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看護師の勤務形態は?二交替制と三交替制の違いや夜勤の雇用形態などを解説

2024年10月25日
その他

この記事は看護師に監修されています

aki_shiroto.png

看護師

城戸あき(しろと あき)

「交替制勤務のシフトパターンはどんな風になっているの?」

「1番収入が多くなる働き方は?」

看護師が勤務する医療機関の多くは、入院設備があり24時間体制での勤務が必要になる場合が多いです。

それに対応するため、看護師は交替制勤務で夜間も勤務する場合があります。

この記事では、看護師の交替制勤務や夜勤の雇用形態などを詳しく解説しています。

看護師の勤務形態の違いや夜勤の雇用形態についてざっくり説明すると
  • 看護師の勤務には交替制勤務がある

  • 大半の看護師が夜勤に入ることがある

  • 収入アップを目指すなら夜勤に入るのがおすすめ

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看護師の勤務形態・時間は?

看護師の勤務形態と、勤務時間について詳しく解説していきます。

日勤のみと交替勤務

看護師の働き方には、日勤のみ勤務する働き方と、交替勤務をする働き方の大きくわけて2種類あります。

交替勤務とは、職場の営業時間が法定労働時間を8時間を超える場合に、労働時間が超過しないように時間を区切って交替でシフト勤務をする働き方です

夜勤と日勤に分かれる交替勤務にも種類があり、2交替制と3交替制があります。

以下の表は、それぞれの勤務時間をまとめた一例になります。

<2交替制>

2交替制は、日勤と夜勤の2つのシフトに分かれて勤務します。

シフト

時間

勤務時間

日勤

8:00-17:00

8時間・休憩1時間

夜勤

16:30-翌9:00

16時間・休憩2~3時間

<3交替制>

3交替制は、日勤・準夜勤・夜勤の3種類のシフトに分かれて勤務をします。

シフト

時間

勤務時間

日勤

8:00-17:00

8時間

準夜勤

16:30-翌0:30

8時間

夜勤

0:00-翌8:30

8時間

2交替制と3交替制はどちらが多い?

日本医療労働組合連合会の2023年度夜勤実態調査結果によると、

2交替制のみ実施している施設が26.3%、3交替制のみの施設が37.6%、2交替と3交替が混合している施設が36.1%との結果になっています。

また病棟単位の割合をみると2交替病棟は全体のうち48.4%を占め、一方3交替制病棟は51.6%でした。

出典:2023年度夜勤実態調査結果

夜勤の業務内容は?

交替制勤務の場合、定期的に夜勤のシフトに入ることがあります。

夜勤は1~2時間おきに病棟内を巡回して、入院患者の入眠状況や状態変化が無いかを確認して周ります。必要に応じてバイタルチェックを実施し、排泄の介助や体位変換なども行います。

点滴交換や吸引など、医療的措置が必要な患者へは、随時対応を行います。また、点滴の自己抜去や徘徊、無断外出がないかという安全確認も重要です。

夜間でも、緊急入院や夜間急変があれば対応します

夕食や朝食の時間が勤務時間に当てはまる場合には、配膳や食事介助、服薬管理を実施します。

夜勤の間に日勤が残した事務処理を行ったり、カルテ整理をしたりすることもあります。

夜勤は看護師の人数が日勤よりも減り、担当する患者数が増えるため、処置や検査が無くても日勤と同様に忙しいことが一般的です。さらに、夜間はトラブルが起こりやすいため、対応力が求められます。

