介護施設の看護師を辞めたい理由とは|辞める際の基準や対処法・転職のポイントなど解説
この記事は看護師に監修されています
看護師
城戸あき(しろと あき)
「介護施設で働いてるけど、大変だから転職したいな・・・」
「介護施設から転職するにはどうすればいいんだろう・・・」
老人ホームなどの介護施設で働く看護師の方の中には、仕事に負担を感じ、転職を検討したいと考えている方もいるでしょう。
しかし、転職活動を始めようにも、どのようにすればよいかわからない方もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では介護施設で勤務する看護師の転職について解説します。
辞めたい理由についての体験談、職場を辞めるかどうか見極めるポイント、退職すべき職場の特徴、転職に失敗しない方法など、介護施設で勤務する看護師の転職について詳しくお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください!
看護師が老人ホームを辞めたい理由は「人間関係のトラブル」「責任が重く大変」「給与への不満」などがある
労働環境など、辞めたい原因が改善しないときには転職を考えよう
転職をする際の退職理由は「スキルアップのため」などポジティブなものにしよう
【体験談】看護師が介護施設勤務を辞めたい理由
介護施設での看護師の勤務は想像以上に大変なことが多く、中には仕事を辞めたいと思ってしまう看護師の方もいます。
そこで、この見出しでは、介護施設に勤務する看護師が辞めたくなってしまう理由について、実際に介護施設に勤務した経験を持つ看護師の体験談を紹介します。
責任が重く大変
施設によっては、看護師の人数が少ないことや、夜勤時には医療従事者が看護師一人だけである場合があります。
その場合、医療ケアをするかどうかの判断や緊急時の対応について、看護師が自分で判断しなければならないケースがあります。
医療機関との連携があるとは言え、自分の判断によって人の命が左右されるかもしれない責任の重さに耐え兼ね、辞めたくなってしまうことがあります。
人間関係でのトラブル
介護施設で働く看護師の中には、職場での人間関係が大きな悩みとなり、辞めたいと思う人もいます。
介護施設では、入居者との関わりはもちろん、介護士やケアマネージャーなどのスタッフ間でも普段から関わりを持ってチームを組んで働く必要があり、ときには考え方が違うスタッフとも一緒に働かなければならないことがあります。
他のスタッフとあまりにも考え方が合わない、相性が悪すぎるといった場合には、いじめに発展するなどのトラブルも考えられます。
たくさんの利用者を相手にする必要がある
有料老人ホームでは、入居定員によって看護師の人数が決められています。例えば、入居者が30人までは看護師が1名以上が必要で、入居者が50人多くなるごとに看護師がさらに1人配置される仕組みになっています。
※ただし住宅型・健康型有料老人ホームの場合はあてはまらない
つまり、看護師一人が担当する入居者の人数が多く、病院勤務時よりも負担となり悩みやストレスに発展する場合があります。
この問題を解消するには、介護職スタッフと連携することが非常に大切ですが、スムーズな連携ができずに仕事への負担を感じ、辞めたくなってしまうことがあります。
看護師も介護業務に携わる必要がある
介護施設はあくまでも介護をする施設ですので、介護施設で働く看護師は医療行為のみをしていればよいわけではありません。
介護施設では、看護師は入居者の健康管理などの他、介護士とともに介助を行うことも仕事内容の一つです。
そのため、病院看護師のように常に医療行為に携わるのではなく、介護に関わることが多いことに抵抗感を感じたり、本来したかった仕事ではないと不満を抱いてしまったりすることから、辞めたくなる人もいます。
残業やオンコール対応など行動制限が多い
介護施設の種類によっては、オンコール体制が敷かれている施設もあります。そのような施設に勤めている場合には、看護師がオンコール対応をすることは必須業務です。
そのため、オンコールを担当する際には、いつでもすぐに対応できるよう、通常業務が終了した後にも行動がいくつも制限されます。
また、オンコール対応をしたあとに徹夜明けの勤務がある場合もあります。オンコール対応のハードさを負担に感じ、辞めたくなる人は少なくありません。
給料が他の職場より低い
看護師は比較的給与が高い職業ですが、介護施設の給与は病院よりも低いことが一般的です。
介護施設での看護の仕事は体調管理などがメインであり、医療行為は少ないことや、介護業界の給与が全体的に低めであることが要因であるとは言えます。
しかし、看護師の資格を持っている以上、満足できる給与が欲しいと思い、介護施設での勤務は辞めたいと思ってしまうこともあります。
また、施設の種類によっても給与は異なるため、給与の低めな種類の施設にいる人が、さらに高い給与を求め、他の介護施設への転職を望むことも少なくありません。
今の職場と合わない
