保健師と看護師の役割や給料の違いとは?必要な資格や年収アップの方法も徹底解説

この記事は看護師に監修されています

看護師

城戸あき(しろと あき)

「保健師と看護師の役割の違いは?」

「保健師と看護師の年収に違いはある?」

同じ看護職に分類される看護師と保健師は、同じ分野の資格でありながら、担当する業務が異なります。また、年収にも違いがみられます。

この記事では、看護師と保健師の業務の違いや、年収の違いについて詳しく解説していきます。

保健師と看護師の役割や給料の違いについてざっくり説明すると
  • 保健師と看護師は異なる国家資格
  • 担当する業務内容が異なる
  • 年収は勤務先や形態によっても違いが出る
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看護師と保健師は違う役割

保健師と医師

看護師と保健師は、取得する国家資格の種類が異なり、仕事内容や役割も別物になります。

一言でいうと、

  • 看護師は病気や怪我の治療をする
  • 保健師は病気や怪我を予防する

というような役割になります。

まずは、それぞれの役割を詳しく紹介します。

看護師の役割

看護師は病院やクリニックでも馴染みのある職業なので、看護師の仕事のイメージはしやすいと思います。

看護師は主に病院やクリニックなどに勤務し、医師のサポートを行いながら、病気や怪我をした人を治療する役割を担っています。

こうした医療的なケアを実施する以外にも、患者やその家族の精神的なケアなども行います。

看護師の勤務先の中心となる医療機関では、通院してくる患者や、入院生活を送る患者に対してサポートを行います。

介護施設で勤務する看護師は、施設を利用する高齢者の日常生活をサポートし、適宜医療処置を行います。

保健師の役割

保健師の役割は、病気や怪我を未然に防ぐための予防医療を担います。

そのため、保健師の勤務先は直接治療を行う看護師とは異なり、保健所などの行政施設や、学校、一般企業などがあります。

保健師は全ての人に平等に怪我や病気の予防を促進したり、健康維持を図るための取り組みを行います。

そのため、個人単位から地域単位、企業単位と保健師が関係する範囲が多岐に渡ります。

看護師と保健師は資格も違う

看護師と保健師は、そもそも必要な国家資格の種類が異なります。

この見出しでは、それぞれに必要な資格と取得方法を解説します。

看護師

看護師として勤務するためには、看護師国家資格に合格することが必須です。

看護師国家資格を受けるためには、3つのルートがあります。

  • 高校卒業後、看護系の大学・短期大学・専門学校のいずれかで、3~4年の課程を修了する
  • 中学卒業後、看護養成課程のある高校で5年の課程を修了する
  • 准看護師資格を取得後、看護系の短期大学・専門学校で2年の課程を修了する

上記が看護師になるための主なルートで、最短で看護師になるためには、中学卒業後に看護過程のある高校に進学する方法です。

また、准看護師資格を先に取得している場合、7年以上の准看護師としての実務経験があれば、通信課程を受けることも出来ます。

働きながら看護師資格取得を目指す場合は、夜間や土日のみのカリキュラムがある短大や専門学校を選ぶと良いでしょう。

保健師

保健師資格も看護師と同様に国家資格です。

保健師資格を取得するためには、まず看護師資格を保有していることが条件になります。 保健師資格を取得する方法は、以下のようなルートがあります。

  • 看護師国家資格と保健師国家資格をダブル受験して、2つとも合格する
  • 看護師資格を取得した後、保健師養成学校で1年学ぶか、看護系大学の保健師養成課程に編入する

最短で保健師になるためには、看護師国家試験と同時に保健師国家試験を受験して2つとも合格することです。 看護師国家試験が不合格だった場合は、保健師の資格を得ることは出来ません。 しかし、保健師資格に合格した場合は、その後看護師国家試験に合格したのち、保健師資格を申請することが出来ます。

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助産師との違いは?

助産師も保健師と同じく国家資格であり、助産師国家資格を取得するためには、看護師資格を所持していることが条件となります。

そのため、保健師と同様に看護師の上位資格として位置づけられています。

保健師と助産師の違いは、保健指導する対象と内容が異なることです。

助産師は主に女性を対象とし、妊婦や新生児に対するケアが職務の中心となります。

業務内容も妊娠や出産に関することに限定されます。

一方、保健師はあらゆる方が対象となり、場合によっては助産師が関わる妊婦や新生児も対象となり、保健指導の内容も多岐に渡ります。

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看護師と保健師の資格取得の難易度は?

