?」と不安を感じる看護師も多いです。
特に、全く新しい職場や診療科の場合は不安を感じるのは仕方のないことです。
また、職場によって異なる暗黙のルールや独自の人間関係に戸惑うこともあるでしょう。様々なストレスに悩み、新しい職場に馴染めないと感じてしまう方もいます。
事前に職場の雰囲気や人員体制について情報が得られると、安心です。
前職のようにバリバリ働けるか心配
ブランクからの復帰明けは、手技や知識を思い出しながら業務をこなすことになります。体力の衰えから以前のようにバリバリ動けるか不安を感じている看護師は多いです。
ブランクがあるとただでさえ仕事に不安を感じてしまいますが、複数の患者を同時に診ることに対してプレッシャーを感じてしまうこともあります。
基本的には、ブランクの不安を払拭するためには、前職での業務スケジュールの組み方や仕事の進め方を徐々に思い出すと良いでしょう。
また、実際に転職経験のある看護師に相談して、経験談を聞いたりアドバイスをもらうのも効果的です。
配属先が異なってしまうかも
復帰後は、人員配置などの事業所側の都合もあり、未経験の部署に配属となることは珍しくありません。
経験のある部署であれば幾分気楽になりますが、全く新しい環境だと不安やストレスを感じる方もいるでしょう。
また、部署によって残業の有無や休日の取りやすさなども大きく変わります。残業量や忙しさは入職前に分かりにくい情報であるため、安心して働けるかどうか不安になってしまう人が多いです。
どうしても避けたい部署や希望する勤務条件がある場合は、面接時や配属面談の際に上司に伝えておくと良いでしょう。
医療機関としても、慣れない業務に配置して事故を起こしてしまう事態は避けたいはずなので、一定の考慮はしてくれるでしょう。
緊急対応が怖い
看護師には緊急対応がつきものですが、復帰明けに急変による対応が的確にできるか不安を感じる看護師は多いです。
張り詰めた緊張感の中に戻るのが心理的にきつく、復帰前に不安を感じてしまうかもしれませんが、一定の覚悟は必要になります。
緊急対応への不安が大きい場合は、復帰前に実技研修の時間を確保して、急変時の対応を復習しておくと良いでしょう。意欲のある方は、BLSの講習を受講すると、本格的な知識や技術を身に付けられる上、資格の取得につながります。
「復職が怖い!」潜在看護師の不安を軽減する準備とは
看護師への復職を検討していても、ブランクがあることに不安を感じている看護師の方は多いでしょう。
職を離れた理由としては、子育てや介護、出産など様々ですが、自分に合った働き方で復職できるかどうかは非常に重要な問題です。
こちらのトピックでは、看護職へ復帰するためにやっておくべきことや復帰前の注意点などを解説していきます。
最新の医療を勉強する
潜在看護師がなかなか復職に踏み出せない理由として、「最新の医療技術に対応できないかもしれないから」という点が挙げられます。
特に、ブランク期間が長ければ長いほど不安が大きくなります。現代の医学技術の進歩は非常に速く、数年間のブランクがある場合、復職にあたって医療知識のアップデートは不可欠です。
幸い、専門書やインターネット、YouTubeなど様々な勉強方法がある上に医療機関も研修やセミナーなどを行っているので、これらの機会を活用しない手はありません。
不安を払拭するためには自信をつけることが効果的なので、自分に合ったスタイルでコツコツと勉強を進めていきましょう。
復職支援制度を知る
各都道府県のナースセンター(看護協会)では、勉強のやり直し機会の提供など、復職を希望している看護師に対する支援を実施しています。
- 最新医療の基礎知識を学ぶ講習会
- 実践的な注射・採血・点滴などの実習
- 体位交換・急変時の対応等を扱う看護基礎技術研修
自治体によって違いはありますが、上記のような研修やセミナーを行っているので有効活用しましょう。
ナースセンターは各都道府県に設置されており、看護師をサポートするための様々なサービスを展開しています。
気になることや不安があれば、気軽に問い合わせて復職に向けて気持ちを高めてみてください。
実際に働いて復職の希望事項を洗い出す
復職する際の希望事項や、自分が大切にしたい価値観を整理することも重要です。
実際に、復職に失敗してしまう理由として「仕事と生活のバランスが取れなかった」という点が挙げられます。
本格的に復職する前に「実践経験を積む」という目的で、単発案件や派遣看護師として数ヶ月程度働いてみることもできるため、不安がある場合は単発案件や派遣看護師という働き方も視野に入れると良いでしょう。