介護施設での看護師の仕事は、病院の看護師とは異なるものです。医療行為が少ないことや、入居者に対する看護の仕方など、さまざまな点で病院とは異なります。
そのため、特に病院から介護施設に転職して働き出した方の中には、仕事内容の差に戸惑ってしまう方がいます。
思っていた環境と違うことや、本来したかった仕事と違うなどが原因で「自分にはこの職場は合わない」と感じ、ストレスや不満が溜まって辞めたくなってしまう人がいるのです。
老人ホームを辞める際に基準にすべきポイント
ここまで紹介したような理由で職場を辞めたいと思っても、辞めると決心できない方もいるでしょう。
そこで、以下にチェックポイントをご紹介します。これに当てはまる場合には、退職を考えた方がよいでしょう。
労働環境の改善が見込めない
職場の労働環境が改善する可能性がない場合には、辞めた方がよいでしょう。
例えば、
休日が少ない
有給が取れない
残業手当がない
給与面などが契約と異なる
パワハラされている
このような場合には、職場環境は施設自体の問題であり、スタッフの努力では変わらない可能性が高いと言えます。自分で職場の環境を変える努力をするよりも、転職を考えた方がよいでしょう。
自身の人生設計からかけ離れている
看護師という資格を持っていても、介護施設の場合には勤務年数が長くなるほど必ず給与が上がるというわけではありません。施設によっては、給与の上限があり、この先いくら働いても給与のアップがないこともあります。
そのため、介護施設で長年勤務しベテランになっても、給与の面で期待ができず、働くモチベーションが維持できなくなることもあります。その場合は、その職場を辞めた方がよいと言えます。
人生設計と実際の給与面を考えたとき、結婚・子育て・教育などにかかる費用を自分の給与で賄えるかを考えると、給与面は大切な要素です。
自分の人生設計を考え、それを実現できる給与がもらえる職場を探すことは非常に重要だと言えます。
体調がすぐれない状態が続いている
先ほども述べたように、介護施設の看護師は病院の看護師とは仕事内容が異なることが多く、心身の負担を感じがちです。それが続くと、体調不良に陥ってしまうこともあります。
長い期間体調不良を抱えながら無理をして働くと、さらなる不調を招いてしまい、今後、別の職場で働くことも難しくなってしまうでしょう。
体調不良に陥ってしまうほど負担を感じるのであれば、今後のキャリアのためにも職場を辞めた方がよいでしょう。
生活に楽しみ・やりがいを見出せない
仕事だけではなく、生活でも楽しみや喜び、やりがいといった感情がわかなくなり、無気力になってしまっている場合には、退職を考えた方がよいでしょう。このような場合、うつ病など精神的な問題を抱えていることも考えられます。
介護施設での勤務は入居者の方の健康や命に関わるお仕事ですので、ご自身が心身の問題を抱えていたり、無気力状態でいたりすることで、入居者の方に影響を及ぼしてしまうこともあります。
ご自身の健康のためにも、そのような精神状態になってしまった場合は退職をおすすめします。
介護施設からの離職を考え直す方法
介護施設を辞めたくなる理由はさまざまあります。しかし、そのうちのいくつかは自分の行動を見直したり、改善したりするだけで辞めたくなる理由が解消されることもあります。
この見出しでは、介護施設からの離職を考え直す方法を解説します。
経験を重ねて自分の自信に
特別養護老人ホームでは医療依存度が高い方が多く、看護師が医療行為をする機会も多いため、重圧を感じて辞めたくなるケースがあります。
しかし、この点については、経験を積むことでスキルが身に付き、負担が軽くなる場合が多いのです。
介護施設の看護師は、施設によってオンコール対応が必須であり、慣れるまではストレスになって退職を考える人がいます。
経験を積むことで自分に自信がついてプレッシャーやストレスが軽減し、問題なく勤務できるケースもあるため、すぐに辞めてしまうのではなく経験を積んでいくという意識が大切です。
自分の行動を見直す
介護施設では、介護士と看護師が協力して介助などの仕事を行っていきます。そのことから、介護士との人間関係が上手くいかず、辞めたいと思う人もいます。
しかし、人間関係がこじれるときには、必ずしも相手が悪いわけではありません。まずは、自分に問題がないか考えてみましょう。
介護施設では、
看護師が介護士を見下していると思われている
病院の感覚で介護士に指示出しをする
介護士の手伝いをしない
などの理由で、介護士が看護師に苦手意識を持つ場合があります。医療的なことを指導する場面はありますが「介護士も看護師と同じ利用者をサポートする専門職」として、尊重する気持ちを持ち続けることが大切です。
自分の時間を大切にする
仕事でのストレスにより辞めたいと思うときには、プライベートが充実していない場合があります。
プライベートが充実していないと感じる方は、プライベートで楽しみを見つけ、ストレスの発散をしましょう。
介護施設で働く看護師は、残業や夜勤が少ない、もしくはない場合がほとんどですので、プライベートを充実させやすいと言えます。