2021年の合格率はそれぞれ以下の通りです。

  • 保健師国家試験 94.3%
  • 看護師国家試験 90.4%

以上の合格率だけ見ると、看護師国家試験のほうが難易度が高いといえます。

しかし、保健師の資格を取るためには看護師の資格を取得していることが必須です。

そのため、取得までの期間や課程、勉強量を考えると、保健師のほうが難易度が高いといえます。

また、上記の合格率を見るとどちらも国家資格の中では比較的合格率が高い資格と言えます。

どちらも過去問題に類似した問題の出題が多く、しっかり学習をして臨床実習にも意欲的に取り組んでいれば十分に合格が出来るとされています。

しかし、国家試験を受験するまでの過程が大変であるため、看護師資格を取得していることが条件となる保健師の資格取得は、簡単とは言えません。

看護師と保健師の業務内容について

この見出しでは、看護師と保健師の業務内容の違いを解説していきます。

看護師の業務内容

看護師の業務内容は、医師の診察の補助に入ったり、点滴や注射などの医療行為を行ったりします。

また、診察や入院患者の治療が円滑に進むよう、カルテ記入やバイタルチェックを行ったり、患者の身の回りのケアをしたりするのも看護師の業務です。

以上が看護師の主な業務になりますが、看護師の勤務先によっても若干業務内容は異なります。

医療機関に勤務する場合は、病気や怪我が完治したり、退院して日常生活に戻ることを目標としてサポートします。

医療的なケアやサポートはもちろんですが、患者やその家族の精神面でのケアも重要な仕事です。

介護関連に勤務する看護師の場合は、その施設のサービスを利用する方や入居者に対する健康管理が中心になり、場合によっては介護業務を兼任することもあります。

介護施設では、点滴や採血といった看護師にしか出来ない医療行為があるため、看護師の需要は非常に高いです。

保健師の業務内容

保健師の業務は、怪我や病気の予防医療が中心となり、病院勤務をしない場合には直接的な医療行為を行うことはほとんどありません。

業務の対象となる範囲が広く、個人や企業、地域単位となり、それぞれに属する人に対して健康や生活に関する相談や指導を実施するのが保健師の業務です。

具体的には、地域の保健所や保健センターで勤務する保健師は公務員となり、行政保健師とも呼ばれます。

行政保健師は地域で発生した感染症に対して、感染者やその家族を援助したり、感染拡大に対する予防対策を実施したり、啓蒙活動を行ったりします。

企業に勤める保健師は、産業保健師とも呼ばれ、企業に属する社員やその家族に対して、健康診断を実施したり、労働環境の整備をしたりします。

保健師は勤務場所によって、対象となる人や業務内容も異なります。

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看護師と保健師の勤務地の違いについて

看護師の勤務先として一般的なのは、医療機関や介護施設です。

一方で保健師は、保健所や役所などの行政機関、一般企業や学校など勤務先が多岐に渡ります。

保健師も病院勤務をすることもあり、病院勤務をする保健師の場合は医療行為を行うこともあります。

この見出しでは看護師と保健師の勤務先の違いを解説していきます。

看護師の勤務地

厚生労働省が平成30年に発表した「衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」によると、看護師の勤務先として上位に入るのが、病院やクリニックなどの医療機関、訪問看護ステーションや介護施設などに勤務する看護師が多いことが分かります。

病院や診療所に勤務する看護師を合算すると、約8割以上の看護師がこれらの医療機関で就業していることになります。

また、近年は介護施設での看護師の需要が高く、約7%の看護師が介護施設で働いていることが分かります。

保健師の勤務地

同じく厚生労働省が平成30年に発表した「衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」の保健師の勤務先を見ると、最多は市区町村となっており、次に保健所で勤務する保健師が多いことがわかります。

この結果から、約7割の保健師が行政保健師として公的施設に勤めていることになります。

保健師の勤務先では、一般企業に勤める行政保健師という選択肢もありますが、行政保健師として勤務している人の割合は低いことがわかります。

看護師と保健師のどっちが年収が高い?

以下は看護師や保健師など医療職の平均年収をまとめたものです。

職種 平均年収
助産師 約553.9万円
看護師 約498.6万円
保健師 約480.7万円
准看護師 約406.7万円

※出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」

厚生労働省が発表した、「令和2年賃金構造基本統計調査」では、看護師の平均年収は498.6万円で平均月給は約34.4万円でした。 保健師は平均年収が約480.7万円で、平均月収は約32.4万円です。

保健師は勤務場所によっても収入に大きな差が出る場合があり、産業保健師として一般企業で勤務する場合には、企業規模によっても左右されます。 また、行政保健師は公務員であるため、安定した収入とボーナスが得られる可能性が高いです。

上記の表からも分かる通り、看護師が保健師より収入が高くなっているのは、看護師は夜勤が発生することも多く、夜勤手当が付くことから保健師より高い水準になっていると推測されます。

しかし、保健師はほとんど夜勤がない中でも比較的高い収入であることが分かり、一般的に保健師は看護師より給料が高いと言われています。

また、上記で比較した職種のうち助産師がダントツで高い収入を得られるわけは、助産師の特殊な業務内容から、保健師や看護師よりも幅広い知識が必要であるため、年収に反映されています。

年代別での看護師の年収

看護師の年代別の平均年収は、正看護師・准看護師によっても異なり、男女でも多少の差が生まれます。

ここでは、女性の正看護師の推定平均年収を年代別に比較しました。

<看護師における年代別の平均年収>

年代 平均年収
20代 408万円
30代 458万円
40代 501万円
50代 539万円

看護師の場合、専門知識を持っている上で、幅広い知識を現場に応じて発揮する必要があり、年齢やキャリアを重ねるごとに年収は高くなっていく傾向があります。

企業で勤務する看護師の場合は、企業規模によっても年収が左右されるため、400~800万円の平均年収で幅があります。

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働き方で看護師と保健師の年収が変わる!

