看護師の働き方|職場の種類や仕事内容・働き方改革についても解説

「看護師はどんなタイムスケジュールで勤務する?」

「看護師の働き方改革はどんなものがある?」

高齢化が進む日本では、在宅看護や地域包括ケアの拡充など、看護師が活躍できる場も多様化しています。

看護師は病院勤務を選択する人が大半ですが、介護施設や教員になる看護師もいます。

今回の記事では、看護師の働き方や職場の種類、仕事内容について詳しく解説するとともに、看護師の働き方改革まで詳しく解説しています。

看護師の働き方・職場の種類や仕事内容についてざっくり説明すると
  • 看護師が活躍する勤務先は病院以外にもある
  • 二交代制など交代勤務になる職場が多い
  • 給料が高い水準にあり、将来性も見込める職業
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看護師の働き方・勤務形態を紹介!

看護師夜勤

こちらの見出しでは、看護師の働き方や、勤務形態を詳しく解説していきます。

多くの看護師は総合病院や個人医院、診療所などの医療機関で勤務をしています。

看護師の労働状況は厳しい場合が多く、病棟担当になると24時間体制で勤務する必要があり、夜勤や休日出勤になる交替制のシフト勤務をしているところが多いです。

働き方の例1:夜勤あり(交代制)

入院設備がある病院では、24時間対応が必要になるため、シフト制で交代勤務が行われています。

交代制勤務には、大きくわけて2交代制と3交代制があります。

それぞれの特徴を詳しく解説します。

2交代制

2交代制は日勤と夜勤の2つのシフトパターンに分かれて勤務する方法です。

日勤と夜勤が12時間ずつに分かれる場合と、日勤を8時間、夜勤を16時間などに分ける方法があります。

2交代制勤務は夜勤を伴う職場の、20~40%で採用されている一般的な働き方です。

中には2交代制と3交代制を混合して行っている職場もあります。

以下の表に、2交代制のメリットやデメリット、おすすめ出来る人をまとめました。

メリット 生活リズムを整えやすく、夜勤の次の日が休みになるため、ライフワークバランスが整いやすい
デメリット 長時間労働になる場合もあり、心身の負担が大きくなる。
十分な仮眠や休息が取れないこともある。
こんな人におすすめ ・高い収入を求めている人
・プライベートを充実させたい人

3交代制

3交代制は、日勤・準夜勤(遅番)・深夜勤(夜勤)と分かれて、時間の区切りは職場によって異なりますが、それぞれを8時間ずつに分けたり、深夜勤を長く取ったりする場合があります。

基本的には1回の勤務時間は2交代制に比べると短くなります。

体力的には2交代制より負担は少なくなりますが、3交代制ならではのデメリットもあります。

メリット 2交代制より勤務時間が短いため、勤務に集中出来る。
体力的にゆとりを持てる
デメリット 夜勤明けの休みが短い。
深夜に出勤したり、帰宅が深夜になることがある。
こんな人におすすめ ・勤務時間を短くしたい人
・公共交通機関以外で通勤が出来る人

働き方の例2:常勤(日勤のみ)

フルタイムでの働き方を常勤と呼びます。

原則、1週間に最大40時間ほど勤務を行います。

以下の表に、常勤(日勤のみ)のメリットやデメリットをまとめました。

メリット ・夜勤がない
・週2日ほど休みが取れる
・福利厚生がしっかり整っていることが多い
デメリット 夜勤手当がないので、夜勤をするより収入が少なくなる
こんな人におすすめ ・規則正しい生活をしたい人
・シフトの調整がしやすい職場で勤務したい人

働き方の例3:夜勤専従

24時間体制での勤務が求められる病棟や、介護施設では、夜勤のみを行う夜間専従という働き方があります。

原則、夜勤のみを専門的に行い、日勤に入ることはありません。

メリット ・出勤日数が少なくても高収入に繋がる
・交代制で夜勤に入るより生活リズムを整えることが出来る
デメリット ・昼夜逆転生活を続けることで体調を崩すことがある
・夜勤は人員が減るため、知識やスキルがあり、対応力が求められる
こんな人におすすめ ・人間関係を気にせず働きたい人
・高い収入を得たい人

働き方の例4:非常勤(パート・アルバイト)

パートやアルバイトとして勤務する看護師を、非常勤看護師と言います。

1週間の労働時間は40時間未満であることが多く、給料は時給制で計算されます。

メリット ・ライフスタイルに併せて働ける
・勤務日数や時間を調整して柔軟に働ける
デメリット ・勤務条件次第で社会保険に加入出来ない
・賞与や退職金が支給されない場合が多い
こんな人におすすめ ・自由度の高い働き方をしたい人
・仕事と家庭を両立させたい人

看護師の働く場所を紹介!