趣味や家族との時間を大切にし、仕事と生活を切り分けて考えれば、仕事を辞めたい気持ちがなくなることもあるでしょう。
研修への参加を考える
看護師としての経験値やスキルが向上しないことで悩んでいる方は、日本看護協会などが主催している研修に参加することをおすすめします。
介護施設では医療行為をする機会が病院よりも少ないため、看護師としてのキャリア面で不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、近年では企業や行政が介護施設で働く看護師向けに多くの研修を開催しています。オンラインで気軽に参加できるものや、無料の研修も多くあります。定期的に研修に参加していれば、看護師として知識の更新やスキル面での成長も期待できるでしょう。 ぜひ研修に参加してみてください。
職場を変えることで改善がみられる場合も
上記の見出しで述べたような方法を試しても、まだ仕事を辞めたい気持ちが改善しない場合、職場を変えることを考えてもよいでしょう。
以下にあげる問題がある場合、転職することにより、よい労働環境で働けることがあります。
人間関係に問題がある場合
職場の人間関係で悩み、改善をしようと努力しても何も変わらない場合は、職場を変えてもよいでしょう。
そのような人間関係の職場で働くことは、ご自身の健康に差し支えることはもちろん、入居者の方々へ適切な対応ができなくなる恐れもあります。
そのようなリスクを抱えながら無理をして働くよりも、新しい環境で新しく人間関係を作り上げる方がよいと言えます。
給料など待遇に納得がいかない場合
あとで詳しく述べるように、介護施設は施設の種類や持っている資格により、給与の額が大きく変わります。
給与などの待遇面で納得できないと「仕事に真剣に取り組めない」「働くモチベーションがなくなってしまう」といった悩みを抱えてしまうでしょう。
そのような方は、給与が高めの施設を調べ、そちらへの転職を考えてもよいでしょう。
現状の働き方では難しい場合
介護施設には、特養、老健、有料老人ホーム、グループホームなどさまざまな種類があります。
また、勤務形態も施設によって異なるため、どのような施設で働くかは大変重要な問題です。
現在の職場では自分の希望する働き方ができない場合には、希望と合う仕事内容の施設に転職することをおすすめします。希望と合う施設を見つけるためには、転職サイトに登録するのがよいでしょう。
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学研ココファンでは、一緒に働く看護師の方を随時募集しております。
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円満に現在の職場を辞める方法
退職を決めたら、現在の職場を辞めることについても考えなければなりません。
円満退職をするのが望ましいですが、そのためにはどのようなポイントに気を付ければよいのでしょうか。
早めの申し出をしておく
介護業界は現在人手不足が問題化しており、新しい人材を採用するには時間がかかります。
特に看護師の場合は、入居者の健康管理などの重要な仕事があるため、看護師がいなくなることは避けなければなりません。
そのため、退職を決めたら職場には早めに伝えるようにしましょう。目安としては、就業規則で定められている期間よりも余裕を持った時期に伝えるのがよいでしょう。
ポジティブな退職理由を伝える
全ての職種に言えることですが、退職理由が人間関係、給与面などのネガティブなものである場合、職場に伝える退職理由は正直に言わなくても問題ありません。
正直に伝えてしまうと、退職日まで職場に居づらくなってしまいます。退職理由は、家庭の事情などと濁したり、スキルアップをするためなどのポジティブな理由にしたりして、退職日まで円滑に働けるようにしましょう。
看護師が転職に失敗しないためにすべきこと
他の介護施設に転職する場合でも、介護施設から他の職場に転職する場合でも、転職に失敗しないためには以下のポイントを押さえておくようにしましょう。
給料の希望を明確に持っておく
転職活動をする際には、希望の給与額を決めましょう。そして、希望の給与額の求人かどうかしっかり確認しておく必要があります。
しかし、求人票に好条件が書いてあったからといって、実際に働いてみると条件が異なっているケースがないとは言えません。
転職サイトなら、転職を希望する職場の実際の給与について情報を得ていることが多いです。
希望の給与を転職サイト側に伝え、自分の希望に合った職場を見つけましょう。
参考として、以下の記事では看護師の平均年収を紹介しています。
どんな働き方が自分に合うのか考える
介護施設は、施設によってさまざまな勤務形態や仕事内容があります。例えば、医療ケアを積極的にしたい方は、看護師がさまざまな医療行為を行う特養や老健、介護医療院などの施設がよいでしょう。
また、介護施設は大規模なところから、少人数の定員制をとっているところまでさまざまです。介護施設内のみで働く場合や、利用者の自宅まで訪問する居宅サービスもあります。