ここまでの見出しでは、看護師と保健師の年収の差を見ていきましたが、一概にどちらが高いとは言いきることが出来ません。

どちらの職種も、年齢やキャリアによっても平均年収は異なります。

また、就業場所によっても年収は大きく左右されます。

どちらの仕事も女性の割合が高い職種ですが、出産や子育てなどライフステージの変化に合わせて、給料は低くなるもののパート勤務や日勤のみといった働き方も可能です。

逆に、給料アップを目指して大企業への就職を目指すなども可能であり、ライフスタイルに合わせて働き方を変化させ、満足できる年収を得られる職種に就けるよう選択できるのが魅力ともいえます。

保健師の平均年収について

以下の表は保健師の平均年収をまとめた表です。

月収 賞与 年収
約32.4万円 約92.1万円 約480.7万円

出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」

上記のデータは年齢や性別を問わないことを考慮すると、保健師は全業種と比較して高い給料を得ていることが分かります。

特にボーナスにあたる賞与では、月収の二倍以上が支給されていることになります。

保健師の年収は、勤務する職場の種類や規模、年齢・性別・勤続年数によっても変化があります。

以下の見出しでは、規模別・年齢別・性別別・勤続年数別に保健師の年収の違いを解説していきます。

規模から見た平均年収

<保健師における規模別平均年収>

規模 平均年収
1,000人以上 約528万円
100~999人以上 約439万円
10~99人以上 約381万円

※出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

勤務先の規模が100~999人の中規模施設では、保健師全体の平均年収と同程度か、少し低くなる可能性があります。

収入が平均より高いのは、1,000人以上の大規模施設の場合で、平均年収が500万円を超える結果となっています。

以上の表からも分かるように、保健師の年収は規模が大きくなるほど高くなる傾向にあり、賞与や手当なども多く貰える可能性が高いです。

10~99人程度の小規模施設の場合は、保健師の平均年収から100万円近く低い結果となっていますが、賞与などを考慮せずに月収として算出すると約31.7万円という結果になり、決して悪い給料とは言えません。

しかし、小規模な企業ほどボーナス支給額が企業の成績に影響するため、高い収入を得たい場合には考慮する必要があります。

また、保健師の約7割は行政機関で勤務する保健師で公務員です。 行政保健師の場合には、勤務先の規模よりも勤続年数が高くなるほど月収も上がる傾向にあり、ボーナスも夏と冬の2回支給される場合が多いです。

年齢から見た平均年収

以下の表に保健師の年齢別の平均年収をまとめました。

<保健師における年齢別平均年収>

年齢 平均年収
20~24歳 約395万円
25~29歳 約474万円
30~34歳 約489万円
35~39歳 約487万円
40~44歳 約476万円
45~49歳 約485万円
50~54歳 約528万円
55~59歳 約548万円
60~64歳 約420万円
65~69歳 約220万円
70歳~ 約280万円

※出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

保健師の年収は、25~29歳から緩やかな上昇傾向が始まり、55~59歳まで上昇し続けます。

50代になると、年収が500万円を超えケースも多くなります。 保健師はスキルや経験が求められる職業であるため、勤続年数が収入に大きな影響が出ることが表からも読み取れます。

60代を過ぎると収入は下降傾向にありますが、定年の時期を迎える方がいるためです。

勤続年数も年収に影響しますが、管理職などのポジションに就くことで収入アップも見込めます。

特に保健師は女性が活躍しやすい環境にある職種なので、女性でも管理職に就くことは十分可能といえます。

管理職として勤務すると、年収1000万以上になる可能性も高くなるため、より高い収入を得たいと考えるなら、「何歳までに管理職に就く」といった具体的な目標を持つことが大切です。

性別から見た平均年収

保健師は女性が仕事をしやすい環境が整っている職業で、女性の割合のほうが多い職種であるため、女性しか出来ない仕事と思いがちですが、1993年に行われた保助看法の改正によって男性でも保健師の資格が取得できるようになりました。

2019年の「賃金構造基本統計調査」によると、保健師や看護師は性別による給料の差はほぼ無い職業といえます。

しかし、女性は出産や育児などで1~5年の産休・育休を取得する場合があります。

こうしたライフステージの変化によってブランクが出来ると、勤続年数に差が付く場合があり、同じ年に入職した男性保健師と比較した場合、給与に若干の差が出る可能性があります。