2交替制

2交替制

看護師の2交替制について詳しく解説していきます。

ここで紹介するのは一例となりますので、参考にしてみてください。

勤務パターン

2交替制の勤務は、日勤と夜勤を組み合わせたシフトになり、夜勤明けと休みが組み合わさることが多いです。

日勤・夜勤・明け・休み

というサイクルを繰り返すことが多く、夜勤明けを含めると、実質2日連続で休みが取れるため、体力の回復がしやすいのが特徴です。

3交替制と比較すると、夜勤の後に明けと休みが加わるため、夜勤シフトが回ってくるペースが遅く、夜勤の回数は月4回程度となり、夜勤の回数が少ないことが一般的です。

日勤のタイムスケジュール

以下の表は、2交替制の日勤のタイムスケジュールです。

時間

仕事内容

8:00

出勤

8:30

申し送り

夜勤の交替に併せて患者の情報共有を行う

9:00

ラウンド・バイタルチェック

受け持ち患者を巡回、血圧・体温・脈の測定

10:00

患者の清拭や洗髪、点滴交換など

11:00

昼食の配膳・配薬

12:00

昼食の介助や下膳、内服を確認

13:00

カンファレンス

看護師や薬剤師、その他関係業種が集まって患者の情報共有を行う

13:30

ラウンド・バイタルチェック

14:00

体位交換・点滴交換など

15:30

カルテ整理・事務仕事など

16:30

夜勤看護師との引継ぎ

17:00

退勤

上記は一例です。順番に看護師の休憩時間が含まれます。

夜勤のタイムスケジュール

続いて紹介するのは、2交替制の夜勤のタイムスケジュールです。

時間

仕事内容

16:30

出勤・日勤看護師と引継ぎを実施

18:00

ラウンド・点滴交換など

夕食の配膳や食事の介助

19:00

バイタルチェック、おむつ交換・体位交換など

20:00

休憩

21:00

消灯・ラウンド・資料整理

1:00

仮眠

4:00

ラウンド・おむつ交換・体位交換など

5:30

起床に向けて、点滴準備など

7:00

朝食の配膳、食事介助

8:30

日勤看護師と引継ぎ

9:00

退勤

夜勤中には仮眠を取る休憩時間が設けられています。

2交替制のメリット

2交替制のメリット
  • 休みが多い

  • 生活リズムを作りやすい

  • 次の出勤までゆっくり休める

  • 夜勤に深夜手当がつく

2交替制のメリットは、勤務パターンから夜勤後が明け、明けの翌日は休みになるため、休みの回数が多くなり、しっかりと身体を休ませることができます。

シフトは日勤と夜勤の2種類になるため、生活リズムを作りやすく、働きやすいのが特徴です。

また、夜勤には深夜手当が付くので、収入が高くなります。

2交替制のデメリット

2交替制のデメリット
  • 夜勤は16時間と長時間労働

  • 夜勤中の仮眠が必ず取れるとは限らない

  • 夜勤中の仕事が多い

  • 残業になる可能性もある

2交替制のデメリットは、夜勤が16時間勤務と長時間労働であることから、心身に負担がかかることがあります。

夜勤中には仮眠の時間が設けられていますが、日勤よりも人数を減らしているため、急変や急患対応があると仮眠が取れない場合もあります。

また、夜勤中でも仕事内容が多く、残業になる可能性もあります。

3交替制

看護師の3交替制について詳しく解説していきます。

ここで紹介するのは一例となり、勤務開始時間などは勤務先によって異なる場合があります。

勤務パターン

3交替制

3交替制の勤務パターンは、日勤が数日間続いたあとに、深夜勤務、翌日に準夜勤に入り、その後休みになるパターンや、日勤・準夜勤+休み・深夜勤務となるパターンなどがあります。