看護師勤務先

看護師の大半は病院勤務をしていますが、他の施設で働く看護師もいます。

この見出しでは、看護師が勤務する主な職場を紹介します。

職場の例1:一般病院

「病院」として分類されるのは、複数の診療科目があり、入院設備がある中規模以上の医療機関を指します。

一般的に看護師のキャリアは、こうした病院からスタートします。

一般病院では、看護師が診療の補助を行ったり、採血や測定などを行います。

大きな病院になると、病棟と外来で看護師の仕事が分かれます。

複数の診療科がある病院では、看護師の仕事が担当する診療科によって異なります。

外来看護師は効率よく外来診察を進める力が求められ、病棟看護師は入院患者の生活上の不安を医療的・精神的な両側面から支えるスキルが必要になります。

一般病院の場合、看護師が行う医療行為は多いため、看護師としての経験を積んでスキルアップをすることが出来ます。

小規模な病院では、外来と病棟の両方をこなすことがあるため、幅広い知識を身に付けることが可能です。

職場の例2:大学病院

大学病院は、国立大学や私立大学や研究機関の付属病院として位置づけられる病院です。

最先端の医療や、高度な医療技術が提供される病院で、専門的な診察を行います。

大学病院には複数の診療科があり、細分化されていることも特徴です。 看護師の主な仕事は、バイタルチェック・巡回・患者の身の回りのケア・記録など、一般的な看護師の業務を行い、それぞれの診療科にあった仕事を行います。

大学病院の場合には、院内で勤務する研修医が多くいるため、採血や注射といった医療行為が看護師が行うことが限定されることがあります。

大学病院は教育や研究を行う機関であるため、看護師に対しても教育がしっかり行われます。看護師として成長し、専門性を向上させるための魅力的な環境と言えます。

最新の医療技術やスキルに対する習得が可能で、特定分野に特化した専門性を身に付けることも出来ます。

職場の例3:診療所

診療所はクリニックとも呼ばれる、比較的小さな医療機関です。

少ない従業員で運営していることもあり、看護師がこなす業務は病院よりも幅広くあります。

通常の看護業務に併せて、診察の準備や事務作業なども行うことがあります。

医療行為も高頻度で行うことがあるため、スキルを身に付けることは出来ますが、重篤な症例は一般病院などに任せるため、経験することは少ないです。

クリニックは入院設備がないため、日勤のみの勤務となり、体力的にゆとりを持って働くことが出来ます。

クリニックの中でも、美容クリニックは人気が高い傾向にありますが、施術や物販の販売ノルマがあることもあります。

達成度に応じてインセンティブの支払いがあることもあり、収入が高い職場でもあります。

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職場の例4:介護保険施設

介護老人保健施設(老健)や、特別養護老人ホーム(特養)といった介護保険施設にも、看護師が配置されています。

介護保健施設では、看護師は利用者や入居者の健康管理を行う他、施設の職員に対しての健康指導も担当します。

介護職員や医師との連携が必要になったり、利用者やその家族とのコミュニケーションも求められる職場です。

介護保健施設では、日常業務も病院ほど忙しくなく、残業も少ないですが、医療行為が限られるため、看護師としての手技やスキルを磨きたい場合など、スキルアップは望めない職場です。