勤続年数から見た平均年収

以下の表は保健師の勤続年数別に見た平均年収をまとめたものです。

<保健師における勤続年数別平均年収>

勤続年数 平均年収
0年 約271万円
1~4年 約390万円
5~9年 約453万円
10~14年 約489万円
15年〜 約485万円

※出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

保健師はスキルや専門知識が求められる職種であるため、勤続年数が高くなるほど平均年収は上がる傾向にあります。

平均年収が上昇傾向になるのは、勤続5年目を経過したあたりからで、この頃から飛躍的に増加する傾向にあります。

月収に換算して、30万円は最低でも欲しいと考えている場合は、同じ勤務先で最低5年間勤務することを目標にすると良いでしょう。

10~14年と15年以上の勤続年数であまり平均年収が変わらないのは、勤続年数が10年を超えたあたりから、管理職に就く人もいるためと推測されます。

保健師として高い収入を得るには、同じ勤務先で長く勤務することが重要です。

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地域ごとに変わる保健師の給料

保健師の年収は地域によっても、約249万円~322万円もの差が出る可能性があります。

これは地域によって給与水準に差があるためです。

この見出しでは、年収が高い都道府県と低い都道府県を解説します。

年収が高い都道府県

<保健師における年収が高い都道府県TOP5>

都道府県名 平均年収
和歌山県 約596万円
広島県 約592万円
山口県 約589万円
静岡県 約573万円
島根県 約569万円

※出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

保健師の年収が高い県のTOP5は、和歌山県・広島県・山口県・静岡県・島根県の5県です。

広島県や静岡県は、県の面積も広く人口も比較的多いため、給料が高い傾向にあると推測されます。

その一方で、和歌山県や山口県、島根県は県の面積が広いわけではなく、人口も多いとは言えませんが、経営が安定した施設や福利厚生などの手当が手厚い職場が多いことから、給料水準が高いと推測されます。

年収が低い都道府県

<保健師における年収が低い都道府県TOP5>

都道府県名 平均年収
福井県 約274万円
宮城県 約287万円
鳥取県 約290万円
福島県 約306万円
香川県 約320万円

※出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

上記の福井県・宮城県・鳥取県・福島県・香川県が保健師における平均年収が低い県です。

これら5県の特徴は、人口密度が比較的低い県であることにあります。

しかし、ここで紹介した5つの件の全ての保健師の年収が低いという訳ではなく、年収500万円以上の保健師はいるため、あくまでも地域によって差が出る可能性があることを理解しておくと良いでしょう。

保健師の職種別平均年収

保健師

保健師は勤務する職場の種類によって、保健師の名称が変化することにも特徴があります。

勤務先による名称の違いは以下の通りです。

  • 産業保健師:一般企業、民間企業などの企業に勤務する保健師
  • 学校保健師:主に私立学校(小学校・中学校・高校・大学・専門学校)に勤務する保健師
  • 行政保健師:保健所や保健センターなど、行政機関に勤務する保健師
  • 病院保健師:病院やクリニックなど医療機関に勤務する保健師

保健師は上記のような勤務先で働くことになりますが、勤務先の種別によっても平均年収に差が出来ます。

この見出しでは、勤務先による平均年収の違いを解説していきます。

産業保健師

一般企業で働く産業保健師は、平均年収500万円~600万円ほどです。

保健師を配置している企業は、中小企業より大手企業が中心となるため、産業保健師の年収は高いというイメージがあるかもしれません。

しかし、産業保健師の全てが収入がよく年収500万円を超えているわけではなく、就職先の給与体系に基づき給与が決定します。

年収が高いことから産業保健師を目指したい人は、

  • 給料が高く設定されている求人を探す
  • 大手企業が求める保健師を把握して目指す

という2点に注目してみましょう。

学校保健師

学校で勤務する学校保健師の平均年収は450万円~500万円と言われています。

学校保健師の場合、勤務先が公立学校か私立学校かによっても年収に差が出ます。

また、注意したいのは学校保健師とされるのは、基本的に私立学校に勤務する保健師を指します。

公立学校で保健師として働くには、保健室の先生である養護教諭免許を取得しなくてはなりません。

公立学校で勤務する場合には、行政機関になるため学校保健師として分類されるより、行政保健師に分類されます。

行政保健師

以下の表は行政保健師の勤務先別の平均年収を表したもので、人事院や総務省のHPから算出した国家公務員と、地方公務員のそれぞれのデータをまとめたものです。

<勤務先別の行政保健師の平均年収>

国家公務員(※1) 地方公務員(※2)
平均年収 355,144円 378,048円
賞与 約158万円 約168万円
平均年収 約584万円 約622万円

※1 出典:人事院「令和2年国家公務員給与等実態調査」

※2 出典:総務省「令和2年4月1日地方公務員給与実態調査」

地域の保健所や公立学校など、行政機関で勤務する行政保健師の平均年収や賞与は、公務員であるため人事院や総務省のホームページでデータを確認することが出来ます。

上記のデータには各種手当が含まれており、賞与を4.45ヵ月として算出しています。

上記の表から読み取れるように、行政保健師は国家公務員より地方公務員のほうが収入がいい傾向にあります。

病院保健師

病院やクリニックなどの医療機関で勤務する保健師の平均年収は、400万円~500万円と言われています。

病院の規模や夜勤の有無、雇用形態によっても年収は変化します。

そもそも保健師は看護師免許を所持していることが前提になるため、病院などの医療機関で勤務する場合には、看護業務を兼任する場合も多く、看護業務にしか携われない看護師と比較すると、兼任している保健師のほうが収入は高い傾向にあります。