週に1日は深夜勤務と準夜勤が含まれることが多く、勤務パターンによって1週間の休日日数も異なります

準夜勤のタイムスケジュール

3交替制の準夜勤のタイムスケジュールを紹介します。

時間

仕事内容

16:00

出勤

16:30

日勤看護師と引継ぎを実施

17:00

ラウンド・点滴交換など

18:00

夕食の配膳や食事の介助

19:00

ラウンド・バイタルチェック・体位交換・おむつ交換など

20:00

休憩

21:00

消灯・ラウンド・体位交換・資料整理などの事務作業

23:00|事務作業・点滴準備|

24:00

深夜勤務の看護師と引継ぎ

準夜勤は午前0時を過ぎたあたりで交替になるため、仮眠の時間はありません。

深夜勤のタイムスケジュール

3交替制の深夜勤のタイムスケジュールを紹介します。

時間

仕事内容

23:30

出勤

24:00

準夜勤看護師と引継ぎを実施

1:00

ラウンド・点滴交換など

4:00

休憩

5:00

ラウンド・バイタルチェック・体位交換・おむつ交換など

6:00

起床

ラウンド・バイタルチェック・体位交換・おむつ交換など

7:00

朝食の配膳・食事介助

8:00

日勤の看護師と引継ぎ

8:30

退勤

深夜勤の場合も、3交替制では仮眠の時間は設けられていないことが多いです。

3交替制のメリット

3交替制のメリット
  • 勤務時間が短い

  • 残業が少なめ

3交替制のメリットは、3つのシフトパターンで交替勤務となるため、日勤・準夜勤・深夜勤のそれぞれの勤務パターンで、労働時間は8時間前後と比較的短めです。

そのため、心身の負担が少ないことがメリットです。

また、勤務時間が短いことで、残業になる可能性が低いのも特徴でありメリットです。

3交替制のデメリット

3交替制のデメリット
  • 夜勤明けの休みは短い

  • 勤務パターンが複雑

3交替制の場合は、夜勤明けに休みが少ないのがデメリットとなります。

夜勤明けの翌日が仕事になる場合もあります。

また、3パターンのシフトで勤務をするため、勤務時間が複雑であり、生活のリズムが整いにくいのもデメリットです。

看護師の夜勤の実態

この見出しでは、看護師の夜勤の実態について解説していきます。

最も多い夜勤の働き方とは

日本医療労働組合連合会の2023年度夜勤実態調査結果によると、

2交替制のみ実施している施設が26.3%、3交替制のみの施設が37.6%、2交替と3交替が混合している施設が36.1%との結果になっています。

施設数の観点から見ると、3交替制を採用している施設の割合が高いことが分かります。

また病棟単位の割合をみると2交替病棟は全体のうち48.4%を占め、一方3交替制病棟は51.6%でした。

出典:2023年度夜勤実態調査結果

夜勤の頻度

続いて2023年度夜勤実態調査結果から、1ヵ月の間に夜勤に入る回数を表にまとめました。

<2交替制での夜勤の頻度>

回数

割合

3回以内

26.6%

3.5~4回

34.0%

4.5~5回

25.5%

5.5回以上

13.9%

<3交替病棟>

回数

割合

6日以内

22.1%

7日以内

16.6%

8日以内

33.8%

9日以内

15.5%

10日以内

12.0%

夜勤手当の金額

以下の表は、2019年度夜勤実態調査結果から、それぞれの勤務形態での夜勤手当の金額をまとめたものです。

2交替制の夜勤手当

金額

割合

5,000円未満

5.8%

5,000~5,999円

6.2%

6,000~6,999円

3.4%

7,000~7,999円

7.1%

8,000~8,999円

10.5%

9,000~9,999円

7.4%

10,000~10,999円

19.2%

11,000~11,999円

4.9%

12,000~12,999円

9.8%

13,000~13,999円

5.9%

14,000~14,999円

3.2%

15,000~15,999円

8.4%

16,000円~

7.3%

無回答

0.8%

勤務先によって手当の額に違いがあるため、表にまとめると回答が分散しています。

しかし、10,000~10,999円と回答している割合が高いことや、1回の夜勤に対する手当の額では、10,000円未満と回答している人の割合が40.4%となっているため、2交替制の夜勤の場合は10,000円~20,000円が夜勤手当の相場と考えられます。