また、常駐の医師がいない施設も多いため、緊急時の対応力が必要になる他、責任が重い職場でもあります。

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職場の例5:訪問看護ステーション

訪問看護ステーションは、自宅に暮らしている患者や施設などを訪問して看護を行う看護師の拠点となる事務所です。

訪問看護は主治医の指示のもとで、看護サービスを行います。

看護師は薬管理や点滴、バイタルチェックなどを行ったり、生活上のアドバイスを行います。

訪問看護師は医師や介護職員などの他業種との連携が求められる他、訪問先の家族との関わりやサポートも必要になり、コミュニケーションスキルが求められます。

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職場の例6:保健所・保健センター

保健所や保健センターで勤務する看護師の仕事内容は、地域の人々の健康相談を実施したり、健康診断や予防接種の実施が主な仕事内容となります。

病気の治療に携わるような看護よりも、予防看護が中心となります。

保健所や保健センターは地方自治体が運営する施設であるため、こうした施設で働く場合は、地方公務員として勤務することになります。

基本的に日曜日や祝日が休みとなり、日勤のみの勤務になる場合が多いため、プライベートとの両立がしやすいのが特徴です。

職場の例7:保育園

保育園で勤務する看護師の仕事内容は、主に園児の健康管理や、集団感染の予防などです。

抵抗力が弱い乳幼児は基本的な感染対策を十分に行うことが出来ず、感染症が流行しやすくなります。

看護師は園児の手洗い指導などを実施し、子供やその家族、保育士などに感染対策を働きかけて予防を行います。

こうした業務の他、保育補助に入ることもあります。

保育園での勤務は、看護師業務以外をすることが多くなるため、医療スキルや新たな医療知識を身に付けることが難しくなります。

保育園勤務は日勤のみで、日曜日や祝日が休みになることが多いです。

保育園での看護師業務は、子供たちの健康と安全を保障する重要な役割を果たします。保育園での勤務は、日勤のみで休日も確保しやすい一方で、幅広い業務に携わることとなります。

保育園で働く看護師の仕事内容は?園内の役割や通常のナースとの違いを解説

職場の例8:企業

一般企業で働く看護師を、企業看護師や産業看護師と言います。

大規模の企業では看護師が常駐しており、企業で働く人やその家族の健康をサポートする役目を担っています。

応急処置程度の医療行為はありますが、基本的には予防看護や、公衆衛生の管理、健康診断の実施や保健指導などが主な仕事内容となります。

企業の休みに併せての勤務になりますが、日曜日や祝日が休みになる場合が多く、夜勤がありません。

医療行為がほとんどないため、看護師としてのスキルの習得は難しいですが、ゆとりのある働き方をすることが出来ます。

また、事務作業が多くなるため、PCスキルが必要になる場合もあります。

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職場の例9:看護大学などの教員

看護師の勤務先には、病院などの医療機関以外に、看護大学や看護学校などで教員になる手段があります。

仕事内容は、主に指導者として看護について学ぶ学生に対しての授業を行い、学科科目や実践を教えることです。

授業以外にも、資料を作成したり、手技を確認したりといった事前準備、生徒との面談、教職員のミーティングといった業務もあります。

看護師としての知識を活かして働くことが出来るので、看護師のセカンドキャリアとして選択する人もいます。

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看護師の仕事内容を解説

外来看護師

看護師の仕事内容は多岐に渡り、勤務先によっても差がありますが、基本的には療養上の世話と、医師の診察補助の2種類に分けることが出来ます。

この見出しではそれぞれの仕事内容を詳しく解説します。

療養生活の援助での仕事内容

療養生活の援助では、病気や怪我で日常生活を送ることが困難な患者、妊産婦、高齢者などの療養生活をサポートします。

具体的な仕事内容には、

  • 排泄のサポート(排泄介助やおむつ交換など)
  • 入浴のサポート(入浴介助や洗髪など)
  • 食事のサポート(食事介助や嚥下訓練など)
  • 移動のサポート(車いすへの移乗や歩行支援)
  • 体位変換

などがあります。

また、健康相談を行うこともあります。

療養上の世話が仕事のメインになるのは、病院の病棟勤務や、介護施設などで勤務する場合です。

患者の診察補助での仕事内容

患者の診察補助は、医師の指示に従って診察が円滑に進むようサポートしたり、検査のサポートや実施、手術のサポートなどを行います。

具体的な仕事内容には、

  • バイタルチェック(体温・脈・血圧の計測と記録)
  • 注射・点滴・吸引などの医療行為
  • 医薬品や医療機器の管理(補充や準備など)
  • 患者の状態の観察
  • ナースコールの対応

このような仕事があります。

主に病院勤務で、外来勤務の場合に多く実施する仕事が含まれます。

看護師の1日の生活はどんな感じ?