また、病院の規模が多くなると、担当する患者数が増えたり、難しい症例を扱うことになり、給与が高くなる傾向にあります。 病院勤務では月に数回夜勤に入る場合もあるため、夜勤手当などによってより高い収入を得ることが出来るでしょう。

求人情報からみる保健師の平均年収

この見出しでは、様々な勤務先で勤務する保健師の平均年収を、求人情報からまとめて紹介します。

施設形態ごとの平均年収

以下の表は、マイナビ看護師に掲載されている施設形態別に、保健師の年収をまとめたものです。

<マイナビ看護師に掲載されていた施設形態別の保健師の年収例>

勤務施設 平均年収
クリニック・診療所 約300万~420万円
美容クリニック 約460万~510万円
病院 約330万~500万円
一般企業 約360万~480万円
治験関連企業 約390万~440万円
訪問看護ステーション 約340万~410万円
施設(有料老人ホーム・老健など) 約350万~450万円
保育施設 約320万~400万円

出典:マイナビ看護師

病院やクリニックなどの医療機関では、年収500万円を超える場合も多いです。

医療機関で勤務する場合には、看護業務を兼任する場合が多いので保健師としての経験だけでなく、看護師としての経験があれば、より高い給料が見込めるでしょう。

また、看護師としての経験があると病院へ転職する場合の採用率も上がる可能性があります。

一般的に見ると看護師と保健師の2つの国家資格を保有する保健師は、資格手当が受けやすい傾向にあり、年収に反映される可能性が高いです。

クリニック・診療所

クリニックや診療所などで勤務する場合は、保健師として予防医療に従事する他に、看護師と同様の業務全般を扱うことが基本になります。

小規模の医療機関にあたるクリニックや診療所では、入院施設を完備していなければ夜勤は基本的にありません。

医療機関の規模としてはクリニックや診療所は小規模であるため、年収を比較すると比較的低い水準にあります。

しかし、どの地域にもクリニックや診療所があるため、転職がしやすかったり、通勤がしやすいのが特徴です。

美容クリニック

美容クリニックで勤務する場合には、保健師としての業務は行わず、美容看護師として勤務することになります。

主な業務は美容に関するカウンセリングを担当したり、専門機器を使用した施術を行ったりします。

医療機関の中では収入が高く、夜勤もない場合がほとんどです。 美容クリニックは看護師の転職先としても人気の職種です。

病院

病院で勤務する場合には、保健師としての業務と合わせて、健診や検査なども担当する場合が多く、看護師の業務を兼任して行うこともあります。

病院の規模によって年収には違いが出ますが、多くの病院では夜勤があるため、夜勤に入れば夜勤手当も付き年収は高くなる傾向にあります。

一般企業

一般企業で勤務する保健師は、産業保健師としてその企業に勤務する従業員やその家族に対して、健診を行ったり健康を維持・増進するための取り組みを実施します。

医療や看護に関するコールセンター業務に就くなど、業務は多岐に渡ります。

基本的には夜勤がない場合が多いですが、24時間体制で業務を行うような企業では、産業保健師も夜勤を行う可能性もあります。

産業保健師は働き方や会社の規模で収入に差が出るのも特徴です。

治験関連企業

治験関連企業での勤務は、治験事務局担当者(SMA)として勤務をします。

SMAの業務は、治験を依頼する製薬メーカーと治験を実施する医療機関の仲介役としての業務が中心となり、一般的な保健師としての業務を行うことは少ないです。

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションでは、保健師としての業務より看護業務全般を担当することになり、利用者宅へ出向いて看護ケアを行います。

介護施設と同様に、他業種のスタッフとの連携が重要です。

看護スキルの他に、保健師として予防医療に関する知識も生かせる業種です。

有料老人ホームなどの施設

特別養護老人ホームなどの介護保険施設で勤務する保健師は、保健師の業務に加えて、バイタルチェックや服薬管理、医療的ケアといった看護師としての業務も行う場合が多いです。

介護施設では医療スタッフ以外にも、様々な業種の介護スタッフが勤務しているため、他業種との連携が重要な勤務先となります。

保育施設

保育園などの保育施設で働く保健師は、子供の特有の怪我や病気に関する知識が必要で、感染症への対策を実施する場合があります。

園児や保育園内のスタッフに対して、応急処置などを実施することもあり、看護師としてのスキルも生かせる職場です。

施設によっては保育の補助に入る可能性もあります。

保育園で働く看護師の仕事内容は?園内の役割や通常のナースとの違いを解説

勤務形態ごとの平均年収

以下の表は勤務形態ごとの平均年収を表したものです。

<勤務形態ごとの保健師における平均年収>

勤務形態 平均年収
常勤(二交替制) 約430万~500万円
常勤(三交替制) 約360万~440万円
夜勤専従 約380万~450万円
夜勤なし 約300万~400万円