自分に合った働き方は何なのかあらかじめ考えておき、条件に合う施設で働きましょう。
自身のスキル・経験を再確認する
介護施設で働いている看護師の方の中には、病院看護師ほど医療行為を行わないため、看護師としての自信がなくなってしまう方がいるかもしれません。
しかし、介護施設で働く看護師、特に特養で働いている看護師の方は医療行為が多く、入居者の方への対応にも慣れています。
このように、ご自身のスキルや経験を客観的に再確認すれば、長所になる点はあるはずです。その点を活かし、自信を持って転職活動を行いましょう。
介護施設の常勤・非常勤看護師の給料
ここからは、介護施設で働く看護師の常勤・非常勤での給料について紹介します。
<常勤看護師の平均給料>
施設の種類 | 正看護師 | 正看護師 | 准看護師 | 准看護師 |
---|---|---|---|---|
特別養護老人ホーム | 422,652円 | 5,071,824円 | 382,542円 | 4,590,504円 |
介護老人保健施設 | 448,962円 | 5,387,544円 | 382,799円 | 4,593,588円 |
有料老人ホーム | 427,972円 | 5,135,664円 | 375,933円 | 4,511,196円 |
グループホーム | 397,611円 | 4,771,332円 | 319,635円 | 3,835,620円 |
デイサービス | 354,319円 | 4,251,828円 | 326,620円 | 3,919,440円 |
訪問看護 | 440,368円 | 5,284,416円 | 352,006円 | 4,224,072円 |
看護小規模多機能型居宅介護 | 414,406円 | 4,972,872円 | 354,842円 | 4,258,104円 |
<非常勤看護師の平均給料>
施設の種類 | 正看護師 | 正看護師 | 准看護師 | 准看護師(時給) |
---|---|---|---|---|
特別養護老人ホーム | 375,894円 | 2,237円 | 349,664円 | 2,081円 |
介護老人保健施設 | 362,987円 | 2,160円 | 334,143円 | 1,988円 |
有料老人ホーム | 375,101円 | 2,232円 | 342,629円 | 2,039円 |
グループホーム | 339,533円 | 2,021円 | 299,425円 | 1,782円 |
デイサービス | 327,058円 | 1,946円 | 291,242円 | 1,733円 |
訪問看護 | 369,186円 | 2,197円 | 319,074円 | 1,899円 |
看護小規模多機能型居宅介護 | 347,775円 | 2,070円 | 292,644円 | 1,741円 |
※平均給与額には、手当や一時金が含まれています。
※常勤換算1人あたりの給与費です。
上記の費用は平均であり、施設や勤続年数によって給料に差はあります。ご自分が求める給料の目安にするため、参考にしてください。
介護施設からのおすすめ転職先
転職を検討するときには、自分が希望する働き方に合っているかどうかが需要なポイントです。
ここからは、働きやすい施設をご紹介します。
訪問看護ステーション
訪問看護ステーションは、自宅で看護やケアが必要な患者さんのために、看護師が直接自宅を訪問してサービスを提供する施設です。通常、医師の指示のもとで、個々の患者に合わせた看護計画を立て、実施します。
訪問看護ステーションでの看護師としての仕事内容は多岐にわたります。主な業務には、患者の健康状態をチェックし、薬の管理や必要に応じて傷の手当てや点滴などの医療処置を行う「個別ケアの提供」が含まれます。
また、「健康指導・相談」として、患者やその家族に対して、健康管理や病状に関するアドバイスを行い、日常生活での注意点を指導します。これに加えて、「リハビリテーションの支援」も重要な役割であり、患者の機能回復訓練の補助や指導を行います。
訪問看護の仕事内容に関してはこちらの記事でも紹介しています。
外来看護師
外来看護師とは、文字通り病院の外来で働く看護師を指します。個人病院やクリニックは日中のみの診察時間であり、夜勤やオンコール対応はありません。
また、介護施設とは異なり介助がほとんどないため、体への負担なく働くことができます。
スタッフが少ない場合には、電話応対や雑務なども看護師の仕事となりますが、その点に抵抗がなければ外来看護師もおすすめです。
デイサービス
デイサービスは、日中に利用される通所施設です。そのため、夜勤やオンコール対応がなく、日勤のみを希望する方に向いています。
デイサービスの利用者は要介護認定はされていますが、要介護度が比較的低い方々が多いです。自分で日常生活が送れるようになる「自立支援」を目的としている施設であるため、リハビリやレクリエーションが行われています。
そのことから、スタッフの仕事は日常生活介助、機能訓練、レクリエーションがメインになります。