3交替制の夜勤手当

金額

準夜勤の割合

深夜勤の割合

3,000円未満

24.0%

12.6%

3,000~3,999円

26.0%

17.7%

4,000~4,999円

18.1%

16.5%

5,000~5,999円

17.3%

22.0%

6,000~6,999円

4.3%

8.3%

7,000~7,999円

3.1%

5.1%

8,000~8,999円

3.5%

7.1%

9,000~9,999円

1.2%

2.8%

10,000~10,999円

1.6%

4.7%

11,000~11,999円

0.4%

0.0%

12,000~12,999円

0.0%

1.2%

13,000~13,999円

0.0%

0.8%

14,000~14,999円

0.0%

0.0%

15,000~15,999円

0.0%

0.4%

16,000円~

0.4%

0.8%

3交替制の準夜勤と深夜勤の場合は、準夜勤が3,000円~3,999円と回答した人が1番多く、1回の夜勤手当を3,000円~6,000円未満と答えた方の割合が多くなっています。

深夜勤では、5,000円~5,999円と回答した人が1番多く、6,000円以上と回答した人が深夜勤では31.2%でした。

この結果から、3交替制では深夜勤のほうが手当の相場が高い場合が多いことがわかります。

2交替制と3交替制の違い

この見出しでは、2交替制と3交替制の違いについて解説します。

給料の違い

2交替制でも、3交替制でも、夜勤に入る場合には夜勤手当がつきます。

22時~5時までの勤務には、労働基準法で深夜割増料金の支払いが義務付けられています。

2交替制の場合は、1回の夜勤で10,000~15,000円ほどの夜勤手当が支払われます。

3交替制では、準夜勤が1回あたり3,000円~5,000円、深夜勤では1回あたり8,000円~10,000円の夜勤手当が支給されます。

1回あたりの支給を比較すると、勤務時間が長い2交替制の方が夜勤手当の支給額は多くなります

それぞれ向いている人

2交替制の勤務か、3交替制の勤務か迷った場合には、それぞれ向いているほうを選ぶのがおすすめです。

2交替制勤務に向いている人

2交替制勤務に向いている人の特徴
  • 休日をまとめて取りたい

  • 生活リズムを整えたい

  • 長時間労働は苦ではない

2交替制勤務は、1回の労働時間は日勤も夜勤も長くなります。

しかし、その分まとめて休日を取ることが出来るので、しっかり休養を取りたい人におすすめです。

シフトパターンが複雑ではないので、生活リズムも整いやすいのが特徴です。

労働時間が長いことに抵抗がない人におすすめ出来る働き方です。

3交替制勤務に向いている人

3交替制勤務に向いている人の特徴
  • 長時間労働をしたくない人

  • 残業が嫌な人

  • 生活リズムを気にしない人

3交替制は3つのシフトパターンで勤務をするため、1回の労働時間が短い分、出勤回数は多くなります。

長時間労働に抵抗がある人や、夜勤の時間を短くしたい人におすすめです

また、シフトパターンがこまかくローテーションされるため、生活リズムを定着させにくいのがデメリットとして挙げられます。

勤務形態による労働環境の違い

この見出しでは、勤務形態ごとの労働環境の違いを紹介します。

夜勤の拘束時間の違い

2交替制と3交替制の勤務では、実働時間・仮眠時間・休憩時間が異なります。

夜勤は労働時間・休憩時間・仮眠時間に分けられ、これらの合計が拘束時間になります。

2交替制の拘束時間は、16.2時間です。実働は13.9時間、休憩時間が1.3時間、仮眠時間が0.9時間になります。

3交替制の拘束時間は、8.7時間です。実働が7.7時間、休憩時間が1時間です。

3交替制の場合は、仮眠時間が含まれません。

残業はどのくらいあるか

3交替制の平均残業時間は、日勤が53分、準夜勤が34分、深夜勤が37分です。2交替制の夜勤の平均残業時間は33分です。

続いて1時間以上残業する看護師の割合を見てみましょう。3交替制では、日勤で約4割以上、準夜勤で約2割、深夜勤で1割となっています。

一方で、2交替制の夜勤では3割程度の看護師が1時間以上残業していると回答しており、2交替制のほうが3交替制と比較して1時間以上残業する看護師が多い傾向がみられます。