実際に働いてみることで、離職前との違いを把握できたり、「思ったよりも働ける・思ったよりも働けない」という現状を把握できます。
これにより、復職の希望ポイントが明確になるため、現在の立ち位置について知っておくと良いでしょう。
経験者・プロから助言をもらう
看護師としての復帰に対する不安を解消するためには、転職経験者やプロと相談することがおすすめです。
例えば、職場に復帰した経験を持つ看護師がいる場合、職場の雰囲気や苦労したポイントなど、具体的なアドバイスをもらえる可能性が高いでしょう。
プロと相談するという観点からすると、多くの転職サポートをしてきた転職エージェントの利用が挙げられます。
転職サイトやエージェントは無料で利用でき、自身の市場価値を把握したり不安を解消できるなど、多くのメリットがあります。
また、仕事のモチベーションを高めるための具体的なアドバイスがもらえることも多々あるので、非常に頼れる存在です。
ワークライフバランスが両立できる部署を狙う
家庭と仕事の両立が難しい部署や科では、長く安心して働くことはできません。
復職するだけでも大きな不安がありますが、ワークライフバランスが両立できる部署で働ければ不安は軽減されます。
そのため、復帰する際には仕事とプライベートとの両立がしやすい部署へ希望を出すと良いでしょう。
プライベートの時間を確保し、自分の時間を充実させることでリフレッシュや自己研鑽の時間を確保できるので、人生に良い影響をもたらしてくれるでしょう。
具体的な要望は人それぞれですが、
- 休みを取りやすい
- 定時帰宅ができる
- 有給休暇取得率○%以上
- 育児や介護に理解がある
上記のような情報を、先輩や転職エージェントなどから聞いてみると良いでしょう。
ナース人材バンクで情報収集する!これらの情報を集めた上で、「病棟勤務が難しいため外来を希望したい」など、採用担当者や配属先の上司と相談すれば希望が通るチャンスが生まれます。
ブランクを埋めるやり直し勉強方法4選
それでは、ブランクを埋めるためにおすすめのやり直し勉強方法を4つ紹介していきます。
支援制度を使い研修に参加
先述したように、都道府県のナースセンターでは復職を希望している看護職の各種支援を行っています。
ハローワークと連携して求人情報を提供したり、長期離職から復帰を希望する看護職向けの復職支援研修や医療実習を行っているので、不安がある方に最適です。
就業支援だけでなく、子育て中の看護師や定年退職した看護師同士が交流できる交流カフェなどの企画も行っているので、年齢に関係なく利用できる点も魅力です。
セミナー受講
ナースセンターなどの公的機関だけでなく、民間企業でも復職を希望している潜在看護師に向けて、技術面・精神面双方からサポートするためのセミナーを開催しています。
具体的には、厚生労働省指定の日本看護協会主催の研修や大学病院での復職支援セミナーなどが挙げられますが、信頼できる機関で質の高い学びが得られるでしょう。(無料のものもあります)
ブランクを埋めるための技術研修(採血・注射、吸引、膀胱留置カテーテル、摘便、一次救命処置(BLS)などの処置など)もできるため、技術やスキルの復習が可能です。
独学で勉強
現在は、紙媒体だけでなくインターネットやYouTubeなど様々な独学の勉強ツールがあります。
また、アプリを使った学習ツールや日本看護協会によるインターネット配信研修などがあるので、これらの機会を有効活用するのもおすすめです。
「そのツールが信頼できるか」は重要なポイントです。学会や総合病院の医師や認定看護師などが監修している勉強会であれば安心できます。
プロが監修したツールで勉強すれば、独学でもしっかりと知識やスキルを習得できるでしょう。
通信講座でコツコツ学ぶ
セミナーの時間が取れない場合や独学だと不安な場合は、復職支援をしている通信講座を利用すると良いでしょう。
多くの通信講座では、インターネットから受講を申し込み、オンライン動画で学んだり自宅へ郵送される教材で学ぶことになります。
質問対応も可能な講座もあり、自分のペースでコツコツ勉強できる点が魅力と言えるでしょう。
職場復帰する看護師の必須勉強内容
続いて、職場復帰するにあたり、看護師が必ず学んでおくべき内容を紹介していきます。
基礎看護技術
基礎看護技術は、働く部署に関係なく必要になる、看護師としての基礎知識です。
- 点滴・採血・輸血
- 吸引や褥瘡ケアなどの医療処置
- 患者の日常生活の援助
- バイタルサインの基準値・異常値
- 救命救急処置の技術
などが挙げられますが、「処置を行う理由」「処置を行うことのメリットやリスク」なども含めて、しっかり復習しておきましょう。