この見出しでは、2交代制シフトを例にして、日勤と夜勤のタイムスケジュールを紹介します。

日勤の場合

2交代制の日勤のタイムスケジュール例です。

時間 仕事 仕事の詳細
7:30 出勤 出勤後着替えて、担当患者のカルテを確認する。
8:00 申し送り 夜勤看護師との申し送り、引継ぎを行う
8:30 午前業務 バイタルチェック、点滴準備や交換をする<BR>排泄介助、食事介助、体位交換<BR>手術や検査の患者を送迎
11:30 昼休憩 交代で1時間の休憩
12:30 午後業務 午前と同様の業務を実施<BR>カルテの記録など事務作業<BR>翌日の準備、入退院の手続や準備など
16:00 申し送り 夜勤看護師に申し送り、引継ぎを行う
16:30 退勤

夜勤の場合

2交代制の夜勤のタイムスケジュール例です。

時間 仕事 仕事の詳細
15:30 出勤 出勤後着替えて、担当患者のカルテを確認する。
16:00 申し送り 日勤看護師との申し送り、引継ぎを行う
16:30 業務開始 バイタルチェック、点滴準備や交換をする<BR>排泄介助、食事介助、体位交換<BR>配薬や内服の確認
20:00 就寝準備 配薬、就寝の準備、トイレ介助など
20:30 消灯 ラウンド、患者1人1人を回り確認
22:30 記録作成 カルテ整理や看護記録の作成
23:30 休憩 交代で休憩<BR>仮眠を取る場合もある
1:00 巡回 ラウンド、おむつ交換や体位交換、点滴交換など
6:00 起床 起床、バイタルチェック
6:30 朝食 配膳、配薬など
8:00 申し送り 日勤看護師との申し送り、引継ぎを行
8:30 退勤

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看護師の給料はどのくらい?

厚生労働省が発表した「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均月給は約35万円と発表されています。

この結果を12ヵ月分に計算して、年間賞与や特別給与額の86万円を足した年収が、約508万円になります。

出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

看護師は全業種から比較しても給料が高い水準にありますが、勤務地や勤務先の形態にもよります。

初任給は高い傾向にありますが、その後の上昇はゆるやかなのが特徴です。

夜勤手当が大きく影響するため、収入アップを目指すなら夜勤がある勤務先を選ぶのがおすすめです。

また、キャリアアップや管理職への昇進も給与アップに繋がる可能性があります。自身の目標や給与面での希望に合わせて、適切なキャリアプランを検討することが重要です。

看護師の年収についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

【2024年最新】看護師の平均年収はいくら?手取りや初任給・年収アップの方法まで解説

看護師になるには資格が必要?

看護師になるためには、看護師免許が必要です。

看護師免許は国家試験であり、試験に合格する必要があります。

看護師国家資格を受験するためには、専門教育を修了しなくてはなりません。 この見出しでは、選べる3つのルートと、国家資格について詳しく解説します。

免許を取るまで

看護師になるには

看護師国家試験に合格して看護師となるためには、まず国家資格の受験資格を得ることになります。

受験資格を得るためには、大きく分けて以下のような3つのルートがあります。

  • 高校卒業後、看護系大学や専門学校で学ぶ

高校卒業後、看護大学や短期大学、看護学校などの専門学校に進学し、受験資格を得るルートです。

  • 中学卒業後、看護師養成課程がある学校に進学する

中学卒業後、一般的な高校にあたる看護師養成課程校で5年間学び、受験資格を得るルートです。

  • 中学卒業後、准看護士免許を先に取得する

中学卒業後、高校衛生看護科や准看護師学校で2~3年間学んだのち、准看護師免許を取得します。

その後、看護系短期大学や専門学校で2年間学んで看護師国家資格を受験するルートです。

看護師国家試験の合格率はどのくらい?

看護師国家試験合格率

上のグラフのように、看護師国家資格の合格率は90%前後で推移しており、他の国家資格に比べると高い合格率を維持しています。

厚生労働省が発表している、看護師国家試験の合格発表から、直近の看護師国家資格の合格者を以下の表にまとめました。

受験者 合格者数 合格率
全体 64051人 58152人 90.8%
新卒者 58911人 56276人 95.5%
既卒者 5140人 1876人 36.5%

出典:看護師国家試験の合格発表(第112回)厚生労働省

上記の表からもわかるように、新卒者と既卒者では合格率が大きく異なります。

浪人すると、場合によっては1年間働きながら勉強しなくてはならず、十分な勉強時間を確保できなかったり、モチベーションの低下に繋がったります。

十分な勉強時間が確保出来ている新卒は、合格率が90%を超える結果になっています。

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看護職の働き方改革で何が変わる?