出典:マイナビ看護師

二交代制の場合は、1回の勤務時間が長くなり、夜勤に入ると夜勤手当も着くため、収入が高くなる傾向があります。

また、夜勤なしの勤務の場合には、施設によりますが夜間手当がなため年収は300万円程度になる場合もあります。

以下の見出しでは、それぞれの勤務形態を詳しく解説します。

二交代制

二交代制の勤務時間は、一般的に以下のようなシフトになります。

  • 日勤:朝9時~18時
  • 夜勤:18時~翌朝9時

二交代制の勤務は1回の勤務時間が長くなるため、収入が高くなる傾向にあります。

夜勤の場合には、120分程度の休憩時間が入るため、仮眠を取ることも可能です。 夜間手当がしっかり付くため、収入が高くなる働き方です。

また、二交代制は1回の勤務時間は長いですが、1ヵ月単位での勤務サイクルで明けや休みが多くなるのも特徴です。

三交代制

三交代制の一般的な勤務時間は以下のようなシフトになります。

  • 日勤:朝9時~16時
  • 準夜勤:16時~深夜0時
  • 夜勤:深夜0時~翌9時

三交代制の勤務は1回の勤務時間が短いため、身体の負担が少ない働き方です。

夜勤の時間も短くなりますが、深夜の時間帯に出勤や退勤になる場合もあります。

夜勤の場合は夜間手当は付きますが、二交代制に比べて勤務時間が短くなる分、収入は若干少なくなる傾向にあります。

夜勤専従

夜間専従は、夜勤のみを専門として働く働き方です。

夜勤の人員不足が深刻な勤務先も多いため、需要が高いです。日勤を行わないため、生活リズムを整えやすい働き方ともいえます。

需要が高いことや夜勤手当がしっかり付くため、給料が高い働き方を探している方におすすめ出来ます。

夜勤なし

夜勤のない施設での勤務や、夜勤をせずに日勤のみで働く場合には、夜間手当などが付かないため、夜勤のある働き方と比較すると収入が低くなる傾向にあります。

夜勤は看護師や保健師の収入に大きく影響するため、勤務先によってももちろん違いはありますが、夜勤なしの働き方では年収が300万円台になる可能性も考えられます。

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保健師の年収の内訳

保健師の勤務先で多いのは、地域の保健所など行政機関で勤務する行政保健師が半数以上です。

公務員であるため、各種手当は少ないイメージがありますが、福利厚生は手厚い場合が多いです。

この見出しでは、厚生労働省の平成28年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況から、保健師の給与に追加される主な手当とその額を紹介していきます。

残業手当は平均15,000円

一般的に保健師は残業が少ないと言われている職業で、残業手当の平均額は15,000円です。

中でも産業保健師は、勤務時間内で業務の遂行がしやすいため、行政保健師に比べると残業は短い傾向にあるようです。

ある施設の例では、仕事が終了する1時間前からお茶をしながら、ゆっくりした雰囲気の中で報告会がされていたという例もあり、業務内での会議や交流会も組みやすい仕事であることが伺えます。

保健師特有の手当もあり

保健師の勤務内容を見ると、看護師として病院で勤務するよりも明るいイメージを持つ場合もあります。

しかし、保健師としての活動の中には特殊活動にあたるものがあります。

その例としては、HIVや結核などの感染症や、精神病の患者さんのサポートのため接近しなければならない業務もあります。

また、近年では新型コロナウィルスの対応にあたる場合もあります。

こうした特殊活動における特殊勤務手当は16,000円くらいが目安になります。

賞与やその他の手当について

上記までの見出しで紹介した手当の他に、賞与やその他の手当があります。

賞与は公務員として勤務する行政保健師の場合、自治体ごとの規定によって計算されます。

他の手当に代表されるものは、支給額は一例になりますが、

  • 通勤手当:6,000円
  • 扶養手当:3,000円
  • 住宅手当:6,000円

といった手当が付く場合が多いです。

全職種年収ランキングでの順位

マイナビウーマンが実施した調査によると、保健師の年収を全職種の年収と比較した順位は、全312職種中195位という結果になりました。

同等の順位にある他業種は、経理や財務の事務職員、ゲームプランナーなどが同等の年収にあたります。

しかし、この順位には保健師の他にも看護師・助産師・准看護師といった看護職が一緒になっているため、あくまでも参考として考えておくのがおすすめです。

※参照:2020年版 職業別モデル年収ランキング

保健師の年収は全職種の比較すると、決して高いとは言えない額であることが分かりますが、順位的にも丁度中間程度にあたり、給料が少なすぎるとは言い切れません。

行政保健師として勤務する場合、雇用実績が長くなるほど給料も上がる傾向にあるため、十分な収入を得ることが可能でしょう。

医療業種職種内で比較

医療機関で勤務する業種別に年収を比較しました。

<医療機関の職種別の給与ランキング>

順位 職種 年収
1位 医師 1,000万円
2位 MR 830万円
3位 臨床工学技師 625万円
4位 歯科医師 620万円
5位 獣医師 550万円
6位 薬剤師 530万円
7位 放射線技師 530万円
8位 保健師 529万円
9位 助産師 500万円
10位 看護師 483万円
11位 臨床検査技師 453万円
12位 救急救命士 450万円