配属先の診療科に多い疾患・治療
配属先の診療科特有の疾患や治療ついて理解しておくと、スムーズに業務に入れるでしょう。
治療をスムーズに進めるため、疾患や治療に関する知識が不可欠なので、診療科別の解説本や動画などを見て予習しておきましょう。
ストレスに感じない範囲で、自分に合った勉強法で症例の多い疾患や治療について学んでいきましょう。
良く用いられる薬の効果・副作用
配属となる診療科において、特に「よく使われる薬」を中心に勉強しておくと不安を軽減できます。
薬の名前を聞くだけで「何の薬か」「どんな副作用が出やすいか」について、すぐにイメージできるレベルを目指して予習しましょう。
「配属先の診療科でよく使われる薬」や「高齢者がよく飲む薬」など、分野別に覚えると記憶に残りやすいので、コツコツと知識を積み重ねていきましょう。
また、前職では使われていなかった薬が使われている可能性もあるため、知識のアップデートも欠かせません。
検査データの見方
「血液データ」「検査データの正常値・異常値」「CT、MRI.レントゲンなどの画像データ」など、検査データの見方もしっかり復習しておきましょう。
専門的な項目が多いですが、これらの検査データは健康管理をする上で重要な指標となります。
データの異常値を発見した際には、速やかに医師への報告や患者への処置などを行う必要があるので、検査データの見方についても復習しておくことをおすすめします。
看護師復帰の注意点
続いて、看護師として復帰する際の注意点について見ていきましょう。
復職先に自分の状況を説明する
看護師として復帰する際には、復職先が「自分にはブランクがある」という点を理解しているかを確認しましょう。
離職時の理由や現在の状況を把握してもらうことで、ライフスタイルの都合に合わせた働き方を配慮してもらえる可能性が高まります。
例えば、育児・介護と両立しやすい勤務形態や勤務時間などを相談できると、復職後も安心して働くことができるでしょう。
プライベートなことは相談しにくいかもしれませんが、入職前に不安なことは伝えておくことが重要です。
家族の同意をきちんと得る
育児や介護など、家庭の事情で離職した人は復職前に家族に相談して理解を得ておきましょう。
看護師は、早朝出勤や夜勤を行う可能性もあることから、様々な生活スタイルのシミュレーションをしておくと安心です。
家族の理解を得られないまま復職すると、勤務時間や育児、家事の分担などを巡って思わぬトラブルが起きてしまうこともあります。
そのため、復職した際に家庭に及ぼす影響などを伝えておき、協力を得られるよう備えましょう。
勤務施設・勤務形態の事前リサーチ
求人情報以外にも、職場の雰囲気や勤務形態の綿密なリサーチが重要です。
転職サイトには、実際に勤めている人の口コミもチェックできるので、これらの生の声を確認して職場の実態を把握しましょう。
情報収集が不十分だとミスマッチを起こしてしまい、復職の失敗に繋がってしまうため注意してください。
希望条件をリストアップして、その中で優先順位を付けながらリサーチすることで、ライフスタイルと両立できる求人に巡り会えるでしょう。
復職におすすめの勤務環境
ブランク期間が長い方は、働き慣れるまでに時間がかかってしまう可能性があります。
そのため、忙しすぎない職場や負担が重くない雇用形態から始めるのが無難と言えるでしょう。
こちらのトピックで、復職の際におすすめの職場を紹介していきます。
デイサービス
デイサービスで働く看護師は、通所介護に通う利用者の健康管理業務を行います。時には、介護士のサポートをするなど、医療処置は比較的少ないです。
ブランク明けの復帰の第一歩としてよく候補に挙がる職場なので、近隣に求人があるかチェックしてみると良いでしょう。
バイタル測定や体調の確認などが看護師の主な役割であるため、高度な医療処置や急変対応を行う可能性は低く、ブランクのある方でも不安なく復帰できます。
また、デイサービスを行う介護施設は数多くあるので、比較的職場は見つけやすいでしょう。
保育園
保育園は土日休みの施設が多いので、ワークライフバランスが実現しやすいです。
子どもの病気や怪我の対応をすることになりますが、医療機関ほど頻繁に医療行為が求められないため、少しずつ職務に復帰したい方におすすめです。
しかし、保育園は看護師が1人のケースが多いため、ブランク明けだと不安を感じてしまうケースに遭遇する可能性もあります。
また、人気も高く倍率も高い傾向にあるため、保育園勤務を目指す場合は長期的な復職を視野に入れると良いでしょう。
こちらの記事で保育園看護師について詳しく紹介しています。