働き方改革とは、個々の事情に応じて多様で柔軟な働き方を自分で選択できるようにするために、国が進めている改革です。

国の働き方改革を受けて、看護業界でも制度の見直しや、職場ルールの見直しが行われるようになりました。

この見出しでは、看護師の働き方改革について解説していきます。

有給休暇を年5日取らなければならない

看護師は人材不足によって有給が取得しづらかったり、受け持っている患者がいることで休みづらかったりする職場もあります。

しかし、休みがとりづらいことは人手不足になる要因でもあり、需要と供給のバランスを整えるためにも、看護師の有給休暇の取得を気味付けるルールが設けられました。

年間5日以上の有給休暇取得が義務付けられています。

有給休暇の取得は、働き手となる看護師からの申し出だけではなく、勤務先から時期を指定して取得してもらう方法もあります。

時間外労働の上限ができる

時間外労働に対して、罰則付きの上限規制が導入されています。

時間外労働の上限は、原則月45時間、年間360時間というルールがあります。

36協定を締結することで、上記の原則を超える労働も可能ですが、上限として年720時間以内という決まりがあります。

36協定を締結せずに上限以上の時間外労働をさせると、労働基準法違反になります。

労働時間の記録が義務付けられる

労働時間の状況を正確に把握したり、実効性の確保をするため、タイムカードやICカードを利用して、客観的な方法での勤務時間の把握が必要です。

出退勤時刻が記載されていない、押印方式の出勤簿を取り入れている場合には、出退勤記録が明確に記載される出勤簿に切り替えが急務とされています。

出退勤時刻を記録し、労働時間を明確にすることで、不本意な残業やサービス残業などの実態を把握することに繋がります。

看護師に将来性はある?

厚生労働省が発表した平成26年の看護職員の現状と推移によると、平成11年には約100万人程度だった看護職員は、平成24年に約150万人まで増加しています。

団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年問題など、高齢化が進む日本では医療や介護の充実が急務となっており、看護師の需要も増加傾向にあります。

しかし、厚生労働省の試算では、2025年に10万人~30万人ほどの看護師不足が予想されています。

出典:厚生労働省|看護職員の現状と推移

療養の場の多様化や、地域包括ケアの促進といった影響によって、看護師が活躍できる場は広がりを見せており、看護職は将来性のある職業だといえます。

看護師の将来性に関して、以下の記事で詳しく解説しています。

【2024年】看護師の将来性は?仕事内容や今後の需要・取得がおすすめの資格まで紹介

看護師におすすめの転職サイト

この見出しでは、看護師が転職する場合におすすめの転職サイトを紹介します。

ナース人材バンク

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※画像出典:ナース人材バンク公式サイト

ナース人材バンクの特徴
  • 年間10万人以上の看護師が利用
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  • 看護師専門・地域専任のキャリアパートナー

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レバウェル看護紹介画像

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マイナビ看護師

マイナビ看護師

※画像出典:マイナビ看護師公式サイト

マイナビ看護師の特徴
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働き方や勤務形態に不安があれば転職も視野に入れる

看護師としての働き方や、勤務形態に不安や不満がある場合には、同じ職場で診療科の転科や、転院で解決する場合もあります。

しかし、職場のパワハラや賃金の未払いなど問題があり、心身に異常が出る場合には、無理して働く必要もありません。

働き方に不満や不安があれば、転職を視野に入れるのも解決策としておすすめです。

上の見出しで紹介した転職サイトは、専任の担当者が付き転職をサポートしてくれます。

自分にあった転職先も紹介してくれるため、理想の働き方に繋がる可能性が高くなります。

看護師の働き方・職場の種類や仕事内容についてまとめ

看護師の働き方・職場の種類や仕事内容についてまとめ
  • 看護師の勤務先は多岐に渡るが、キャリアのスタートは病院からであるのが一般的
  • 給料は全職種の中でも高い水準にあるが、初任給からの大幅の上昇がない
  • 働き方改革によって時間外労働の上限や、勤務時間が明確化されるようになっている

看護師としてのキャリアのスタートは病院からであるのが一般的ですが、看護師が活躍できる職場は多岐に渡ります

夜勤を伴う施設では交代制勤務を取り入れており、希望にあった働き方が出来る勤務先を選ぶことで、長く続けるきっかけにもなります。

看護師の働き方が多様化する一方で、自分にあった勤務先を見つけるなら転職サイトの活用もおすすめです。

この記事を、看護師の働き方の参考にしてみてください。

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