参照:医療-職種別の年収ランキング

上記の表から分かる通り、意外にも放射線技師や臨床工学技士の年収が高いことが分かります。

その理由は、どちらの職種も母数が少ないため、役職に就きやすい傾向にあります。

特に臨床工学技士の場合は、人工心肺の管理を行うことが出来るので、オンコールや夜勤などがある場合もあり、収入が高くなる傾向にあります。

上記の表で見ると、看護師より保健師のほうが収入は高くなります。

保健師は新卒の場合の収入は低いですが、スキルや経験が重視される職種のため、他の見出しで解説したように勤続年数によって給料が上がっていくのが特徴です。

看護師は結婚や出産といったライフステージの変化によって辞めてしまう人が多いです。

しかし保健師の場合は、働きやすい環境や仕事内容から、定年まで続ける人が少なくないのも特徴です。

保健師の生涯年収

保健師の生涯年収は、約2.5億円と言われています。

生涯年収の額は、雇用期間や勤務先によっても年収には差が出来ますが、一般的なサラリーマンの生涯年収は2億円と言われている中で、女性が多い職種である保健師の生涯年収が2.5億円というのは、とても良い給料水準にあるといえます。

この生涯年収には保健師の退職金の平均額である2千万円程度も含まれています。

退職金以外に共済年金と合わせれば、老後も安心した生活を送ることが出来るでしょう。

また、一般的に保健師の定年退職時期は60歳とされていますが、一度定年退職を迎えたあとに、再雇用制度で60歳以降も働き続けることが出来るため、安定した収入を長く得ることが可能です。

保健師が年収アップを目指すためには

保健師として勤務をしながら、より高い収入を得たいと考える人は多いでしょう。

この見出しでは、保健師が年収アップするために出来ることを紹介します。

関連する資格を取得する

保健師が関連資格を取得した場合、さらなる給料アップや、評価にも繋がる可能性があります。

また、資格を取得していることでより専門的な能力を保持している証明にもなり、転職にも有利になります。

以下の見出しでは、おすすめの資格をいくつか例にあげて紹介します。

養護教諭免許

学校保健師の場合には保健室の先生として勤務出来る「養護教諭免許」を所持していることで、年間約50万円の給料アップに繋がります。

養護教諭の取得は大学や短大で学ぶ必要があり、難易度は高くなりますが、公立学校で勤務するなら必須の資格です。

養護教諭と合わせて保健教科の教員免許を取得できる場合もあるため、同時取得を目指すのもおすすめです。

養護教諭の仕事はきつくて大変?辛さや苦労とその乗り越えから看護師との違いまで解説

産業カウンセラー

産業カウンセラーの資格は、一般企業で勤務する産業保健師に有利になる資格です。

近年は従業員のメンタルヘルスケアにも注力されており、産業カウンセラーの資格があることで、より充実した心のケアが出来ることを証明出来ます。

パソコン関連資格

ワードやエクセル、パワーポイントなどのパソコン関連資格があれば、業務管理をデータ上でスムーズに管理することが出来たり、資料作成など事務的な仕事を効率よく行うことが出来ます。

このようなパソコン関連の資格を所持すると、作業効率の上昇に繋がります。

パソコン関連資格を所持していることは、どの勤務先の保健師にも有利ですが、特に産業保健師の場合は、他の保健師よりも事務作業が多く発生するため、取得を目指すことで有利にもなり、スキルアップにもなります。

心理カウンセラー

心理カウンセラーを取得すれば、様々な年代の方の悩みに対して、より専門的な視点からアドバイスをすることが可能になります。

特に行政保健師の場合、乳幼児や子供、妊産婦から高齢の方まで、地域に住むさまざまな人を対象として職務に当たるため、有利な資格といえます。

同じ職場に長く勤続する

保健師はスキルや経験が重要な職種であるため、保健師としてのキャリアを長く続けていることが高い収入を得るために重要ですが、同時に同じ職場に長く勤務することも大切です。