この調査結果から、2交替制の夜勤の方が平均残業時間は短いものの、長時間残業している看護師は珍しくないことがわかります。

身体的負担の違い

2交替制、3交替制のどちらでも、それなりの心身の負担はあります。

心身の負担に対する感じ方は人それぞれなので、一概にどちらが負担が多いとは言えませんが、3交替制は1回あたりの勤務時間が短い代わりに、1ヵ月あたりの勤務日数は多くなります。

2交替制勤務は、勤務日数的には3交替制より少なくなりますが、その変わり1回あたりの勤務時間は長くなるため、長時間労働が苦手な人にとっては身体的に負担を感じることがあるでしょう。

看護師が知っておきたい労働基準法

この見出しでは、看護師が適切な勤務条件で働くために知っておきたい労働基準法を解説します。

労働基準法32条:休憩時間

労働基準法32条では、休憩時間について以下のように定められています。

労働基準法32条:休憩時間
  • 1日あたりの労働時間が6時間を超える場合は45分、8時間を超える場合は60分以上の休憩が必要

従業員が適度な休憩をとって、安全に働けるように労働基準法では必要な休憩時間が定められています。

しかし、日本看護協会では従業員の健康や安全の観点から、「16時間以上の夜勤をする場合は、2〜3時間の休憩時間が望ましい」としています。

もし自分の職場や入職しようとしている職場がこの基準を守っていない場合は、注意が必要です。

労働基準法32条:労働時間

労働基準法32条では、労働時間について以下のように定められています。

労働基準法32条:労働時間
  • 1日あたり8時間、1週間で40時間を超える労働をさせてはいけない

従業員が適正な労働時間で働き、安全に勤務できるように、労働基準法では労働時間の上限が定められています。

この基準を超えて働いているという方は、自分の健康や職場の待遇を見直す必要があります。

労働基準法36条:残業時間

労働基準法36条では、残業時間について以下のように定められています。

労働基準法36条:残業時間
  • 企業は時間外や休日の労働を命じる場合、労働者と書面による協定を結び労働基準監督署に届け出なければならない

病院は、法定の労働時間を超えて時間外労働をさせる場合は、労働基準法36条にもとづいて、労使協定を結び、従業員の同意を得なければいけません。

同意を得ずに不当な残業を強いられている場合は、労働基準法に則って抗議したり相談したりしてみましょう。

夜勤看護師の雇用形態

この見出しでは、夜勤看護師の雇用形態について詳しく解説します。

夜勤専門の看護師

夜勤のみ行う夜間シフト専門の看護師を、夜勤専従看護師と言います。

夜勤は夜間手当が付くため、日勤専従よりも給料が高くなります。

しかし、夜勤を専門として勤務するため、昼夜逆転の生活のリズムによって体調を崩してしまったり生理不順などがおこるリスクがあることがデメリットです。

また、夜勤は日勤よりも看護師の人数が少ないため、一人一人の看護師が負う責任が重くなり、急患や急変への対応力が求められます

アルバイト・パート

アルバイトやパートで夜間専従の求人募集は存在します

アルバイトをしながら資格取得を目指すために、大学院などの教育機関に通う看護師もいるため、夜勤を中心にアルバイトで看護師をする人もいます。

アルバイトやパートとはいえ、夜勤手当は正職員と同じようにつきますが、福利厚生面では正社員の方が有利です。

夜勤の求人を探すときのチェックポイント

この見出しでは、夜勤の求人を探すときのチェックポイントを解説します。

夜勤シフトの回数

2交替制や3交替制などの交替勤務になる場合は、1ヵ月あたりどのくらいの夜勤があるか、確認しておくことが大切です。

交替制勤務での夜勤の回数は、この記事の他の見出しでも紹介しましたが、職員の希望によって夜勤回数は変化するため、思っていたより夜勤が少なかった、多かった、というミスマッチがあるかもしれません。