医療行為や緊急時の判断などのプレッシャーを感じることなく、楽しみながら働きたい方におすすめです。
デイサービスでの仕事内容について、以下の記事で詳しく紹介しています。
希望通りの転職のためにサイトの活用を
ここまで述べたように、現在の職場で不満を感じている方は、転職をする選択肢もあります。
転職を上手く進め、希望通りの職場で働くには、転職サイトを利用するのがおすすめです。
ここでは、おすすめできる転職サイトを3つ紹介します。
レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
相談のしやすさNo.1
求人数15万件以上と非常に豊富 ※2024年10月時点
LINEでも相談可能
「レバウェル看護(旧:看護のお仕事)」は、看護師・准看護師・保健師・助産師の資格を持っている方を主な対象とした転職サイトです。
その他にも、多種多様な求人を掲載しており、自分に合った転職先を見つけることができます。
「相談のしやすさNo.1」を獲得するなど、サービスの信頼度が高いことが特徴です。
また、「レバウェル看護(旧:看護のお仕事)」は、2024年度の求人数が15万件以上である点でもおすすめできます。
サイトに登録すれば公開求人が閲覧できるほか、求人を絞り込み検索できたり、施設からのインタビューがある求人も閲覧できたりします。また、ヒアリングからの求人紹介も可能です。
施設からのインタビュー付きの求人では、インタビューの他、スタッフの平均年齢、スタッフの性別の割合、休日・残業についてなど、施設のことを詳しく知ることができるため、どのような職場か把握できます。
もちろん「レバウェル看護(旧:看護のお仕事)」では、インタビューがない一般の求人でも職場環境についての情報を持っているので、どのような施設なのかは応募する前に知ることができます。
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)
引用元:ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)公式サイト
累計100万人以上の看護師が利用しているサイト
求人数20万件以上(2024年10月時点)
2025年 オリコン顧客満足度®調査 看護師転職 3年連続 No.1
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)は、2005年の創設以来、累計100万人以上の看護師の方に活用されている人気のサービスです。
求人数は20万件以上と非常に多く、提供するサービスのクオリティも高い点も大きな魅力となっています。
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またナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)では、看護師専門・地域専任のキャリアパートナーが条件交渉まで行ってくれるので、できるだけ好条件で転職したい方にもおすすめです。
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マイナビ看護師
引用元:マイナビ看護師公式サイト
大手人材紹介会社のマイナビが運営
5年連続看護師の転職サイト認知度No.1(※)
求人数は80,000件以上(独占求人を含む)
※看護師を対象とした人材紹介サービス14ブランドにおける調査結果(GMOリサーチ株式会社)(2021年7月)
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担当のキャリアアドバイザーが、親身に相談に乗ってくれたというように、担当者のサポート力の高さを絶賛する声が多くみられます。
相談の際は、電話・web・直接の中から、自分に合った方法を自由に選択することが可能です。
看護師が老人ホームを辞めたいときについてまとめ
転職をする際には、希望の給与面や仕事内容などをしっかり把握しておこう
仕事や生活に楽しみ・やりがいを感じないほど無気力になったときは転職すべき
希望の職場で働くためには、看護師の転職サイトを活用するのがよい
介護施設で勤務する看護師の仕事は、大変ではありますがやりがいのある仕事です。
しかし、入居者の方の健康や命に関わる業務にプレッシャーを感じ、転職したいと感じる方は少なくありません。
また、介護業界は給与面などの待遇がよいとは言えないので、その点で満足できない方もいます。
その場合には、よりよい職場で働くために転職活動を始めることをおすすめします。転職活動をより有利に進めるためには、転職サイトを活用するのがよいでしょう。
介護施設から転職するか迷っている看護師の方は、ぜひ転職活動を始めて希望の職場を見つけましょう!
この記事は看護師に監修されています
看護師
城戸あき(しろと あき)
国立病院・大学病院で消化器内科、整形外科、内分泌内科を経験。現在は子育てと両立できるようフリーランスに転身し、医療ライターとして活動中。