同じ職場での雇用期間が長くなるほど、指導係や管理職などより責任のある地位での仕事を任されやすくなり、その分給料も上がります。

長く勤務をするためには、転職時に「長期で働ける環境かどうか」を見極めるが重要です。

職場の雰囲気はもちろんですが、通勤のしやすさや、産休や育休などが取りやすい環境かどうかも事前に把握しておきましょう。

転職サイトの活用もおすすめ

より高い収入を得るためには、転職して環境を変えることが有効になる場合もあります。

これまでの見出しで紹介したポイントを踏まえて、この見出しでは転職で年収アップを目指したい方におすすめ出来る転職サイトを紹介します。

ナース人材バンク

ナース人材バンク

※画像出典:ナース人材バンク公式サイト

ナース人材バンクの特徴
  • 利用者満足度97%
  • 年間10万人以上の看護師が利用
  • キャリアパートナーは看護師専門、地域専任

ナース人材バンクは、看護職に特化した転職サイトで、年間10万人以上の看護師が利用している転職サイトです。

利用者数が多い転職サイトですが、利用者満足度は97%というデータがあり、信頼性の高い転職サイトです。

ナース人材バンクは求人数が多いため、未経験可の求人や、正社員として転職したい方など、条件にあった求人が見つけやすいのが特徴です。

また、キャリアパートナーのサポートが手厚いことにも定評があり、キャリアパートナーは看護師専門として知識を豊富に持っています。 それぞれの地域に詳しい方が専任となるため、転職で失敗したくない方や、手厚いサポートを受けられる信頼できるサービスを利用したい方におすすめ出来ます。

幅広い求人から自分にあった転職先を見つけたい人に最適な転職サイトの1つといえます。

ナース人材バンクで転職先を探す!

レバウェル看護(旧:看護のお仕事)

レバウェル看護紹介画像

レバウェル看護(旧:看護のお仕事)の特徴
  • 求人数は10万件以上と最大級のサイト
  • 人に勧めたい転職サービスランキング第1位を獲得
  • 空いた時間で転職の相談ができる

レバウェル看護(旧:看護のお仕事)は、看護職に特化した求人サイトの中ではトップクラスの求人数を誇る転職サイトです。

人の勧めたい転職サービスランキングでも1位を獲得した経験がある、信頼性の高い転職サイトといえます。

求人数が多いため、自分にあった勤務先や条件のいい求人を見つけやすく、クオリティの高い求人に出会える可能性が高くなります。

レバウェル看護(旧:看護のお仕事)ではLINEを使った相談が出来るので、仕事をしながらでも気軽に転職活動が進められるのがポイントです。

レバウェル看護(旧:看護のお仕事)で求人探し!

マイナビ看護師

マイナビ看護師

※画像出典:マイナビ看護師公式サイト

マイナビ看護師の特徴
  • 5年連続看護師の転職サイト認知度N0.1
  • 業界最大級の求人数
  • 美容クリニックや応援ナースまで幅広い選択肢

マイナビ看護師は、人材派遣の大手マイナビが運営する、看護師に特化した転職サイトであるため、安心して利用することが出来ます。

2023年3月時点での求人数は、独占求人や非公開求人も含み約80,000件以上の取扱いがあり、業界最大級の転職サイトといえます。

取り扱う求人は病院だけでなく、美容クリニックや一般企業、応援ナースなど幅広い求人を取り扱っています。

求人先となる企業や医療機関などを実際に訪問し、職場の雰囲気や人間関係にも精通している担当者からサポートを受けることが出来ます。

マイナビ看護で転職する!

転職サイトがおすすめな理由

ここまでの見出しで紹介したように、保健師として高い収入を得るためには、長く働ける職場で勤務する必要があります。

しかし、長く働ける職場かどうかは、求人情報に記載されている情報だけでは判断できないものが多いです。

転職サイトを活用するメリットは、こうした求人情報に書かれている情報以外も、キャリアアドバイザーが把握している点にあります。

たとえば、内部事情に精通していて、退職理由などを把握している場合や、職場の雰囲気なども転職サイトを活用すれば得られる情報です。

また、アドバイザーと二人三脚で転職活動を進められるのも転職サイトの魅力です。

アドバイザーは求人の紹介や内部事情に精通しているだけではなく、応募の必要な書類の添削や面接対策をしてくれたり、条件の交渉を行ってくれたりします。

このように、転職サイトを活用すると一人で転職する場合には難しいこともアドバイザーがサポートしてくれるため、有利に転職活動を進めることが出来るのです。

保健師と看護師の給料・役割の違いについてまとめ

保健師と看護師の給料・役割の違いについてまとめ
  • 保健師と看護師は必要な国家資格が異なり、保健師は看護師免許の所持が必須
  • 保健師は予防医療が中心になり、看護師は医療的ケアを行うため、役割に大きな違いがある
  • 看護師は夜勤を行えば収入は保健師以上だが、夜勤なしの給与を比較すれば保健師のほうが高い

看護師と保健師は同じ看護職に属しますが、必要となる国家資格に違いがあり、保健師は看護師免許も必要になります。

保健師と看護師で大きく異なるのは、業務の違いで、主に担当することになる対象も異なります

この記事では様々な側面から収入の違いを解説しましたが、夜勤手当などの手当や賞与の違い、勤務先によっても違いが生まれるため、より高い収入を得たい場合には、ぜひこの記事を参考にして、転職も視野に入れてみてください。

おすすめ転職サイト3選

この記事は看護師に監修されています

看護師

城戸あき(しろと あき)

国立病院・大学病院で消化器内科、整形外科、内分泌内科を経験。現在は子育てと両立できるようフリーランスに転身し、医療ライターとして活動中。

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