なるべく夜勤に入りたくない場合や、多く入りたい場合には、あらかじめ夜勤に対する希望を伝えておくようにしましょう。

夜勤手当

夜勤手当は、労働基準法でも支払いが義務付けられているものです。

守られていることが当たり前ではありますが、中には正しく支給されていない施設もあるようです。

給与明細は必ずチェックし、夜勤手当が正しく支給されていることを確認しましょう。

また、夜勤に多く入っている職員には基準に加えてプラスで手当が支給されるところもあります。 こうしたメリットがある施設について、事前に情報収集しておくと収入アップにつながるでしょう。

病院の人員体制や病床数夜勤の配置人数と、病床数が分かれば、自分が対応するおおよその患者数がわかります。

病院の人員体制や病床数

夜勤の配置人数と、病床数が分かれば、自分が対応する患者数を知ることができます。

病床数に対して看護師の配置人数が多いところでは、一人当たりの患者数が規定よりも少なくなっている場合が多いので、余裕を持って看護にあたることができます。

夜勤に不慣れな方や、自信のない方は、予め人員体制や病床数を確認しておくのがおすすめです。

何時に勤務するのか

希望する病院が日勤のみなのか、2交替制か3交替制なのか、どのような働き方をするのかは、必ず確認が必要です。

この記事では、タイムスケジュールで2交替制や3交替制の働き方を紹介しましたが、あくまでも一例であり、シフトの開始時間や終了時間、細かいタイムスケジュールは病院ごとに異なります。

開始時間や終了時間は必ず把握しておくようにしましょう。

また、夜勤は月にどれくらい入る必要があるかも確認が必要です。

おすすめの看護師求人サイト

夜勤をするために、新たな職場を探している場合には、この見出しで紹介する転職サイトがおすすめです。

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自分に合った働き方をしたければ転職サイトの活用がおすすめ

看護師として、日勤のみ入りたかったり、夜勤を中心に働きたかったり、希望する働き方があると思います。

出来るだけ希望にあった働き方を実現したければ、転職サイトの活用がおすすめです

上記の見出しでも紹介したように、看護師に特化した転職サイトも多数あり、それぞれにサービスの特徴が異なります。

専任のアドバイザーが付くことが多く、求人の紹介や書類作成、面接練習といったサポートが受けられます。

また、なるべく夜勤に多く入りたい場合や、夜勤をしたくないといった希望があれば、アドバイザーが交渉をしてくれます。

看護師の勤務形態の違いや夜勤の雇用形態についてまとめ

看護師の勤務形態の違いや夜勤の雇用形態についてまとめ
  • 看護師は夜勤に入ることが当たり前ともいえる仕事

  • 2交替制は残業が多くなるが、勤務時間が長いので夜勤の収入は高い傾向がある

  • 転職サイトを活用することで夜間専従や希望する働き方がしやすくなる

看護師の半数以上が夜勤をしているという結果から、看護師は夜勤が当たり前ともいえる仕事であることが分かりました。

2交替制と3交替制では、それぞれメリットとデメリットがあり、勤務形態も異なるため、自分にあった働き方が出来るほうを選ぶのがおすすめです。

求人に迷ったときは、条件交渉などもしてくれる専任のアドバイザーが付く転職サイトを活用することで、転職活動がスムーズに行えます

この記事でも、おすすめの転職サイトを紹介したので、ぜひ参考にしてみてください。


この記事は看護師に監修されています

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看護師

城戸あき(しろと あき)

国立病院・大学病院で消化器内科、整形外科、内分泌内科を経験。現在は子育てと両立できるようフリーランスに転身し、医療ライターとして活動中。