保育園で働く看護師の仕事内容は?園内の役割や通常のナースとの違いを解説
健診センター
健診センターは、健康診断や人間ドックなどを行う職場で、定型業務が多いため仕事を覚えやすい特徴があります。
また、土日出勤が無い職場も多いため、働くペースを掴みやすく復帰しやすい職場と言われています。
しかし、定型業務が多い反面、看護師としての広範なスキルが習得しづらいデメリットもあるため、キャリアアップを視野に入れている方は要注意です。
人にとっては物足りなさを感じることもあるため、数年後のキャリアプランも考えた上で応募するか検討してみてください。
診療所
診療所やクリニックは、大きな医療施設に比べると難しい医療行為は比較的少ない職場です。
そのため、技術的なブランクがあっても復帰しやすく、夜勤が無いためワークライフバランスを重視している方にもおすすめです。
しかし、診療所は勤務している人数が少ないことが多く、風邪が流行る冬場の時期などは多忙になることもあります。
また、閉鎖的な環境だと心地よく働けないので、事前に職場の口コミをリサーチすることも重要です。
単発・短期雇用
看護師は単発で働くこともできるので、「まずはお試しで復帰したい」という方は単発の案件を探しましょう。
単発や短期雇用で数日程度働いてから本格的に復帰するということも可能なので、復帰に不安がある方におすすめの復職方法です。
また、単発や短期雇用だと、様々な職場で仕事を経験できる強みもあります。
様々な現場経験を経てから復帰の優先順位を付けて、自分に合った働き方を見つけてみてください。
看護師の復職にはエージェントの利用がおすすめ
1人で復職先を探すことも可能ですが、看護師の復職には転職サイトやエージェントの利用がおすすめです。
転職サイトを利用すれば、いつでもどこでも自分のペースで仕事探しができる上に、エージェントから有益な情報をもらえます。
特に、何事も三日坊主になってしまう方や自分の転職軸が曖昧で効率良く仕事探しができない方は、転職サイトやエージェントで仕事を紹介してもらうと良いでしょう。
エージェントは転職や復職のプロであり、専門的な知識を持っているアドバイザーが二人三脚で復職のサポートをしてくれるため、失敗しない復職ができる可能性が高いです。
看護師採用の傾向が分かる
転職サイトで利用できる転職エージェントは、職場に足を運んで情報収集をして、復職先の内部情報に詳しいことが多いです。
つまり、情報の信頼性が高く、ミスマッチを防げる可能性も高いというメリットがあります。
ホームページを見ただけでは分からない人間関係や、面接を通過するためのコツなども教えてくれることが多いので、気になることがあれば質問すると良いでしょう。
履歴書の添削・面接対策ができる
転職エージェントでは二人三脚で復職をサポートしてくれるので、不安があってもすぐに解消できます。
ブランクからの復職において、履歴書や職務経歴書の書き方を忘れてしまっていたり、面接の作法などに不安を抱えていたりする方は少なくありません。
エージェントは重要な項目について丁寧に指導してくれます。特に、自己流で面接対策を進めると効果的な対策ができない可能性が高い上に、ブラッシュアップにも限界があります。
転職支援のプロであるエージェント第三者からアドバイスをもらいつつ、練習できる環境の方が納得できる復職活動を実現できる可能性が高いでしょう。
新天地で意識するといいこと
久々の復職には緊張することが多いですが、新天地にはやく馴染むために意識するといいことを紹介します。
新しい職場の人の名前を早く覚える
当然と言えば当然ですが、できるだけ早く新しい職場の人の名前と顔を一致させましょう。
「人の顔と名前を覚えるのは苦手」という人も、新しい職場で円滑にコミュニケーションを取るためにも早い段階から顔と名前を一致させるべきです。
仕事を覚えることも重要ですが、新しい環境に馴染むこともそれ以上に重要です。
名前と顔を覚えたら、職場内の人間関係や「リーダー格の人」を把握して、職場内の雰囲気を掴むようにすると良いでしょう。
積極的に自分のアピールをしない
「新しい環境で自分を覚えてもらうためにも、アピールしなければ!」と意気込む人がいますが、それは不要です。
そもそも、新しい職場に来るスタッフは自然と注目を浴びるものなので、わざわざ自分からアピールする必要はありません。
自己アピールをしすぎると「自己主張が激しい人」「めんどくさい人なのかも」と思われてしまうリスクがあるため、自然体で徐々に溶け込んでいきましょう。
おすすめの看護師転職サイト
最後に、転職の際に役立つおすすめの看護師転職サイトを紹介していきます。
レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
- ともだちに勧めたい転職サービスランキング第1位を獲得
- スキマ時間で復職の相談ができる
- 求人数は10万件以上と圧倒的
レバウェル看護(旧:看護のお仕事)は、累計利用者数40万人を突破しており、「紹介案件の質が良いサービスNo.1」にも輝いた人気の転職サイトです。
また、レバレジーズ株式会社が行ったアンケートモニター調査で「ともだちに勧めたいサービスランキング」で一位に選ばれた実績もあるので、復職を目指す方も安心して利用できます。
取り扱っている求人数は10万件以上にも上り、看護師復職エージェントの中では日本最大級規模を誇ります。
豊富な選択肢を提供しており、LINEでも相談ができるため、家事や育児で忙しい方でも、スキマ時間を使って効率よく復職活動ができるでしょう。
レバウェル看護(旧:看護のお仕事)で転職する!ナース人材バンク
※画像出典:ナース人材バンク公式サイト
- 利用者満足度は97%と高評価
- 年間10万人以上の看護師が利用
- キャリアパートナーは看護師専門かつ地域専任
ナース人材バンクは、年間10万人以上に利用されている転職支援サービスで、利用者満足度は97%と高い実績を誇っています。
また、紹介実績No.1にも輝いているので、ブランクがある方でも安心して利用できる強みがあります。
担当してくれるキャリアパートナーは、看護師専門や地域専任なので、担当エリアの看護の仕事に精通しています。
復職に際して、ミスマッチの少ないサポート体制が整っているので、ブランクがあることに不安を感じている方におすすめです。
ナース人材バンクで新たな職場を探す!マイナビ看護師
※画像出典:マイナビ看護師公式サイト
- 5年連続”看護師の転職サイト認知度”N0.1
- 大手人材紹介マイナビ運営で信頼度抜群
- 求人数80,000件以上と豊富(独占求人を含む)
マイナビ看護師は、大手人材紹介会社のマイナビが運営している看護師復職サイトで、「看護師転職エージェント5年連続認知度No.1」に輝いています。
独占求人を含む8万件以上の求人を取り扱っているので、自分の希望に合致する復職場所を選べる強みがあります。
ホームページ上には、簡単な質問に答えるだけで自分の市場価値や強みを把握できる「年収診断」「自己PR診断」があるため、ぜひ利用してみてください。
医療機関だけでなく、一般企業や美容クリニック、介護施設などの求人もあるため、様々な選択肢から自分の希望に合う求人を探せます。
求人情報の読み方や応募書類の書き方のサポートをはじめ、条件交渉や日程調整まで代行してくれるので、ブランクがある方でも安心して復職活動できるでしょう。
マイナビ看護で求人情報をチェック!看護師ワーカー
※画像出典:看護師ワーカー公式サイト
- 看護師専門のアドバイザーが充実したサポートを実施
- 幅広い求人を選択可能
- 復職初心者にお勧め
看護師ワーカー(旧:医療ワーカー)は、年間10,000人の転職に成功した実績がある転職サイトで、利用者満足度も97%と信頼度は高いです。
看護師転職専門のアドバイザーが、仕事の紹介だけでなく面接の対策や面接の同行までしてくれるので、求職者を全般的にサポートしてくれる魅力があります。
ブランクがある方は様々な不安がありますが、復職するにあたって心強いサポートを受けられるでしょう。
夜勤、応援看護師、夜勤バイト、パートなど、様々な雇用形態の求人を全国で取り扱っているので、理想の復職を実現できる可能性が高いです。
ホームページでは、「履歴書&職務経歴書の書き方」「退職時のポイント」「年収査定サービス」など、参考になるサービスも多く用意しているので、有効活用してください。
看護師ワーカーで看護師の求人を探す!ブランクがある看護師の復帰まとめ
- セミナーに参加するなど、知識のブラッシュアップをすれば安心して復帰できる
- 家庭環境などを鑑みて、心地よく働ける職場を選ぼう
- 求人探しの際には転職サイトの利用がおすすめ
看護師は人手不足の状況にあるので、ブランクがある看護師でも復帰しやすいです。
様々な不安を感じてしまう点は確かですが、セミナーに参加したり自力で勉強することで安心して復帰できるでしょう。
また、求人探しの際には転職サイトを上手に活用して、自分のニーズに合う職場を探していきましょう。
この記事は看護師に監修されています
看護師
城戸あき(しろと あき)
国立病院・大学病院で消化器内科、整形外科、内分泌内科を経験。現在は子育てと両立できるようフリーランスに転身し、医療ライターとして活動中。